股・戯れ言


BBS

NOカノジョ、notNOライフ

「会社で飲酒禁止」「会社でエロ本閲覧禁止」ならばまだよい。
しかしこのたび、わたくしの所属する部署では「会社でジーンズ禁止令」が発布されたのである。
心底こまった。
私の会社に行く時の格好は、90%以上がジーンズだったのだ。
腐ってもOLならばスカート履いてけよ!と言われそうだが、客先に行ってしゃがんで机の下に潜り込むのにスカートは不向きなのである。
だからほとんど履いていなかった。
たまにとんでもないワンピース(無論古着)着てって「どんだけサイケなんだよ!」と怒られたりしたけども。たまにとんでもない穴あきジーンズ履いてって「それで客先行ったら電気アンマな」と脅されたりもしたけれど。
というわけで発布後、一週間はジーンズじゃないパンツをとっかえひっかえ履いてなんとか凌いできたのだが、今朝は
「もうジーンズを履かない組み合わせが考えられない」
という前代未聞の状態に陥ったのだった。
どれを履いても「ああ、これはジーンズ向け組み合わせだな」と思ってしまうのである。
スタイリストじゃないのでひらめいたりしないのである。
ジーンズ履かないなんてもう考えられないよ!
いっそのことジーンズで通勤して会社で上下作業着に着替えるよ!


昨晩は女子たちに連れられて飲茶に行ってきました。
社内の女子とメシを食いに行くのは今の部署になってからは初でございました。
古巣の女子との飲みはよくやってるんだけども。

いやぁ、驚いた。
私以外全員ソフトドリンク頼んだからね。

飲茶だったからまあ、ビールでいいや、と私の中ではかなり控えめに考えていたのに「ジュース」「お茶」「お茶」と先に頼まれてしまったので、やや気が引けながらも「あ、ビールで」と頼みましたよ。
普段は普通に飲むらしいのだが、「なぜ皆ノンアルコールなの?」とこれまた控えめに尋ねたところ
「だって今日って『ゴハン食べに来た』んでしょ?」
と返されてこれまた驚く。

「ゴハン食べに行く」と「飲みに行く」は地続きではないのか!
ニアリーイコールでもないのか!
私は今まで「今日ゴハン食べに行こうよ」ってのは「今日飲みに行こうよ」と同じ意味だとばかり思っていて、ゴハン食べに行こうといわれたら居酒屋などに普通に直行していました。

違ったのか!

つ ま ん ね ー !

しかも入った飲茶というのが「回転飲茶」だったからひたすら食うのみという有様。
あっという間におなかいっぱいになって、店を出たのは入店から30分経ってないくらいだった。
時刻は20時前。すげー!純粋ゴハンだよホントに。

さらに驚いたのが
それでその夜は解散となったことである。

えー!
まだ20時だよ!

いや、別に長く飲んでいたかったわけではない。
でもあまりにもクイックでファストなのでとまどってしまったのだ。
前戯ナシ、後戯ナシ、本番のみ!というベテラン売春婦の仕事っぷりのようだ。
それじゃ別口で飲みなおしに行こうかなと思ったんだけど、帰り道が一緒の女子がいたのでそのまま一緒に帰宅。
おかげで「汚れた舌」2回目を見ることもできたわけだが(やっぱり藤竜也にポワーン)、
今までの私の慣習とあまりにも違うので心底驚いた。
しかしこの場合、私の認識が間違っていたのだろうね。と納得しておくことにする。
ゴハンはあくまでもゴハンなんだろう。
ゴハンと飲酒は違うのだろう、きっと。(私は一緒だったんだが)

しかし、純粋「ゴハンを食べに行く」って本当につまらないのな。
「ゴハンを食べに行く」に「飲みに行く」は加わらなくとも、プラス「お茶をする=おしゃべりをする」があればこんなに酷評することはなかったと思うんだが。
前々日も女子ばかりでゴハンを食べに行ったのだが、何もいわずとも飲みとお茶がくっついておりました。
大変おもしろかったです。
そういうのが当然だとばかり思っていたんだが。
昨日の場合は他の女子の方々が禁煙者だったせいもあって、喫煙者の私も自然とノースモーキングでした。
タバコ机の上に置いただけでえーって顔されたら、そりゃ吸えないわな。
制約多すぎた。でも女子と交えるとはこういうことなんだろうきっと。
私の友人のおかもっちゃん(サンボマスター系ストイック男子)が
「女子は食いモンの話しかしないからつまんねーよ」
と言っていたのを、ああ、わかるわかる、と思っていたけれど、昨日は直撃したようなもんだ。

そして私は思ったのだ。

「私は彼女、欲しいと思わないなぁ」と。

あ、当方、女子ですよ。
レズビアーンでもございませんよ。
ヒゲ付きの男性が好きすぎてたまりませんよ。
そんで昨日一緒に「ゴハン」に行った女子たちは皆普通の彼氏持ちの女子たちでした。
要するに普通に男子に愛されたりしている対象だということだ。
でも私は
「あーこんな感じの制約の多い食事をせねばならないのなら、別に付き合いたいと思わないな女の子と」
と思ってしまったわけです。
そう考えると男性ってのは、本当に心が広いね。昨日の続きじゃないけど。
私だったら「つまんねーよ、さっさと飲み直しにいきたいわ」とか思っちゃうからな。
それとも男性がそういう、制約の多い食事に耐えるのも、その先の行為があるからなんだろうか。
いや、私が女子と付き合ったとして(付き合わないけど)、食事をして、その先の行為があったとしてもこんなシラフな状態だったら厳しいけどな。
会社の友達(イケメン)は「メシ食いに行くのも面倒だけど、行為も面倒だね。つか、そのあとが面倒くさいよ」と言っておりましたが、それは単にモテ男の言い分なんだろう。

まあ、もっともそんな女子たちも、男性との「ゴハン」の時は飲酒するんだろうけどな。
ワインとか。

最近は男性でもノーアルコール、ノースモーキングという人が多いので禁煙禁酒カップルはどんな風に心や体をほぐしていくのかがさっぱりわかりません。
テニスでもやるんだろうか。
UNOでもするんだろうか。
ていうかその後に行為は必ずするんだろうか。あ、下世話だったわ。

安彦麻里絵の漫画で
「付き合う男は自分と同じくらい性欲がある人がいい。
自分より性欲が少ない人と付き合うと自分ばっかり汚れているような気がしちゃうから」
という内容の漫画があったのだけれど、
性欲も
飲酒度も
喫煙度も
自分と同じくらいの人がいいですよ。
あからさまに違うのはよくないな。
背伸びなんかするもんじゃない。
かがんだりもするもんじゃない。

あ、そう考えたら禁酒禁煙カップルは釣り合ってるのか。
私、余計なお世話だったのか。失敬失敬。

最後にもう一度言っておきますが私はレズではないですよ。
クンニできないしな。

2005年04月21日(木)

すべての女性は「キモーイ商事」社員である

吹き出物続報。
右頬の噴火山はようやく鎮圧気味になっておるのですが、
今度は!
あろうことか!
鼻の下に吹き出物勃発ですよ。
鼻の下って言っても、鼻と口の間の溝じゃなくて、鼻の穴と穴の間という冷静と情熱の間もビックリな複雑地帯なのです。
これは完治するのに時間がかかることだろう。
私が何したっていうのよ!
(酒飲みすぎなのよ!という声が聞こえてきそうだ)

昨日、友達の女優さんからきいたのだが、
「吹き出物撲滅のためにはミューズで顔を洗うのが一番よい」そうだ。
彼女は吹き出物知らずの肌なのだ。
ミューズって!確かにバイキン、バイバーイだけども、と思ったが、
君の肌が囁いているのだからな。
ミューズ買ってこよう。
アクネ菌、バイバーイ

