私のカケラ...me☆

 

 

普通のメール。 - 2004年07月31日(土)

Hと逢った日に、帰り道にメールをやり取りしていて。
『meと逢って、元気もらったよ♥』
そうメールをもらって、とても嬉しかった。
近頃休日も出張ばかりで疲れているのを知っていたから、余計に。

・・・逢う数週間前にはギクシャクして、私も逢えないかもなんて言ってたせいもあって、彼も私と逢って抱き合うまで、気持ち的に落ち着かなかったようだ。
部屋で抱きしめあうまで、どこか彼は、『怒ってる?もう終わりにしたい?』そんなような気持ちで私と接していたように思う。

キスをして抱きしめて、私が感じているのを知って彼はほっとしたカンジで笑った。
愛しいというカンジで笑いかける顔は、どの人も同じ顔をする気がする。
やっと安心したように微笑んだ彼の顔は、まさにその顔だった。



近頃Hとのメールが安定しつつある気がする。
この間逢ってからだと思う。
先日、全然メールくれないんだからー!って抗議(?)したせいもあるかな。

前はイチャイチャメールしかしていなかったけど、やっと彼もそれだけじゃメールも続かないと思ったのか、最近普通のメールをくれることが多くなった。

サッカーが好きな彼だけど、仕事で忙しくて、時間的に試合が見られることはほとんどない。
だから、試合見たかったのに〜!なんてメールがきたり、何対何?って聞いてきたり。
私はそういう会話が出来て嬉しい。
そういうこと。そういうことを普通にメールしたかったんだって、思う。

彼のメールはTと違って短い。本とに一言だけ。だけど日に何度もくれる。それが嬉しい。
・・・でも、最近はたとえ1通でもくれたらうれしいかな。彼だって書くことがないからしないときだってあるだろうし。
面倒だからではなく、そういう理由からきていることがなんとなく最近理解しだしたので、たとえ1通しか来なくても、気持ちが楽になってるのかも。



彼は私を離さないと、あの日も言ったけど。俺のものだよって私のこと言ったけど。
そう願っても、実際はそうじゃないってこと、わかっているって気持ちが、私には伝わってきていた。

だから次に逢った後も、続くのかどうか、まだ私もわからないし、彼もわからないでいると思う。
確かにここまでメールだけでやってこれた。それは事実だけど。
・・・お互い気持ちを何ヶ月もキープし続けるというのは至難の業だということが、よくわかっているから。


...

穏やかなココロ。 - 2004年07月30日(金)

マニュアルだから、運転中は手を繋げなかった。
でも時々、私の頬をつついたり、ひざを撫でたりしてた。ももではなく、ひざ小僧とでもいうのか。くすぐったい。
・・・ひざを触る人って、彼が初めてだ。ほっぺは肉付きがいいから、よく触られるけど。

ベッドで、私が少し頭を動かしたら。
コツンと彼の頭にぶつかった。
「いてて・・(笑)」
「頭突きしちゃった。ごめんね!(笑)」
二人で笑った。こういう思い出が、たくさん欲しいと思った。




逢ってから、Hは相変わらず私に安心してメールをくれなかったものだから、ちょっと拗ねたメールを送ったら、またちゃんと送ってくるようになった。・・・全く、わかりやすい。(笑)

そしてTとも、仲直りした。
今夜もうじうじしてるようなら、本とに怒ってしまいそうだったけど、今日はちゃんといつもみたいに接してくれたから、私もいつも通り話した。昨日のことは、お互いもう口に出さなかった。
彼は今日もあまり時間がなかった中、ギリギリまで相手してくれた。
久々に止まらない会話が出来た気がする。たまにはチャットのお休みも大事なのかもしれない。

来週はTと逢える。丁度1ヶ月ぶりになる。
「もうずいぶん昔な気がする」
「ずっと前から付き合ってる感じがする」

私たちにとってこの1ヶ月長かったけど、内容が濃い一ヶ月だったと思う。色んなことを話して、感じて。おそらくHと話すよりももっと彼と話していて、お互いのことをよくわかっていると思う。

それでも2週間後にはまたHと逢うだろう。

不思議だけど、二人の間で揺れる気持ちが今はなく、穏やかだ。
結局は二股かけてるわけだけど(・・・結婚してるから3股か?)、バランスよくそれぞれと付き合っている気がする。どちらにも比重が重くなっていない。それぞれの欠点を知って、色々考えているからだろうと思う。

いいんだか悪いんだか・・・ちょっと異常だと思うけれど、今はこのまま行こうと思う。




...

涙が溢れる - 2004年07月29日(木)

泣いた。

ここのところのすれ違いで、仲直りがしたくて、私は私なりに譲歩して、Tと努めて明るく接して、怒ってる気持ちもほとんど出さずに、これからのことを話した。
だけどTは恐ろしく沈んでいて、私がどう話してもテンションが上がらない。
はっきり言えば、昨夜だって、チャットでちょっと待っててというので待っていたら、1時間経っても現れない。私はもういささか待ちくたびれて、ちょっとというのは1時間の事なの?とメッセを入れて落ちた。
そして今日話していて、その私のセリフが頭に来たと言っていた。
・・・待たせたのはどっち?と思ったけれど、理由が子供の事だったようなので、怒らずにただ流した。そしてこれからどういうスタンスでやっていくかを提案して、じゃ、普通の話しようねって話すと。

彼は今日はもう落ちると言った。
私は哀しくなって、涙がぽろぽろ溢れた。
「わかった。もう私は何も言わない。Tが立ち直るまでそっとしておくから。・・・ゴメン、泣きそう」
「泣かないで。ちょっとトラブっただけ。すぐ元に戻るから」
それでも私の涙は止まらなかった。

わかってる。
彼だけを見ていないくせに彼を責める資格なんてないってことも。
だけど苦しかった。
結局自分を素直に出せる相手なんて、いないのかもしれないと思った。

また私は、彼の前でもほんとの自分を出せないでいる。段々、TとHと、どう違うのだろうと思うようになっている。。




彼は私の中に入り、はじめはじっとして、私をただ抱きしめていた。お互いそれでも気持ちがよかった。しばらくして彼が少しずつ動き始める。

・・・一度目をしたときも思ったのだけど、彼が自分の胸を私の顔の前へ差し出している気がしていた。でも、彼が胸も感じるなんて知らなかったから、さっきは何もしなかった。すると彼が、
「舐めて」
というので、彼の胸を舐めた。
・・・男性の胸を愛撫したのは初めてだった。女性として、どうされたら気持ちがいいのかというのはよくわかるけれど、同じようにしたらいいのかなぁなんて考えなら、舌で強く舐めたり、吸ったりしてみた。
「気持ちいいの・・?」
「うん・・・気持ちいい・・」
なんだか彼がかわいくなった。彼は多分、甘えん坊だ。

彼が私の耳を愛撫し始めた。
「や・・あっ、ダメ!やめてH・・!」
私は本とに耳が弱い。されると腰のあたりがうずうずして、おかしくなりそうになる。それなのに、彼は私の耳を舐めて、耳たぶを噛んだ。・・・この時はじめて、噛まれることがすごい刺激だと知った。
そして耳元でまた、何度も、ささやく。
「気持ちいいよ・・ねぇ・・出したいよ・・このまま逝っちゃいたい・・いっぱい出したい・・・」
「ダメよ・・しちゃだめだよ、ねぇもう・・やめて耳ダメなのぉ・・!」

彼はほとんど動かなかったけれど、お互い絶頂を迎えそうなくらい興奮していたと思う。耳への愛撫をされて、私も少し締め付けていたのかもしれない。
少し激しく動いてから、彼がゆっくりと抜いた。

「出ちゃった?大丈夫?」
「ううん・・出てないよ」
「ごめんね・・」
「いいよ。大好きだもん」
「うん・・ありがとう・・・」

彼は本とに私の中へ出す気はなくて、そう言うことで私も彼も興奮する事がわかっていて、言っていたようだ。

「ね・・。付けちゃダメ?キスマーク・・付けたいよ」
「(笑)いいよ・・」
「うん♪じゃ付けちゃお」
この間のように、左胸に付けていた。前より強く吸っていたけど、あまり付かなかった。
「もう、俺のものだよ・・」
「うん。。Hのmeだよ・・」


その後もしばらくお互い色んなカンジで抱きしめあってから、彼がシャワーを浴びにいった。私は今日も彼のぬくもりと匂いを消さないために、入らずに服を着た。

洗面台で、家を出たときのように髪をアップにまとめて、彼を見つめた。
「かわいいよ」
嬉しそうに笑って私を後ろから抱きしめた。
「大好きだよ・・」
「うん・・私もだよ」

もう出るというのに、彼はまた服の上から私の胸やあそこをいたずらする。
「ん・・ダメでしょ・・行かなくちゃ・・」
「朝まで抱いていたいよ・・」
2度目は逝かなかったから、彼がまた欲情しているのがわかったけれど、もう時間だった。

まだ電車がある時間なので、待ち合わせた駅で降ろしてもらう事にした。送ってもらってたら、彼の帰る時間も更に遅くなってしまうし。

今度はお盆だねと言って、別れた。人通りが多かったので、キスをせず車を降りた。

帰り道、数通のメールのやり取りをして彼は4時間後に家路に着いた。そして私は子供に服を買って帰った。

家でシャワーを浴びた。胸のキスマークは、ほとんど付いていなかった。。


...

