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食物日記 DiaryINDEX|past|will
6時半起床、おなかがすいたので7時過ぎに地下の朝食ルームへ。きのこみたいな形のランプや白い城壁のような壁のあかるく清潔な部屋と新しい白い食器にうれしくなる。バゲットにバターとクリームチーズとプルーンのジャム、ハム、コーヒー、グレープフルーツジュース、いちごヨーグルトを食べる。部屋に戻って夏目漱石随筆集を読みながらうとうとして昼過ぎまで寝て、起きてシャワー浴びて電話と格闘し、2時過ぎに出る。parmentier駅前のパン屋で厚いピザとコーヒーを立ち食いし、電車でienaまで移動、パレ・ド・トーキョーの脇を抜けて橋を渡って、逆光のエッフェル塔を拝みながら歩き、ガラス張りの庭園と巨大な箱が飛び出た奇妙な建物、ケ・ブランリー美術館に到着。高速道路下のような散歩道を通り、裏口のような入り口から入場する。ぐるっと長いスロープには映像や文字がランダムに映写される。奥に展示がずっと広がる。お面やら民族衣装やらがガラスの箱の中に、空中遊泳するように飾ってある。暗く、物だけがスポットで浮かび上がる仕掛け。外壁のでこぼこした箱の中は、それぞれまったく違った表情の展示室になっていて、洞窟みたいな小部屋もある。映像が上映されている部屋を過ぎるが、これが幻覚のような抽象的な作品で、伴奏のない声だけの民族音楽が流れるコーナーもある。床も斜めだったりして、時差ぼけも手伝い、夢の中を歩いているようなすごく変な気分になる。でも悪い感じはしない。5時くらいに外のカフェに行き、6ユーロもする瓶入りトマトジュースを飲んでいると、エッフェル塔全体にフラッシュがぴかぴかと光り出し、あっというまに夕暮れる。美術館の庭「精霊の森」の植物群の間に突き立てられた棒ライトが徐々に明るく光を放ち、どちらかというと「墓場」のよう。 RERで乗る方向間違えてセーヌ川を渡ってしまうがすぐ気付いて引き返す。暗くなった川面が霧がかって、ライトアップされたエッフェル塔が正面に見える。オルセー美術館の駅を出ようとしたらチケットが機械に詰まって出れなくなり、となりの親切なおじさんと一緒に改札を出る。今日は美術館が9時頃まで開いている日。オルセーも団体客が結構いる。ブランリーとはあまりに違う煌煌とした明るいミュージアムを逍遙し、19世紀中頃の精緻な彫刻や宗教画、勇ましい英雄画をながめながら時代を下って印象派の階へ。1階にあるモネやドガの初期の作品を観てからこのフロアーに来ると、作風の変遷にやっぱり驚いてしまう。ゴッホがどれだけ変態だったかも分かる。最上階まで登って美術館全体を俯瞰し、満足して8時頃出る。2回乗り換えてbellevilleへ移動、りょうくんと待ち合わせし、こじんまりしたタイ・レストランKRUNG THEPへ行くが、混んでいたので近くのおやじバーでポルトを飲みつつ30分くらい待つ。このポルトでますます食欲がわく。レストランは掘りごたつのようなテーブルですっかり落ち着く。シンハーといっしょにトムヤムクン、パパヤサラダ、笹の葉で巻いて揚げたジューシーな鶏肉、鶏とカシューナッツとレッドベルペッパーとタマネギの炒め物、もち米、パイナップルの器に入ったエビ入りチャーハン。これはパイナップルの方がご飯より量多い。デザートにフラン。甘いたまご焼きのような感じ。12時近く外に出ると、しんしんと冷える。歩いてホテルに戻る。茂木さんのロハス講演を聴いている途中から意識が無くなり就寝。
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