余談だが、うちの母は鼻の穴と穴の間にほくろがあるのだけれど、それを
「鼻くそついてるよ」
と指摘されて憤慨してました。
さらに余談ながら鼻と口の間の溝がクッキリしすぎている人の顔にどうも馴染めません。
あれの正式名称はなんと言うのだろう。
私は勝手にV字谷とか呼んでいたけれど。
最近だと小栗旬は溝深すぎだと思います。



4月も20日を過ぎましたが、今年もアイツの季節がやってきた模様です。

「K.UTU」こと軽うつ。

軽うつ・ダイヴ・イントゥー・ユア・ボディ!
(ラーラーララララーララララー)

って私が軽うつ感染したわけじゃないんだけども。
会社の人が見事に軽うつを患ってしまったようだ。
本人は「うつ病かもしれない」とは言っていたが、本物のうつ病だったら会社に来る気力もなくなるだろうから軽うつなのだろう。
かくいう私も2年前の5月頃に軽うつを発症していました。去年もなっていたかもしれないが、去年のことは殆ど覚えていない。
去年の4月5月の日記を読み返したら、静岡あたりに猛出張を繰り返していたようだ。
旅を繰り返しているとうつとかはどうでもよくなるんだね。
話をおととしに戻そう。
おととしの5月は本当にひどかった。
朝、会社に行くつもりだったけど東京駅に着いたらなんだか急に気が変わって名古屋に行ってしまう、というようなことをやってたからなー。
まあ、それは軽うつ以前に社会人失格!なんだけど。
人と話すのがとにかく億劫で、会社にいても家に帰っても誰にもかまわれたくない、ほっといてくれよと常に思っていたのだった。嘉門達夫ばりに。

ありがたいことに、今年の春は軽うつ発症していないわけだが、
私の場合、冬の間にとんでもなく精神ゆがんでおりましたね。
冬の自分の精神のゆがみは「うつ」ではなく
「私は心が狭い」
ということとの葛藤であった。
狭いんだよ本当に。
一番敏感に発達していた感性は「気持ち悪い」だったからな。
何かにつけて「うえーきもちわりー」という感想を発していたように思う。
(酒飲み過ぎた翌日に発する「きもちわりー」とは別物)
だってホントに気持ち悪かったのだもの。
って今も改めないでいるということは、相変わらず心が狭いということですかね。
というか十代みたいですねすべてを気持ち悪いで切り捨てるって。

しかし女という生き物は「きもちわりぃ」に関して感性が発達している生物だと思う。
私は男性ばかりの職場で働いてはいるけれど、周りの友達やイトコは女ばかりですよ。男ばかりで飲むこともあれば女ばかりで飲んで、食べて、しゃべくる機会も多いのだ。
そういう時によく飛び交う言葉といえば

「キモーイ」

だ。
女同士の会話には本当によく「きもい」という言葉が登場するね。
これ本当だから。

今も斜め前できもい男(タイ人みたいだ)がきもい話(戦国の話だ)を必死で女の子にしているのですが、その様子がきもくてしょうがありません。
そして話の終わりにさりげなくアロマキャンドルみたいなのを渡していた。
その女の子に気があるのがバレバレで本当にきもい。
昔から「股・戯れ言」を読んでくれている方ならばそのきもい男が誰なのかおわかりだろう。

そして、今、その様子を見ていたほかの女の子から

「モノで気を引こうとしているのがバレバレでキモイ」

というメッセが私のところに送られてきました。
きもい、という感情は女子同士を強く結びつける、共有観念なのです。
「童貞的ココロ(=D.T)」が男子にとっての共有観念なのと同じように。
どんなにピュアで天使のように心優しい、と思われるような女子でも腹にはしっかりと「きもい」用感性を携えているのです。
実際、私はさほどきもいと思っていない男性がいるのだけど、
短期で会社に来ているピュアっぽい女の子がその男性のことを
「××さんってほんとキモイですよねー」
と言っていて驚いて苦笑してしまったところだ。

一応、どのへんがきもいのか?と聞いたところ

1.偉そうだから(立場を勘違いしている)
2.外見(自分を棚に上げて女子のことを指摘したり好みのタイプを語る)
3.ヘンに話さない または 聞いてないことまで勝手に話しすぎ

というあたりなようだ。
まあ要するに、「勘違いしている」というのがイコール「きもい」なのだ。
女に男のロマンやセンチメンタルを理解する気持ちは皆無だ。
いつだって違和感を感じ、「きもい」と思うのである。
それを表に出すか出さないか/気にするか気にしないかだけの問題だよなー

「キモくしか生きられない男だっているんだよ!」

という名言がありましたが、それは生き様とかプライドなんかには決して結びつきません。
「きもい」と一刀両断されるだけです。

ってここまで書いても
「そんな風に『きもい』ってすぐ思うのはオマエのような性根の腐った女だけだよ、ケッ。俺の愛する××ちゃんはそんな不遜な感情を抱いちゃいないぜ!」
と思う男子はいるかもしれないが、くれぐれもそう思っていても「××ちゃんは、『きもい』なんて思わないよね?」なんて確かめないように。

そういう行動がキモいって思われるから。
嘘じゃないからね。
2005年04月20日(水)

NWOHMB(ニューウェーブオブヘビーメタル番組)

最近は夜飲んで帰ったら寝る(というか帰る時間が0時過ぎ)ということが多いので、深夜番組をめっきり見なくなってしまったんだが、
昨晩は運よく「ヘビメタさん」を鑑賞することができた。
2005年のこのご時世にヘビーメタル/ハードロックのバラエティ番組が放映されるらしいというのはうっすら知っていた(このへんで)のだけれど、
「ええ!今更キャプテン和田?」
「ヘビメタバラエティーって、なんか『ギブアップまで待てない』っぽいな」
くらいの感想しか抱いておりませんでした。
別にキャプテン和田出てないんだけど。
別にプロレスとは何も関係ないんだけど。

前にも書いたけど、私は中学生時代、「オリーブ少女」の対極にある「BURRN!少女」でありました。
BURRN!というのはハードロック/ヘビーメタルの老舗雑誌のことです。
毎月欠かさずに読んでました。
あろうことか、毎月ついてくるカレンダーを貼ったりしていました。
弁解ではないのだが、ロッキンオン少女でありながらBURRN!も読んでいたのです。だからベースはロッキンオンなのですよ。
ここ重要!それも増井修のロッキンオンだけだから。

なんで2冊並行していたのかというと、私はサウンドガーデンのファンだったんだけど、ロッキンオン読んでるだけじゃ情報が足りなかったから。かといってバーン!にも足りない情報しか載っていなかったんだけど。
クラスメートが「バックステージパス」でミスチルの記事を切り抜いて喜び、「セブンティーン」を読み出し、化粧に夢中になり、「エルティーン」でちょっとHな投稿(今考えると殆ど編集者が書いていたんだろうが)にキャーキャー言っている頃に私が夢中になっていたのはロッキンオンとBURRN!と格闘技通信と週プロだからな。あ、紙プロ(小さいほう)もだ。
エロ雑誌は幼少時にすでにじいちゃんちのビニ本販売機で読んでいたからエルティーンはぬるいと思っていたのだった。
みうらじゅん言うところの「特別コース」に進んでいたもんで。
残念ながら化粧品は全然興味がなかったのだけど、高校に入ったくらいにバイト先の人にまゆげを書いてもらって驚いた記憶がある。
「私も眉毛濃くしたりできるんだ!」と。
オリーブは買ったことなかったけども、この後、ジッパーやキューティを読むようになったんだった。ああ、なんでこの時JJとかのほうに行かなかったんだろう。
人生をやり直せるとしたらその雑誌の選択からやり直したい。

授業中はロブ・ハルフォードやスコット・イアンの似顔絵を描くことに熱中し、
放課後は教室でデス声を出すことに腐心し、
金曜と土曜の夜はラジオを聴き倒し、その間に宿題のマフラー編みをせっせとこなしたりしていたなぁ。
いやな女学生だ。
恥ずかしいやらなんなんやら。今はちょっぴり甘酸っぱい。