うまくいかない - 2004年07月28日(水)

今の私に、Tを責める資格なんてない。・・・彼を大好きと言いながら他の男と抱き合ったのだから。
だけどここ最近うまくいかない。彼の仕事が忙しくてなかなか話すことが出来ないのと、性格の相違からきてることだけど、すれ違いばかり。そして強がり。・・・とにかくなんだか、うまくいかない。いろんなこと、うまくいかない。。



彼の髪を撫でながら、私はこう言った。
「ずっとこうしたかった・・」
「うん・・。大好きだよ・・」

目が覚めると私の顔を覗き込んで、彼はこう言った。
「かわいいよ。」
「(笑)そのかわいいって、どういう?動物的なかわいい?」
「?動物的?」
「ペットみたいな」
「ペットになってくれるの?・・だって、ちゃんと言うこときく?」
「きかな〜い(笑)」
「じゃだめじゃん(笑)」
・・やっと私がノーマルだってあきらめたかな。(笑)

後ろから強く抱きしめながら、彼はこう言った。
「離れられない・・」
「ん?」
「もうmeから離れられない・・」
「どうして?」
「大好きだから」
・・ここのところの私の態度で、彼を不安にさせていたのは、確かだと思った。

「気持ちがいい・・」
彼は眠ったり起きたり、まどろみながら幸せそうにそう言った。
「した後の、この時間もいいよね・・」
「うん・・すごく気持ちいい。ずっとこうしていたい・・」
彼の目的はセックスという快楽だけではなくて、こういう時間も気持ちがいいって感じてくれてることが、嬉しかった。

私は時間はどうにでもなるけれど、彼はこれから数時間かけて彼の住む県へ帰らなくてはならない。彼に時間を告げると、うなずいてまた少し眠った。部屋が明るくて恥かしかったけれど、おかげで彼の寝顔はよく見れた。

「恥かしいよ・・(笑)そんなに見たら」
「Hだって見てるでしょー。(笑)」
「meは寝なかったの?」
「うん。こうして見ている方がいいの。」
「大好きだよ」
「うん・・・私も。大好き」

彼はまた、私の体を舐めだした。背中やお尻や、ももの付け根を、音がするくらい、跡がつきそうなくらい強く吸われた。
「イヤ・・くすぐったい・・恥かしいったら・・」
そして彼はまたベッドに立ちひざになり、舐めるように促す。私はそのまま彼のものを口に含んだ。
「あぁ・・」
さっきしたばかりなのに、また大きくなって、さっきよりも気持ちがいいみたい。強く吸われるよりも、軟らかく舐め上げる方が好きみたい。
気持ちがよかったのか、珍しく彼が腰を引いて、少し逃げた。そしてまた私の中へ入って来た。






...

安堵感 - 2004年07月27日(火)

メールでは思いっきりSで、少し逢うのが恐かったのが事実。でも彼とした2度目のセックスはとても優しかった。
前回とも何か違っていた。私を思いやる仕方だった気がする。・・・数ヶ月付き合って、私のことを理解したのかもしれない。何かこう、抱かれていても安堵感があった。



「中に出したいよ・・気持ちいいよ・・」
「ダメ。。逝っちゃダメだよ、ね、我慢して、ちゃんと付けて・・」
「じゃ、口でしてくれる??」
「うん。いいよ・・」

彼は私から抜いて、寝転んだ。すぐに口でしてあげた。彼はずっと気持ちがよさそうにしていた。でも、今日はなかなか逝かなかった。・・口で逝かせて欲しいわけではなかったのかな。
しばらくして、
「上に乗って」というので、騎乗位になった。いつも思うけど、重いんじゃないかと心配になる。上下にゆっくり動いてたけど、彼が前後に動かすように促すカンジで、腰を動かした。その動きは私にとっては気持ちがいいのだけど、擦り付けるカンジなので彼が痛いんじゃないかとか思ってしまってたけど、彼もそのカンジが気持ちがよかったらしい。
「う・・すごくいいよ。上手だよ。そのまま動いて」
彼も少し腰を動かしながら、私も前後へ動いた。こすれて気持ちがよくて、逝きそうになった。彼もたまらず、
「ダメだ。つけなくちゃ・・逝きそうだ」
そう言って引き抜いてゴムを付けて、私を後ろ向きにさせた。

また、私に自分で動くように言った。恥かしいけれど、ゆっくりと彼をカンジながら腰を動かす。そのうちたまらなくなって、彼が腰を強く動かした。
私も後ろからはすごく弱い。
「ダメダメ・・・もう、壊れちゃう!」
「あぁ・・出すよ・・いっぱいmeの中に・・・逝くよ・・」
すごい速さで突かれて、私も逝ったと思う。
前回もそうだけど、彼は逝った後もしばらく出し入れして余韻を感じる。逝った後も気持ちがいいのかな。
気がつくとまたシーツがすごく濡れていた。
「また濡れちゃった・・・」
「本とだね・・」
「いっぱいいじめるから・・」
「(笑)かわいいよ・・」
そう言って私を抱き寄せた。

そして。彼は相変わらず終わった後は、すぐ睡魔が襲ってくるみたい。(笑)
「眠い?」
「うん・・・ちょっとね」
「今日は時間作ってくれてありがとうね」
「ううん。俺も逢いたかったから。急だったからどうかと思ったけど・・。逢えてよかった」

うつらうつらと眠っては、私を抱きしめて、「大好き・・・」そう言って嬉しそうに笑う。彼の寝顔を見ながら、この笑った時の目じりのしわがすごく好きだなぁって思った。そう、この笑顔に弱いんだ・・。
私を抱きしめながら、
「このまま持って帰りたい・・・」
「どこに置いとくの?」
「んー・・・どこにしよう?」

私の肩に載せた彼の頭が、段々と重くなる。眠りに落ちたとすぐにわかる。私はなんだか可笑しくて、クスクスと笑う。耳元にかかる彼の寝息がくすぐったかった。



...

I just wanna call his name - 2004年07月26日(月)

彼に抱かれている間、私は何度も何度も彼の名前を呼ぶ。
気持ちがいい時ももうダメって時も・・・。
どうしてかよくわからないけど、すごく好き。呼ぶことで、愛しさが増す気がする。




お風呂から上がって、少しのんびり。彼の服が汗でびっしょりだったので、ハンガーにかけたり、テレビを少し見たり。わからないけど、こういうことがなぜか嬉しかった。

「逢った時、はじめ私に気がつかなかった?」
「ううん。わかったよ。ただ、あんなに近くにいるとは思わなかった。(笑)電話しようと思ってたんだよ」
「そうだよね。あんなに広い中で、よくすぐに逢えたよね(笑)」

「そういえば、腰は大丈夫なの?」
「うん。ありがとう。もう全然平気だよ」

それにしても、ここの部屋は明るかった。電気は全部消えるのだけど、スロットマシーンがベッド脇にあって、その明るさは消えない・・・。

彼とベッドへ寝転んで、また見つめあった。
「かわいい・・」
そう言って私を押し倒して、体中にキスをした。キスをする場所が段々下に来た。
「イヤ・・・明るいから・・・」
彼はわざとお尻のほうから私のアソコを舐めて、舌を入れてきた。とても恥かしかったけど、そこはもう溢れかえっていた。

「ん・・・ダメ・・恥かしいよ」
「大丈夫。全然見えないよ」
すごくよく見えているはずなのに、わざと彼はそんなことを言いながら敏感な部分を舐めあげた。その度に私の足はビクンと震えた。

彼はまたこの間みたいに、私の中を指で奥までかき回した。私の両手首を片手で掴んで、動かないようにして。何度も前回みたいな波を感じた。
そして彼が入ってきた。

「入っちゃったよ・・・meの中に・・・。気持ちいいよ」

ゆっくり出し入れされて、私も気持ちがよかった。
私の顔を見て、何度も『かわいい』『大好きだよ』そう耳元でささやく。
何度か体位を変えながら、激しく突いてくる。

「ねぇ。。出したいよ・・。meの中にいっぱい出したい・・」
「だめだよ・・・。ちゃんとつけなくちゃダメだったら・・」

そのときの切なそうな彼の顔と声は、今でも私の頭から離れない。


...

