さえんなぁ・・・ - 2003年08月19日(火) ダ・カーポという雑誌に「西荻日記」というエッセイが連載されている(多分まだ連載されている)。 デニーズが出来て西荻は24時間体制で酒を飲める町になったとか書いてあって中々面白い。コンビニとかで見かけたときは立ち読みしている。 このエッセイの書き手、大崎善生。 「聖の青春」というノンフィクション小説で有名。 「さえんなぁ・・・」というセリフは村山聖の師匠森信雄六段の口癖で、何故か気に入ってしまい時々使うようになった。 最近・・・さえんなぁ。 医者通いが一段落ついたと思ったら、また違うところがおかしくなってしまった。 医者には熱が出たら即入院と宣告され、まぁそんな訳でしばらく安静にしていたのだが・・・気がつくと東北オープン締め切り直前。 今日五日振りに玉を撞いた。 あかん。 玉はそこそこ入るが(暫く撞かなかったので悪いイメージが抜けた感じ)セットマッチを三回やっただけでヘトヘトになってしまった。 悪いところをかばいつつ歩くので不自然な歩き方になってしまう、腰が異様にダルい。 結論として、この状態ではキューケースをかついで仙台のような大都市をウロウロするのはちっと無理。 万が一でも熱が出たりしたら廻りに迷惑をかけてしまう。 という事で年に一回のお楽しみは今年は無し、という事で。 新しいキューもその前に届くはずで、そのデビュー戦としても楽しみにしてたのだが。 さえんなぁ・・・最近マジでおはらいをしてもらおうか、と思っている。 井草八幡宮でも行くか・・・。 ... 試してみないと分からない〈ロードゥイッセイ・プールオム〉 - 2003年08月14日(木) このエンピツという日記。 MY REFERERという簡易アクセス解析という機能がついていて、どこから飛んできたのかそのリンク先が分かる機能がついている。 検索サイトから来られる方も多く、そのキーワードで多いのがやはり「ビリヤード 初心者」のAND検索。 真剣にビリヤードの情報を得られようとして30男の与太話を読まされるのではやっぱり申し訳無い、という事で今回はキュー選びの話も絡めてみたいと思います。 キュー選びに言えることは「試してみないと分からない」という事。 同じブランドの同じ型番にしても一本一本違うものと考えた方が良い。だから「MEZZのUJはどうですか?」「アダムのMUSASHIは?」と聞かれても明確な回答をする事は無理なんだよね。 勿論ブランド毎の傾向はある程度あるにしても、素材が木材である以上一本一本に個体差が出るのは当然と言える。 しばらく借りて使用してみて自分に合っているか検討し、そこから具体的な売買の話に移行するというのがベストなのだが。 これは売り手と買い手の個人的な信頼関係が無いと不可能。 キューショップで買う場合はそういうのは無理なわけで。 となるとバランス、重さ、太さなど振った時の自分のフィーリングに賭けるしか無いんだよね。 後はデザインか。 ただ留意して欲しいのが「自分に合ったキュー」を探すというのも大事だが「キューに自分を合わす」という意識も忘れてはならない、という事。 その意識が無いといくら良いキューを手にしたとしても無意味なんだろう、と思う。 個人的には。 初心者の方には安いキューをお奨めする。 これは「下手なんだから安いキューで十分!」という意味ではないですよ。 実生活においてこんな長い棒を扱うことってまず無い。 最初の内はあちこちぶつけるし、倒す事だってあるだろう。 タップの手入れや交換で先角を傷つけてしまう事なんてのは、まぁお約束みたいなもんで。でもそれも修行の内なんだよね。 そういう事に慣れてしまうまでは高いキューというのは勿体無い。 そのキューが気に入ればずっと愛用するのも良し。 高いキューにグレードアップするのも良し。 楽しいビリヤード人生の始まりです。 ----------------------------------------------------------------- ロードゥイッセイ・プールオム。 調香師はブルガリ・プールオムと同じジャック・キャバリエ。 イッセイというのはギャルソン、ヨージと共に日本人で初めて洋服というジャンルで世界中を「スゲェ!」と言わせたブランドというイメージがある。 何かの本で「三宅一生自身の体型(身長180CM)を念頭に入れてデザインしている」と読んだことがある。またタケシがツービート時代にイッセイをわざとブカブカに着ていた事もあり、人を選ぶ服という印象が強い。 だが香りの方はサイズ等気にすることも無く、しかも安価に身につける事ができる。 さてどうか。 つけてみると今まで嗅いだことの無い柑橘系の香りが立ち上がる。 柚子の香りだそうだ。 甘みが無い。その分爽やかと言えば爽やかだがキツイといえばちょっとキツイ。 その後柚子の香りが若干弱まり、瓜というかスイカというかその手の香りが出てくる。 これは少し甘いかな。 玉屋にいた女の子二人の意見。 「あ、あたしこれ駄目。ブルガリの方が好き」 「あ〜!金ちゃん、すっごい良い香り〜!何これ?めちゃ爽やか!」 極端に割れた。 柚子の香りを使った、という時点でこの二つの違った印象というのは当然の事だったのかもしれない。 グレープフルーツを嫌いな人はあまりいないが柚子を嫌いな人は結構いるからね。 イッセイの服自体が着る人を選ぶ。万人受けするデザインでは無い。 この香水は同じ柑橘系でも万人受けするグレープフルーツを使用したブルガリ・プールオムとはその生い立ちからして違うんだろう。 