そんなわけでヘビーメタルのテレビ番組といえば、大体はTVKか千葉テレビで放送されるもの、というのが私の中の常識でございました。
TVKといえばマサ伊藤の「ミュージック・トマト」、千葉テレビといえばキャプテン和田の「レッツ・ゲット・ロック」ですよ!
マサ伊藤は今やってる「ロックシティ」とかいう30分番組じゃないから!
水曜日の夕方5時くらいから横浜そごうの地下で公開録画してたほうだから!
(見に行った経験アリ/カテドラルのリー・ドリアンのサイン色紙当たった経験アリ)
余談だが、キャプテンといえば翼でもファンクでもちばあきおでもなくて「和田」が出てくるのが普通でしたから、10代の頃は。

とりわけキャプテン和田の「レッツ・ゲット・ロック」は金曜日の午後7時という家族団らんたけなわな時間帯に放映されていたにも関わらず、家族の反対を押し切って見てましたわ中学生時代。
餃子とか食べながらハロウィンのビデオクリップ見たりしてましたよ。
家族にとってはハタ迷惑だったんだろーなー。
プロペインのビデオクリップが流れたことがあったんだが、小さいフィギュアのようなのが動くビデオで、うちの妹が「気持ち悪い」と言ってチャンネルを替えたのを覚えている。
余談だが、その昔、私が幼少の頃、従兄弟の家によく遊びに行っていたのだけど、食卓でみんなでごはんを食べている時に従姉妹が皆の反対を押し切って大貫憲章の千葉テレビの番組を見ていたのが記憶に残っている。
デュランデュランの「ガールズ・オン・フィルム」が流れて慌ててチャンネル替えていたような。
確実に従姉妹と同じ血が流れてんだな。

話が逸れた。
要するに、ヘビーメタルの番組というのは、肩までの長さの長髪で、デカイ眼鏡をかけた50くらいのおじさんが
「このバンドはですね、ドイツ出身のピュアメタルバンドで〜」
などと解説し、しまいには聞いてないのに
「ここのボーカルのマイケルのファミリーに先日会いに行ってきたんですがね、娘さんがとてもかわいかったんですよ」
などという個人交流を報告する番組だとばかり思っていたのです。
どちらかといえば放送大学のようなスタンスを感じていた。
実際に学生時代の私は「ああ、もっとメタル情報プリーズ」と思っていたのでよろこんで受講していたわけだけど。
それが気がつけばヘビメタも「全国ネット」で「バラエティ」だ。
万人向けという宣言である。
2005年なのになぁ。いや、2005年だからこそ、なのか?

そんなわけで「ヘビメタさん」
熊田曜子が出ているあたりはちゃんとバラエティなんだな。
ヘビメタで女性といえば、リタ・フォード(今何やってんだろ)とかパメラ・アンダーソン(別にメタルやってたわけじゃないけど)とかSHOW−YAとか、最近だとアークエネミーの人くらいだったので。

それよりも驚いたのはマーティ・フリードマンがレギュラー出演していたことでした。

ご存知ない方に説明いたしますと、マーティ・フリードマンというのはメガデスというメタルの中でもかなりの大御所バンド(全米1位とか取ってた)に在籍していたギタリストでございます。
メタルのバンドには「アメリカや他の国じゃ一切売れていないのに、日本だけ異常な人気」というバンドがよくいて(マサ伊藤はそれを「日本人だけが感性が鋭いからね!」とか言ってたが)、「LOVELOVEあいしてる」なんかに出ていた外人ギタリストはまさにそういう「日本でしか売れていないバンド」の人でした。だからキンキキッズとも共演していたわけだ。

しかしメガデスはアメリカでも売れていたのよ。
むしろアメリカのほうが売れていたのよ。
だけど、このマーティ・フリードマンという人は異常な日本好きで、昔の記憶があっているならば「ハワイにいた頃に、日本の料理番組を見てたら日本語が美しいなと思った」とかいうのが理由で日本語を覚えたりしたらしい。
ちょうど10年位前に、マーティはカタコトの日本語を駆使しながらラジオやテレビ(っても「レッツ・ゲット・ロック」だけど)に出演していた。
「ワタァシノ ナマァエハ マーティー・フリードマン デスゥ」
という自己紹介を何度聞いたことか。
英語を直訳したような、回りくどい言い回しに必ず「デス」をつけるあたりが、頑張って日本語を勉強していた証なのだろうけど、「日本語ヘタだなー」とよく思わされたものだ。
しかし、そこが微笑ましくて、マーティの魅力でもあった。

池袋の新星堂にマーティ・フリードマンが来店したというので、友達とサインを見に行ったことがあるのだけれど
サインは日本語だったのだ!
本人の強い希望なんだろう。
まるで字を覚えたての幼児のような、ミミズが這い回ってるような貧弱な字で

「マーティー・フリードマソ」

と書いてあったのを見て「マソって!マソって!」と友達とゲラゲラ笑った。
2ちゃんのできる遥か以前のことだ。
元祖2ちゃん用語駆使者だったのか。


それからメガデスは活動してんだかしてないんだかわからない状態になり、気がつけば解散。
私も自然とメタルから離れていった。
マーティを目撃する機会もなくなった。

が、10年経ってまた目にする機会があるとは!
目を剥いた。
マーティは2005年でも当時私たちが勝手に呼んでいたような「やきそば頭」であった。
正しいメタルギタリストの髪型である。
ローリーと二人でギターリフ弾きまくったりしていた。
正しいメタルバラエティの姿だ。(特にローリーの起用が)
そして、もっとも正しすぎて、ちょっと違和感で、時の流れを痛感したのは
マーティの日本語が流暢になっていたことだった!

「裁判で訴えられたら負けちゃうかもねー」

そんな具合(正確な発言はうろ覚えなんだが)に話すのである。
カタカナで表現する必要がないくらいお上手。
まあ、10年も経ってるし、その間に日本に定住もしているだろうし、上手になるのは当然だし、バラエティに出る外人は「崩した日本語」を話すことができるというのも必須条件ではあるんだけど。
(ボビーも「くずした日本語」を話すのだからあれはあれでいいんだろう、徹子はいやだったろうけど)

でもあのつたない日本語が魅力だったんだがなぁ(いや、ギタリストなんだけど)
「つたない日本語を使うギタリスト」なら他にいなかったから貴重な存在だったけども、流暢な日本語を使うんでは、外人タレントと同じだなー。
少なくとも「バラエティ」に出演している限りは。
マーティ大丈夫か?外人タレントの世界は結構キビシーよ!
頂点にいるのはデイブ・スペクターだからね!
そのデイブも今朝、とくダネ!の中でヒルトン姉妹にインタビューしてたけど、虫ケラのような扱いを受けてたからね。
小倉が「日本じゃヒルトン姉妹なんか皆知らないよ、俺のほうが有名だよ、って言ってやればよかったじゃん!」とデイブにアドバイスしてたけど。

と、勝手に心配してみた。
マーティ自体に外タレになる気はないと思うんだけど。
いや、単にマーティが健在だったことを喜んでるだけです。
これからも頑張って。

それにしても久々にメタルに触れました。
リトルテンポの「スーパーテンポ」だけを延々と聴いていて、ああ、ほかも聴こうと思って聴くのがスミスという生活をここ2週間くらい繰り返していたけど、昨晩は久々にCDひっくり返してメタル漬け。
といってもマシーンヘッドにフィアファクトリーにモービッド・エンジェルだ。
そんでモンスターマグネットに流れてフェイスノーモア聴いてるうちに寝てた。

全然メタルじゃねえな。
でも私のメタル遍歴ってこのへんとかこのへんみたいなもんだからな。
元々「ピュアメタル」とか殆ど知らないし。
そもそもピュアメタルってなんだよ。

メタルと一言で言ってもいろんな種類がある。一億人総メタル化への道は果てしなく遠い。

でも「ヘビメタさん」、なかなかおもしろかったな。
ゲストでマサ伊藤は出ないのかなぁ!

