もう満身創痍です…。結局、今日はプリントアウトで大事故を 起こしてしまったので、入稿できず、予約もこれでパアかも。 そうなったらスカウンドレル・デイズ、やばいです。表紙はもう 入稿したので、それだけが頼みの綱。 ああ、ショック……。というか、この一週間ベッド入ってない…。 椅子の上で気を失うように寝ては起き、原稿を。 なんも更新もなく10日以上も。悲しい。 今日は食事なることを一度もでけなかったが、ショックなので このまま寝よう(餓死の方向で)。 小説自体は、下読みの姶良さんのスーパーパワーも借りて それなりに満足いくものになったのに、これで落ちたらもう 飛込みだ(どこへ)!
んぎゃー、こんなものがTORNに載りました。 Sunday Times Magazine の記事で、slashというファン活動に ついての覗き見記事です。忙しいので読めてませんが、 これはもうイライジャやアスティンの眼にも触れたようなものだ。 間違いない。 このところ毎日8時間くらい小説を書いており、自分の文章を読まされる のが嫌で仕方がありません。あと5日だ……(5日で終わるとは思えんが)。 ![]()
最近毎日プールに30分行ってます。気分転換と体力づくりと、 水にあたってると顔(肌)にもよさそうだからです。またニキビの 奴らが出てきて悲しい。思春期の頃はニキビに悩まなかったので、 成人ニキビの脅威に打ちひしがれる日々。イタリアで買ったオリーヴ オイルのクリームが凄く良かったのですが、もう残りわずか。 日本に帰ってきてから買ったやつは、悪化することもあって恐ろしい です。イタリアに行った時、オリーヴオイルは万能薬で、イタリアでは 虫さされなどにも塗ると、本当によくなる、と言ってたので、今度 顔にエキストラヴァージンオイルを塗ってみようと思っています。 原稿ばかりやってて更新などがなく申し訳なく。 日記だけは毎日、と思っています。 ところで、狼の目覚めですが、中下巻を夏コミに再版できれば… と思っていますが、現在の続編などの状況を見ると、微妙なところ。 そちらまで手が回らないかもしれません。また目処が立ったらお知らせ します。再版は必ずいたしますので、どうぞ気長にお待ちください。 アレクサンダーのヴァンゲリスのサントラは、10月19日発売だそうです。 M&C4巻も出ますね〜。でも今は読めないなあ。 さて、今日はディスカバリーチャンネルで「アレクサンドロス大王暗殺事件」を 見ました。最初の方の映像などが、少ないエキストラを使ってセンスよく 作ってる感じでしたが、内容はまあまあでした。ロビン・レイン・フォックス などもゲスト出演しましたが、現在スコットランドヤードの刑事とかいう (かつてはIRAと戦っていたらしい)グリーヴ刑事なる人が、なぜか アレクサンドロスの死の秘密にいどむ! というコンセプトになっていて、 このグリーヴ刑事が一番謎めいていました。グリーヴ刑事、深刻な 顔をして大王の彫刻の前に立ったりしますが、本人はこれといって別に なにもしません。RLFや他の毒薬の専門家などが研究している結果を、 グリーヴ刑事はマインドメモとかいうメモ帳に書き留めてるだけです。 再現映像で登場する役者たちより、はるかにグリーヴ刑事の方が演技力が あります。そのくせグリーヴ刑事、ほとんど喋らせてももらってません。 グリーヴ刑事はいろいろと調べていきますけど、どれもその後会って インタビューする歴史家や研究家は知ってることばかりです。グリーヴ刑事 大王の毒殺に使用されたという植物のイラストとかスケッチしてて、 なんも意味ありません。グリーヴ刑事(省略)。 ところで、大王役の役者が物凄い大王っぽい。すごい大王な雰囲気。 相手を黙らせて従わせるという大王の眼つき、そのまま。顎が張ってたという 大王の顔立ち、そのまま。大王彫刻が命を帯びて動き出したような 感じでした。 アリストテレスと若き日の王子などもよかったです。 でも、それに対してヘパイスティオンやカサンドロスがイマイチ! ヘパは髭のダンディでしたが、なんとなく貧乏くさかった(笑)。 もともと、ヘパという人物は、そうとう気を配りカリスマを強調しな ければ、とてもヘボい人物に成り下がってしまいます。大王の威光の 前では半歩間違えばイヤラシイ腰巾着男です。 ヘパは実際、美形だけど腕っぷしも強くなく凡人っぽかった男、と 言われてますので、大王の偉大さや素晴らしさばかり先行して美化しまくると、 単なるダサいホモ男になってしまうんですよね。はっはっは。 私がヘパ攻大王受はなんとなくどうかな〜と思ってしまったのは、この ためでした。だから映画で、単なるマッチョ男としては描いてくれるなと 思っています。 そんな話はいいとして、この番組は最後の10分が面白いです。 再放送を見る予定がある方は、読まない方がいいかもしれません。 ↓↓↓ 大王の病死説と暗殺説が検討されていきますが、番組は案の定というべきか、 毒薬に用いられる植物コバイケイソウを用いた、アンティパトロス&カサンドロス派の 謀殺という方向に落ち着いていく気配を見せます。しかし! 最後にグリーヴ刑事が新説を打ち立てます。 グリーヴ刑事は台本を読んでるだけだと思いますが、この新説が面白い。 日本語字幕では、ヘパイスティオンは「親友」という言葉で濁されて ましたが、英語ではコンパニオン&ラヴァーだった、とはっきり説明して いました。 コバイケイソウが毒殺に用いられた可能性は高いが、果たして、本当に 暗殺だったのだろうか? とグリーヴ刑事は言い出します。 実は、コバイケイソウは当時から、薬草としても用いられていたといい ます。一歩間違えば毒になるので処方がとても難しかったそうですが、 コバイケイソウは、精神安定剤(降圧剤)として使用されていたそうです。 そこで、番組は大王の死の8ヶ月前にスポットをあてます。この時、 大王の最愛の親友(コンパニオン&ラヴァー)ヘパイスティオンが死んで おり、大王はひどく悲しみました。大王は言いました。 「他の者は王としての私を愛したが、ヘパイスティオンは、私自身を 愛してくれた」と。傷心に打ちひしがれる王は、精神安定剤として コバイケイソウを処方されていた、と考えるのは飛躍とはいえません。 そして大王は、ひどくなるにつれ大量のコバイケイソウを服した。 専門家も、心労は免疫力を低下させ、健康に大きな悪影響を及ぼすと 言います。もしコバイケイソウが大王の命を奪ったとしても、それを 毒殺とは言い切れないでしょう、ということでした。 キュニコス学派の哲学者がかつてこう言ったといいます。 「アレクサンドロスはたった一度だけだが負けたことがある。 彼は負けた、ヘパイスティオンの腿に」 これは言いすぎではないのかもしれないですね。 でも、精神安定剤として処方するコバイケイソウの量を、カサンドロス やアリストテレスが「ちょっと多めに」するよう医師に命じること くらい、あったかも。それを暗殺と呼ぶかどうかは、別としても。 最近デスクトップスキンを変えたくて仕方ないのですが、マクロメディア plusをもってなくて、カッコいい映画スキンを眺めるだけです。 このアーカイヴにはこんなのがあります。いいなあ。指輪の壁紙なぞ36枚もある! http://www.themexp.org/screenshots/large/vs/59639.jpg http://www.themexp.org/screenshots/large/vs/56544.jpg 私的にうけたのはこれ。 http://www.themexp.org/screenshots/large/wp/46310.jpg
