今朝の新聞折込広告に國学院大学グラウンド跡地に建設中のシニア住宅【グランクレールあざみ野】の販売案内広告が入っていた。以前にも入っていたかもしれないけれど私が見たのは今回が初めてだった。このシニア住宅は「65歳以上で日常生活を自立して営める方」が入居条件なのだけれど、万が一入居中に介護が必要となった時は、提携介護施設への移行が保証されているのだそうだ。その介護施設【グランケアあざみ野】もあざみ野駅東口すぐの早渕川沿いに来年9月に開業すると書いてあった。大浴場や健康管理室完備で料金を払えば毎日3食の食事が頂けるこちらの住宅。やっぱりこれだけ設備や環境の整った施設だと入居費用も結構かかる。入居時に3,700万円〜(最大8,600万)の一時金や数百万単位の充当金を払い、更に月々は95,000円〜の家賃並みの管理費,食事料金,駐車場代などの支払いと、公共料金の等の自己負担・・・という感じ。こういう施設に入ることの出来る方はやっぱりお金持ちなのか、それとも普通は退職金や老後の蓄えでこれくらいは払うことが出来るのか? お金に疎い私はちょっと考えてしまった。建設工事は毎日順調に進んでいてかなりうるさいです。 −−−過去の今日のこと−−− 2002年07月25日(木) INDIAN RESTAURANT【AKBAR】
今月も父からもらった横浜シネマリン(伊勢佐木町)の平日鑑賞券で友人と映画鑑賞。今回の映画は『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』。ストーリー: ギリシア系アメリカ人の冴えない30歳独身女性トゥーラ(ニア・ヴァルダロス)は、両親の営むギリシャ料理店で働いている。ある日ハンサムなお客に心惹かれたトゥーラは自分改革を決心。大学の講習を受け髪形もファッションも変えて見違えるように明るくなったトゥーラ。叔母の旅行代理店に就職し、充実した毎日を送っていたある日、あのハンサムな客イアン(ジョン・コーベット)が偶然通りかかった。急速に恋に落ちた2人。しかしトゥーラには「ギリシャ娘はギリシャ人と結婚する」と頑固に考える父が・・・。監督:ジョエル・ズウィック結婚がメインのハッピーなストーリーということで、ブライダル関係の企業主催の試写会など大々的に催されていた映画。私も映画関係のサイトからいくつか大量招待試写会に応募したけれど、全く音沙汰なしだった。ひとことで言ってしまえば「可愛らしく微笑ましい映画」。登場人物に悪人はいないし、随所で笑いは起こるし、出演している人達自身がとっても楽しそうだし、もちろんお決まりのハッピーエンドだし。でもだからこそ「それだけじゃん」っていう人も多いのかもしれない。私はこういうラブコメ(でいいのか?)とても好きだけど。見る前はトゥーラとイアンが恋人同士になるまでに時間がかかるのかと思っていたらそこまではわりとあっという間で、その後のパパに許しを請うことや、結婚までのトゥーラの親戚を巻き込んでの騒動に重きのある内容になっていた。原題は『MY BIG FAT GREEK WEDDING』(大仰なギリシア式結婚式)だとのこと。そのギリシア式結婚式が何とも楽しい! 両親同士の顔合わせの食事会のはずが親戚一同が集まってのパーティーに化けてしまったり、叔母さんやらいとこらがあれこれおせっかいな口出しをして進められる結婚準備、そしてにぎやかに繰り広げられる結婚式・・・。それらは見ていて楽しくそして微笑ましかった。でも実際こんな家に自分が入ったらかなり大変かな。そんな『マイ・ビッグ・・・』、私の一番のツボはトゥーラのパパ。思い込みが激しく頑固一徹なんだけれど、すごくラブリーなパパだった!「日本の結婚率を上げてみせます」というコピーのついている映画、さて結婚率は上がるのでしょうか? −−−過去の今日のこと−−− 2002年07月24日(水) 【すすき野 湯けむりの里】ヒーリングサウナ
以前『懸賞日記』の方に書いた劇場招待券の当たったお芝居、演劇企画集団THE・ガジラの7月公演『アンコントロール』を会社帰りの旦那と一緒に観に出かけた。場所は下北沢のザ・スズナリ。とても有名な劇場だけれども私はこれが初めてだった。収容150人ほどの小さな劇場、この空間で4人の役者さんによる気力のぶつかり合いのお芝居を堪能した。ストーリー: 死者数百名を出す大惨事となった航空機墜落事故から5年。妊娠中の妻の体調不良による直前のキャンセルで事故を免れた芹澤夫妻は、自分達が助かったことと引き換えに死んでしまった人がいることへの罪悪感を抱えていた。事故後生まれた子どもの成長が止まったままだということも大きな陰を落としていた。そんな時に出会ったのがその墜落事故で夫を失った高村泰子。彼女もまた「自分のせいで夫が死んでしまった」と心の葛藤を続けていた。そして彼女の登場が芹澤夫妻の生活の歯車を狂わせていく・・・。出演: 南果歩,七瀬なつみ,大鷹明良,久保酎吉 作・演出/鐘下辰男1985年8月12日、暑い夏の夕刻に発生した死者520名生存者4名という大惨事となった日航ジャンボ機墜落事故をモチーフとして作られた心理劇。タイトルの「アンコントロール」(操縦不能)は回収されたボイスレコーダーに残っていた機長の言葉でもあり、劇中での自分ではどうにも出来ない心の葛藤を意味している言葉でもあると思う。お芝居の始まりは高村泰子(果歩さん)のひとり芝居。「治療に通っているカウンセラーに勧められ私は私の物語を書く。その舞台はとある新興住宅地の若葉台マンション・・・」と言った感じで始まるので、観客は泰子の作り出した物語を観ているのだと思う。でも芹澤明生(久保さん)・真奈美(七瀬さん)夫妻、そして明生の仕事仲間である青砥(大鷹さん)が加わりお話が進むと、これが現実世界を描いているのが、それともあくまでも泰子の作り話なのかわからなくなってしまった。はっきりいってどっちでもいいほどに白熱した舞台だったけれども。上演時間2時間15分。時には静かにそして時には互いを罵倒しあう心のぶつかり合いのお芝居だった。夫婦のこと、子どものこと、そして自分でもどうにもならない心の動き・・・。人間の持っているもろい心や醜い心を見せつけられて重い内容だった。この劇を3週間上演する役者さんにも相当の気力が必要だと思うけれど、観る側もかなり疲れてしまうかもしれない。もちろんそれは嫌なものではなく、心にどすんと入ってくる疲れ。果歩さんは「狂気になったらこんなだろうな」というのが想像出来、その通りだったのだが(もちろんそれはそれで鳥肌立ちそうな狂気だったのだけれど)、七瀬さんのこういう役柄を見たのは初めてだったので、そのブチ切れ演技には圧倒させられた。本当に「役者さんってすごい職業だな」とあたらめて思い知らされたすごい舞台。ただで見てしまって申し訳ない気がするくらいだ。 −−−過去の今日のこと−−− 2002年07月23日(火) 暑すぎる・・・