民放で 見たことないぞ マサ伊藤(メタル川柳)
2005年04月19日(火)

本格コント焼酎「鉄割り」アルバトロスケット

私は生まれながらにして右頬に激しくでかい「おでき」の持ち主だった。
赤ん坊の時の写真を見れば、どれでもとにかく「おでき」付き。
嘆かわしい。ブクブク太ってるし。

そして25年の年月を隔て、現在、私の右頬には赤ん坊の時と同じような赤くてでかい腫瘍ができている。
しかしそれは「おでき」ではなくて、「ニキビ」と呼ぶ歳もとっくに過ぎ去って「吹き出物」なのです。
ブクブク太っているのも変わらないんだけど。
先日飲みに行ったら、周りにいた男性は一人を除いて全員私以下の体重でした。
本当に「痩せなきゃいけない」と思いました。
全国で旨いもん食ったり飲んだりしている場合ではない。

って体重の話ではなかった、吹き出物の話だった。
まるで昭和新山なのか!というほどみるみるうちに腫れ上がり、黄色い芯が見えてきた時、ものすごく「潰してぇ」と思ったのだけれど、なんとか思いとどまることに成功。跡が残るのはイヤなのよ。
なるべく早く、勝手にいなくなって欲しいので、吹き出物勃発後は化粧をしないように努力しました。
そうやって自然誘導消滅作戦を展開していたら、自然にウミが出てきてた。
よっしゃよっしゃ、この勢いで過ぎ去っておくれよ、順調にな

と思ってたら、今朝、目が覚めたらやや潰れてました。

何のために雨にも負けず風にも負けず潰さないで耐えてきたのだ。
痕が残っちまうだろ!
寝てる間に何やったんだ、自分。



それはさておき、先週の日曜日のこと。
仕事を終えた後に「鉄割アルバトロスケット」を見に行ってきました。
鉄割制作の松島さんが私の掲示板に鉄割公演告知を書いてくださってから一年以上経ってからの観劇。
自分の腰の重さには呆れます。
フットワークは軽いはずなのだが、どうもタイミングが合わない日々が続いてしまって本当に申し訳ないのだった。


最近のテレビは「演劇畑出身」という方が目立っておりますね。
しかし私はその、「劇団出身」というものにいいイメージを抱いておりませんでした。ていうか劇団出身=劇団ひまわり出身くらいの偏見を抱いておりました。
要するに、劇団出身は演技が大げさなのがどうにも馴染めないのです。
学生時代に国語の教科書の音読を当てられたならば、ヘンに感情移入をして、ヘンにフシをつけて話す奴に対して感じていた違和感。
そういうのを思い出さされて「それ、違うだろう」と思ってしまうのですよ。
音読でフシをつけたって、感情移入を激しくしたって、成績にどうこう響くわけではない。あれは単に「注目されたいから/一目置かれたいから」が動機だと未だに信じております。(偏見)
フシをつけたからどうだというのだ。
特に私は女子校育ちだったので、演劇部はさながら宝塚のようだった記憶がある。
そのせいかもしれないが「やり過ぎ」感を常に募らせておりました。
そうなんだよな、演劇って日常的な行動をすべて「強調しすぎる」「やり過ぎる」のがどうにも自分の日常生活と比べて違うだろうと思ってしまうのだ。
まあ、舞台上は声を張り上げて大げさに動き回らないと見ている人間には伝わらないので、大げさにすることはしょうがないのかもしれないけど。
ぶっちゃけ、大げさ過ぎるというのは「さむい」のである。
私は津田寛治という人がどうにも苦手なんだけど、この人は映画の中ですら「演劇部」だった。模倣犯、ひどいぞ。中居もひどかったけど、津田寛治の演劇部モロな言い回し、いや、これに関してはあえて言わせてもらいたいが、「劇団ひまわり的言い回し、立ち回り」のせいで見るに耐えない映画だった。
中居は「勝利の女神」や「グッドニュース」はいいドラマだったんだよな、とくにグッドニュースは本当に面白かった。
「白い影」とか「砂の器」路線なんかやめちまえ!
ずっとナニ金みたいなのをやってくれ。

あと演劇に対する違和感といえば、「全然わけがわからないオチを持ってきたりする」場合があったりするから。
なけなしの忍耐力で2時間弱の舞台を見続けて
「何がなんだかさっぱりわからない」
場合ってどうしたらいいの?私はそれに対処する術を知らない。
単純な感想「おもしろい」とか「感動した」とかを拒絶し、「演劇ぶっくを隈なく読んでないとダメだ」みたいなことを求められてりする(本当に求めるかは知らないけども)と、読んでいないこっちとしてはどうしたらいいのやらと思うわけである。
要するに、演劇って「わかる奴だけわかってくれればいい」と「あーわかるわかる」って人たちだけの循環の場で、敷居が勝手に高くなってる感がするのだ。
「全然わからない」という意見を撥ね付けるくらい、一般の、「演劇ぶっく」なんか一回も読んだことがないような人の入る余地がない。気がする。
映画やお笑いのような気軽さがないんだよなー
予備知識ない奴は排他ってな具合で。
逆に、今テレビで「演劇出身」がありがたがられているのは、演劇時代という予備知識を持たずに演劇出身の人たちを見ることができるからなんではないのか。
あと演劇時代知ってる人が特権意識持ちすぎだからではないのか。


そんなわけで「鉄割アルバトロスケット」
予備知識は全然ありませんでした。
これまた演劇そのものに予備知識ゼロのおかもっちゃんと一緒に行ったのだけど、全然理解できなかったりしたらどうしよう?と思っておりました。


勘違いしてましたわ。
鉄割は演劇じゃなかったわ。


コントやってました。

それも「ごっつええ感じ」や「ビジュアルバム」のようなコントだった。
コントなのでどれも短く、キレがよい。
キレが悪くても、じわじわと笑わせてきて、あとで思い出し笑い必至。
演目によって出る人も変わるので、飽きることがない。
演目が微妙に繋がっていて、妙に納得させられたりもする。
日常生活の延長上にある笑いなので(でもちょっとばかり宇宙人ネタが多かったのは気になったかも。宇宙人なんて飛び道具使わなくてもいいと思う)、違和感を感じるような大げさな演技は殆どなかったといってもよい。
たぶんスタンスが「見せる」ではなく「笑わせる」のほうに重点があるからだろう。
(「笑わせる」に重点を置いている場合、外すととんでもなくさむくなる場合があるのでキケンだが、鉄割はそういうキケンも孕んでいなかった)
だから「わかる奴がわかればいい」というお高くとまったスタンスも殆ど感じられない。
敷居が高くないのですんなり見られた。
それどころかあまりにもくだらないので「くだらねぇ」と言いながら涙流して笑ってました。
腹がよじれるほど笑いました。
おかもっちゃんも同上。

これは四の五の言わずに見たほうがいいよ!
2時間忍耐とか全然必要なかったから。
「全然わからないけどどうしたらいいんだ」とか途方に暮れることもなかったから。
破壊力メガトン級の本格焼酎のようでした。
度数は高めでクセも強いが最高だ。

最後に、ずっと告知してくださった松島さんありがとうございました。


鉄割ホームページをよく見たら「パフォーマンス集団」と書いてあった。
最初から演劇とは名乗ってなかったのね。失敬。


余談だがなんで中居が「ヤンキー母校に帰る」の主役をやらなかったのか、未だに疑問である。
義家は中居にしかできないだろー。
2005年04月17日(日)

純米酒愛のコリーダ

休日出勤の会社からこんにちは。
ちなみに先週も土日出勤でした。
今週も土日出勤です。
来週も土日出勤決まりました。
いくら沖縄で遊び呆けたからといって、なんたる仕打ち!
でも来週土日出たら、再来週の土日は仙台なのだ。
で、仙台過ぎたらGW仕事でまたうだうだ働いて、5月半ば以降には旅に行ってやる。ていうか出張くれ。


