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落ちつく場所

 午後から彼とホテルに行った。

 笑って逃げ回っていたのにいくつかの事柄が重なり悲しくなって
 泣いてしまった。。。


 訳がわからず困っている彼。。
 
 『俺が傷つくようなこと言ったんだろう・・?』
 『どうして泣いているのか教えてくれないとわからないよ?』
 『ごめんね・・をしたいから教えて?』
 手を握ってくれる彼・・私は枕の間に顔を埋め涙と鼻水を拭いていた。


 彼の声はちゃんと届いていた。。
 でも私は無言のまま彼にしがみついていた。



 頭の中には悲しくなった出来事が浮かんできたけどそれを彼に声で
 伝えることができない。。


 
 彼と出会う前・・ひとりで抱え込み誰かを頼ることが嫌いだった。
 自分の感情を伝えることを1度もしたことがないツケなんだろうか・・。
 彼に対しても声を出して自分の感情が絡んだ事柄を話すのが苦手だ。。
 私の気持ちが重くて接することが嫌になるんじゃないだろうか・・と
 ネガティブになってしまう。。



 彼が これに傷ついた?あれに傷ついた?・・・と思い当たることを
 ひとつずつ私に尋ねてくる。。私は彼にしがみつきそれに対して首を
 振ったり頷いたり・・。


 ようやく原因がわかった彼は『ごめん。。ごめんな』と何度も言いながら
 抱きしめ頭を撫でてくれた。


 


 彼にしがみつく・・・という私の行動。。
 初めて意地を張ることをやめた。
 以前の私なら傷ついたとき彼の手も受け入れなかった。。
 今日は素直に彼を受け入れた。
 もうずっと前から彼のことを受け入れたかった・・でも意地っ張りな部分が
 出てきて『別れる』なんて言った事もあった。
 

 きっと私は彼と大きな喧嘩をしても彼の腕の中に埋まりたくなるだろう。。




 どんなことがあっても大好きな人の腕の中が一番落ちつける場所なんだもの。。


894



 『今なにしてる?』

 
 

 彼がランチに誘ってくれた。



 風邪をこじらせてここ最近はまともな食事をしていなかった。
 久しぶりの食事は彼と一緒にハンバーグを食べる。。
 
 おいしかった。。。

 

 
 

 ホテルに行ってピッタンコ。。

 

 疲れた彼の身体をマッサージ。。。
 ウトウトとし始めた彼の髪を優しく撫でる。。。
 眠りが深くなるまで撫でる。。
 寝顔を見ていると愛しい気持ちに溢れた。
 
 


 

 恋人になって894日目の今日も彼のことが大好き。。

お泊まり2


 安心しきってぐっすりだった。
 彼が隣りにいると思うと安心して眠ることができた。
 
 仕事の関係で私が先に部屋を出なくてはならない。。。

 
 
 支度を整えるとまだパジャマ姿の彼に抱きつく。。

 「行きたくないよぉ。。」


 
 たくさんキスをして職場へと向った。



 

 いつも優しい彼だけど最近富みに優しく感じる。。
 
 思いやりを感じる。。

 なぜかなぁ。。。

お泊まり

 夕方のこと・・

 『お泊まりするかぁ?^^』

 と突然彼からの誘いがあった。

 

 もちろん・・

 「お泊まりしゅるぅ。。^^」

 
 朝からのメールのやりとりではそんな素振りは感じずにいたから
 すごく嬉しかった。


 お泊まりは8ヶ月ぶり。。
 彼の体温に包まれて眠れる。。。
 彼の身体はとても温かくて湯たんぽみたい。


 
 
 
 終業のチャイムが鳴ると足早に帰路につく。
 彼から言われているモノ・お泊まりセット・明日着ていく服・・・。
 もろもろな準備を終え彼からのお迎えメールを待つ。。


 この前買ったジル・スチュアートのミニスカートを履いて行く。
 とても短いのだけど彼はきっと好きだと思って買ったものだから。。


 電話が着たからブーツを履いて外に出る。。

 早く出過ぎてプラプラと夜道をひとりで歩いていた。
 ミニスカートで夜道を一人・・ちょっと怖かった。。。
 でも彼の車が後ろから走ってきて・・とても安心した。



 まずはちょっとしたお買い物をしてから彼が予約してくれたホテルへと車を
 走らせた。


 とても素敵なホテル。。
 彼は私が以前から泊まってみたかったホテルを予約してくれていた。
 いつも目にする度に憧れていた。
 でもそのことを彼に話したことはなかった。
 彼がそのホテルを予約してくれた・・とわかってからも言わなかった。
 なんだか嘘っぽく彼が感じるだろうか・・って思ったものだから。。