オオカミの続編、難産です。現在半分まで達しましたが、あと ぎりぎり10日間書いて満足できるものになるか、おそろしい。 書き出す前から、カールとデイヴィッドが出会うシーンは、200ページ の話なら100P目あたり、150Pなら75P目あたり、とだいたい半分くらい 経過したころにしたい、と思っていたんですが、書いていて、それでは 読む方はやっぱりつまらないかなあ、と思ったり、ウンウン言ってます。 好きな犯罪小説において、二人の主人公が出会うまでにえらく時間がかかり、 でもそこまで待たされたものだからよけい出会いがぐっときた、という 経験を何度かしているので、それを目指しているんですが、果たしてそういう 気持ちで読んでいただけるような話になってるのでしょうか。 とにかくがんばります。 最近、ベッコアメがまたのろいことをやっていやがり、アクセスが しずらくなっています。私もHPに入れないことがたまにあります。 いっそこうなったら、sakuraネットに乗り換えようかと思っています。 リンクなどを変更してもらうと思うとあまりに大掛かりなので嫌なの ですが、すっきりした環境で、サイトのデザインや網の目のように 張り巡らされた不要、必要リンクの整理、ジャンルごとの区分けなど、 ざっぱりやりたくなってきました。イラストなども、javaとかを使って 見易いものにしたいです。プロフィールやサイトマップも旧石器時代 のものなので、それも整理したいです。 現在どれほど多くの方がリンクを貼ってくださっているかわからないの ですが、たぶんそうとう沢山の方が貼ってくださっています。うちは 直リンを推奨しているので、バナーでお知らせをしますので、その際は どうぞよろしくお願いします。 八月の頭に出来たらいいです。 ところで、今日は動物園に行ってきました。友達を誘ったところ、 「もっと運転がうまくなってから誘って」だとよ(笑)! そこでたった一人の動物園めぐり。面白かったです〜。 象とキリンの奴らってば、すごいカッコいいよな! 象の鼻の動きには 人知れずリビドーを感じてしまいました。アレクサンダーは沢山の象と 戦いましたが、あのような生き物の鼻や足を切って殺すことなど、想像した だけでも哀しくなる。 キリンは舌が長く涎がだらだらでした。ユーカリの葉をむさぼる様子が 官能的で、私にペニスがあったらキリンにしゃぶってもらいたいと思い ました(真面目に)。 あとヒョウとライオン! しろくま! らくだ! オオカミ! 多くの動物が、檻の中の同じ位置を何百回と往復する反復運動を続けて いて、頭がおかしいとしか思えませんでした。 ワラビーの一匹が、よっこらしょという感じで座って、股の下から自分 の長い尻尾が出ているのを見て、まるではじめてそんなものを見たという ような顔でびびっていたのにはうけました。その後、奴は自分の尻尾を 両手でいとおしそうに撫で続けていました。微妙すぎます。 ところで、鏡月さんにその感想をメールしたら、うまく送信できなかった らしく、「 とキリンがよかったです」となっていたけど、 この空白は珍子!? 珍子!? と鏡月さんは嬉しそうに 食いついてきました。 ゾウとライオンと書いたというのに……。 確かにどのどうぶつを見ている時も常に連中の性器の観察は怠らなかったけれど。 ギリシアの性愛についてなかなか書けない……! 必ず書きます。
というわけで、キング・アーサーを拿捕し損なったヘタレな女です。 劇場のカウンターなんかで気づかなくてよかった、とそれだけは思って います。一週間なんて、もうすぐさ! それに帰ってすぐに原稿に戻ったら捗ったので、神様の思し召しと思う ことにいたします。 タカミさんはハンス・ジマーは神! と言ってましたので、音楽も 楽しみになってきました。前の「ティアーズ・オブ・ザ・サン」の 時も、フュークワー監督はハンス・ジマーを採用してました。 あの時も物凄くよかったのを覚えています。ヴァンゲリスでもとくに 文句はないけど、アレクサンダーにはハンス・ジマー似合っただろな。 ところで、不穏なニュースが飛び込んできました。コリン兄貴の発言 なんですが、「オレはジャレッドとはキスしてない」と言い出しました。 もしかして、ヘパイスティオン、この期に及んで友達どまりか!? まさかジャレッドが拒否して代役を使ったなんていわないでくれ! バゴアスが出てくるので安心していたんですが、彼は大王のセクシャリティ へのこだわりのなさを表す存在であって、ヘパはあくまで友達、なんて ことも……それはそれで、アレとヘパの絆がちゃんと描かれていれば いいんですが、気になります。 最近は攻ヘパイスティオンの受化を我がスタンスにしようか、 なんてファラミアの時と似たような事態に陥っていますが、世の 大王ファンの主流もやはり大王受のようなので、おとなしくリバぎみな 大王受にこのカプを考えるようにしてみてます。最近海外の大王スラッシュ メーリングリストにも入ったんですが、皆大王受け! それでもって、 大王受があまり好きじゃない人は大王×バゴアスのサイトに 流れてることが判明。このカプに関しては、マンフレディと メアリー・ルノーが影響力を与えまくっています。マンフレディは ヘパアレ風な大王小説を書き、ルノーは大王/バゴアスの名作を世に 送り出してます。マンフレディだけではなく、大王の物語を書く人は 内外問わず、もちろんメインスポットをあててるのは大王なわけで、 つまりどこを見ても、ヘパイスティオンの扱いはヘパファンには切ない ものになってます。阿刀田さんくらいだ〜。 でも、だからこそ自分の中のヘパ像というものを構築していくのが 楽しいです。大王/バゴアスの、バゴアス贔屓なficなんかを読んでる 時の、自分の心のツイスト、痛みっぷり(笑)に喜びを見出して います。大王がバゴアスといちゃつき、クラテロスとの刃傷沙汰で 大王に「私がいなければ、お前は無意味だ!」と言われる ヘパイスティオンのficなんか読みたくてたまらない。しかも、 それまたバゴアス視点でヘパイスティオンが被虐的なまでに悪く扱われて たりしたらもう最高です。こうなってくると彼を悪く描いてる鬼畜攻もの とかも読みたくなります。 そしてドラえもんをシバいて入手したアイテムを使って 古代ギリシアへタイムスリップ&性転換し、ムキムキマッチョ男 になって彼を強奪し、「もう大王のことなど忘れろ! 俺が骨の髄まで 愛してやる!」とジャレヘパの眼を見つめて唱えたい。 ヘパが大王を忘れるのには随分時間がかかるだろうなあ。五年くらい花に 水をやるように愛さなくてはなあ(妄想)。 アレクサンダー大王に関してはリスペクトしつつファンですが、 とても彼の愛人になりたいとは思わないです。 バルシネにならなりたいけど、彼女も殺されますしね。 こっそり正直なことを言うと、私は大王自身になりたいです。コリンに 翻弄される周囲の人間にではなく、コリン自身になりたいです。あのコリン の身体やコリンのすばらしい肉体、あの声、考え方、演技力を自分のもの に出来たらなんていいだろう!! そして数多の美女たちに平手打ちを くらってみたく。決して平手打ちをする側にはなりたくない(つまり彼に 平手を喰らわせなきゃならないほど彼にコケにされたくはない)。 コリンになったらコリンペニスを毎晩扱けるんですよ。 それもハンサムな男たちを想像して(死)。ああっすばらすい。 どうしよう、ジャレッドとかがこのオレ、コリン・ファレル様 に緊張ぎみに近づいてきて挨拶してきたら。←爆笑 ジャレッドの眼の中にコリン・ファレルを前にしていることの喜びと 羨望と緊張が見える。あわよくばオイシイ話にありつきたいと思ってる ジャレッド。もうこうなったら彼をどうとでもすることが出来る。 有名プロデューサーを紹介するかわりに彼をベッドに誘うことだって。 なんて、そんな本人うまいこといってるわけはないですね。彼には 彼なりの苦労と悩みが。彼はブラック・アイリッシュですよね。 スペイン系ムーア人の侵略者や貿易商人との混血児が起源ということですが、 黒髪(黒眼)のアイリッシュは昔は蔑みの対象だったそうです。 アイルランド人というだけもtwistedだと思ってしまいますが、 きっとそんなとこが、彼の反逆児としての魂に遺伝的に影響を与えている はずです。わはは。 実際、彼もアイリッシュとしての自分を誇りに思ってると言っています。 こんなことを書いている暇があったら、原稿だ!