とは言っているが、4月は東京で結構いろんなとこに飲みに行ったりしてたのですよ。


・新橋で「義侠」を初体験してきた
北上訪問時に「すごい蔵元がある」と藤村さんから教えてもらった、うわさの「義侠」
かなり強気の蔵で、全然流通してないというので見つけたら是非飲んでみてくだされと勧められていたのだけれど、新橋で偶然入った地酒多目の店で発見。
「あ!義侠だ!」
と思わず声を上げてしまったほどだ。
偶然再会した友達かよ!
社長が強気/五度の火入れ/なかなか手に入らん/「義侠の会」みたいな全国組織があるetc・・・
などの前情報に加え、義侠=関羽と張飛だと思い込んでいる私はもう、男っぷりが大変な、胸毛モジャモジャな酒を想像していた。(杉勇の時も同じような想像をしていたな、想像力貧困で申し訳ない)
純米生原酒60%というものを飲んだ。
吟醸酒は女性的な華やかな酒ですが、純米酒は「常温でこそ真価が問われる」酒なんで、そういうところが男性的な酒だと思うのです。だから純米と聞けば即マッチョ/胸毛もじゃもじゃというイメージに結びつくのだけれど、
義侠は想像したとおりのマッチョ酒でした。
胸毛どころか!髭もすごいぜ。
正直、最初に口にしたときは「なんだ意外にまったりした酒だな」と思ったんだけど口腔でのふくらみが豪快なんだ。重いんだ。どしんと来る。
悠長な構えなのに、立ち上がってみたら大男だった、という具合。
やや辛口、というかむしろ甘いくらいだなと思ってたら
甘いなんてとんでもない。酸味が絶妙に顔覗かせてくるし。
拳ばかりガードしてたら膝蹴り一発食らわされた、という具合。
ケンカ強そうな酒。

しかしこんな重い、存在感のある酒を一発目に飲むもんじゃないな。

この日は古巣の人たちと飲んだ(ついでに奢ってもらった)ので、盛り上がりました。
特に相方ヨッパライ女子はいつも最高だ。


・赤坂で地酒三昧
「全国地酒の店 あ・うん」という店がずっと気になっていて、以前会社の子と一緒に行ったのだけれど、また行ってきちゃいました。
オンリーワンで。
友達やらで飲みに行くのも楽しいが、一人で飲みに行くと店の人といろいろ話せておもしろい。加えて日本酒は得意/不得意があるから、無理に誘ったりはしたくないのだよな。これはどの酒にも言えることだけど。
店の大将も女将さんも日本酒に詳しい人で、「この土地に行くとこれがおいしいのよ」などと丁寧に教えてくれる。
そしていろんな種類を飲んだけど、おいしかったのは「南部美人」か。
南部美人の純米吟醸愛山はどこをとってもスタイリッシュな酒でした。
もうラベルがシンプルでお洒落。
ごちゃごちゃしておらず、秀逸である。
大将に「ふくらみがすごいからね」と言われていたのだけど、本当に口にふくんだ途端の芳醇なふくらみが素晴らしかった。
口の中に鼻がついてたっけ?と思ってしまった程だ。
純米吟醸ならではの、女性的な柔らかさ、清らかさが口腔全体を包み込んだ頃にはもう夢心地でした。なめらかな黒髪とかすべすべした肌が思い浮かぶ。
ああ、ホントにこいつは美人だ。正真正銘の美人である。
美人で飽きないなんて、贅沢な酒だ。

あとこれはすごい!と思ったのが「六歌仙 山法師」純米吟醸。
女将さんが「うちの店の中でも一番スッキリしたお酒」と教えてくれたが、
もーのーすーごーいキレ味。
スッキリもここまで来ると芸術である。
軽い!軽いよ!
透明感がある、とか、軽やかで飲み飽きしないとかそういった使い古されたフレーズが過不足ナシにあてはまる日本酒であった。
お酒が弱い人もいけるんではなかろうか。
こないだ山形から送ってもらった蔵の隠し酒もうまかったけど、こっちはまろやか風味だったので全然違っていた。

んで、これらを飲みながら食べたほやがたまらなかった。
「酒が飲めない人はかわいそうだ」という言葉があるけれども、飲めない人にとって飲める人ほど鬱陶しいものはないだろうから私はそうは思わない。
けども。
ほやとか牡蠣が食べられない人(牡蠣の場合、食あたりになったりして)はかわいそうだなーと思う。

「女の子なのに飲みすぎちゃって、心配だわ」と女将さんに言われました。
あい、女ですが飲みすぎます。
飲みすぎてしまっても、自己嫌悪しないで済むのもひとりで飲んだ時の特権なのです。


・大森で日本酒神居酒屋訪問
料理はからきしできない私ではあるが、dancyuの3月号は日本酒の特集だったのでおお!日本酒勉強にはよい教科書!と思って購入していたのですよ。
そこに掲載されていた大森の「吟吟」という店。
日本酒が全品480円!
神!!!
いい地酒って一合1000円〜1300円とか平気でするからな。しかしいい酒を飲まなければ人間が安くなる(ジョージ秋山も漫画の中で「安い酒ばかり飲んでいると人間が安くなる」と書いていたが)のだから、日本酒の相場はしょうがないなと思っていたのです。
まあ、沖縄では一杯3400円にかなり躊躇したけれども、あれを飲んだことによって「安い人間ではない」という自負が密かに生まれたようなもんである。奢ってもらったんだけど。(結局安い人間)

でもここ「吟吟」は二級酒以下を出すわけではなく、選び抜いた一級酒を出してくれるという。それは、もう、是非とも行ってみたい!と思いまして、キネカ大森で映画を見る前に訪問。

早い時間なのにお客さんが結構いた。人気店なのだろう。
でもカウンターの一番端に座っていろいろと飲む。
十四代の純米吟醸はあいかわらず華やかでマスカットのようにジューシーで芳醇だ。日本酒苦手な人にもたまらんだろう。
でも、この店でしか飲めないものが飲 ん で み た い !!!!!

というわけで、カウンターの中にいた店主の方に聞いたところ、
「純米酒が好きでしたら、山口の『貴』をおすすめしますよ!」
とのこと。
それは是非、頼んでみなけりゃ、と思い注文。

先ほども書いたが、私は純米酒というのは男の酒だと思っている。
吟醸酒のような「飲んでみたらワインのようだ」というオンナコドモな意見を撥ね付けるのが純米酒なわけで、この「貴」も

「うわークマみたいなマッチョなお酒だ」

と思った。とにかく純米酒には痩せてガリガリな男など存在しないのである。
皆筋肉と脂肪が豊かな漢なのである。
しかし、力強いのになめらかで、すっきりとした風味が優しく口腔を包み込む。
マッチョだからってケンカ上等な酒とは限らない。(義侠はいつでもかかってこいよ!ケンカ上等!という感じだった)
強いけど優男!てな具合。
そんな感じのふざけた感想を(なんで専門的な感想が言えないのだろう、私は)店主に告げると
「このお酒を造っている酒蔵の若旦那は、まさにマッチョでクマ系な人なんですよ。でも心優しくて繊細でねー」
だって。
ああ、造ってる人を反映するのだな。
ひそかに「クマ系優男酒」と名づけて満足感を得たのだった。
すべての女子は『貴』のような男性とを選ぶべきだよ!
ダメ男なんて選んでたらいかんね。人間が安くなるね。

店主の方が、忙しなく料理を作りながら、いろいろ話してくださって楽しかった。お邪魔してしまって申し訳ない。
しかし、酒に詳しい人と話すのはやっぱり勉強になって楽しいのだ。
仕事の勉強は全然やらないが、こういうことはどんどん覚えていきたいなー。
そしてオンナコドモを相手にしてくれるのは本当にありがたい。
また是非とも遊びに行きたい店。