愛しいという事実。 - 2004年07月25日(日)

そこのホテルは、受付にも人がいなかったし、帰りも部屋にある精算機でお金を払う仕組みになっていた。最近のホテルは便利だなぁなんて、ぼんやり部屋で思っていた。

彼がふいに抱きしめてきた。汗で濡れたシャツが冷たかった。

立ったまま強く抱きしめられて、何度も貪るようにキスをした。『逢いたかった』ただそれしか浮かばなかった。そして彼は私を愛撫し始めた。

「明るいからダメ・・」
彼は構わず私の胸元から手を入れて強く揉んできた。私が嫌がれば嫌がるほど、彼の息が荒くなるのがわかる。・・・嫌じゃないけどね。ほんとは。(笑)
彼は立てひざになり、丁度私の胸の位置に彼の顔が来た。彼は胸元から私の胸を舐めた。私はそのまま彼を抱き締めて、髪を撫でた。・・・懐かしいこのツンツンした髪・・・。ずっとこうしたかった。愛しかった。

スカートをたくしあげられ、お尻を撫でられた。
「イヤ・・恥かしいよ」
ストッキングと下着をひざまで脱がされて、彼の指が私のアソコに触れた。
「だめ・・シャワーしてない・・」
「ほら・・もうこんなになってるよ」
彼は興奮して溢れている私の部分を、わざと音をさせるように触って、指を入れてきた。
「あっ、Hだめ・・やめて」
「あぁ。。すごく暖かいよmeの中・・・」
激しくかき回されて、立っているのがつらかった。彼のものが固くなっているのもわかった。

でも、やはり2度目は何か違った。お互い知っているからか・・安心感とでも言うか、落ち着いたカンジとでもいうか。

キスをして、お互い見つめあった。前は恥かしくてできなかった。
「かわいい・・・大好きだよ」
私の顔を覗き込みながら何度も抱きしめた。ふとTのことが頭を掠めた。こんな風に彼も私を抱きしめたなと・・・。

「一緒にお風呂に入る?」
「・・・恥かしいよ・・・」
「だって、こんなに濡れちゃってるんだよ。きれいにしてあげるよ」
そう言ってまた私のあそこをぐちゃぐちゃにした。
「ん・・・。じゃ暗くして・・・」

彼が先にお風呂へ入った。暗くしてって言ったのに、窓が開いていて日が入って明るかった。
「・・・明るいよー?」
「明るくないよ。見えないよー」
「・・・窓全部閉めてー」
「えー・・。真っ暗になっちゃうよ」
「いいの(笑)」
すこーしだけ開けてあったけど、ほとんど見えなくなったので浴室へ入った。彼の胸へ飛び込んだ。
立ったままでキスをして、彼は私の体中を舐めた。
「・・まだシャワーしてないよ・・」
私も彼の肩や耳や首筋を舐めた。まだ少し汗の味がした。
彼が自分のものを握らせた。手をゆっくり動かすと、彼の声が漏れた。
「舐めて・・・」
しゃがんで、彼のものを口に含んだ。手を添えてしてあげると、
「あぁ・・。気持ちいいよ・・・」
そういってたまらなくなったのか私の胸をボディソープを使って触り始めた。気持ちがよくて、今度は私の方が我慢できなくなって、胸についた泡で彼のものを手でしてあげたら、彼も弱かったらしく、私のアソコを洗い始めた。
「こんなにヌルヌルになって・・・。きれいにしようね」

しばらくしてから、彼が湯を張ってくれてた浴槽へ。ボタンを押すと、浴槽が赤く光って、彼が入れていた泡風呂の素が更に泡立った。でも狭くて、彼のひざの上へ私が乗るようになってしまう。
「ごめんね。重くない?」
「全然大丈夫だよ」
彼はキスしながら、私の胸を触ったり、吸い付いたりしていた。
彼と向かい合わせになると、彼はまた、ニコニコして私を見つめた。
「ん?なぁに?」
「(笑)かわいいなぁって思ってさ」
「もう。見ちゃダメー(笑)」
そう言って彼の頬を触りキスをした。こうしてお風呂へ入っていても、ここでこうして彼といることが信じられない。でも・・・事実なんだ・・・。愛しさでなぜか胸がいっぱいだった。



...

昼間のデート - 2004年07月24日(土)

暑い日だけど、風が結構あった日曜日。

彼との待ち合わせの場所へ向かいながらも、これからHと逢うなんてまだ信じられなかった。ただ刻々と約束の時間に近づいていた。

駅に着いて、『着いたよ』とメールをした。暑かったので駅の構内に接続してる建物で、なんとなく待っていた。
大きな駅なのだけど、ただ駅しか指定していなかったので、電話かメールを待つしかなかった。前回は2時間くらい待たされたけど、どうだろうなんて思いながら。
ぼーっとしていると、携帯を片手に周りを見ている、ノースリーブを着た男性が目の前にいた。

彼だった。

彼は私に気付かずに、携帯を開こうとしていた。
私が手をふるとこっちに気付いて、ちょっと驚いた顔で、でも少し照れくさそうに、近づいてきた。

二人して、はじめ何を言っていいかわからなかった。ただ笑いあって、久しぶりだねとかなんとか、少し会話した気がする。やっぱりたとえ1度逢っていても、緊張する事に変わりはなかった。
話を聞いたら、仕事でこっちへ来ていたらしい。本とは別の県の人も車で送る予定だったのが、その人は電車で帰宅する事になったらしく、時間が急に少し取れたと言ってた。

暑かったので、そばにあったゲーセンに入って、少し涼んだ。でもお互い、普段あまり行かないので、二人してボーっと突っ立って、他の人がゲームをするのを眺めていた。
彼に肩を抱かれながら、彼の横顔を垣間見た。ここでこうして彼といる事が、不思議な気持ちがして仕方ない。
しばらくして、車へ行く事にした。途中、階段の踊り場で、軽くキスをした。少しココロがほっとした。

彼は、この間とは違う、小さい車で来ていた。エアコンが付いていない車だった。

「ホテル行こうか。ゆっくり周り気にせずに話せるし」
そう言って車を走らせた。二人ともあまり詳しくない場所だったので、少しうろうろして、ホテルを見つけた。

入ろうとしたら、その前を親子連れが通ろうとしていた。
「・・・通り過ぎるまで待とう」なんて言って、少し離れたところで待ってた。確かに真昼間からホテルに入ろうとしてるなんて恥かしい気もするけど。。。変なところ気にするんだなぁって、ちょっと思った。
彼は思ったより照れ屋なのかもしれない。逢った時も、昼間だったからか人が多かったからか、抱きしめたりキスしたりもしてこなかったし・・。やっぱりTがちょっとヘンなのかな。(笑)

ホテルに入ると、パネルの前で1組のカップルが悩んでいた。部屋は一つしか空いていない。なのに入ろうかどうしようかなかなか決まらず・・・。結局彼らが選んだので、満室になってしまった。
「いつ空くかわからないから、別のとこ行くか・・・」と、階段を降りかけたら、丁度一部屋空いたのを、彼がすかさず気付いて入れることに。(笑)
「よく気が付いたねぇ(笑)」

部屋へ向かうエレベーターの中で、何度もキスをした。逢えなかった時間を埋めるように。


...

突然の - 2004年07月23日(金)

土曜日の深夜2時過ぎ。
Tとチャットをしていたときだった。

『明日の日曜の夕方、空いてる?』

突然Hから届いたメール。・・・前日の金曜日、お互いメールは1通もやりとりしなかった。そして今日は休みの予定の土曜日だけど・・・。というより、どういう意味なんだろう?

『H?どういう意味?』

『今○○(彼の実家でもあり、私の実家でもあるところ)に来ていて、明日の夕方から2時間くらい空くの。逢えるかな?』

・・・何がなんだかわからなかった。だけど・・・。

『時間によるけど、何時から何時くらい?』
『3時半から2時間くらい』
『大丈夫だと思う。どうしたらいい?』
『△△に来て。車で行く』

日曜日は主人が仕事の日だったので、実家へ預けなくてはいけない。急だから大丈夫かわからないけど・・・でも。でも私は、そのとき彼に逢いたいと思った。もう、Tとチャットをしていても落ち着かなくなっていた自分がいた。

夜横になっても。
どうして?どうして?が頭をめぐっていた。
嬉しいというより、訳がわからなくて混乱していた。

そしてこんなにも簡単に私のココロは揺らいでしまうのだなって、驚いた。
・・・やっぱり彼のことを、まだ・・・。

数ヶ月想い続けた気持ちは、そう簡単には消せない。


...

