陸橋...東風

 

 

- 2010年10月21日(木)

君のことが好きだと思いたくない。
仲の良い友人のままなら、それが一番良いに決まっている。

友達だよ、友達。
とずっと自分に言い聞かせている。
いや、言い聞かせなくったって、ずっとそう思ってる。
そのポジションもとても居心地が良いし
馬鹿なこといってふざけているのが一番楽しい。

でも不意にもたげてくる、嫉妬にも似た気持ち。
女性と近づいて話しているのを見ると、胸の一部がぶすぶすと焦げていく。
なんて嫌な匂いなんだろう、と眉をしかめているのに。
炎さえ見えないそれは、中々消すことができなくて。

身勝手すぎる、あまりにも!
この感情は絶対に私が持ってはいけないもの。
持つ資格さえないというのに。

私には人生を共にすると決めた人が既にいて
割と長い間、一緒に歩んできたというのに
夫に微笑みながら、目が君を追っている。

苦し過ぎる。
早く消えればいい。
焦げる嫉妬も、あなたへの想いも。
行き場なんてどこにもなくて
絶対に許されない想いなのだから。




そうやって、すべてが消えて


初めから何もなかったかのようになって




友人として、君に接していけばいい。


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会いたくて - 2010年10月02日(土)

やはり彼のことが好きらしい。
もうそれが打ち消しようがなくて。
私はとても苦しい。けれど苦しさはどうしようもない。
何故なら解決策なんて無いのだから。
私は既婚者。彼は未婚者。
どうしようもない。
もっと言えば、私は結婚しなければこの土地に来なかった。彼に出会わなかった。

なのに出会ったのだから。
どうしようもない。


そもそも私が未婚であろうがどうであろうが彼に愛されはしないだろうけれど。
この想いはとても独り善がり。

彼に会いたい。
許されるのなら触れたい。
けれどこの想いは決して許されない。
他の誰でもない。
彼が許さない。
泣いても喚いても。
全ては無駄なこと。


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