しかし私は酒を人にたとえてばかりだな。
酒を通じて人を知る、というのが最近の飲み方なのもあるかもしれません。
そしてマッチョな男の多い、純米酒に首っ丈なのである。
マッチョというか、男らしさに溢れているのだよな、純米酒ってのは。
フレッシュな若い生命力に溢れた新酒もいいが、純米酒は常温でもいい味を醸し出すのがたまらない。
深い。
なまめかしい。
ああ、純米酒界の藤竜也(ここ最近一番のゾッコン)に心底出会いたい・・・
藤竜也は本当にいいなぁ。やばいなぁ。
テレビ見てて久々に「そんなに見つめてられないワ!」と赤面してしまった。私はおじさんが好きだが(前回も書いたが、臭いじじいはNG)、両親と同じくらいはどうよ?と常々感じていた。
けども藤竜也は両親より年上だったのでもうそういう問題じゃないや。
色気が違うんですよ!色気が!
藤竜也は加齢臭がしないんですよ!(知らないけど)
もっと香ばしい香りに溢れているんですよ!(嗅いだことないけど)
あとヒゲがたまらんのですよ!(体の芯からヒゲ至上主義)


あれ?純米酒の話のはずだったんだが?
2005年04月16日(土)

電車爺

「最近の若い女は電車の中のマナーがなっとらん」

と嘆くおっさんは山ほどいる。
私も電車の中で化粧をしている女はよくないと思う。
睫毛どんだけ長くすれば気が済むんだよ、とか、目の大きさが5分前と違うんじゃないのか、とか思いがちだ。
まあ、かくいう自分も、たまにどうしても時間がなくて電車の中で眉毛書いたりグロス塗ったりするけども、そういう時には「ああ、今、とてつもなくみっともないことをしてるな自分」と思って恥ずかしくてたまらないのです。
まあ、恥ずかしいとか言ってる場合じゃない、眉毛がないと客先いけないだろ、と焦ってる時のほうが遥かに多いような気もするが。
まあ、「電車の中での女子のふるまい」というのはいつの世も攻撃の的になりやすいものだが、そんなに「なっとらん!」「マナー悪すぎる」と言うのならば、
世のオッサンどももこれだけは守って欲しいのだ。


一日一回は風呂に入れ!!!!!


本当に臭いんだよ!
吐き気を催すんだよ!
いい加減にしろよ!
電車の中で化粧をする女子も迷惑だが、匂いのほうが遥かに迷惑である。
おっさんの中の何人かは「自分は匂わない」とか「自分は臭いかもしれないが気にならない」などという謎の特権思想を持ってるようで、何食わぬ顔して電車に乗っている。
なんで「ああ、自分臭いな」「臭くてごめん」という自覚がないのか。
特に夜10時以降の、酒臭いのと加齢臭と不潔臭が入り混じったじじいなんか地獄である。あとトイレ入ったらちゃんと拭けよ。拭いてないような匂いまで混じれば、せっかくほろ酔いでいい気分になっていても台無しである。
これにワキガが加わるとさらに大変である。
車両がいっきにガス室に様変わりするから。
うちの父親なんかも最近は加齢臭が漂ってくるようになってきたが、平日は朝風呂に入ったりするのでまあよい。
しかし休日になるとなかなか風呂に入るのを嫌うので「たのむから入ってくれ」と家庭内の女ども(3人)で頑張って風呂に入れさせなければならないから大変だ。
こないだ父に香水をあげた。そういえば毎年あげてんな。
毎年大して減らないのでイライラするんだけど。


あと電車の中のマナーといえば、20代後半以上のメガネかけて漫画必死で読んでる男がお年寄りや怪我人や妊婦に席を譲らない姿を見ると死刑を宣告したくなるほど嫌悪感を覚えます。
あいつら、「見えないもの」って態度するんだもの。
おまえらのような社会的生産性ゼロの連中のほうがよっぽど「目に映らない生物」だというのに。



先日、会社の友達が酒をおごってくれるというので飲みに行った。
ビールを3,4杯飲んで、気ままな話をするのは毎度のこと。でも久々に飲んだのでおもしろかった。気分がよくなってじゃーねーと別れて東京駅に着いたところ、ホームの反対側でヨイヨイ(酔っ払ってるわけではない)のじいさんが傘を地面に落として困っていた。
どんだけヨイヨイなのかというと、ずっと小刻みにプルプル震えているのである。しかも右手にはちゃんと杖を持ってるのに、左手に持っていた傘を落として、体が支えられないというくらい、重度のヨイヨイなのだ。
こんなに震えてる老人を、私はコント以外で見たことがなかった。
とっさに傘を拾ってあげて渡して「次の電車にはちゃんと乗ってね」と告げて立ち去ろうとしたら
「乗り過ごしてきちまった、品川まで戻りたい」
と言う。東京駅は、山手線の右回りと左回りが同じホームにはないのである。
つまり、一旦階段を下って、隣のホームまで移動しなければならないのだ。
もちろん隣のホームに行くのは階段を上らなければならない。

こんなヨイヨイのじいさんが階段上り下りできるわけないだろう!

というわけで、「じいさん隣のホームまで連れてくよ」と申し出て先導することにする。
「あんたここで降りるんじゃないのかい?」と言われた。その通りだが見捨てるわけにはいかない。
だって、傘と杖を使って、いわばスキーのストックのように体を支えながら歩いているというのに、じいさん歩行速度は

1cm/分

くらいしかなかったと思う。どうやってここまで来れたのかが不思議だ。
亀でももうちょっと早く歩くだろう。
そんな速度に付き合ってられるか。「じいさん、もう私の肩につかまっておくれ」とむしろ頼んで、肩を貸してなんとか速度アップを狙ったのだが、やっぱり5分くらいかけて階段に辿り着いたのだった。普通に歩いてたら1分しないで着くってのに。
階段についたらついたでじいさんが騒ぐ。
向かって右側の手摺に辿り着いたら、「俺は左の手摺につかまりてぇんだ」
とわがままを言われる。なんだよオイ、とんだガンコジジイだな。
しかしそこはしょうがないので左側まで移動。
えっちらおっちらと階段を下りる。
じいさんは降りながら「かばんが重い重い」と言うので「なんでよ?」と聞いたところ

「エロ本が入ってんだ、エロ本を捨ててくれ。俺はこういうの大ッキレーなんだ」

という。
紙袋を持っていたのでああ、エロ本拾ってきたのかと思い(限りなく浮浪者に近いじいさんだったんだが、別に汚くはなかった。老人臭はプンプンだったが)「わかったこの袋あとで捨てとくわ」と承諾。
「エロ本をよぉ、渡されたんだ。俺はいらねぇって言ったんだよ」とどういう意味合いかわからん弁解をしており、はいはい、と思ってた
気がついたら軍歌を歌ってやンの。
どんだけ陽気なんだ!
階段を下りるのもとんでもなく遅いので「じいさん幾つよ?」と聞いたら78だと。そりゃ軍歌も歌うわ。
そして「俺はよぉ、全国いろんなとこに旅したんだ」だの「歌が得意でよぉ」だの得意げに話す話す。
私はこの老人に対して「じいさん」とか「わかったわかった、ジジイ」という口調だったのだけど、そういうのがかえって親近感だったのだろうか。
というか、私はじいさんにはできることはしてあげよう、と決めたのだ。うちのじいちゃんのおかげである。

なんとか階段を下りたら、このじじい、「ズボンがずり落ちたから上げたい」とか言い出す。
しょうもねぇなぁ。
さっさと直しとくれ、その間にエロ本捨てとくからな、と紙袋を捨てに行ったら大声で「全部捨てるんじゃねえ!」と騒がれる。
なんだよなんだよ。
「俺の持ち物も入ってんだ、捨てないでくれ!」というので中を見たらエロ本は一冊しか入ってなくて、あとはマフラーと毛糸の帽子と上着だった。
エロ本って一冊だけだったのか!
しかもその一冊ってのが

「義母さんがシテあげる」

という熟女エロ本だったので思わず笑ってしまった。
78歳にとってはこれは熟女モノでもないんだろうけど。
「わかったわかった、これは捨てとくからな」と受け取り、再び肩を貸して階段を上ったのだけど、どうも私がそのエロ本を手に持つことに対して噛み付いてくる。「俺はよぉ、こんな趣味はねえんだ!俺はこういうの大ッキレーなんだ!」
というのを繰り返す。
「別にどんな趣味だってかまやしねぇよ」と返すと(私もヨッパだったのでエロ本を手に持って東京駅を歩くことに何も感じてなかった)
「俺はよぉ、あんたみたいなのは好きよぉ」
というわけのわからんフォローを入れてくる。
幾つになっても男のボンノウってやつは!
不滅のボンノウ!