数日前に、うまいこといって免許を取得しました。札幌から手稲までは 一時間くらいかかるので、一発で合格しなきゃと勉強した甲斐がありました。 この数日、原稿に万進していますが、その気分転換はドライブです。 母と兄が助手席についていてくれるので、なんとか危機は回避して ますが、何度か凄い目に遭ってます。むしろ本当に凄い目に遭ってる のは、私より私の周辺の人かと思いますが。 さきほど、兄と二時間ドライブに行きましたが、深夜だし大雨だしで、 いい経験になりましたが、何度か死ぬとこでしたv 発進した時、フロントガラスが大雨に叩かれているのを黙って見て いた兄に、 「ワ、ワイパーはつけなくていいのか?」といわれました。 そうかあ。世の中にはワイパーなんて便利なものがあったか。 母とは温泉に行ってきました。自分で運転して行くのはやっぱり 嬉しいです。 まだ、友達は恐ろしすぎて乗せられませぬ。トンちゃんも、落ち着きが なくて運転している私の膝に乗ってくるので今は同乗させられないのが 残念です。 狼の続編はやっと狩と公を再会させるとこまで到達できました。 これからは比較的滑らかに書けそうです。 キング・アーサーなどのことはまた明日。 ギリシアの愛のこともまた後日。
原稿をやっていて、更新が遅くなっております。 まだ続編も60Pまでしか到達してなくて、あと10日ほどで 書き上げられるのか、不安な毎日です。 アレクサンダーのトレイラーはやっぱりデマだったのでしょうか。 うーん残念! 楽しみにしていたのに〜。 前に書いた古代ギリシア&ローマのホモセクシュアリティに 関する昔のドキュメントのソースブックを読み始めていますが、 面白いです。突然アレクサンダーや彼の部下たちの話なども出てきて、 「これがロビン・レイン・フォックスなども書いてた あのエピソードの元になった文章か」と思ったりします。 簡単に言うと、この本は古代のパピルスや石版に残った詩や戯曲や 文献や手紙において、ホモセクシュアルに言及している部分を 抜き出して本にした、というものです。 最初に読んだ箇所は詩と小話の章ですが(これが一番面白いという 噂も)、古代人のロマンスに感動しています。現代にも増して、 連中はロマンチシストだ! まずはアレクサンダーに関係する箇所ですが、 プルタルコスの歴史書か何かに書かれていたこと。 この本は英語なので、ギリシア人の名前が英語名で書かれており、 知っている人物でも私にはピンと来ない場合があります。たとえば このプルタルコスはPlutarchになってます。なんか変なことを書いて しまうかもしれませんが、お許しをば。また、文章は概して回りくどかったり 詳細すぎたりするので、必要に応じて割愛しています。 「デメトリオスについて。 兄がアンティパトロスに殺されてから、デメトリオスはニカノール (アリストテレスの義兄弟で、アレクサンドロスとカサンドロスの将軍) と共に暮らした。そして彼はカサンドロスの友人となり、強大な権力を 手に入れた。初期の頃の彼の昼食は、ボールの中のヴィネガーに 浸した沢山のオリーヴとチーズという具合だったが、ひとたび裕福に なると、モスチョン(謎)という最高の料理人を雇い入れ、毎日 ご馳走を食べた。また彼は、二年のうちに3ブロックからなる豪邸を 買い、自由市民の少年たちや貴族階級の女たちを酷使(abuse)した。 男の子たちは皆、デメトリオスのボーイフレンドであるディオグニスに 嫉妬した。そこで男の子たちは、デメトリオスが昼食の後でトリポッド 通りを歩くのを知っていたので、そこで待っていた。最も美しい 男の子たちが、デメトリオスに見初められたくていつも通りに集まっていた。」 なんかすごい話だ。デメトリオスは大王と大王死後、カサンドロスの 部下といいますが、武将のデメトリオスと同一人物のようです。 そしてプルタルコスはもう一つデメトリ雄の逸話を書き残してくれてます。 デメトリオスはアテネ(軍神)に対し申し訳ないなあと思っていたといい ます。というのも、彼はアクロポリス(アテネ)の解放した時、 あんまり沢山の男の子や女たちをレイプしすぎて、そのことで街に 汚名を残してしまったなあ〜と何気なく思ってたそうです。 しかしこのデメトリ雄は、男の子にはそうとう眼がなかったらしい。 アテネにデモクレスという男の子がいました。あまり誰かに対する愛情を 吹聴するのはよくないことですが、このデモクレスに対しては、勇気を 出して突進するのもやりがいがある、というものです。デモクレスは 既に青年(14〜19歳)に達していましたが、彼はその美しさをあらわす 「美しきデモクレス」という愛称から逃れることはできませんでした。 しかし彼は大勢の男たちからの求愛、贈物をしたり、脅しをかけたり する手に乗ることはなく、最後には、ジムナシアやレスリング・スクール にも行かなくなりました。 ジムナシアとは運動競技場のことです。男たちは日夜、素っ裸でここで 運動競技に励んでいました。もちろん何から何まで正しい意味での 運動競技だったかというと疑問です。男たちは、ここで男の子の お相手を探したり、恋人と運動競技のようなものをしたり、汗を掻いたら 共同浴場で欲情したりしました(ストレートに)。ちなみに彼らが 朝から晩まで男の子のことで妄想していられたのは、奴隷が働いていてくれた からです。女たちはたいてい家の中にいました。この奴隷の働きがあった ために暇というものが出来、古代人は頭を使って色々考えることが出来た といいます。哲学者ソクラテスも、こうした理由で人間が「考える」ため に、奴隷は必要だ、と言っています。 さて、デモクレスはどうしても男にケツを掘られるのが嫌でした。 というより、そりゃ「俺のものにならねばどうなるかわかってるのか」と 脅しまでかけられたら、逃げ出したくなります。 彼はそこで、運動競技が出来て、しかもお風呂に一人で入れる場所を 見っけて通い始めます。どうしても運動競技はしたかったみたいです。 はて、ここでかのデメトリ雄、再登場。デメトリ雄は、デモクレスが この秘密のお風呂に通ってると聞きつけ、ちょうどぴったりの時間に 待ち伏せします。デモクレスがお風呂に入ると、デメトリ雄はフリ珍勃起 で襲い掛かります。やばい、フェネコール様とかぶってきた。 「あ、逃げられない」と悟るデモクレス。もはや彼の節操もこれまで。 しかしデモクレス、ここで悲劇の選択を。彼は熱湯の釜に中に飛び降り、 死んでしまったのです。 ああ、なんて惜しいことを……あと一歩だったのに、デメトリ雄(違)。 きっとデメトリ雄、この三日後にはまた別の美男子を追いかけたことで しょう。ちなみにこのデメトリ雄、確かヘパイスティオンの護衛として、 大王にあてがわれたことがあります。大丈夫だったのかな〜ヘパイスティオン。 ヘパ「あの〜、デメトリオス、そんな凄い眼で俺のふくらはぎを凝視しないでくんない?」 色々と小話を読んでいますが、デモクレスのような例はひじょうに 珍しいです。この時代はホモが異常ではなく、現代の少女たちが年上の 男優に恋焦がれるように、少年たちは普通に(特に権力のある)男たちに 求愛されるのを待っていました。 一体デモクレスは何がそんなにいやだったのか。 実は痔だったという仮説を立ててみるのも悪くない。 この本には、マケドニアの話も載っていますが、やっぱりマケドニアは 凄い! アレクサンダー大王を育んだ土地なだけあって、格が違います。 マケドニアの街には、こういう条例があったそうです。 「若者に関して:ジムナシアにて、若い男どもを男の子たちに近寄らせたり、 お喋りをさせてはならない。もし違反した者がいれば、ジムの管理人は この男を罰し、彼らから遠ざけること。 ジムの使用禁止対象について:奴隷や、解放された自由市民やその息子、 男娼、小売商人、酔っ払い、狂人にジムを使用させてはならない」 もちろん、女性はこの「対象外」にすら書かれていません。 いーじゃん、おしゃべりくらいさせてあげたって。 これは特異な例で、ジムは社交の場として男たちはお相手を見つける ために毎日鍛錬 ロビン・R・フォックスも「マケドニアの男たちの愛は激しく、持続した」 と書いていましたが、このマケドニアの男たちのホモエロチックに ついて、theopompusはフィリッポス王時代の宮廷に遊びに行った時に このようなことを書き残してくれています。 「ギリシア人やその周辺諸国において、性質的に粗野というもの があるとすれば、すべてはマケドニア人に端を発し、彼らは フィリッポス王の宮廷で、ヘタイロイと呼ばれている。 フィリッポス王は男たちにおそろしい量の酒を飲むことを許可し、 ダイスゲームを奨励している。 彼らの恥ずべき、容認しがたい行いといえば、彼らはすでに 男として成長を終えているのに、髭(や体毛)を剃り落として スベスベ肌を保ったり、またある者は 髭を生やしている者同士で乗ったりしている のである。