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2002年02月12日(火)
2002年2月12日。

「ハア?金?」 〜ソルトレイク五輪で、銀メダル獲得後に記者に「ぎん(銀)メダルの感想は?」と質問され(確かに言葉がはっきりせず、「きん(金)とも聞こえた)た男子スピードスケート500Mの清水宏保選手が答えた科白。

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インタビューを見ていて、このインタビュアーがこの一言で引きまくっていたのが画面越しに伝わってきた。「い、いえ、ぎ・ん・メダルです…」とあわてて言い直してましたね…。清水選手は、ものすごく正直な人だなあ、と思います。普通。こういうときって、残念だけど、がんばりました、よくやった!というような論調になってしまうもんだから。日本人で銀メダルであんなに悔しそうな人は初めて見たよ(もちろん、人にみえないところで悔しがってたひとはたくさんいたんだろうけど)。あとは、銀で責められた代表格は、小川直也くらいか。
僕が今日言いたいのは、別に「清水よ、銀でも立派だ!とか、人にアタルナヨ!」ということじゃなくて、世の中には、これだけのプライドを持って勝負している人もいるんだ…という純粋な驚きなのです。
銅メダルで「私ってすごくない?」とお母さんに向かって口をついて出たという里谷選手とは、けっこう近いような遠いような。
とりあえず、おつかれさまでした、清水選手。
そして、インタビュアーの人もおつかれさまでした。
僕だったらあの場面は、泣いて逃げ出しそうです。