妄想と回想 - 2004年07月22日(木)

Tと逢ったときの話をしていて。
前にも書いたけど、私の匂いがすると話していた。
その時に、「Tの匂いもしたよ」って話していて、

「俺はタバコの匂いじゃないのかな」
「うん。それもあるけど、でもTの匂いもあると思うよ」
「・・お店出てからさ。チューするのに、タバコ臭かったらいやだなぁと思って、ガム噛んだんだよ(笑)」
「え?いつ?全然気が付かなかった」
「(笑)だって、気付かれないようにささっと噛んでたんだもん」
「・・・もしかして飲んじゃった?」
「あはは。それはないよ。ちゃんと紙に包んでポイした・・その辺に(笑)」

 前に、あげたガムを飲んじゃった彼がいたんだよ 

思わず言いそうになったけど、やめた。キスをするのにじゃまで・・とは、やっぱり言えなかった。



彼は、いつか私を抱く時の事を、よく想像するんだそうだ。なんだか恥かしいのだけど、嬉しい気もする。

「meは妄想しないの?」
「うんー。というか、想像付かないよ・・浮かばないんだもん。そういう場面(笑)」
「・・まぁ、1回しか逢ったことないしなぁ。でもみてないからこそ、想像するのが楽しいのでは?(笑)」
「あはは。んー。それに、そういうことしてるTも想像が付かない。ふざけてばっかりいるからかなぁ」
「じゃ、まじめな話する?(笑)普通の成人男性ですよ。ハイ」
「私は妄想というよりは、逢ったときのことを思い出すことのほうが多いよ」
「あー。。そうか。回想してるのね」
「うんうん。。いろんな場面を思い出すよ」

「・・・早くmeを抱きたい」
「うん。Tのものになりたいよ」

早くTのものになりたい。気持ちに整理を付けたい。。


...

近頃のTと私 - 2004年07月21日(水)

近頃Tとギクシャク。

彼のいやだなぁと思うところは、弱いところ。
しょっちゅう頭痛いとかのど痛いとかだるいとか言ってる気がする。

私はそういわれると、チャットしたら悪いかなぁとか思ってしまう。ゆっくり休みたいのかなって。

今週の彼はまさにそんな感じで、夜も逢えなかったり、寝過ごされてしまってたり。

似たもの同士だけど、性格的なことはやっぱり違って、時々ちゃんとやっていけるのかなぁと思うこともある。

歯車がうまくあったら、すごくいい関係になると思うんだけどな。
お互い意地を張ってしまうところがなきにしもあらずなので、うまくやらなくちゃと思う。今のところ、何とかやり過ごしているけれど。

「meに早く逢いたい」
「meと早くキスしたい」
「meの体中にキスしたい」


次に逢ったら、彼に抱かれると思う。最近はそういう話も多くなった。・・・Hほど露骨な話はしないけれども。(笑)それにだいぶ、「好きだよ」って言葉も、自然と言ってくれるようになった気がする。変なところテレやさんだから、あまり言ってくれなかったけど。

Tに抱かれたら。Hへの思いも、もっと薄れるのかな・・・。やっぱりHに抱かれる事ができなくなるかもしれないな・・。



...

見えている未来 - 2004年07月20日(火)

・・・なんだか気が付いたらずいぶん更新していなかった。

日曜日は、私は家族と出かけていた。そうしたら午前中に、Hからメールが。また仕事で別の県へ来ているとのことだった。帰りも渋滞して暇だったのか、2時間くらいやりとりをしていた。相変わらずイチャイチャ&えっちメールだけど。

Tとは相変わらずチャットしている。
最近は、だいぶ落ち着いてきたけど、話すとやっぱり逢いたいねってなる。
たとえ近くにいても、お互い思うように時間は取れない。結局次に逢うのは来月になるようだ。
でもなんだろう。やっぱりチャットしている分、安心感と言うのかな。相手の気持ちがだいぶ見えるし、不安に思うこともすぐに解決する。私の理想とする形なんだろう。


Hとは結局終わりにできなかったけど。
でもまだ逢うことはちゃんとココロの準備ができていない。
具体的に日にちを決めていないからかもしれない。

あんなに逢いたくて苦しかったのに。

今は明らかにTとのことを考えている。
結局は彼を信じ切れなくて、愛しきれなかったということなんだろう。

きっとこれからも。

ちゃんと見えている。

わかっているのに足が進まない・・・。
変化を望みつつ、そこへ足を踏み入れることができないでいる。。


...

あなたの顔。 - 2004年07月17日(土)

少し困った顔で。
でも落ち着いたカンジで私を見つめるHの顔が浮かんでいた。ずっと。
逢ったときに、そんな顔全然見ていないのに、なぜか鮮明に浮かんでいた。

そして私は、負けた。


私が受け入れたら、安心したのか、やっぱり怒ってたのか、夕方からメールは途絶えたけど。

今週はいやな思いをたくさんさせてごめんなさいとメールを入れたら。

『meに辛い思いをさせてしまって、ごめんね』

なんて返ってきた。



二人の人を同じように好きになんてなれない。

ただ波間に漂う。

今は流れに身を任せるしかないみたいだ・・・。




...

I know ,,, I know - 2004年07月16日(金)

わかっていることがある。
ここで私が彼を許したら、もう逢い終わるまで、彼を傷つけることはできない。つまり、ここで許すという事は、Hと逢って抱き合う事を意味する。

私のココロは、いつの間にかTに占領されていて、Tのココロも私で溢れてる事もよくわかってる。

それでも私のココロはゆらゆらして、やさしい言葉を、Hにかけてしまいそうになる。
傷ついているだろうに、気付かないふりしてる彼がつらくなる。怒ってるだろう彼も見える。



昨日送って、戻ってきてしまったメールを、今日再送した。

『逢う事を迷っている。逢ったらもっと離れられなくなることも、もっとつらくなることもわかっているから』
『もう逢えないの?知り合えて愛し合えたんだから、その出会いを大切にしようよ』
『来月逢えたとして、次はいつ?年末?そういうのを考えたら、やりきれなくなって。Hにとっても、もっと近くで、いつでも逢えて、meより素敵なコがいるんじゃないかって思った。こういう話を、メールでしかできないこともつらいよ』
『俺はmeがいい♥次に逢うのは、年末になるだろうけど』

Tと出逢って、Hよりも大事な人になって、1ヶ月。そして彼と別れようと決めて1週間くらい。
もう疲れた。自分で選んだ道だと、わかっていても。

もう・・・負けてしまいそうだ・・・。



...

彼なりの譲歩 - 2004年07月15日(木)

『今日は一日、○○県の△△で講習なんだ。暑い〜』

朝の9時丁度に、Hから届いたメール。

彼のようなSが強い男性は、自尊心が強くてプライドも高いと思う。
ふられるということを、受け入れたくなくて、気付かないふりを続けるのだろう。

ココロが揺れていた。
近頃Tの仕事が忙しいせいで、なんだかちょっとすれ違いが多く、昨夜もちょっとケンカみたいのをした。もちろんすぐ仲直りしたんだけれど。彼は変わらず私を想ってくれてるのだけど。

だけどHと付き合ってきて、朝一でメールをくれたこと。昨日全くやり取りがなかった中で、これが彼なりの精一杯の譲歩であることを、すごく感じていた。
このままだんまりを続けているのはずるいことだと思った。だけど、別れの言葉を出すことが、できなかった。

夕方、雷鳴が轟いていた。
遠くで鳴り続けてる雷が、私の弱さをつついた。

『H。雷鳴が恐い』

二日ぶりに彼に送ったメールだった。

1時間後に、『夕立がすごいの?』と、返事が来た。

『うん。まだ鳴り止まない』

『俺が守ってあげるよ♥』

このままでは、また私は彼を許してしまう。そう思って、

『遠いよ。H。meのわがままだってわかってる。だけど、そばにいてくれなくちゃダメなの』

甘い返事はしたくなかった。でもこんな風にしか気持ちを言えなかった。
彼から返信はしばらく来なかった。どう答えていいのかわからなかったからだろう。

『俺だってそばにいたいよ♥meのこと大好きなんだから!!』

また、そうやってはぐらかすんだと思った。
逢う事を迷っているとメールを書いて送った。
でも帰宅していてそのメールは届く事はなかった。
そしてまた私は、明日彼に私からメールを送ることはしないだろう。


...

accept or not - 2004年07月14日(水)

このまま、終わりなのかな。

今日はHとは、お互い一通もメールをやり取りしなかった。

何度も負けそうになったけど、でもTからのメールでホッとしたり笑ったり。私が見つめる相手は、Tだけでいたいと思った。


ちゃんと別れようと思ったのは、Hに抱かれることは出来ない気がしたから。
もし彼に抱きしめられても、キスをされても、私のココロはどこかここにあらずになるって、判ったからだ。ココロが伴わないセックスなんて、したくない。