彼らは2、3人で酒宴を開くが、ここで 彼らはコンパニオンとして相手をもてなすのではなく、むしろ セックスの相手としてもてなす。彼らは戦士とは呼べない! 彼らは娼夫だ!(エ〜ン)」 こんなマケドニア男たちに蹂躙されまくった ギリシア&ペルシアの男たちに合掌。 捕虜になったアテネ男(推定25歳)「えっええ〜!? だって最後に ダーリンに後ろを責められたのはかれこれ5年前なのに、もうヤリ方 忘れちゃったよ〜っ」 アレクサンダー自身は、クラテロスが催した酒飲み大会にて、 ある武将の恋人の男の子の美しさにすっかり参ってしまったらしい のですが、この武将が気を利かせてか何か知らんが、「大王様にキッス をしておいで(あわよくば夜の相手もして気に入られておいで)」と恋人に 勧めたそうです。でもアレクサンダーはぶんぶん首を振って「やめろ!」 彼いわく、(部下の恋人だからか)分別を失ってしまうと困るから、 とのこと。そこでなんだか知らんが、「さすが大王。やさしい! 分別のあるひと!」 と無分別な賞賛が入ります。 古代ギリシアって、本当に素晴らしいですね(何が)。 まだまだオイシイ話がたくさんあります。今度は頭が痛くなるような ヘタレ男:職業詩人セオグニスの「恋人へのうらみつらみな詩の数々」 などを紹介します。
狼の続編は、夏コミで販売します。 続編ですが、「狼の目覚め」の下巻(本)をお持ちで ない方には、よくわからない始まり方かと思います。 続編の話を始める前に、まずは本編のことを書こうと思います。 ↓ここには狼の本編のラストのネタバレが 書かれています。もし、現在読んでいる途中という方は、読まない ことをおすすめします。 もう連載も終了して半年なので時効だと思うので言ってしまいますが、 五人にお一人くらいの割合で、本編のラストでデイヴィッドが死んだと思って いる方がいるようです。 もうこれ自体には慣れてしまっているので、「実はその一人でした」 と言われても「そうでしたか!」と言うだけなんですが(笑)、 物語の順を追って読み返すと、なぜ生きてるかなどがわかってくる と思います(実際は、それほど込み入った話ではありません)。 というわけで、続編はデイヴィッドが生きていてしゃんとしている ところから始まります。アップした部分になる通り、彼はマートンの 部下のようなポジションです。 デイヴィッドが死んだと考えている人にとっては、二つのサプライズが 続くことになります。彼が生きていることと、彼が連邦機関の捜査官に なっていることです。下巻に収録した番外編を読んでいない方にとって も、ATFの捜査官な公は同じくびっくり展開かと思います。 簡単に下巻に収録された短い予告編小説の内容を紹介しますと、 「公はATFのおとり捜査官になっている。上司でそんな彼を気にかける いいオッサンのアリステア(ダムロド役の人)が、ジャズバーで隣同士に なった相手にそんなことを何気なく話す。この相手というのが、愛想の ない男だけど、アリステアは彼に興味を持つ。一方、ギャングの一員に なった公は、マートンと出会う。公は中国系ギャングと一悶着起きそう になった時、ロシアンルーレットで解決する。頭に銃口をあてて、何事も 起こらなければ今のことは水に流そう、というもの。引き金を引くが、 公は助かる。しかし、これを盗聴マイクを通して聞いていた上司の アリステアは激怒する。 アリステアは、デイヴィッドが「死んだって構わない」と考えている ことにショックを受ける。具体的なことは避けながらも、ジャズバーで 常連の男にその話をしてしまうアリステア。ところが、この男というのは 実は、右耳の耳朶がかけた、手に麻痺のある男だった」 というものです。 続編は、この続きから始まります。このロシアンルーレットの件は、 彼らの過去(一ヶ月前の出来事)として登場します。 それからもう一つ、下巻のあとがきの断りなどを読んでいない方は 誤解してしまうかもしれないので、ここにも書いておきますが、 続編には、ヴィゴ、ショーン。オーランド、クレイグは登場しません。 会話の中でや、回想シーンで登場しこそすれ、彼らが出番を得て登場 することはありません〜。これに関しては私も残念なんですが、どうにか、 彼らの小話でも入れられたらなあと思います。 デイヴィッドとカールですが、私としては相も変わらずこの二人の 恋愛を書くために書くわけですが、この話では彼らは「脇役」のような 登場の仕方だし、話がしばらく進まないと、多くのキャラの中の one of themという立場から脱しません。ですので、二人のやりとりを 見たいという方にとってはストレスが溜まる話かもしれません。 エッチも濃度も回数も(笑)限られてきます。 本編よりドライな話です。 ところで、アマゾンから本が届いた! 嬉しい〜。ギリシアとローマの ホモセクシャルの本も、メアリールノー本も届きました。 少しずつ読んでいって紹介します。
今日はいい日です。免許の卒業検定が受かったこともありますが、 それより私を幸せにしたのはこれ、 スパイダァァメァァァンツー!!!! 前作に引き続きの大傑作でした! RotKとM&Cを昨年公開作品として 除外すれば、今年最高の一本となりました。早く二度目の観賞をしたくて うずうずしています。 なぜピーター・パーカーはあんなにカッコいいのか! コミックの魅力を120%引き出したスパイダーマン像! 侍味(サム・ライミの誤変換)監督のいつまでも斬新なユーモアセンス溢れる映像! 若々しくてポイントを押さえたスクリーンプレイ! コミカルでオタクなのにおしゃれ! どこを切り取ってもニューヨーク・スタイル! センス・オブ・ワンダー! マッチョじゃない都会的なカッコよさ! ヒーロー・アクションものなのに爽やかな青春映画! リアリティとフィクションが絶妙に融和したパワフルなSFX映像! 非現実的な設定の中にも一貫して漂う極上の生活臭! 超人なのに身近なピーター・パーカーはもう奇跡! これだけ喚けば一人くらい劇場で見てくれるはずだ(笑)! 興味のない方も、萌え映画じゃないし、ヘンなカッコだし、と思って 見ずに終わるのはもったいないです。たしかにアメコミやヒーローもの が好きじゃないという方には、この単純な爽快感はついていけないものが あるかもしれませんが、指輪を「ファンタジーだから」と見ずに終わる のが損なように、スパイダーマンを無視して通るのはせつな過ぎます。 1,800円をベットする気がなければ、まずスパイダーマン1をDVDで 見ることをおすすめします。さらにおすすめするとしたら、 吹替えで見るといいと思います。すごくよく出来ていて、コミック を読むような感覚で見ることができます。 映像はスパイダーマン1にも増して素晴らしかったです。 摩天楼を蜘蛛の糸一本で飛び回る爽快感もさることながら、 戦闘シーンでのワンカット、ワンカットが、クリエイターのブレインから 想像力を搾り取ったような完成度です。思わず歓声を上げたくなります。 ギャグも、モップと格闘するピーターやエレベーターで下りるシーン (コミックにもある)などは拍手したくなりました。 スパイダーマンを見て泣く奴がこの世にどのくらいいるかわかりませんが、 地下鉄(電車)のシーンじゃ、涙を垂らさせていただきました。 オープニングも、アレックス・ロスの絵で前作を辿るという粋・かつ・効率的 なつくりです。アレックス・ロスは私も画集やコミックを集めています。 さらにおいしいのは、前作と同じくジェイムソン役を、OZの のJKシモンズ(シリンガー役)が演じているばかりではなく、な、 なんとほんの一瞬の映像ですがホミサイドのリード・ダイアモンド(ケラマン役) まで。他にも、侍味監督の弟テッド・ライミもホフマン役で登場しており、 これがまたぴったりなヘタレ役。侍味は監督は、カールやクレイグが 出演したファンタジーTVシリーズ「ジーナ・ウォリアー・プリンセス」 のプロデューサーだったと思いますが、弟テッドはこのTVシリーズで ジョクサー役を演じたというスラッシュスター(笑)でもあります。 テッドファンの友人が、スパイダーマン1が公開された頃、 「ピーター@スパイダーマンは、侍味監督が内心、弟テッドに捧げる ために作りあげたと信じている」というようなことを言っていたのを 思い出しました。確かにテッドとピーターはイメージがかぶります。 それと、私にとってM&Cのダイアナはミス・ブラント役の エリザベス・バンクスのようなイメージです(顔は)。前から、 ダイアナを彼女のような女性で想像していました。 スパイダーマン2の大絶賛となりましたが、スクリーンプレイとしては、 最後が詰め過ぎかな、という気がしないでもなかったです。まとまりの よさは前作の方がよかったかもしれません。でも、これはコミックや 次回作との兼ね合いもあるので仕方なかったのかも。