ま、なんでもいいので
「うるせーよさっさと歩けよ」と行ったら「俺は脚がわりぃんだ」といきなり当たり前の、わかりきったことを言い出すので、
ものもらいで眼帯着用中であった私は
「うっせーよ、あたしゃ目が悪いんだよ」と返してやった。

結局、ホームを移動するのに20分くらいかかった。
「もう乗り過ごすなよ!捨てとくからな!」
と告げ、じいさんをホームに置いてゴミ箱に直行。
背後で「ありがとうなー」という声が聞こえたので手を振っておいたが、
さすがにひとりで熟女本を捨てるのはマヌケな行為であった。
おばさん(それこそ熟女)に捨てる現場を見られて、なんだか気まずかった。
いいことをしたはずなんだけどな、なんでこんなに罪悪感感じるんだ?
ボンノウまで預けられたのか?私
2005年04月15日(金)

高血中アルコール濃度圧ガール 後編

私は奥田英朗の著作は好んでおるし(「邪魔」は最高傑作!)、当然神経科医伊良部シリーズも腹を抱えるほど笑ったのだが、
「イン・ザ・プール」映画化はいただけねぇ。
伊良部の話し方は確かに松尾スズキっぽいなあと思うが、マユミちゃんは、私がちょっと前までクリスタル・ケイだと思い込んでいたモデルの人だった。
なんか違うなぁ。
いや、松尾スズキも含めて違うんだよ。
そんなスタイリッシュなもんは求めちゃいないんだよ。
だって、患者がオダギリジョーに田辺誠一に市川実和子ってなんだよソレ。
モデルとか集めればいいってもんじゃないと思うんだが。
特に田辺誠一は私認定「カズシゲに並ぶ、平成の一本調子役者」だっつうのに。
奥田英朗ってそんなにモデル雑誌な感じの文章じゃないのが好きなんだけどな。
(ああ、でも元コピーライターだったか、しまった)

まあ、「空中ブランコ」ドラマ化のほうが遥かにいただけないんだけど。
伊良部が阿部ちゃんって、もう奥田英朗原作を名乗らないで欲しい。
私は阿部ちゃんの顔は大好きだが、好きな作品の世界を侵害するのはやめてくれ。
だって阿部ちゃんって(否定したかないけど)、コミカルな役をやろうとしたら全部トリックと同じ演技になっちゃう人じゃないか。


そんな感じで沖縄の旅最終回

4/2
本来は二泊三日の予定だったので、この日まで泊っていたホテルとはおさらば。そのまま延泊してもよかったんだが。
窓から見える「前川ファミリー芸能館」という建物が気になってもいたんだが。
前川ファミリーというのは、看板に志村けんのへんなおじさんのような絵が書いてあるのでてっきり「ものまねパブ」だと思い込んでいたのだけど、実は民謡バンドなのね。しらなんだ。
そしてその看板の写真を撮り忘れたのは今でも軽く後悔。

土曜日の沖縄はあいにくの雨。
台風?梅雨?というくらいの大雨だった。
作業も既に終わっていたので、この日は完全自由だったのだ。前日も飲んではいたが、観覧車のママの勧めで「ウコン入り泡盛」を飲んだので二日酔いはしていなかった。
ただ、朝方まで飲んでいたので眠い。
実は前の日の晩に、「明日はどこに行こうか?」といろいろ考えは巡らしていたのだ。
沖縄出身、っても石垣島出身のみやらさんに電話していろいろと相談もしてみたのだけれど「あたし本島ほとんど行ったことないからわからん」と言われる。
もっともな意見だぜ。
でも、「マーならば、コザに行ったら楽しめるんじゃない?」とアドバイスされ、コザとは何処ぞや?と頭を捻らせたのだが、どうも米軍基地の近くにあってほとんど外国みたいなところらしい。
ってことは古着もあるのかしら?レコードもあるのかしら?
などと思うと胸が弾む。
それは是非とも行ってみたいナー!
バスで行けるのかなー!?(車運転できないから)

と思っていたが、現実は厳しいものであった。
観覧車のママに「明日、コザに行ってみようと思うんだよね」と話したら
猛反対を受ける。
理由は

「4月1日に、イラクからの帰還兵が大量に沖縄に戻ってきたから」

・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・

即決でやめました。
怖いってば。
レイプ必至だってば。

とくにオンナがひとりってのがよくなかったらしい。
この時が一番「ああ、私は沖縄に来てるんだなぁ」と実感した瞬間だったかもしれません。
奇しくもこの話をした夜は4月1日の金曜日。
沖縄中の警察がコザに大集結していたらしい。

というわけで、さて、何処に行こうかと思って、この日もみやらさんに電話。
コザに鬼畜米兵がウヨウヨいるらしいから行くの反対された、と告げると
ゲラゲラ笑って「それはやめたほうがいいね!」と言われた。
「しかも大雨降ってるんだったらどこ行っても一緒だから、首里城でも行ってくればー?ただ赤い門が建ってるだけだけど」
と言うので、ああ、首里城か、それもいいかもしれない、と思う。

地方出張行って名物的な建物を見るなんて初めてなんじゃないか。
観光するぜ、俺!

というわけで首里城に向かうことにしたが、その前に「地方のレコ屋に行きてぇ」と思い、ウロウロ。
でもどこに何があるのかリサーチしてなかったので(というかコザでレコードが欲しかったのよ!)、結局行ったのはタワレコ那覇店であった。
タワレコは全国にあって便利だなぁ。山形にはないけど。

まあ、私の好きなジャンルはやっぱりギターポップっつうかパワーポップっつうかアメリカの片田舎でギターギャンギャン鳴らしているようなインディーギターロックですから、何も沖縄で購入することはないのだ。西新宿でも行っとけという話だ。
そんな心を読まれたかどうかは知らないが、タワレコ那覇店はギターロック物がほとんどありませんでした。
よんぼり。

ってことはない。
別にギターロックなんか聴かなくていいのである。
その代わり、店頭でリトル・テンポの新譜が置いてあるのを発見し、試聴してギャー素晴らしすぎと心の中で騒いで購入。
「これを聴くと南国に誘われます!(すでに南国ですケド)」
といったポップ文章も購入の決め手であった。
あとエブリシングバットザガールのリミックス盤が出てたので買いましたが、それよりもカーティスメンフィールドのリミックス盤があったのに狂乱しました。
私はハウスも好きな女なんだ。

腹が減ったので県庁前の喫茶店へ。
前日、お客さんと泡盛を買いに行った際に、購入した酒屋の横にあった喫茶店が雰囲気よさそうだったので気になっていたのです。
たしか「チャイハネ」という喫茶店だったんだが、首都圏でよく見かけるアジアン雑貨の店「チャイハネ」とは無関係のようだ。
一軒家を改装したシンプルな内装にけだるいジャズが流れていて大変落ち着く店だった。
チャコライスという店独自のタコライスがおいしい。
ここでもみうらじゅんの本を読んでひとりで悶絶してたけども。

まあ、喫茶店出たあたりから首里城どうでもいいわとは思ってたんですがね。
ゆいレールの駅までは行ったのだ。
せっかくだし行っておくかとは思ったのだ。
しかし、信号待ちをしている時に暴風が吹き、傘がオチョコどころじゃなく、元の形がわからなくなるほど変形してずぶ濡れになった時に頭の中にドアーズの曲が流れ出したのでした。
ディス・イズ・ジエ〜〜〜ンド
ああ、これで終わりさコンチクショーめ。
ジム・モリソンもあまりの無様なサマに、笑いを抑えながら歌ってやがる。
いや、ジ・エンドまで行かなくても新しいホテルにチェックインしようと決める。