昔。
私が初めて付き合った彼と別れる時、私は幼すぎて、どんな別れ方をしたらいいのかわからなかった。
そして、うまく別れることができずに、情にほだされ、ずるずると逢ってしまって、彼をとても傷つけた。そして私も苦しんだ。
新しい彼とつきあっているというのに、元彼は何度も私と逢って、私を抱いた。

「おまえがいなきゃだめなんだ」
「一人にしないでくれ」


いい年をした男が、高校生の私にそう懇願しながら、半ば私を犯すようにして抱いた。
私は愛していた人だったはずなのに、そんな風に抱かれる事が哀しくて、新しい彼の名を呼びながら元彼に抱かれた。

もうあの時のような思いは、2度としたくない。

Hは何を思っているんだろう。
私がただ逢えないと、駄々をこねていると思っているのか。
それとも、もう終わりになるかもしれないと、苦しんでいるのか。

わからない。わからない。

でも私が言った、ずっとという言葉に、裏切られたと思っているのは、事実だと思う。
私が思うより、私は彼を傷つけてしまっているのかもしれない。

好かれていない方が負け。
わかっているのに、彼に手を差し伸べたくなってしまう自分がいる。
もう抱き合えないのに。
もう同じことを繰り返したくないのに。



...

別れのメール - 2004年07月13日(火)

昨夜はTも仕事で忙しくて、メッセができなかった。なんだか話したいこともあったりしたのだけど、メールが行き違ったりしてうまくいかなかった。
でもそういう時、自分に非があると思えば、ちゃんと私を気遣ってくれるTが嬉しく、大事にしなければと思う。


今日も私は、Hへメールを出さなかった。
彼も今日は送ってこなかった。
そして夕方、メールを送った。

『H。もう寂しさも限界みたい。どんなに好きでも、何ヶ月も逢えなくて、声をきくこともできない。meにはもう、できない。Hを好きになり過ぎたよ』

送信ボタンを押すことを、何度もためらって、送信した。

私にはこれ以上はっきりとした言葉を彼に伝えることはできなかった。
私の精一杯の別れたいという意思表示だった。

1時間後彼からメールが届いた。
しばらく開く事はできなかった。

やっとの思いで開くと。

『後一ヶ月だよ。我慢して♥』

なんだかもう、気が抜けてしまった。
やっぱり彼は、私の気持ちに気付かないフリをした。
・・・確かに私のメールでは、別れたいと思ってるとは、取れないかもしれない。でもあの後ずっとメールを返していない私に、今何かを感じていることだろう。

何度も誘惑に負けそうになって、Hに返信を出してしまいそうになったけど。
でももう、私からは出さない。出しちゃいけない。
ただ涙がこぼれそうになるのを抑えるだけ。

H。私は本気なんだよ。
本とにあなたの手を離そうとしているんだよ。
気付かないフリは、そろそろおしまいにしなくちゃ・・・。



...

泣いた日 - 2004年07月12日(月)

色んな気持ちが交差する中、他の日記を読んでいて、ハッとして。

カラダだけが目的なのかと相手に尋ねると、こんなに離れててそれはないでしょという返事。

それはそうだよね・・・。えっちしたいだけなら、いつでもできる距離にいる誰かを選ぶのだろう。なんだか急に気持ちが高ぶって、Hにメールをした。だけどもう帰宅していて、メールは届かなかった。

彼も何かを確実に感じ取っている。
私がいくら好きだよとメールをしても、どこか気持ちがないことも。いつも私がしているメールが、最近ないことも。
そういえば週のはじめには、必ず『今週もお仕事がんばってね』と、欠かさずメールをしていた。・・・今日はそんなメールをTにしただけだった。

彼との終わりを思った。
どんなカタチで終わるんだろう。
やっぱりメールで終わるのだろうか。

彼に別れるときに告げようとしている言葉を、口にしてみた。
そしたら。
そしたら涙が溢れてきた。

この5ヶ月、たくさん苦しい思いもして、でも嬉しい事もたくさんあって、ほんとに好きだった。
一度逢ったとはいえ、メールだけの軽いつきあいだと思っていたのに、とても深く彼は私の中に入り込んでいて、それを失くす事がひどくつらくて。

だけどこれから先彼と続けたとして、どういう未来が待っているのか、私にはわかりすぎるほどわかってるんだ。どれだけつらい思いをすることになるかも、よくわかってる。


どうして涙が出るんだろう。
別れの言葉を思い浮かべただけで涙が溢れてくる。

ずっとそばにいるよ
離さないよ
愛してる


全部嘘だったのって言われるのかな。
それともただわかったと言ってくれるのかな。

私は怒った彼を、知らない。

回りくどいことはやめて、きちんと別れを切り出すべきなのかもしれないけど。
私を奮い起こすほどのことがないと、今の私にはそれができそうもない。


...

私の選んでいる道 - 2004年07月11日(日)

今日は実際は月曜日だ。

金曜日は、Hから昼にメールが一通来ただけで、帰りも何も言わず帰宅してた。私も夜、いつもはお風呂上りにメールを入れてたのだけど、この日はしなかった。
土曜日は、今週は彼がお休みの週。・・・もしかしたら仕事に出ていたかもしれない。でも彼は何も言わなかったし、彼からもメールがなかったし、私も送らなかった。

毎日、私からメールを送るのが習慣になっているけど。

月曜日、私はメールを自分から送るのはやめようと思った。
もしかするとそのまま終わりにできるかもしれないと思った。

それなのに、昼頃に彼はメールを送ってきた。
1日のメールが彼から始まるのは、もう1ヶ月以上ぶりだと思う。

『今日は涼しいよ(^^)meと抱き合いたい♥』
『こっちもお天気だけど、そんなに暑くないよ。Hに触れたいよ』
『meがスキ!!(^^)』
『meもHが大好きだよ♥』

・・・どうしてかな。。
私は唇をかみ締めながら、やっぱり切れないって、返事を出す。
今がそのタイミングじゃないのだろう。

彼と知り合ってもうすぐ5ヶ月が経つ。
私が彼の性格をわかってきているように、彼も私のことを段々わかってきているのだろう。

H。
ほんとに私の手を離さないつもりなの・・・?

まっすぐ私を見つめるTの気持ちを裏切り続けてることがひどく苦しい。
だけどT一筋でいくことに、なんとなく躊躇している自分がいるのも否めない。
この重い気持ちのままいるしかない。
それが今私が選んでいる道なんだと思う。



...

写真が欲しいワケ - 2004年07月10日(土)

いっぱいの写真。Tは本とにたくさん写真を送ってくれる。私の受信ファイルには彼からの写真と音楽で溢れてる。

私は彼本人の写真も嬉しいけど、彼が見た景色や、ものや、そういう写真が好きだ。好きな人に係わるものなら、きっとなんでもうれしいのだろう。

そして相変わらず私の写真を欲しがる・・・。
写真嫌いの私が、もう7.8枚も渡してるっていうのに、まだまだ足りないという。同じ様なカンジしか撮れてないのに、どれもかわいい♪と言って喜ぶ。私の写真なんか欲しがってくれて嬉しいのだけど、自分の写真を送るのって、なんだか自分自慢みたいでいやなんだよね・・・。(笑)

でもこの間、チャット中に一枚送ったら。

「meの笑顔は ほんとに優しい笑顔だよね。見てるだけで優しい気持ちになる。写真がいくつも欲しいのは、そんなだから。」

そんなことを言ってくれた。
彼はすごくストレートにものを言う。だからこそ、彼の言う言葉はすべて信じることができる。・・・たまにカチンときたり、グサっとくることもあるのだけどね。(笑)でもそういうところも、多分私と少し似ている。私は彼ほど何でも言わないけれど、時々的をつきすぎることを言うと思う。

「話してるとやっぱり逢いたくなっちゃう。て、毎日言ってるね。ゴメンね 」
「なんで謝るのさー明日でやっと1週間・・。なんか長いね〜 」
「うん。。もう1ヶ月とか逢ってない感じだよ。」
「そんな感じ。次の作戦練らなきゃね。」
「なんかさ、次逢うことも考えるんだけど 、その次のことも考えると、また時期とか考えたりして。」
「うーん、欲張り?(わ 」
「(笑)うん。。ごめん」
「いや、ぜんぜんごめんな必要ないったら。」
「だって、たくさん逢いたいし。でも長く逢えないのいやだし。」
「そりゃ毎週逢いたいっていわれてもナンだけど、meもそれは無理だろうし 、お互いそんなに子供じゃないし。我慢して 久しぶりに逢って チューするのがシアワセだし。(わ 」
「うん。そだね」
「まぁ お互いの都合は全然わからないから あんまり考えて遠慮しすぎてもね。だから、案は出すだけだして ダメだったとしても、そこはオトナ回避。」
「それはもちろん。そうだよ。甘えるって、そういうことじゃないと、思うしね。いつも、相手を思いやってたい。」
「うん。俺も。そういう付き合いで、お互い信頼関係が生まれて どんどん良くなっていくと思う」
「私たちって、思ってることをちゃんと言えて、これって、相手に甘えてるって言うか、私が望んでいる、関係だと思ってるの。ずっと私には、こんな風に話せるヒトが、いなかったよ。」
「そうかー。じゃ、がっちり掴んで、俺が逃げないように写真送らないとね(爆」

彼は私を抱きしめてくれるひとだと思う。
私の言葉も、ココロも、カラダも。

だとしたら、もう離さない。どんなカタチであれ、繋がっていたいと思う。写真だって、いっぱい送っちゃうから。・・・もっときれいにならなくちゃ。
・・・それよりちゃんとしなくちゃいけないこともあるか。。













...

