オモフトコロアリ。
past / will
2004年02月21日(土) 謎の100m。 

本日は往きの反省を踏まえて早い時間にチェックアウトをする。
折角遠出してきたのだから、少しは観光して帰ろうというのだ。
最初は私の趣味でガラス工芸の美術館を覗いてみる。
何を隠そう私は19世紀末から20世紀初頭の、
アールヌーヴォー/アール・デコ期の工芸品が好きなのだ。
ガレだのドーム兄弟だのラリックだのティファニーだのの作品を堪能。
香水瓶のような小品の名品が少なかったのは残念である。

その後は同僚のN嬢お薦めの海のつり橋へ。
ぼら納屋の前に車を停めてピクニカルコースへ。つり橋まで850mだそうな。
850mと言ったら、不動産表示に倣えば12分弱で着く距離である。
気軽な散歩と思って出掛けたのだが、これが結構曲者であった。
足場は悪いし、アップダウンが激しい。その上途中の立て看板がまた。

「ぼら納屋まで550m/つり橋まで400m」

…えーと、気のせいでなければ100m増えてませんか?
結局片道30分以上も歩く羽目になった。

しかし途中の道はまさに絶景続きである。
私も夫も埼玉産まれの埼玉育ち。共に海には縁がない。
それなのになぜ海はこんなにも郷愁を誘うのだろう。
ついつい海を見たくて崖っぷちまで身を乗り出す私に、
夫はハラハラして見ていられなかったらしい。落ちたことないのに…。(違)

思ったよりボリュームのあった散歩に疲れ果てて、そこから家路に着く。
途中の道の駅で遅めの昼食にして、往路と違う道を選ぶ。
有料道路はほぼ外す羽目になったため、時間が掛かること!
箱根辺りにもう1泊すべきか否か、半ば真剣に話し合うほど時間を食った。
結局着替えもないし、お金もないしでそのまま家に帰ったのだが。

夫は伊豆が気に入ったらしい。場所を選んだ私としてはホッとする。
何せ来年も来ようか?と言ってくれたくらいだ。
それどころか「年取ったらココいら辺に住むのもいいかな〜」とか。
チョット気が早すぎるような気がしないでもない。(笑)

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