実はラストの あたり、私は小便が漏れそうでエンドロール開始早々膀胱を労わりつつ トイレに向かったので、そんな奴には侍味監督もとやかく言われたく なさそうです。もー最後は見たこともない膀胱がフラッシュバックする ほどだったわ。溜まって溜まって。犯人はウーロン茶だな(お前だ)。 説明台詞が長すぎる箇所もちょっとあった気がします。 もうひとつ、前作では、ピーターに惚れこそすれ、萌えまでは届かなかった のですが、今回、ハリーがあんまりセクシーになって登場したもんで、 ちょっとピーターとハリーでハァハァしてしまいました。 ハ、ハリー、ますます受ぽくなりやがって……。ピーターを平手打ち(しかも二度だ) するシーンなどの負け犬ならぬ負けネコっぷりは、軽い勃起に値します。 でも、ピーターは爽やかに攻でいいけど、スパイダーマンは2を見て 受けだと思った(絶対勘違い)。つまり、ピーター攻ハリー受で、 ハリー攻スパイダーマン受というわけか。ラブ・トライアングル!(もっと勘違い) ヒロインのMJは、前作の方が奔放で素敵な女の子だという気がしましたが、 キルステン・ダンストはとてもよかったです。今度彼女は、ポールと 「ウィンブルドン」というテニスなラブ米で共演しますね。 まあそんなわけで、スパイダーマン2、時間とお金に余裕のある シャキッとクールな都会派ムービー好きには、おすすめです。 先日から、アレクサンダーの新しいトレイラーがこの金曜日に 発表される、という情報が流れていたのですが、その様子がないと いうことはデマだったのでしょうか。検定合格、スパイダーマン2、 新トレイラーと、トリプルで幸せな日になるかと楽しみにしていたんですが、 残念。
前回、キング・アーサーの評価がひどいということを書きましたが、 キング・アーサーが単純にダメ映画のレッテルを貼られるべきでは ないということがわかってまいりました。 マスコミ用のスクリーニングの後で出てきた評価で肯定的な ものは少なかったし、ファンも口々に駄作とレビューしていました。 でも、7/7に本公開して少し様相が変わってまいりました。 いくつかの有力紙からは賛辞も聞かれるようになりました。 この流れを色々と追って読んでみたところわかってきたのは、 否定的な人にとって、「この映画は"中世の伝説"を楽しむにしては、 陰気すぎ、英雄像を壊すもので、いくつかのアーサー王伝説のメジャーパーツを 無視している」 ということです。また、グイネヴィア像も現代的過ぎる、とのこと。 肯定的な人の意見は、「この映画は確かにアーサー王伝説という中世叙事詩 を魅力的に謳っているものとは違うが、歴史や戦略に主眼を置いて作られた、 新しいアーサー王映画といえる」 とのこと。前の日記にも書いた通り、「トレーニング・デイ」を撮った アントニー・フュークワー監督は娯楽志向の監督ではなく、洗練された きびしい視点で映画を撮れる人ですが、そういう姿勢でアーサー王を 作れなかったのではなく、どうやら彼のスタイルで作ってくれたみたいです。 たとえば、アーサー王伝説においてアーサーは、妖術によって ペンドラゴン王とイグレーヌ王妃の間に生まれますが、映画ではそうでは なく、ローマ人とブリテン人の庶子として生まれるそうです。 アーサー王のモデルとなる人物は5世紀に「戦いの王」として知られた アルトリウスという人物だそうですが、彼はブリテン島に 侵略してきたサクソン人と戦って勝利した英雄です。当時ブリテン島は、 ローマ帝国の支配下にあるゲール人(それまでブリテン島を支配していた ケルト民族)の国でしたが、ローマ帝国は弱体化しており、409年には 撤退します。アルトリウスは一時的ではありますが、この時代にサクソン人 を撃退した王でした。ですが、このアルトリウスは、 実際はローマ人の総督だったようで、映画はこうした背景を踏まえて 作られているようです。 というわけで、映画は中世の妖精物語としてのアーサー王伝説ではなく、 歴史の中の人物としてのアーサー王物語というスタンスで作られている ようです。とはいえ、円卓の騎士や、ランスロットとグイネヴィアと王 の三角関係など、有名なエピソードを散りばめてはいるようです。 レーティングのことも話題になっていましたが、最初はR指定だった そうです。アーサー王伝説の中には近親相姦なども登場するのですが、 このレーティングは公開時にはPG13に変更になりました。 これは多くの批評家が口をそろえていることのひとつですが、 戦闘シーンでは陰惨なシーンがけっこう多く、それがかえって、 この映画をチープなものにしてしまっている、とのこと。迫力は あるかもしれませんが、戦闘シーンには秩序がないそうです。 私としては、クライヴ・オーウェンのアーサー王が、陰気で厳しい 人物として描かれている、と聞いてたいそう期待してしまいました。 実際、美しく気高く人望も厚い騎士ランスロットと比べ、アーサーは 個人としての魅力では劣っています。人間関係においても、円卓の 騎士たちは、エクター(エクトル)やギャラハット、ガレスなどが めちゃくちゃランスロットに心服してハァハァしているのに、 アーサー王にハァハァしてるのはマーリンくらいか。 映画ではパーシヴァルが登場しないようですが、パーシヴァルと ギャラハッドの坊やたちのバカップルなどもおいしいです。 映画には登場しない(クレジットされてない)人物も含まれていますが、 私の漠然としたイメージでこんなアーサー王相関図(男オンリー)を 作ってみました。わははは。 ![]() あとはやっぱり、ガウェインと緑の騎士ですか。もちろん、緑の騎士 受けです(ジョン・ハウのあの絵で)。あ、ギャラハッドとランスロット の父子関係の↑が微妙な位置になっていることに気がつきました。 ともかく、ずいぶんと否定的なレヴューが目立ちますが、その原因が、 映画がむしろ私が求めているタイプのものだからだ、ということがわかって きたので、また新たに期待したいと思います。 今は早くスパイダーマン2が見たくてたまりません! 先行にいけなかった のですが、明後日には行きたいと思います。
トップに写真とは不届き者ですね。近いうち絵を描いて交換したい ですが、原稿などもあって絵を書く時間があるのかどうか。 今日はなんと、コリンの夢を見ましたよ。しかも、 私とコリンがデートをするという恥ずかしい夢を。 夢の中のコリンは優しくていい奴でした。ちょうど、デイヴィッド・ベニオフ の「25時」という小説を読み終わった後で、少し前に書店では傑作と 謳われていた本ですが、この話の主人公が、コリンのイメージにぴったり でした。そして外見はジャレッドにぴったり。ずっと前に買ったのに 読んでませんでしたが、すごくよかったです。 その「25時」のモンティとコリンが合わさったような感じで、 夢の中のコリンは決してホテルの家具で煙草を揉み消したり、 ホテルの廊下を下着で歩いたりはしてませんでした。 「25時」はトビー・マグワイアーで映画化するそうですが、難しそうだ。 トビーは好きだけど、ちょっとイメージが違います。 ところで、アレクアンダーの撮影中、コリンはインフルエンザにかかって いた時期があったらしく、トレイラーで声ががらがらなのは、もしやその せいでしょうか。 トレイラーの時点で、英語圏の方たちはアクセントのことを散々話題に していました。というのも、コリンの英語は思い切りアイリッシュ訛で、 皆びっくりしたらしいです(こういうことは私にはよくわからない)。 残念だ、やびっくりした、という人もいれば、いいじゃない? という人も。 これに対して、オリバー・ストーン監督は明確な理由を用意していました。 彼はキャストの大半を、英国人、スコットランド人、アイルランド人から 選択することにこだわったそうです。なぜなら、アレクサンダーは マケドニア人です。彼らはギリシアの政治、文化の最先端をいっていた 洗練されたアテネ人とは違い、粗野で、田舎者で、当時は言葉も通じ にくく、今でも彼らを「ギリシア人」に分類していいのか議論になるほど です。監督いわく、「それは大英帝国に対するアイリッシュや スコッツに似た雰囲気がある」とのこと。だから多くのマケドニア人の 役を、彼はアイリッシュやスコッツから選んだんだそうです。 この中でジャレッドがアメリカンだというのが面白い。前にも書きましたが、 ヘファイスティオンはの一族はアテネと関わりが深そうだからです。 でもたぶん、これは偶然の成行きではないでしょうか。監督は アイルランドでオーディションを行ったといいます。気持ちとしては アイリッシュの役者を選びたかったのかもしれません。 もうひとつ、オリバー・ストーンの映画に関する発言で感動したことが あります。彼はこの作品で描こうとしていることの一つに、こういうことを 挙げています。 オリバー・ストーンがなぜアレクサンダーに惹かれたかを想像することは 難しいことではない。