オモフトコロアリ。
past / will
2005年07月11日(月) 雨と晴れの狭間で。 

私は雨の日は嫌いではない。
洗濯物が乾かないとか、濡れると気持ち悪いとか、
髪の毛が落ち着かないとか、
そういう部分を除けばどちらかと言うと好きなくらいである。

雨の日の濡れた地面の香りが好きだ。
雨に解けた香りには、微妙な季節感がある。
花の季節には花の香が、夏には夏の鮮烈さが、冬には冬の厳酷さが。

暑い日が続いた後の雨は、アスファルトの地面さえ生き返らせる気がする。
雨上がりの空は空中の塵が洗い流されて、一際澄んで見える。
リズミカルな雨音も、また耳に楽しい。

そんな雨の季節ももうすぐ終わる。
暑熱の日々が目の前に来ているのが手に取るように解る。
残り少ない雨の月を楽しむことにしよう。
気に入りのかさと一緒に。

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