陸橋...東風

 

 

解らないし、きっと解らず仕舞いだろう。 - 2010年08月31日(火)

眠くって文章が全然まとまりません…。


今日は同期の彼と結構長く話したのだった。
久々のことだった。

冷戦は一応終結したけれど、やっぱり話さない時間が多かったというか
特に積極的に話す必要が無かったから、互いに話し掛けなかった。
…無駄話をするにしても、何となく他の人を選んでいたし。
もう話すべきことは無くなったのかな、と思った。
以前があまりに親密過ぎたから。

可愛さ余って憎さ百倍、とはよく言ったもので
一緒の勤務に当たるとむしろ息が詰まってしまった。
いないと何だか安堵する。

彼の存在がそんなものになってしまうなんて、想像もしなかったのに。


しかしまぁ昨日から緊急手術のあれこれでコミュニケーションを取るようになり
今日もそのあたりの流れで話し始めたら、結構無駄話を含め長々と話していたのだった。

彼と話すのは、やはり楽しい。
でも忘れてはいけない。
私は彼のことが好きでも(←しかしそれすら確信が持てない)彼は決して私のことが好きではない。
そこを油断すると、きっとまた失敗するのだから。

あー。でもきっと。
わざわざ意識して避けているのだから何かしら特別な感情があることは間違いない。
そしてそのことが既に面倒臭い。

とはいえ。
冷戦の状態に比べたら、またそれなりに仲の良い感じに戻れて良かった。
こんなことを何度も繰り返して、彼は私のことをどう思っているのだろう?
聞いてみたいなぁ。



彼は最近先輩と噂になっている。
ていうか先輩の彼に接する態度や、周囲に接する態度に少し問題があるわけだが。
うっすら私も気づいていたことを他の人も気付いていたのは痛快。
面白いから放っておいて成り行きを見守ることとした。


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今日もとても空が青かった。 - 2010年08月11日(水)

繋ぎ止められなかった命があった。
私よりも若かったのに。
搬送された日から最期の瞬間まで、関わることができたけれど
失ったものは、とても大きい。

空は今日もとても青い。
あの子ももう一度、見たかっただろうなと思う。
ここ2日、本当にずっと働きづめだったので
私はあの子のために泣くことが無かった。

麻酔科部長によく解らんことで怒られて
疲れているのも相まって、一気にいろんなことが悲しくなった。

そしてあの子を思うと泣きたかった。

そうやって隠れて泣いているところを、尊敬している救急部長に見つかった。
隠そうとしたのだけど、時既に遅し。
結局理由を白状させられる羽目になった。

でも結果的に聞いてもらえて良かったし
多分私はその先生に聞いてもらいたかったんだろうな、と思った。
それにしても。
その先生は基本的に「優しい」という言葉からは無縁に感じられる人なのだが
結構私は接する機会が多いせいか、いろんな面が見えてきた。
無骨なのだけれど、実は常に見えない優しさがある。
全員のことを、見てないようで一番見ている。
そしてその分析はほぼ完璧だ。

多分これまで出会った医者の中で、最も信頼できる人だと思った。
こういう上司に出会えたことは、本当に幸運なことだと思う。


私があの子のことで泣いていたことを
多分理解してくれる男の先生は、この部長だけだろうと思う。
こういう病院で、一人の死に捕らわれてしまうことを
この先生は恐らく許してくれるようだ。

例え「それでは救急病院ではやっていけないよ」と言われても
死を悼む心を忘れてまで、私は医者でいるつもりはない。
改めてそう思った。


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一応冷戦終了か? - 2010年08月04日(水)

例の同期と少しずつ、また話したりするようになってきた。
これはこれで良いことなのだろう。
けれどもう彼のことを深追いするのは止めようと思う。
深追いする度、結局傷つく。
今のところその都度治っているのだけど、同じところを抉られる故、その度傷は深くなっている。
もうこれ以上、深い傷は要らない。だから止めようと思う。

今回の冷戦終了のきっかけは職場の飲み会だった。
彼と私の二人がそれに参加することになっていて、上司からの提案で
彼を、酒を飲まず車で行くことにした私の車に乗せていけと言われたことだ。
正直最初はつうか無理だし、と思ったし
きっと彼の方から「乗らない」と言うだろうと思っていた。
しかし一応上司から言われたこともあり「乗っていく?」と言ってみたら
思いがけず彼が一緒に行くと言ったので驚いた。

もっと驚いたことは、飲まずに参加して家に帰ると言っている私に
何度も飲むように勧めてきたことだった。
翌日当直だからいいや、とか、今日くらい家に帰りたいし、とか
いろいろと言ってみたのだけど、本当に何度も「飲んじゃえばいいのに」と言われ。

何だろうな、このひと。
絶対この日記が彼に発見されることは無いだろうから好き勝手書くけれど
一緒に飲みたかったってことなんだろうか。
それならそうとはっきり言ってくれれば、多分飲んだと思うんだけど。
飲み会の雰囲気とかもあって、結局飲まずに帰宅したのである。


そのあとの勤務ではまた気まずい感じの空気が流れていたので
ああこれはすぐに逆戻りだったかと思ったのだけど
今日はこちらから話しかけはじめると、なんかいろいろ言っていた。

彼も、話しかけるきっかけが探せない、と思っているのだろうか。
そんなことは、無いような気がするけどな。やっぱり。

彼への感情は結局私の永遠の一人芝居なのだろう多分そうだ、と思っている。
どうせ報われない。苦しくなるだけなら、いっそ。
もう止めてしまいたい。


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