彼は権力と、その行使というものに魅了されるのである。 彼は二つの米国大統領の映画(JFK,ニクソン)を作り、また彼の近年の 作品はカストロとアラファトに敬意を持って焦点をあてた作品だ。 「この映画において、ひとつ明らかになることだが、オリュンポスの神々は、 人間への支配を失いつつあるんだ」とオリバー・ストーンは言う。「(大王の時代より)3〜400年後、人類はキリスト教に向かっていく。しかし人類は、完全ではないオリュンポスの神々に対立するものとして、 個人の救済を探し求めはじめる。アレクサンダーは、人類にそれが できることを、我々に示してくれるだろう。彼は最も高貴な 神々の反映(reflection)となる」 この一文に、なかなか説明できない、なぜアレクサンダーに惹かれるか、 リスペクトを抱くか、という理由が凝縮されてしまってる気がします。 これは神々と人間が分かち難く親密な関係にあった時代の物語であり、 もちろん有神論、無神論の議論とは別の次元の話です。 正直に告白すると、イリアスを読む以前の私はギリシア神話の根本的な ことをまったく理解していなかったし、否定的ですらあったのですが、 ギリシア神話を知り、古代を学び、イタリアで遺跡と共に時間を費やした 結果、自分の考えが浅はかだったことを思い知りました。 もっと言うなら、古代の素晴らしさを知るにつれ、 キリスト教によって文化も政治も、人間の精神そのものまでも支配されていた 中世がいかにヘボく、長すぎたか、そしてキリスト教というものが 人類に齎した弊害がいかにでかかったか、ということを、衝撃をもって 教えられました。以前の私は、「それでもキリスト教は無数の人間の 心のよりどころになり、大勢の人間を救った」と信じ他の宗教同様、 敬意を払うべきものだ、と思っていましたが、今ではその敬意も風前の 灯火状態です。もちろんキリスト自身にはなんら非はない。むしろ犠牲者、 真の意味での殉教者のように思えてきます。そして、それでも私は 血塗られた中世ヨーロッパが好きだし、それをベースにしたファンタジーが 好きなことには変わりませんが。 オリバー・ストーンが言うように、アレクサンダー自身は信心深かった けど、たしかに彼はオリュンポスの神々が支配する領域を超えて いってしまった、最初の人類のような気がします。神が支配する領域を超えた、 というのは、これまで人間を統べていた神の支配から、抜け出して人類の 道筋を作った、という意味においてです。たとえば彼の父親フィリッポス二世は、 自分の結婚式で、オリュンポスの十二神の石像に、自分の像を加え 自らが十三番目の神であるように振舞いました。これはフィリッポス以前 には起こりえなかったことです。この頃からギリシア人は、まず自分を 神と同一視することで、少しずつ神の領域を侵食し人間性を拡大していった んですね。 映画の宣伝文句、"by the age of 25, He had conquerd the known world, changed the course of mankind,forever.." というのが、一層深みを持ち始めます。 つけたしの情報ですが、監督は、「コリンは汚いアイルランド訛で叫び まくるが、アレクサンダーのベストといえる台詞は、(コリンの)静かな 囁きによって語られる」ということを言っていました。 話は飛びまくりますが、バゴアスの情報。 彼は17歳の少年として大王の前に現われるのだそう。キャスト係は バゴアスの適任者を探すため、男といわず女といわず、性転換者やら 本物の宦官に至るまで探しまくったそうです。結果フランシス・ボッシ という美しい男性になってくれて、嬉しいです。 彼の写真を見ましたが、キアヌをもっとフェミニンにした感じ… といって期待されると困るので、信用しないでください〜。 ヘパイスティオンの情報、全然出て来ないな〜。とりあえずリバだと 思って想像しておりますが、せめてワンシーンくらい大王とのツーショット 見せて欲しいです。 ロクサナ、バゴアス、ヘファイスティオン、そのほか諸々と色々と 手を出しまくるようですが、アレクサンダーが性別なんていかにも どれでもいいというようなシーンがあると嬉しいです。
私も楽しみにしていたキング・アーサーですが、残念ながら 悲劇的な出来栄えだそうです。本公開(国外)は7/7からですが、 すでにマスコミ用のスクリーニングに出席した方たちから、 「今年最低の映画」「衝撃を受けるほどお粗末」「ディズニー映画 じゃないんだから!」「キッズ・レーティング」などとボロクソに 言われています。その様子を見るからに、ヴァン・ヘルシングや トロイの時点で相当言われていましたが、キング・アーサーは どうもその比ではなさそうです。 これも、トロイなどと 同様古典的なエピックを題材にしているので、評価が厳しくなることは 当然ですが、それでもそこまで言うか、という批評が出ています。 つまりあまりにハリウッド的、低俗で、中世の精神をおろそかにしすぎ ているようです。映像というか、オフィシャルサイトのゲームみたいな 映像を見た時は「これはダメだろう」と思いましたが、その後出てきた トレイラーでは真面目な方に軌道修正ぎみだったので、いけるかな、と 思ったんですが……。これまで、まともなアーサー王映画はほとんど 作られていないので、楽しみにしていただけに残念。 いつか才能に溢れた誰かに、胸を焦がすような中世叙事詩として、 アーサー王映画を作って欲しいものです。と、既にまとめに入ってます。 ジェリー・ブラッカイマー映画だということばかりが取り沙汰されて いますが、監督のアントニー・フュークワーは「トレーニング・デイ」 を撮った監督で、ハリウッドの風潮離れしたドキュメンタリー的 な持ち味のある、すごくいい監督です。少なくとも、トレーニング・デイ は本当に洗練されたきびしさのあるいい映画です。監督自身が黒人で、 いかにも「白人寄り」のポリティカル・コレクトに左右されない、 鋭い目線で撮れる人です。「ティアーズ・オブ・ザ・サン」は それほどいい映画ではないけど、同じ厳しさを持ってます。 その彼がキング・アーサーを撮るというのは、考えてみると不思議です。 個人的には彼のきびしいものの捉え方こそが キング・アーサーに求められていたような気はしますが、それを 活かし切れなかったのでしょうか。「トレーニング・デイ」で見せられた ようなきびしさのあるタフなアーサー王伝説を見たかったのですが、 うまくいかなかったみたいです。 ひとまず、実物を見るまではそれなりに楽しみにしておきます。 こういうことが起こるたびに思いますが、指輪とM&Cは偉大です。 ピータージャクソンばんざい、ピーターウィアーばんざい。 オリバー・ストーンはどちらに入るのだろう……。少なくとも、 ペーター腺やブラッカイマーのように、ハリウッド的な娯楽志向 のために史実や蓄積された「伝統」を犠牲にするような監督ではない、 ということは言えると思います。彼だということでほっとできているのは その点で、まあそれさえクリアできていれば最初のハードルはクリアしてる といえます。ペーター腺ならヘパイスティオンとアレクサンダーの 関係は完全に単なる友達で、ロクサネとの恋物語に仕立て上げるところ ですが、オリバー・ストーンがそういう人間じゃないことは分かってます。 ただ彼の場合、目的主義なので主張がいきすぎるとこがありますね。 初期作品より後年の作品の方がその傾向が強いような気がします。 映像で見せず、言葉で伝えてしまいがちな人です。 たぶん彼の場合、誰もそんな彼を止めることが出来ないんだろう(笑)。 でも彼は、アレクサンダーを作る点ではベストではなくても ベターな監督という気がします。現在出てきてる情報は、どれも いい線いってます。 たとえば、アレクアンダーのスコアはかのヴァンゲリスが担当します。 彼は壮大な音楽というより、ニューウェーブというか、ヒーリング系 ですよね(間違ってる?)。ヴァンゲリスはギリシア出身 のコンポーザーなんだそうですが、彼への着目など、完璧だ。 オーケストラを使っての歴史大作ものに見合う壮大な音楽もいいのですが、 胸に染み入るような切なく柔らかいスコアに期待したいです。 ちなみに、前回のア大王のティーザー・トレイラーに使われていたのは ヴァンゲリスの音楽ではないとのこと。