新しい傘を購入し、国際通りを歩いて再び牧志へ。
そしてある店の前を通りすがった時に、「あ!」と気づく。
前日の夜も観覧車に行くためにその店の前を通り過ぎたのだが、ガラス張りの店の中に飾ってある、レインボーな色合いのチェ・ゲバラがプリントされた長袖Tシャツが目を引いたのでした。
ああ、あれいーなー、お店開いてる時に行ってみようと思ったことを思い出した。(酒飲み過ぎて忘れてた)

店に入って近くで見てみると、実はそのレインボーカラーのゲバラがプリントではなく、フェルトで貼ってある事に気づいて驚いた。
完全ハンドメイドのものだったんだな。
当然一点物とみた。
気になってたんですよと告げ、試着させていただいたら、アラ、まぁ、ジーンズによく合う。上から作業着はおってもちょうどいい。
無論購入しました。
これからは右手にドライバー、左手にケーブル、胸にはレインボーなゲバラ、という作業員になります。どんな誓いだか。
購入時にレジ横を見たら、同じようにフェルトを貼って描かれた野口英世の長袖Tシャツが。ものすごく惹かれました。独創的なデザインだなぁ。
なんでも、そこの店は「made in okinawa」という店で、沖縄の若手クリエイターの商品を売っているセレクトショップなんだそうだ。
私が買った長袖Tシャツを作ったフェルト職人の方は沖縄で保父さんをやってる人らしい。

ここ最近、名古屋に行こうが山形行こうが秋田行こうが古着を買い漁っていた私ではあるが、沖縄では古着を買わなかったのはこのTシャツがあまりによかったためである。
野口英世シャツも欲しかったなぁ。
新作見てみたいなぁ。


ぼちぼちホテルにチェックイン。
仕事のメールを出すなどやってたら、テレビで新日の試合がやってたので
見ているうちに寝ていた。
要するに、首里城は行かなかったってこと。

でもせっかく沖縄に来たのだからどこかに行かなけりゃ。
というか、沖縄に3日もいるのに海見てないジャン。
靴下が濡れていたので、新しい靴下を買いに行くがてら海を見にでかける。
先ほど購入したリトルテンポを聴きながら歩いて海を目指した。

沖縄ってどこでも海に近いんだね。
リトルテンポのスティールドラム入りのゆるやかな曲が耳に心地いい。
海を見るには絶好のBGMである。気持ちが高揚する。
海風が強くなって、タバコの火を点けるのに何度も失敗した。
でも海が近づいてるのだ。タバコなんてどうでもよくなる。
リトルテンポを聴いてるのに、人通りが少なくなったのをいいことに鼻歌なんぞを歌っていた。
待ってろよ、なめらかな白い砂。
しなやかな南風、私の(大して長くない)髪を舞い上がらせとけ。


10分ほど歩いて海に辿り着いた。


港でした。


うわん、砂浜じゃないのかよ!
フェリーとか沢山泊まってるじゃねえかよ!
バスクリン色の海はどこなんだよ!
これじゃ「沖縄の海を見た」とは言えまい。(嘘ではないんだけど)

と、悪態をつきながらも防波堤に座ってしばらく海を鑑賞。
以前、山形の遊佐に行った時の日記
「私は海が怖いのである」
と書いたが、沖縄の海はそんなに怖くなかった。
なんでだろう。
東北だと、三上寛が歌うような情念を感じるからだろうか。
それもたまらない東北の魅力ではあるのだけれど。


そんなこんなのうちにすっかり夜が訪れ、昨晩仲良くなった社長さんと飲みに行く。
沖縄最後の夜の始まりである。
っても沖縄最後の夜のスタートは日本酒から始まったのだけれど。
くどき上手の辛口純米吟醸。
こんなところで庄内の酒。
社長さんはホントに酒の詳しい人でした。
酒の詳しい人と仲良くなれるのはうれしいなー泡盛の話もさることながら焼酎の話も興味深かった。もっといろんな酒を知りたいと思うことしきり。
あと、昨晩、なんであんなに英語で歌うのが上手かったんだろうとと思ってたら向こうで10年くらい暮らしていたそうな。納得。

その後「うりずん」という店へ。
昔ながらの家、という外見が情緒ある店だった。
ここでは泡盛は泡盛でも、花酒と呼ばれる泡盛を飲ませていただいた。
亀壷から移されたのは「どなん」という古酒。
飲んでみた。

口の中が灼熱の熱帯のようだ!!!

口、食道、胃、とどなんが駆け抜けたところがジリジリと焼けつく。
アルコール度数は60度らしい。そら焼けつくわ。
どっしりしっかりと、体中に「どなんアピール」とでも言おうか、存在感を刻印されていったようだ。
ダイナミック!マッチョ!
前々日に飲んだ「かねやま」が老練の職人だとしたら、「どなん」は(これも古酒なんだけど)若い、生命力に満ちた怪男児のようであった。
豪傑酒と呼んでしまいたい。
K1でいうとマーク・ハントみたいだった。ってどんな喩えだ。

うりずんはまた行ってみたい店でした。
泡盛の種類がハンパなかったし。

ほどよく酔っ払ったところで「観覧車」へ。
沖縄最後の夜だったからどうしても行きたかったのです。
この日は大盛況。ママの同級生が沢山来ていたらしい。
東京から来たという若い男子がいたんだが、
「急に思い立って、金曜の夜に正規料金で沖縄きちゃいましたよぉーー!!!」
とマンヨッパで言っていた。
自腹で7万オーバーかよ!
私も正規料金には変わりないが、経費だからな!
しかし、思い立って急に沖縄に行ってしまうという行動にはなんだか妬けてしまった。
私も急に思い立って東北とかやってたけど、まだまだだと思い知らされた。
旅のためなら自腹で7万も厭わない、というくらいの覚悟がなけりゃ旅人は名乗れねえよ。
そんな軽い絶望感もあってか、楽しい酒の場でありながらもいつもより酔っ払った。
店のBGMがキリンジになり(キリンジ好きの人がいた)、エイリアンなどを歌ったり、CKBをかけて貰ってハンサムなプレイボーイ歌ったりで楽しかった。
モチのロンで泥酔。

4/3

二日酔いでやっぱりこの日も沖縄そばしか食べられなかった。
沖縄は日曜日にようやく天気がよくなっていた。
遅いよ!
天気のよい海を見に行って、沖縄の旅を反芻したり。
吐き気は止まらなかったけど。センチメンタル泥酔者。

そのまま空港へ。
飛行機トラブルが起こって出発が遅れたりした。
沖縄から帰りたくないなーと思った気持ちがちょっぴり伝わったのかもしれない。

東京に戻ったらプライドを見に行こうと思ってたのだけれど、
その日はそのまま帰宅した。
たぶん沖縄があまりに楽しすぎたからだ。


観覧車は本当に本当にいい店でした。
3日間通い詰めてよかったー
ママさん、本当にありがとー。
そして社長さんもありがとー。
沖縄で出会ったすべての人にありがとー。
忘れちゃいかんが、お客さんもありがとー。



帰って寝ようとしたら目に違和感を感じたのだが、
翌日起きたらくっきりとものもらいになってました。
私は疲れるとものもらいになるのである。

間違いなく遊び疲れなんだけど。


また近いうちに2000マイル飛び越えてみるとしよう
自腹で正規料金はまだまだできそうにないが。
でも沖縄は「ウジウジしてねえで飛び込んじまえよ!」ということを教えてくれた土地かもしれない。
じゃあ今度は7マンを自腹で越えてみようかしら。
まあ、上司が「沖縄出張、無理矢理作っちまえばいいんだよ!」とか言ってたけど。
出張に関してはいい会社なんだよな。
2005年04月14日(木)

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