 予想どおり室内も趣きがあって素敵だった。
 イギリスの古い時代を思わせるような建物・・家具・・・。
 彼も私も味わい深いものが好きだからふたりにとても好評。。



 少し部屋で寛いでから食事に行く。。


 



 彼もまだ行ったことがない・・でも存在は知っていたという居酒屋さんへ
 連れていってくれた。店内は広くこれまたいい雰囲気の店だった。

 カウンター席に座り彼の話を聞き入りながら彼の顔ばかりを見ていた。。
 彼と一緒だと本当に楽しい。。。アクションつきで話してくれた。

 
 彼のことすごく自慢だ。。一緒にいるときに彼が誰かと話していると 
 私は傍らで彼のことを頼もしく感じている。

 私が人見知りの激しい性格だからよけいにそう感じるのかもしれない。。
 彼に対してもべらべらとしゃべるほうではないし・・彼の顔を見ながら
 話を聞いているのが大好き。。
 彼も最近私と話をすることで気持ちがリラックスできる・・と言ってくれた。
 嬉しかったなぁ。。私にも存在する意味があるんだね。。
 
 
 
 



 そうだ。。
 嬉しいことがあった。
 彼が2〜3年後・・の話をしてくれた。。とっても普通に話してくれた。
 3年後にも私は彼の傍にいられるんだなぁ。。って嬉しかった。
 

 彼は甘い言葉とか言う人ではないけれど私が気を抜いていると
 突然嬉しいことを言ってくれるときがある。
 
 ホテルに戻って今日も彼の身体と髪の毛を洗った。
 

 今日はいっぱいキスをした。。


 いっぱい彼に抱きついて。。。


 安心に包まれて眠りについた。。
 

 
 

彼のkurou

 


 。。『俺じゃないと小雪の相手は無理だ。』
  『俺がいないと小雪はだめなんだな・・って思う』。。
                
                      (最近の彼の言葉一節)




 優しさにもいろいろある。

 何でも言うことを聞いてくれる優しさ〜一緒に歩いてくれる人。


 俺についてこい・・という優しさ〜手を引っ張りグイグイ前を歩く人。 
 

 私は後者の優しさが好き。
 

 何でも言うことを聞いてくれる優しさでは私の心は満たされない。。

 

 もし私が落ちこんでいたら彼は私を笑わせようとする。。
 辛いことも笑いに替えようと。
 一緒になって悲しくなってくれるのではなく笑わせる・・
 でも一緒に怒ってくれたり悲しんでくれるときもある・・・
 彼は見極めが鋭い。。

 出会った頃は笑う彼が悲しかったことがある。
 なんで私が落ちこんでいるのに彼は笑ってるんだ・・って。
 でも私には彼の明るさが必要になっている。。

 


  

 寂しがり 悲しがり 駄々こね 落ちこみ屋 甘えたがり
 不安ちゃん ネガティブ・・・
 このたくさんの感情を私は自分でコントロールできない。。
 
 過去の悲しい出来事。。私を取巻く環境。。。それらが私の心を拗らせ
 ている。

 彼には私の環境も、過去の悲しい出来事も話している。
 隠し事は一つもない。
 私の過去や環境を聞けば引いてしまう人が多いと思う。
 関わりたくないと思うはず。。。
 でも彼はその話を聞く前と聞いた後の態度を変えなかった。
 励まし 怒り ・・・それを繰り返し私の不安定な感情につきあって
 くれた。今でもそれは続いている。。
 