一昨日、アレクサンダー映画の新しい情報が情報サイトに 流出しました。とても大きい画像が13枚も続くので、表示される までに時間がかかります。その間、日記でも読んでいてください。 アンジェリーナ・ジョリーのインタビューによると、 アレクサンダーは最初6歳、次12歳、そして19歳(以降)が スクリーンで見れるそうですが、この19才からコリンが扮するんだ そうです。若作りが見もの! この12歳の時のアレクサンダーが気になります。恐らくミエザの 学舎での、アリストテレスとヘパイスティオンらとの出会いが 描かれるのでしょうが、この時点で王子はヘパに恋するのでしょうか。 気になる〜。アレクサンダーの子役は http://www.boyhaven.org/files/cpsvu04.jpg Connor Paolo。コピペのみ有効。 http://www.boyhaven.org/files/cpoltl10.jpg もう少し年上のConnor Paolo ↑彼です。上の写真なんて、お前はコリンのクローンかというくら似ています。 聡明そうで、アレクサンダー像にぴったり。ジャレの子役が 登場するなら、綺麗な子だったら嬉しいなあ。 ◇ロクサナネとアレクサンダーの結婚 ◇プトレマイオスの回想 ◇ブケファラスに乗った大王と象の戦い ◇武将たちに作戦を指揮する大王 ◇アレクサンダー ◇アリストテレスとアレクサンダー ◇戦場のアレクサンダー ◇陣営 ◇血に染まるアレクサンダー ◇ヘタイロイたちと大王 ◇ペルシアの宮廷 ◇アレクサンダー、カサンドロス、ヘパイスティオン ◇アレクサンダー いくつかピックアップしますが、私としては、↑一枚一枚原寸(おそろしく でかい)で見ることをおすすめします。一人一人の表情が見れます。 ![]() ロクサネとアレクサンダーの結婚シーンですが、なんじゃこりゃ! なんだそのでかい芋虫みたいの……! 大王! また躁状態なんじゃ…! さりげにちらっと映ってる右側の誰かの足、ヘパイスティオンでしょうか。 彼はこの二人の結婚式で、花婿付添人になりました。 ![]() 武将たちに作戦を指揮する大王。ああ〜っコリアレの太腿v ヘパじゃ なくたって押し倒してむしゃぶりつきたくなる。 大王「てめーこんなこともわかんねーのか」 武将「す、すいませぬ〜!」 右端は隻眼のアンティゴノスとみました。ほかの武将は、彼と同じ 父王フィリッポスの代の武将たちでしょうか。真ん中はパルメニオンかも。 三人とも、いかにも無骨なマケドニア男な具合です。 ![]() ひゃーオトコマエ・アレクサンダー。 ![]() 月桂樹の冠の男はアリストテレスのようです。アレクサンダーの後ろ(左) にいるのは、M&Cnoウォーリー役でおなじみのジョセフ・モーガンで、 フィロタス役。右後ろは、カサンドロス@ジョナサン。私が以前から ヘパと見間違えかける男は、ジョナカサでした。 ![]() 血に染まるアレクサンダー。まだレーティングは確定していませんが、 この血の量はRに相当するはずです。私としては、Rまで引き上げて欲しい と思います。そうしたら、ギリシアの性愛のことをしっかり描けるかも しれません。象が兵士たちを踏み潰しまくるシーンもあると聞きましたが、 ぜひR指定を期待したいところです。 ![]() これこそ、原寸サイズで表示して一人一人の顔を観察です! ペルシアの王宮に足を踏み入れる若きアレクサンダーと朋輩たち。 王のすぐ後ろのプトレマイオスをはじめ、フィロタスなどもイメージに ぴったりでちょっとオリバー・ストーンすごいです。 エリオット@プトレマイオス、長身で賢そうでいい感じ。 ジャレッドはおいしい太腿が見えないのが哀しい(なんだその感想)。 そして、その隣の二人組みですが、左側はフィロタスで、この無垢な 喜びの表情。彼の運命を思えば、この美しい若々しさが残酷に思えて きて、楽しみになってきます。フィロタスと肩を叩き合ってるのが 誰かはわかりませんが、ペルディッカスあたりでしょうか。 左端はクレイトスだと思いますが、クラテロスの可能性も(ていつも言ってる)。 ![]() ついに登場、アレクサンダー、カサンドロス、ヘパイスティオン! う つ く し い ! コリアレの表情もイロポいですが、凛々しい ジャレヘパの腕の筋肉の美しいことといったら。ジョナカサも「妙」で かわいいです。ジョナカサ楽しみです〜。こんなに大王らと近い存在で ありながら、腹黒いんでしょうね。誘い受腹黒ジョナサンに期待。 ![]() 無垢な表情がたまらないアレクサンダー。若い頃でしょうか。 ジャレヘパがあまりに出し惜しみされてるもんだから、まだわかり ませんが、映画大王てば受け受けしい。 ところで、ジャレッド・レトのパンク(オルタナ?)・ロック・バンド 30 second to marsのアルバムを買いましたが、Kornに少し似た雰囲気。 完成度は必ずしも高くないけど、充分に聞き応えのある いい感じのバンドです。このアルバムはあんまり恋愛とかの歌は ないんですが、歌詞などからジャレッドという男がわかりかけて ます。なまじ美人なだけにちょっと退廃的で俗悪っぽいのがいいです。 たぶん、ハイになるのが好き、前から言ってる通り、ちやほや されるのも好き。野郎仲間が好き。自分のセックスアピールを心得ている。 パソコンでDVDを見たんですが、ステージでは燃えるタイプで、 ギターを叩きつけて破壊したり、ステージから観客側にスピンの きいたダイヴをしたりしてました。 ライナーノーツがまた、これでもかというくらい書くことがない のがまるわかりです。ライターもそのことを認めてて、最近の 音楽事情など(これ自体は面白い)で半分スペースを使ってました。 ジャレッドとシャノンは同じ「レト」だから、家族かな、とか本当に まったく知識がなくて、どこから彼らが出てきたのやら、とありました。 そこで私の勝手な推測ですが、ジャレッドが俳優業にも興味を持ち はじめてTVドラマでも人気になり、そのあとキャメロン・ディアスとの 関係で浮名を馳せ(雑誌の表紙んどを飾り)、その話題性が手伝って ヴァージン・レコードと契約できたのでは、と思うんですがどうでしょう か。勿論、プロになるだけの音楽のセンスにも恵まれていたことも あります。そのあと、このアルバムにも収録されていますが、 「コア」という映画で主題歌(エシュロン)を歌っています。 とにかくものすごく受々けしい。彼のヌードをぜひとも見たいです。 アレクサンダーで裸になってくれないものか……。
狼の目覚め、続編を書き出す直前で本編から読み始めてます。 現在上巻を読み終えたところですが、上巻はまとまり もありテンポもよく面白い。中巻は読み始めたばかり ですが、最初のあたりはちょっと疲れてるな、と思いました。 上巻の、デイヴィッドのポジションが改めて読んでみると よく書けていて、これは今回はじめて気がついた ことでした。書いている時は結末が頭にあっただけに、 印象が違ったのですが、あえて心をまっさらにして読み始め、 たぶんやっと読み手の皆さんと同じスタンスで読めたんではないか と思います。 特に、カールがデイヴィッドと他のキャラ(クレイグ含む)の 中間で振り子のように揺れているところで、クレイグへの愛を 再認識してデイヴィッドを孤立に追いやるようなあたり (オーランドたちへの脅迫でカールとヴィゴが事件から手を引くあたり)、 孤立無援のデイヴィッドの心理が、「書かれていない部分」から 伝わってくるのは、書いてる時は思いもつかなかったです。 自分の台詞のやりとりで笑うのもへんですが、読み手になって 読んでみると何度か噴出しました。個人的には、オーランドと 電話で話してる時のカールの発言「俺は分泌型か」がウケました。 でも面白い会話のやりとりのサービスが、ちょっと行き過ぎてる とこもありました。 デイヴィッドが「お前はプトレマイオスか」と言うシーンがあり、 びっくりしたんですがこれは天文学者のプトレマイオスですね。 あとがきに、アレクサンダーの名前もすでに登場してて、それもちょっと びっくりでした。3月の終りくらいにはもうアレクサンダーのことを 言ってたんだなあ。 ところで、このカールはかっこいい! ![]() このやさぐれ方、理想的だねえ〜。 http://www.theonering.net/scrapbook/group/1435/view/13369 こちらの下の方のカール画像が狼の続編にピタリなイメージなので、 プリントアウトして壁に貼りながら書こうかな。 ギリシアの愛の話が好評で嬉しいです〜。またしっかりと ネタを集めて濃度を高めたら書きます。ゼウスとガニュメデスの 話はよく知られているかもしれませんが、地上でもっとも美しい 美少年を、鷲になったゼウスが攫ってきて自分の媒酌係にするという 話です。この話で私が嬉しかったのは、この息子がどっかのトチ野郎 に奪われないよう、護衛までつけてた父親があんまり地上で嘆くので、 そのトチ野郎(ゼウス)が、ガニュメデスの形をした正座を天につくり、 父親を慰めた、という慰められるわけねー的なオチがついて いるからです。この星座が、みずがめ座というわけですが、 なぜ嬉しかったかというと、私がみずがめ座だからです。 そうか〜みずがめ座は美少年の形だったのか〜。 生まれた時からホモ好きになることが決定したというわけだな。 