きのう中学校時代の親友の結婚式だった。 一緒に、たばこすったり、万○きしたり、暴走行為をしたり、スノーボードを教えてもらったり、女の話で朝まで盛り上がったり、酒呑んで飲み過ぎて吐いたり、御輿の担ぎ方を教えてもらったり、ナンパしにいったり、スノーボードに行く金が無くて、ゴルフ場に忍び込み、坂を下ってバンカーに着地したり、俺が車をぶつけたのは今まで2回だけど、その2回とも隣に座ってたのは、そいつだったし、高校中退してからは、同じペンキ屋で働いてたし、数え上げればきりがない。
「人生の中で、誰が一番の親友ですか?」と聞かれれば、いまのところ一番最初に頭に浮かんでくる。 中一の時、バイクに乗って道を走っているところを先生に見つかり次の日呼び出され、僕は嘘をついて「乗ってません」と言ったが、君は「のりました」と言った。その勇気がうらやましかった。 僕にはない物をたくさん持っているような気がした。 昨日、そんな君が、幸せそうな顔をしていてとてもいい気持ちがした。 僕は、こっちに出てきてから、あまり連絡をしなくなった。
昨日のメンツは、中学校時代の友達が20%くらい。 その友達は、必死に彼の晴れ舞台を支えて、一生懸命動いていた。その輪の中に自分がいないことがすこし悔しくて、ほんの少し後悔した。
地元の友達はいいな。やっぱり最高だと思った。あのときとあまり変わらない。ただほんの少し、言葉使いや、ふるまい、雰囲気が大人だった。自分もその中でちゃんと大人になれているんだろうかと思った。 そんなわけで昨日は、何も言わずに会場を後にした。2時間ぐらいで、あのときに戻った感じがして、僕は「また明日、学校で」と言う風にさっと消えるのが一番だと思った。だから、勘違いしないでくれ。昨日は招待してくれて有り難う。今度そっちに帰ったら、「呑もう」口約束ではなく。 いつでもあえるという雰囲気が、嬉しくて、実はほんの少し悲しかったりするもんだと思った。
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