ライブは生である。 だからその時の気分や状況や価値観がでる。だから面白い。 ただし良くない気分や良くない状況もそのまま出る。 その対局にあるのがエンターテイメントである。 作り込まれたエンターテイメントには安心感がある。だけどそこには生きざまを感じれるような生々しさはなくどこかうそくさい。
ロックンロールは自己中のライブではなく、うそくさいエンターテイメントでもない、そのギリギリの所に存在している。 ロックンロールだけではなく心を震わせるような瞬間がある音楽はみなそうだ。 と僕は信じる。
本当の想いがある音楽を、本当の想いで歌い、そんな時間を共有したいだけだ。
方法論はいくらだってあるだろう。 けど自分に合った方法はひとつだけ。自分で見つけるしかない。
考えて考えて探して探して、みつからない。 その答えは一生懸命だったり、がむしゃらだったりするその自然さにこそ、ふと与えられるものだと僕は想う。
どんな人でもどんな暮らしでも繰り返されてく日々のなかで飽きやマンネリはやってくる。一度目の感動をこえられないから人はあの手この手で更なる刺激を求めたがる。たとえそれが間違いだとしても。 永遠はないのだろうか。 永遠は人の心のなかにある。 はじめて出会ったときの感動、忘れたくない。 その想いがなくならないかぎり何度でも命は吹き込めるのだ。
人生は長いから。 繰り返される日々の中で感性がぼけないように。 一日一日がいつもはじまりであるように。
そして感謝をいつも感じれるように。
先日デビットボウイが武道館でライブやったらしい。行きたかったな。最近彼が出てる水のCMもナイスだね。 ぼくは彼のことをずっと天才肌だと思っていたのだけれど実はデビュ一してから5年もの間泣かず飛ばずだったらしい。でも諦めず改名までして頑張り続けスペ一スオディティがやっとスマッシュヒット、そしてその後ロック史に輝く名盤ジギ一スターダストを生み出す訳だ。 いい話だよね。 変わり続け転がり続け50代になった今の彼は昔みたく化粧もしてないし派手なカッコもしてないけど素の姿が、存在そのものがかっこいい。 男だな。
大の男が4人集まってバンドをやっている。その中で気持ちがひとつになる時間がある。なんて素晴らしいことだろう。 何げない毎日のなかで僕らは奇跡を体験している。 また気づかされた。 悩みや迷いのなかにあるとき、いつも足りないのはほんの少しの感謝の気持ち。
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