地図の童心


2004年06月19日(土)
土曜日にも関わらず、7時過ぎという奇跡的な(?)早起きを達成。
そこで午前中に家を出て整理して不用になったCD・本を売りにいくことに。
窓の外はいい天気だし、適度に風もある。
少し考えた結果出た結論は…歩いていこう!

その距離、直線では3〜4キロだけど、
途中、高台を3つ越える為、楽な道程ではない。
しかも、途中は一度も通った事がない場所。
そこで万が一にも迷わないように…と、付近の地図を印刷して外出。

やがて問題の地域に差し掛かると、
なるほど適当に歩いていれば・・・という生易しい場所ではない。
かなり路地が上にアップダウンが激しいので、場所の感覚を失いそう。
そのため、右手に印刷した地図をもちながら、

「この階段を上がるんだよな?」
「ここのT字路は右だよな?」

内心で思いつつ、時には(人がいないとこでは)小声に出しつつ、
前に行ったり戻ったり・・・と、手探りのような感覚で進む。
結果、印刷した地図が功を奏したか、なんとか無事目的地まで到着。
さすがに帰りはバスに乗りましたがw


それにしても、地図を見ながら目的地に行く。。。ってのは、
この年になってもなんかワクワクしてしまう。
行った事のない、見たことない場所を地図を頼りに歩くのは、
身近でいて、それでいて予想以上に面白い探検だ。

もともと、地図が好きな人間ではあるけれど、
子供の頃に、宝を隠した場所を地図にして友達に渡して宝探ししたり、
大事なものをこっそりかくして、分かっているのに地図に書いておいたり・・・
これと同じ事はないにしても、似たような事ってやりませんでしたか?

子供心には「自分だけが知っている地図」を書いて持っている事は、
「自分だけが知っている秘密」を持っているのと同じ位、
重要なことだったのかも。。。と、今になってみると思いますね。


そういえば、原田宗典さんのエッセイにこういう話があった。
紙に「自分が通っていた小学校までの地図」を書いてもらい、
他にもいつも遊んだ場所や川、森なども自由に書かせる。
すると、これに結構熱中してしまう。
これを複数の人でやって、その後自由に会話の時間を取ると
小学校の話で盛り上がり、自然と打ち解けていく・・・という話だ。

これ、中高年の会社員向けのセミナーで、
お互いを打ち解けさせる為に使われる方法らしい。
でも、別に中高年じゃなくても、同じような効果が起こりそう。
「小学校までの地図」っていわれるときっと書けるし、
やっぱり何人かでやると、盛り上がるんじゃないかなぁ…なんて

手元に紙とエンピツがあるのなら、やってみるのも面白いかも?


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さっき、いつものグレープフルーツジュースを飲もうとしたら、
冷蔵庫の中に京都・洛庵の豆腐が。
近所の酒屋に週一度入荷するのだけど、これが素晴らしく美味しい。
明日は美味しい冷奴が食べられるなぁ…

BGM : 朧月夜 / 槇原敬之♪



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