 出会った頃に比べたら心の安定は計り知れない。。
 彼が向けてくれる愛情と彼の愛情を信頼できるようになった私の心の変化
 から私の心は安定している時間が増えた。

 彼もすごく悩んだと思う。。
 どうやったら私が安定できるのかと。
 

 休みの日に天気が悪いと落ちこんでしまう私だからね。。
 『天気が悪い』という落ちこみだけでは済まず次々に落ちこむ材料が
 頭の中に浮かんでくる。。。
 

 自分のことなのに自分でどうしていいのかわからないことが多い。。
 不安で彼に聞いてからじゃないと動けない。
 
 でも依存しているわけじゃない。。
 
 
 毎日の携帯メール。。もし携帯メールが少なかったりしたら電話をかけて
 くれる。彼の場合その見極めが鋭い。。
 やたらにかけるのではなく私の心の状態を把握していて声を聞かせてくれる。

 突然小さなことで落ちこんだり、寂しくなったり、悲しくなったり。。
 自分で感情をコントロールできなくて彼に縋ってしまう。
 宥める方法を間違えるともっと落ちこんでしまう私を彼は的確な判断で
 落ちつかせてくれる。。。





 ネットの中に現れる小雪は一途で純心に彼を愛していて・・・と
 男の人から見れば理想的な子なのかもしれない。

 でもここに描かれている小雪はごく一部にしかすぎない。。

 きっとリアルで私とつきあったら根をあげるだろう。。


 私とつきあうのは大変。。大人の顔をした子供だから。
 大人のようで子供、子供なことをしながらも急に大人なことを言う。。
 彼はよく私に言う・・『子供だなぁ・・』『子供じゃないんだから・・』と。
 


 ただ優しいだけでじゃだめでグイっと引っ張ってくれる優しさじゃないと。。

 
 もし違う人とつきあっていたらそれなりにつきあえたかもしれない。
 でも『それなりに』だけれど。。
 素の自分を出さずにそれなりに。。。

  
 彼とは100%素の自分でつきあっている。
 これ以上の人は現れるわけがないと思ってる。

 彼は大変だと思うけど。。
 
 彼は私にとって最高の人。。
 私の言葉・感情・行動・・全てを笑いながらも包んでくれる人。
 

 こんな私ができることは日々彼の優しさを忘れずにいること大事に思うこと。
 


 ・・・と今日は私とつきあう彼の大変さを書いてみた。。
 
 

彼と過ごすヒトトキ

 夕方、『夜飯食いに行こう^^』と彼が誘ってくれた。。
 彼の仕事が終るのを街中でプラプラしながら待っていた。

 夜の食事は3ヶ月以上ぶりくらいかな。。
 

 街中をふたり並んで歩くのが好き。。
 そんなこと普通のことかもしれないけど私は彼と歩くのが好き。

 
 いつも行き当たりばったりで食事する場所を決めることが多い。
 でもそんな時間も好き。


 イタリアンのお店で食事をしながら話をする。
 途切れることなく話し。。たとえ沈黙があっても苦痛じゃない。
 
 
 彼と一緒だと感情が素直に顔に出るらしい。。
 ケタケタと笑い、ヤキモチを妬き、悲しくなり、寂しくなり・・・
 全ての感情は彼にはお見通し。。
 
 『照れくさいけど・・』と言いながらも言ってくれた話。。
 私をちゃんと見てくれているんだと思い嬉しかった。
 酔っぱらっておどけながらもきちんと心に届いていたよ。。 


 
 
 お店を出てホテルに行った。


 久しぶりに彼に触れる。。。
 


 暗い浴室でバスライトをつけ泡風呂にふたりで入った。
 後ろから抱きしめられながら。。

 
 

 彼の身体と頭を洗ってあげる。。
 

 


 彼にきつくぎゅっと抱きしめられる。。

 

 ベッドに入りピッタリとくっつく。
 

 キスをして。。


 そして。。。





 


 シャワーを浴びにいった彼をお布団の上でボーっと放心状態で待っている。


 彼が戻ってくるとすぐにしがみつく。



 
 離れずにゴロゴロと彼の肌に触れていた。


 彼がタバコを取りにちょっと離れただけでも寂しくてバタバタと暴れていた。


 帰る時間までずっと猫のように身体をくねらせ彼にくっついていた。






 彼と過ごすヒトトキは自然と流れる時間・・そこに心地よさを感じてる。。 
 
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