私にとっての甘えるということ - 2004年07月09日(金)

ずっと。
自分の感情を、押し殺すことなく、誰かに受け止めて欲しかった。
それはわがままを言う事ではなく、ただ私の気持ちを聞いて、抱きしめてくれたらそれでいいのだ。
それに対して何か望んでいるわけではなく、ただ受け止めて欲しいだけ。逃げずに抱きとめて欲しいだけ。否定もせず肯定もせず、私というものを理解って欲しかっただけ。

それがTにはできるような気がしているんだ。
主人もHも、私のそういうところをさらりとかわして、私はいつもどこか違う自分を演じていた。そのことが私はひどく苦しかったんだ。

わからない。まだ抱き合っていないし、完全に彼の想いを信じてない。
でもHに対する信頼感よりはずっとTのこと信じてる。

距離のせいか、彼らの性格のせいか。

Hとは終わらせなくちゃいけないのだろう。それがいつになるのか、自分でも判らない。2度目のデートの後か、それとも逢う前にサヨナラ言えるのか。
Hが私の手を、逢う前に別れを切り出しても、離してくれるのかどうかもわからない。・・・なんとなく、逢うまで終わりにはさせない気がする。
それをわかっているから、今まだ別れを言えないのかもしれない。

でも今、別れの機会が巡ってきてる気もする。

彼と別れた場所が視界に入る。
私の決心は揺らぐ。

今が分かれ目。
そういう瞬間て、あると思う。
潔く。
ただ潔く決断するだけ。
わかっているけど、今の私にできるのだろうか。



...

甘い余韻の。 - 2004年07月08日(木)

彼と逢った夜、全然眠れなかった。
彼とキスしたり抱きしめあった記憶が何度もよみがえって、子宮がきゅっとなって仕方なかった。

次の日、チャットで逢っても、なんだか気恥ずかしかった。チャットと実際と、全然違うって彼は言っていた。

「me。次に逢うのがまた楽しみ」
「うん。。待てなくなりそうで困る。(笑)」
「俺が、平日休み取れたら、ちびちゃん連れで逢う事もできるけど(笑)」
「ちびは置いていくよ。Tと逢う時は、一人の女性でいたいの」
「そっか。オンナゴコロだね。」

子供の前では、母でいたい。たとえ子供がどれだけ小さくたって、オンナの顔をして、子供の父親以外の男性を見つめるなんて、絶対したくない。恋をしても子供だけは巻き込まない。そう決めている。・・・時々好きな人を想って遠い目をしてしまうくらいは、許してもらうけど。

「meは、なんかこう、守りたい感じ、というか包み込みたい感じ。(笑)」
「(笑)そう?」
「多分・・・。うそうそ。ほんとにそう思った。」
「それは逢って、そう思った?」
「実物を見て、meのトータルなイメージが完成したからね」

・・・Hがはじめて私に好きって言ってくれたとき、彼も同じことを言った。私のどこがいいのと聞くと、『守ってあげたい感じがするよ』と。
自分では強い女と思っているのに、どうしてだろうな。強がりを見抜かれているのかな。

「me、いい匂いがしたよ♪」
「う。。汗の匂いー?(笑)私、香水ってつけてないの。まだ自分に合った香りに出会えてないんだなー」
「えー。そうなの?つけてるのかと思った」
「ううん。何にも」
「変な話だけど、きっとmeの体臭なんだろうなぁ」
「?わからんー。でも、嫌いじゃないならいいけど。(笑)」
「でも、ほんとにそうだったよ。次に逢った時に、確認してみます。(笑)」
「もう忘れちゃった?」
「ほのかに覚えてるよ。どんな匂い?って聞かれても表現できないけど」

いい匂いって言われるのって、すごく嬉しい。それがシャンプーの香りかなんなのかわからないけど、自分の匂いがすきって言われると嬉しい。

「Tは、昨日逢って、結構満足・・・というか、満たされた?」
「全然。満たされたのは一瞬、そしてもっと満たされたいという欲求が。」
「うん。」
「つまりそのー、逢って、また逢いたくて、最初よりも逢いたい気持ちが強いってこと」
「想いは、強くなった?」
「うん。」
「meも。」
「ドキドキドキ・・」
「困るくらい、Tが離れなくなった。」
「困ったなー。早くまた、逢わないとね(笑)」
「うん。逢いたいね。でも、我慢しなくちゃって思うしね。だって、まだ1日しかたってない!(笑)」
「あはは。我慢して我慢して、逢えた時はまた嬉しいし。」
「そうだね。困らせたりしないから、ね」
「ねぇ。それは、次か、その次か、そのまた次か、わかんないけど。meを抱きたい」

彼が、私を求めてくれる事が、とても嬉しかった。私も彼に抱かれたいと思う。抱き合わないとわからない気持ちも、たくさんあるから。素直にそんなこと、彼には言えていないけれど。








...

答えが出たのに。 - 2004年07月07日(水)

その場所は、そんなに人が通るわけではないけど、駅の中で明るいし、窓もあって外からは丸見えだった。でも彼は気にすることなく、また私を抱きしめてキスをした。
「人が見てる・・・」
「ギャラリーはどこでもいるさ」
彼はまた、私をじっと見つめてた。でもその目は、お店で見つめていた目とは違っていた。何かに安堵した、優しい目をしていたと思う。
私の頬をしっかり両手で掴んで、正面を向かせる彼。
「もう。見すぎ!」
「いんだよ。かわいいんだから」
そんなにまっすぐに見ないでと思った。・・・私がまっすぐに彼の目を見つめ返す事ができないのは、私の中のHへの想いが見えそうで恐かったのかもしれない。

窓の外を少しのぞくと、ホームが見えた。彼は後ろから私を抱きしめて、手を撫でた。きれいな手だねって言われたけど、手あれが1年中で嫌いな手だった。そう言うと、
「何で素直に受取らないかなー」
そして汗で首筋に張り付いている私の髪を、彼は少しずつ片方へ寄せて、
「うなじもきれいだよね。今度髪あげてきてよ」
「きれいじゃないよ・・・」
「またそう言うー。素直に受け止めなさい」
そう言って私の首筋にキスをした。
「汗かいてるよ。やだ。。」
「塩分足りないからいいの」

人がいなくなると、抱きしめてキスをして。
何度も数え切れないくらいキスをした。折れてしまうくらいに、強く抱きしめてくる彼が愛しかった。彼の胸の震えを感じられた。この瞬間が私は大好きだ。

「髪を撫でさせて」
「大した髪じゃないけど」
少し背伸びして、彼の首に腕を回して、彼の後ろ髪を撫でた。やっぱり男の人の髪っていい。
「男の人の髪って、好き」
「男なら誰でもいいわけー?」
「また・・・かわいくないこと言う」
私は撫でながら彼の首筋にキスをした。でも周りが気になって、すぐに止めようとしたら、私の気持ちを察するように、
「まだギャラリーきてないよ」
そう言って続けて欲しいと彼は促した。なんだか可愛いと思った。

そんなことをしているうちに、また電車を逃しそうになって、ホームへ行った。

どう別れたらいいのかわからなかった。ただ手を握り合って、彼は私を見ていたと思う。私は照れて、彼の肩に頭を乗せた。
電車が入ってきて、ドアが開いた。

「見送りはしないよ」
そう言うと私の顔をまた両手で包んで、ホームのたくさんの人がいる前で、私にキスをした。手を振って、彼は自分のホームへ向かい、私は電車に乗った。振り向いたけど、彼の姿はもう見えなかった。



今日は七夕だった。
Hの住むところは、星がとてもよく見えると言っていた。
相変わらず腰が痛いみたいだけど、今夜も会議があって、帰りが遅かった。
でも帰り道に、ずっとメールのやりとりをしてくれてた。