三宅一生のスピリットにジャック・キャバリエが応えた一作と言えようか。 〈結論〉 試してみないと分からない。 ネットでのこの香水の評判というのは良い。 だが俺の第一印象は悪かった。柚子の香りがやはりキツく感じた。 「試してみないと分からない・・・量り売りで試してみて良かった」 そう思った。 だが一日おきに何日かつけている内に 「あぁ、良い香りだなぁ」 と思うようになって来た。その意味でも、やはり試してみないと分からないんだなぁ、やっぱり。 ただ毎日、年中はつけられない香りだと思う。 柚子の香りは主張が強く単調で、毎日つけていたら飽きちゃうな、俺は。 ボトルはちょっと・・・買えないかな。 やりたがり100。 今までつけた香水の中では爽快感は文句無しのNO.1です。 試してみるのも悪くないですよ。 「試してみないと分からない」 (追記) メッズのハイブリッドプロシャフトは良いねぇ。 この前試してみたら感触が凄く良かった。手玉をしっかり捕らえてるという感じが手に来る。 最近某プロがシャフトをハイブリッドプロに替え、去年の不調が嘘のように勝ちまくっているというウワサあり(あくまでもウワサです)。 (追記・・・「ビリヤード キュー 手入れ」などの検索で来た方へ2007.5.7) キューが滑らなくなった時、僕はおしぼりで強く拭く派なのですが、この前知り合いのプロが秋田にチャレマに来た時、キューグライドという薬をティッシュや乾いた布につけてキューを拭いていました。 水気をキューに近づけるのが嫌な方は試してみるのも良いかと。「キューグライド」でググってみてください。 ... 黒い海賊船〈ドラッカー・ノアール〉 - 2003年08月03日(日) 中島らものエッセイの中に「人生固め」というものが出てくる。 これはどういうものかと言うと、例えば 「最近彼女の様子がおかしいなと思っていたら二股をかけられてたんです。どうしたら良いでしょう?」 「・・・それが人生だよ」 とか 「上司とソリが合わないんです。でも今会社を辞めても新しい仕事なんて簡単に見つかるわけ無いし・・・」 「それが人生というものだよ、君」 とか。 その手の眠たい相談に答えるのに便利なワザ。 「人生」という一言を出しただけで何か深い含蓄のあるような答えになる(何も解決しとらんのだが)。 特に飲み会などでからまれた時など、あちらもこちらも思考能力が落ちている場合には非常に重宝する。 ぜひ使っていただきたい。 もう一つ俺オリジナルのワザがあって。 ロッカー・スープレックス・ホールドと言う。 「何で酒ばっかり飲んでいるの?」 「・・・俺はロッカーだから」 「どうしてちゃんとした格好しないのよ?」 「それがロックってやつだよ」 痛いところを突かれた時に咄嗟に返すのに良い。 まぁ笑ってくれるか、あきれた顔が返ってくるか半分半分ですね。 「あんた音楽なんてやってないじゃない!?」 という返しワザも存在するのだが 「ロックは音楽じゃない・・・、生き方なんだよね」 という逆転不能な再返しワザまで覚えておけば完璧です。 ------------------------------------------------------------------------------ ドラッカー・ノワール。 「ロッカーの香り」をコンセプトとして作られた香りらしい。 売場のコットンとかで嗅いでみると、ひたすら辛い香りしかしない。胡椒を嗅いでいるような感じになる。 だが肌に乗せてみると違うという事もある。 ミニチュア瓶を買い、試してみた。 やはり変化する。わずかに甘くなる。 だが基本的にはトップノートがそのままラストまで続くと考えた方がいいかもしれない。 体温の低い人だったら尚更だろう。最後まで辛い香りしかしないかもしれない。 トップノートがそのまま突っ走るというのは「ロッカーの生き方」を体現してると言えない事も無い・・・かな? 男の香りです。オスの匂い。 スパイシーさが爽やかと言えば爽やか。 だがつけるのは難しい香水だと思う。 ブルガリ・プールオムの対極に位置づけられるだろう。 女性ウケするかどうかという評価も難しい。 女性の方を向いていない香水とも言えるし、逆に「男!」という部分が女性を魅了する場合もあるだろう。 拒否られるか、「う〜、この香りたまらん〜!」と思われるか。 二つに一つ、中間は無い。さすがロッカー。 実は今回実際につけてみるまで、この香水の俺の中でのイメージというのはあまり良くなかった。 昔立ち読みした雑誌の中でB系男(職業DJ)が語っていた。 「ナンパしに行く時はコレ、ドラッカー・ノアールで決まり!」と。 「やりたがり200を探せ!」と言っている俺が言うのもなんだが「ナンパしに行く」「B系」「職業DJ」というのが拒否反応を起こす。 まぁ「それもロックって奴だぜ、オジサン」と言われればそれまでなのだが。 〈結論〉 俺は好きです、この香り。かっこ良い香り。 安っぽいボトルもまた良し。ロッカーですから。 お香系という香水のジャンルがあるとする。 俺の手持ち、量り売りで取り寄せ今まで試したものからセレクトしてみると レルム・メン>アンテウス>ドラッカー・ノアール の順で ジャワカレー甘口>中辛>辛口という感じ。 どうせバーモントではなくジャワを喰うんだったら中辛か辛口だよね(レルム・メンは・・・まぁ良い香りですと言っておきます)。 やりたがり130。 ...
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