陸橋...東風

 

 

それがどれだけのものかということ。 - 2010年07月21日(水)

義理の父が亡くなり、その忌引きということもあって1週間、職場をお休みしている。
この1ヵ月、お義父さんの看病というかそのサポート、結構頑張っていたと自分でも思う。
仕事と入院先、そして実家との往復は、正直結構しんどかったし。
どちらかというとお義父さんの病状把握よりもお義母さんのサポートが私の役目だったわけで。

ここ1ヵ月は職場の同期の彼と対峙するにはエネルギーが全く足らず
故に接触を極力避けて仕事をしてきたのである。
まぁその間、仕事のことでいろいろ出来事があったが
仕事における必要最小限の言葉以外は交わしていない。
というよりも、これ以上傷付きたくなかったから。
彼とは距離を取ることで、極力痛みから遠ざかっていた。

そして義父は他界し、当初の問題だけが残っている。
体は十分に疲れていて、本当なら未だ彼と対峙できる力は無い。

けれど心は違うらしい。
ここ3日ばかり、彼は毎夜夢に現れる。
そして現実以上に、恐ろしく、冷たい。

結局は私は彼のことをとても考えていて
そして今の状況にとても怯えていて
けれど結局はどうすることもできないのだ。

それくらい好きということなのか?
でも何か違う気がする。
もう彼のことはいいと、理性はずっと告げているのに。
実際の男性として魅力があるかというと多分違うということも気づいているのに
私は未だに彼の何に執着しているんだろう。

彼は望まないだろうが。
本当は彼に聞いてみたいことや伝えてみたいこと。
いくつかあったのだった。

彼は間違いなく冷たい人間だ。
けれど冷たいからと言って傷付かない訳ではなくて。
一体その傷にどう耐えているのか聞いてみたかった。
彼が恐らく抱えている(或いは過去に抱えていた)ジェンダーのこと、
それは多分私にも共通することだったから。
聞いてみたかった。けど。

多分もう聞けることはないだろう。
彼と私は遠く隔たってしまった。
最初は、彼から。今は、私から。
以前のように再び隔たりを縮めることは、もう今回は出来ない気がしている。


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美しいということは時に傲慢であると思う次第。 - 2010年07月13日(火)

タイトルは私ではなく、同期の彼のこと。
そこから察せるように未だ冷戦が続いている。

タイミングが合わない限り挨拶もしない。
というか今は多分挨拶は彼のほうからしてくることは無い。

仕事で必要なことは口をきく。
でもそれだけ。
無駄な話はしない。極力。

どちらかが集団の会話の中にいる時
その会話には参加せずに静かにその場を立ち去る。

同じ場所にできるだけ存在しない。
仕方がない場合でもお互い目は合わせない。

申し合わせた訳でもないお互いのルール。
しかし申し合わせたようにこのルールは絶対だ。

最近の私は彼の冷たい目に耐えられない。
故に過剰に彼を避け始めてしまっている。
だって。もう。無理。
好きだと思ってしまっている人に冷たい視線を浴びせられるなんて。
それが怖くて私は彼の眼を直視することができない。

彼の態度の原因は、私が彼に特別な感情を抱いているからだろうか。
でもそれももう自信がない。
いろんなことに疲れすぎてしまったから。

自分では全く気が無いところからの好意。
それが疎ましく感じる気持ちは、解らないでもない。
しかし彼のそれは美しさゆえの傲慢さ、それを感じずにはいられない。

このまま仲が修復されず、一緒に働く期限が過ぎたら。
それはそれでもう、私は彼への気持ちで揺れなくて済む。
それでもいいのかも知れない、。


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