Hと逢う日までも、あと1ヶ月ほどになった。
・・・次にTと逢うのも、おそらく来月だろう。
どうなるんだろう。
どうするんだろう。
Hがもっと冷たくしてくれたら、踏ん切りがつくのかもしれないのに。どうしてそんなに優しいの。
彼らと逢って。
メールのように、2人への気持ちを切り替えてやっていけるのだろうか。
二人の想いが感じられれば感じられるほど、胸の痛みが強くなる。どちらかに比重を置かないと、気持ちのバランスが取れなくなる。

わかっているのに。
どうしたらいいかわかってるのに・・・。



...

kiss & hug - 2004年07月06日(火)

「本と小さい手だね。」
薬指に光る私の指輪を、指で撫でながら彼が手を見た。

彼は離れないように、きつく私の手を握り締めながら、夜道をのんびり歩いた。
お店で、お互いの電車の時間を確認していたので、その時間を刻々と感じながら1駅分くらい歩いた。
「こんなに歩かせて怒ってない?」
昔ある女の子が、散歩が好きというので、そのとおり延々と歩いたら、次の日あんなに歩かせるなんてと、怒られた事があったらしい。
「私はほんとに歩くの好きだから、大丈夫だよ」
「なら、いんだけど」
それにしてもよく歩いた。

少し横道に入ったところに、遊歩道があった。暗かったけど、普通に人がポツポツと通っていた。彼は私の手を引いて、その道を歩き始めた。

「何も聞かないで、したらいいって言ってたから」
そう言って彼は立ち止まり、私を抱きしめた。何度も確かめるように、きつく私を抱きしめて離さなかった。私はただ、彼の胸に顔をうずめた。
「どうしたらいいか、わからないって感じ?」
私はただ、笑った。彼は私のあごを持ち上げて、キスをした。
暗いとはいえ、人通りはあって、恥かしかった。でも彼のキスは止まらず、長い間していたように思う。何度も何度も、私の唇の感触を確かめるようにキスをして、私の頬もまつ毛も鼻も、顔中にキスをしてくれた。

「すごい猫っ毛なんだね。柔らかい」
私の髪をかき上げて、耳や首筋にキスをした。
「みんな見てるよ。。それに、耳は弱いからダメだったら」
彼は少し笑って、また折れるくらい強く私を抱きしめた。
「どうしよう。本気になっちゃうよ」
そう言って私の頬を両手で包んで、たくさんのキスをくれた。時折私の体を撫でる手が、私を求めているように思えたけど、彼はkissとhug以上何もしなかった。
キスしてる最中、
「なんか、足に振動を感じるんだけど」
私のポケットの携帯が振動していた。Hからのメールだった。
「大丈夫」そう答えて、メールを開く事はしなかった。

何度も抱きしめあって・・・というか抱きしめられて、そろそろ駅へ向かわなくてはいけなくなった。数歩歩いて、なんだかキスし足りなくて、
「もう一度して」
彼の手を強く握った。彼はすぐに私を抱きしめて、またたくさんキスしてくれた。

駅に着くと、丁度乗るはずだった電車が行ったところだった。引きとめた私のせいだったかな。。でもその後にもまだ電車があったので、また少しの時間一緒にいられた。でも今度は逃せないので、駅の構内にある、通路にいることにした。



...

嘘をつかず真実を隠すこと - 2004年07月05日(月)

色んな話をした。チャットでもあんなに話していて、よく話すことがあるなぁと思うほど、たくさん話した。数時間あっという間だった。

彼は、色んなことを私に聞く。私があまり話させなかったせいもあるのだけど。主人との馴れ初めはとか、昔の男の話とか。私は聞かれたら正直に答えるようにしていた。
Tとメールをはじめて間もない頃。
出会う前に、一人の人とはしばらく続いた・・・とだけ、Tにメールで話したことがあった。Hの事だ。今はどうなっているかということは特に書かなかった。私のずるいところだ。嘘は言わないけど、伝えない事もあるということ。
Tはその人の存在を、気にしていたのだと思う。
「前に・・・。しばらく続いたって人とは。どういう付き合いしてたの?」
ドキッとした。
いつか聞かれるかなって思っていたし、聞かれたらどう答えたらいいのかなぁとは思っていたけど。今でも続いてるなんてことは、絶対言うつもりはなかった。少し黙ってから、答えた。
「こんな風な、関係だったよ。・・・好きだったよ。向うも勿論、私を好きだった。一度だけ、逢った。だけど、離れたところ・・・○○県に住んでいてね。うん。。」
「そうなんだ・・・。いくつの人?」
「Tと同い年かな。学年は一個下かも。」
「そっか」

「彼は、なんていうのかな。。人の気持ちになって、物事考える事ができないひとっていうのかな。。それに、恋愛のいいとこ取りしたいっていうか、こうしてTと接するみたいに、人としてのぶつかりあいだとか、そういうものはしたくないっていうかさ。・・・まぁ、こういう、いわゆる不倫なんて、普段できないことをしたいんだろうけどね」

「恋愛感情っていうのは、一時的なもので、上がりきったら後は落ちるだけだしね。その点、俺たちみたいな付き合いは、続くと思うよ。・・・俺、正直に言っちゃうと、あそこへ登録して、まともな返事が来たのはmeがはじめてでさ。はじめは本と、友達が欲しくて登録したわけ。でも男だしさ、あわよくばって思いもあったし。で、やり取りするうちに、何か段々・・・こういう風になっちゃって。でもたとえ友達の関係であれ、俺がたまたまメールした相手がmeで、しかも考え方もすごく似てて。んでmeも好意を持ってくれて。こういうの運命かなって思っちゃうんだ。」

「私も、もしTが私に対して、恋愛感情を持てなかったとしても、きっと仲良しで続けていけると思ったよ。そのくらい、ぴったりきてる」
「うん。。・・・でももう、俺は恋愛感情抜きは無理だな(笑)」
「(笑)なら・・・嬉しいけど」

段々と彼の気持ちがほぐれて、私の言っていることを信じ始めているのがわかった。そして私は、彼の顔を少しずつ見れるようになっていった。
相変わらず彼は穴が開くほど私を見ていた。

「本と目が大きいね。その、笑った顔がすごくいい」

私はずっと笑っていたと思う。彼と過ごしていて、本とに楽しかったから。

「提案。ちょっと散歩しようか」

帰りの電車の時間まで、後30分ほどだった。私たちはお店を出た。こういうとき、お会計ってどうしようといつも思う。今回は半分出すよと言ったのだけど、俺のが年上だからとか言って、彼がおごってくれた。
「証拠物件は捨てなくちゃ。」そう言ってレシートを捨てた。割引券は、またくるかもしれないからって、私が持つことに。

彼が手を差し出した。私はその手を握って、歩き出した。


...

そんなに見ないで - 2004年07月04日(日)

手をつなぐと、いつも思う。
背の小さい私の、小さな手。つなぎづらいだろうなって。私も少し上げ気味につなぐようにしてるけど。
だけどとても安心する。人の温もりを感じることは、とても幸せだ。
彼の手はすごく汗ばんでいたけど、ただ嬉しかった。


ずいぶん歩いて、やっとよさそうなお店にたどり着いた。
創作料理屋さんのような、飲み屋さん。窓際に通されて、ホッと息をつく。
とりあえず二人でビール飲んで、更にホッと。(笑)

はっきり言って。
彼をはじめてみたとき、なんだかちょっと頼りなさげで、どうかなぁって思った。話しながらも、どうだろうどうだろうって、自分で自分に尋ねていた。
でもお店で落ち着いて話してみて、やっぱり彼が好きだと思った。
おいしいと感じたものを、素直においしいと言って、嬉しそうに食べてる姿も可愛いと思った。私の気持ちもだいぶ落ち着いた。
でも彼は、ずっと私に聞いていた。

「ね、いやだったら正直に言ってね。言えなかったら、そのお塩のふた開けてもいいよ」
「あはは。イヤじゃないよ。イヤだったらもうとっくに帰ってるよ。」

そんなやりとりをずいぶん続けて、少しづつ彼も安心してきたようだった。

「ものすごい緊張してたよね。震えてなかった?(笑)俺と、緊張のレベルが違ってたよ」
「そりゃ・・・そうだよ。(笑)逢って、がっかりしなかった?」
「ううん。逆だよ。思ったとおりの子だった。逢ってすぐわかったし。・・・可愛い。」
「・・・よかった。Tに対する不安より、嫌われたらどうしようって思いのが強かったから」
「それは俺も一緒だよ。・・っていうか、まだ不安なんだけど。(笑)」
「もうー!こんなに話してるのに、まだ疑ってるのー?(笑)」
「すごい心配性なんだよー!自信ないしさ。・・・っていうか、どこ見て話してるのー?(笑)」
「あはは。だって・・・恥かしくて顔よく見れないよ」

