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2002年02月28日(木)
2002年2月28日。

週刊SPA!3月5日号「『仕事が終われば一人ぼっち』生活のナゼ!?」より抜粋。

商社で事務をやっているという、28歳の女性のコメント。
「買い物自体は昔から好きだけど、店員から『何をお探しですか?』とか、話しかけられるのに耐えられない。でも、インターネットならそんなわずらわしさもないし、好きなときに好きなものを買えるから」
現在、通販で購入したアイテムは、下着から化粧水、ウィッグやスリッパ、家具、カーテンに至るまでなんと1000点以上。まさに、生活すべてがネット通販に委ねられている。

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この記事、なかなか興味深く読んだのだけれど、記事から伝わってくるのは、この編集者は、こういうのを「異常」だと感じているんだなあ、ということ。他にも、休日は一日家にこもってネットをしている人やひきこもり用の部屋を借りている主婦などが出てきます。
 でも、僕はSPA!のライターが感じているような「異常性」を全然感じないんですけど、これを読んでも。まあ、こういう人もいるよね、くらい。
この人たちは、仕事後の付き合い(呑み会)にも参加しないし、休日に友達と会ったりもしない。でも、仕事はきちんとやっているし、仕事上ではむしろ愛想がいいくらい。こういった一人になりたい気持ちが、その「気配りの反動」なのかどうかは、よくわからないのですが。
 僕も店員に話しかけられるのはわずらわしいと思ってしまうのですが、なぜかと考えると「買ってあげないといけないんじゃないだろうか?」という強迫観念みたいなものを感じてしまうんですよね。「買わない」ことによって傷つけることが厭。まあ、自分も社会人となって、この人も仕事でやっているんだから、しょうがないよねえ、と思えるようになってきましたが。

この「一人ぼっち好き」の人たちのこと、僕は単なるひとつの生き方だと思いますよ。むしろ、パチンコ屋で見ず知らずの僕に「サカナ出ないわねえ〜」なんて慣れなれしく話しかけてくるオバちゃんのほうが理解不能。

ただ、彼らの特徴は、みんなネットにはまってるってことなんだよねえ。
結局、他者との接点を求めていて、しかも傷つかない方法で、とコメントされているのですが、最近のネット社会では傷つかないこともなかなか困難。

この記事で、ひとつだけ耳に痛かった言葉。
「彼らのライフスタイルは子育てには適していない。将来、子供を持ったときが心配です」
う〜ん、今のうちに「プリンセスメーカー」でも予習しときましょうか…