私は始終、彼の顔をあまりよく見れなかった。彼が話しているときは目を見れるけど、自分が話す時はどうも横を見てしまう。彼は何度もそのことをからかってた。
それに。彼とは向かい合って座ってたけど、ずーっと。ほんとにずーっと私の顔を見ていた。だから余計に恥かしくて目が見れなかったのだ。

「なんでそんなにずっと見てるのー!だから顔見て話せないのー」
「かわいいんだもん。瞳に吸い込まれる。・・・逢う前にさ、写真見て、えんくみに似てるって言ったけど。実際逢ったらやっぱり似てないんだけどさ。(笑)でも、19の時に付き合ってたコに、鼻から上がそっくりなんだ。可愛い・・・っていうかかなり俺好みのカンジなんだけど。(笑)だから、他の人はどう言うか知らないけど、俺に対しては自信持っていいんだからねー」

なんていいながら、またずっと私を見つめてた。写真も撮りたいーって騒いでたけど、ダメ!って断り続けてたら、ちょっといじけてた。(笑)
携帯も、私と付き合いだしてからカメラつきに変えてたし。(私と同じメーカーの、一個新しい機種)デジカメまで持ってきてたなー。私は写真写り悪いから写すの嫌い。それにものすごい湿気でテカテカ顔なんて撮られたくない。(笑)
結局、私の手の写真を間違って撮って、それであきらめた。んー。これから逢うたびに撮りたがりそう。。

そうそう。
よくわからないけど、彼が私に名刺をくれた。こういう関係で、こういうものです・・・なんて正直に教える彼。なんだか彼らしい行動で笑った。
「人と知り合って、親しくなったら、渡すでしょ?」
(笑)まぁねー。。





...

Tとのデート - 2004年07月03日(土)

今日は実際は月曜日。

Tと逢ってきた。

Hと逢った日のように、湿気がすごくて蒸し暑く、初デートには向かない日だった。
それでもなんとか雨は降らずに済んだ。
彼は仕事を早めに切り上げて、時間を作ってくれた。それでも、私の方が早く着いてしまって、少し待つことに。色んな不安でドキドキしながら、彼を待っていた。
こんな日に、Hはおとといくらいから腰が痛くて、今日は病院にまで行くくらい痛くなったらしい。昨日も何か運動をしたらしいから、そのせいもあるかもと言ってたけど。電気治療してもらったとか、ちょこちょことTとデートの合間にもメールが。
TはTで、仕事のメールがよく入っていたので、お互い様だったのだけど。

Hには、今日は友達と出かけてくるとメールを入れた。
俺とも遊んでねなんて返ってきたけど、私もいつもみたいにメールの返信がすぐに送れず、夜はなんだかHが怒ってるような感じを受けた。
・・・何か勘付いていたのかな。


Tにはじめて逢った印象。
想像してたよりも、華奢というか、小さいカンジがしたかな。背は、主人ともHとも同じくらいなはずなんだけど。
とにかく緊張していて、目も合わせられなくて。でもTがいつものように話しかけてくれてたので、助かった。
駅から歩いて行ける、大きな公園のようなところへ行く事を決めていたので、15分ほど歩いた。

そこは静かで、人も少なく、緑がいっぱいのところだった。何かの資料館のようなものもあったのだけど、夕方から行ったのでどこもあいていなかった。二人でのんびり散歩したり、座って話したり。蒸し暑い中、時折抜ける風が気持ちよかった。

他愛のない会話をずっとしてたと思う。彼はチャットのままだった。話し方も、性格も。でも私があまりにも話さないから、いつもより余計に話していたと思う。

日が暮れてきて、おなかが減ってきたのでお店を探す事に。
はっきり言って、私も彼も、歩くことが苦じゃない。どっちかというと好きな方だけど、公園の中を延々と2時間近く歩いてた。それから、なかなかいいお店がなくて更に1時間くらい歩いてた。いささかちょっと疲れたなーと思った頃。
彼が私の手をつないだ。
「こうしたら、まだまだ歩けるでしょ」
彼の優しさを感じたときだった。そして、彼が私に逢って、嫌いにはならなかったんだと思った時でもあった。


...

ヤキモチやかせたい - 2004年07月02日(金)

昨晩も、Hはやっぱり寝てしまって、朝7時頃に『また寝ちゃったーごめん』ってメールが来た。
しかし最近素直だなぁ。。(笑)前は謝ったりしなかったのに。でも私は寝ちゃっても全然怒ってない。Tとやりとりしてることもあるけど、彼が精神的に疲れているのが、なんとなくわかるから。

それにしても、そんな風に夜メールしながら寝ちゃうところを想像すると、私と逢った日のことも思い出す。
終わった後あっという間に眠ってしまって、口を開けてクークー寝てた姿。
今でもなんとなくそのときのことが浮かぶ。

Hのお子さんも、今日の午後退院できたようでよかった。
そんなわけで、彼は飲みに行ってるみたい。安心したことだろう。
彼にとって大事な人は、私にとっても大切な存在だ。ほんとによかった。

Tも今日は飲みだった。だいぶ飲んでたみたいだけど、ちょこちょこメールしてくれて、そろそろ家へ着いた頃かな。なんだか私が妬くようなことがあったとか言ってたけど・・・。なんだろう?(笑)



で。Tとチャットしました。
妬くような事とは、飲んだときに、女子社員さんからずっとあこがれてましたなんて言われたらしい。彼曰く、結婚してからもう数人に告られてるみたいで、結構もてるらしい。
・・・こう言ってはなんだけど、写真からするとそんなにカッコイイというカンジではない。なんだろう。彼の持つ雰囲気か、彼の仕事ぶりからなのか。仕事中の彼をのぞいてみたいと思った。

彼はどんな事でも私に言う。私はどっちかというと、言わないでいいことも存在すると思うので、あまり余計な話はしない。だから、自分にそういう彼が妬くようなことがあっても、おそらく言わない気がする。
・・・それとも私を妬かせたかったのかな。

ずいぶん酔っていて、普段言わないような事も言っていた気がする。

「ねぇ」
「ん?」
「実際逢って ほんとにmeを可愛く思えてmeも気に入って。そしたらチューしていい?」
「もー(笑)」
「牛だ」
「そんなの、聞かないでしてくれたらいいのっ!」
「!!」

「できることなら、お持ちかえりしたいよ」
なんてのも言ってたな。

それから、どっかで聞いたような事も。

「男は、好きなこをいじめたくなっちゃうの!」

・・・。私っていじめたくなるキャラなのかなー。(笑)


...

Who's name? - 2004年07月01日(木)

誰か好きなヒトができると、私の頭にその人の名前がインプットされる。
そして色んな時に、その人の名前が浮かぶ。
今の私は混乱気味にHとTの名前が浮かんできてる。

日々、2人とメールしあっていると、間違って二人に返信したら大変だなーと思う。Hに送る、えっちな内容メールをTにしたら・・・引くだろうなー。(笑)



Hのお子さんも、少しずつよくなって、食事も摂れるようになったみたい。でも結局、週末まで入院するらしい。私は1日くらいの入院だと思ってたけど、かなり悪かったんだと知って、彼もきっとすごく心配だったろうと思った。

ここ数日、家庭での彼を垣間見る事ができた。子供とゴロゴロしてるとか、寝かしつけてるとか。長く・・・と言ってもまだ数ヶ月だけど、付き合うだけいろんなことを知ってゆく。それが自然とできて、嬉しく思う。


Tとも相変わらず毎日チャットをしてる。今度逢う場所や、時間など具体的に決め始めてる。段々ドキドキしてきたけど、Hと逢うときの緊張とは少し違う。まだ、失うことになったらどうしようという不安があまりないからかもしれない。
・・・おそらく、彼は私を逢ってその日に抱くつもりはないだろう。抱きしめたい・・・とか、手をつなぎたいとは言っているけれど。

Tは、なんだろう。Hとはいろんな面で違う。
Hが軽すぎるのか?彼は逢ってすぐ手を出してきたけど(笑)、やっぱりメールや電話ではほんとにするかわからなかったし。
Tも、ものすごいまじめというわけではないのだけど、少し硬派なところがある気がする。・・・な〜んて、すぐお持ちかえりされたらびっくり。
いや、今回は、そこまでいかないつもりでいる。・・・やっぱりHに対する気持ちからかな。
そういえば。
Hはスカート派だけど、Tはパンツ派らしい。・・・んー。買う洋服困るなぁ。(笑)でもきっとスカートで逢うだろうな。

多分どちらを選んだらいいか、答えは出ている。
でも私は、選んではいけない方に、今気持ちが傾いているのだろう。

もっともっと、私を夢中にさせて。



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