アレクサンダーとヘファイスティオンですが、史料を見ていくと、 ある過程では私はアレクサンダーが実際受だったんじゃ、という時期が あったんですが、最近ではヘパがやはり受だったかな、と思い始めて います。古代ギリシアでリバがまかり通ってたかは、アマゾンで買った 本などで調べてみたいです。 とはいえ、史実がどうであれ映画でコリンが受け受けしければ 世界の人々はアレクサンダーという男は部下にカマを掘られていた、で 納得することでしょう。ですから、現在はひとまず柔軟な姿勢で 二人を見守ってようと思います。 一見コリン@大王は受っぽい。でも、ロクサネ、バゴアスが登場する上、 負傷したジャレヘパを抱き起こすか抱えるかするシーンがあると言うので、 まだわかりません。 現在クルティウスの大王伝とニュートン・ムックを時間を見つけて読んでいます。 クルティウスの一文の引用がNMの方にあり、これが興味深い。 それまでにも、(大王が)熱をあげた相手はいた。王と親しい関係 にあったハンサムな宦官バゴアス。そしてエウクセニッポスという 若者もいた。信じがたいほどハンサムで、"ヘファイスティオンに 勝るとも劣らないほど美しいが、どちらかといえば弱々しく、 ヘファイスティオンの魅力とは全然違う"と宮廷内で取沙汰された。 とありました。ヘファイスティオンはやっぱりかなりの美形だった んですね。それも男性的な。うう、萌える! 数多の物語の中でその ことがあまり言及されないのは、同じく美形説があるアレクサンダー (主人公)を立ててのことだったのか。 このニュートン・ムックもおすすめです。BBCで製作された ドキュメンタリー映画「アレクサンダーがたどった道」をたどった 学者(映画制作者)マイケル・ウッドの視点が、ロビン・レイン・ フォックスにも増して冷静で、厳しすぎるくらいなのですが、おかげで アレクサンダーの実像が浮かび上がってきます。 たとえば、アレクサンダーは背が低くてずんぐり型だったはずだ、との こと。背が低いことはもう間違いない。父フィリッポス王は わずか5'2(157センチ)だったといいます。当時は今ほど高くなかったので 驚くほどの低さではなかったかもしれませんが、王子もこんなもんだろう といわれています。母も父も美しかったので、彼も 美男子だったと言いますが、マイケル・ウッドはそうではないと言います。 以前、彫刻に残されたアレクサンダーもあれほど美しかったかのかもと 私は書きましたが、ウッド氏は「彫刻にあるライオンのような鬣の髪型 などは、古代の人々の理想系(獅子に見立てる)だったので、あてに ならない」と言っています。 ナポリ考古学博物館の私が見逃した壁画の大王像が、実物に近そうだと いいます。たしかに、あれは当時作られたという説が有力だし、他と比べて 理想化されたような印象が薄いです。特に顎が張ってたはずだ、とウッド氏 言います。というのも、オリュンピアスと並んだオニキスのカメオ像や、 他の彫刻にも、故意に顎が張っているようなものがいくつかあるからだと 言います。 ついでに、アレクサンダーに関する誇大妄想癖のある躁うつ病のアル中説 をいたく信じたい。ウッド氏も、「心理学者なら即座に気がつくだろう。 ここに描かれた男は、現代風に言えば、確実に躁鬱病である」と書いて いますが、そのうえ性的に不能だったり包茎だったりしたら、 もうこんな面白い英雄はいない。とくにアレクアンダーは、 欝の時にしでかすことより、躁状態でしでかすことが面白いです(笑)。 性格的には、プルタルコスの描写では、 「アレクサンダーは仲間としては非常に楽しく、ふるまいは、当時の王子 の中でも群を抜いて魅力に溢れていたが、特に酒が入った時は、 不快なほど尊大になったり、兵卒と同等の人間に成り果てたり、 大言壮語して悦に入るばかりではなく、甘言に乗せられることもあった」 そうです。いいなあ〜。こうして古い友人を殺したり、ペルセポリスを 炎上させたのですね。これらのことを起こした後の彼のどっぷり欝状態 がまた面白い。こんな男を相手にしていたヘファイスティオンはたいそう 大変だったに違いないけど、この気質が形成される過程を幼い頃から 見守ってきた彼だからこそ、いつでもうまーく対処できたに違いない。 これは私見ですが、アレクサンダーは美というものに熱烈に惹かれ 信奉する内的資質があり、けれど性的な問題や恐母性などから、美 というものにどう対処すべきかが分からなかった男なのかもしれない、と 思いました。征服した国の貴族女性を丁重に扱ったり、美しかった ヘファイスティオンを「もうひとりのアレクサンダー」と言ってる ところからしても、美というものが彼の心を常に寛大にし、ある意味で 平伏させていたのかも。 最近の私の中でもアキ、ヘパの関係は形になってきてます。 まずヘパが凄く美形だった、ということが分かったので、男にも女にも 好き放題食指を伸ばしていたフィリッポスは、近習だったヘパら美形の近習を 食ってたことでしょう。カサンドロスあたりあやしい。 エペイロス(南西の小国)は、マケドニアの軍門に下ったので、 王子(アレクサンドロスと同名)を人質としてペラの宮廷に送り、 フィリッポスは彼を愛人にしていたといいますから、ヘパらも事実上人質と して宮廷に差し出されていたのだし、間違いない。 彼らの地位は宮廷内でも非常に高かったといいます。古代ギリシアの 性愛事情を考えると、男たちの愛を集めた青春期にある美少年(パイスと 呼ばれたそうです)は、もしも男たちから「強奪」されなければ、それは 非常に恥ずかしい事態だったといいます。なぜなら、家柄がよく美しいのに奪われ ないということはつまり性格が極端に悪い(笑)ことだと考え られていたからです。また次回書きますが、若者たちも素敵なダーリンが 自分を奪ってくれることをひたすら待っていたといいます。家族ぐるみで これを待ってます。 確かに自分が男だったら、性格の意地悪なカワイコちゃんと、見た目は そこそこだけど尽くすタイプv の子だったら、後者かなあ、などと 無駄なことをひとしきり考えた私です。 ヘファスティオンが仮にクルティウスが言うように「信じられないほど ハンサム」で、しかも古代ギリシアの男たちが目がない、男性的な 肉体美にまで恵まれていたとなれば、性格が悪くなかったのなら(爆笑) 彼はたくさんの男に求愛されているところです。ちなみに、沢山の男に 求愛された若者は、そのうち一人を選ぶことが出来ます。 でも、たとえ年下の美少年でも身分が自分より高い相手には手を出せなかっ たはずです。そう考えると、彼に手を出せたのは王かその側近(ヘパの父親 もこれに値するとされる)くらいだったことでしょう。でも王はつまみ食い 程度で、普段はもっぱら戦場で過ごしているし、他に身分の高い男がいたかも しれません。父親の親友の武将とか。 アレとヘパ像をこんな風に想像。アレ王子は子どもの頃 背が低く、年上とも同い年ともされる、ミエザ学校一の美少年、 すらりと背が高くカモシカのようなヘファイスティオンに ずっと憧れてます。ヘパは快活で清々しい男の子で、王子とも身分の差を 越え屈託なく接します。喧嘩もするかもしれないし、かけっこを競ったりも します。アレは王子という身分なので、ヘファイスティオンを自分の傍に おいて贔屓にし連れ回すわけですよ。一緒に母親のことを恋しく思ったり して。純粋でさっぱりした友情です。 ところがヘパの方は成熟が先を行ってて、剥けてるし、夜になると 年長の男と過ごします。時には相手が王子の父親なんてことも! 一方剥けてない包茎で童貞のアレクサンダー、昼と夜のヘパの違いに 嫌悪します。純粋な友達同士でいたい、と思う気持ちと、恋心がないまぜの 状態。うーんいいなあ。また、かねてよりあった父王へのライバル意識も。 けれど雄化するにつれ、彼もまたフィリッポス王から受け継いだ王としての 資質、征服者としての傲慢さを身につけていくわけです。相変わらず性の 悩みはあるものの、16才くらいになれば、立派な男です。 やがて、それまで抱いていた父王への反発や嫉妬が、彼が父王の実力と匹敵 あるいは上回った時点で、共感と敬愛に変わるのです。そうして父子は結局 は似たもの同士に。その時、アレクサンダーには父王のヘパへの態度が 完全に理解できるわけだ! エピック(笑)! でもってフィリッポス 王もまた、息子が一人前の男、征服者の世継ぎとなったことを危ぶみながら も認め、息子への敬意として、息子の最愛の男に手をつけるのをやめる、 なんてどうだろう! 萌えだ〜。それは他の近習たちも同様で、王子の側近 となればいずれ自分を脅かすかもしれんな、と思いながらも(事実、その後 父王はこの王子の友人たちをペラから一時追放している)、認める。 ヘパもまた、アレクサンダーの征服者としての眼に見つめられながら、 「もう、私の腕の中で母親を恋しがって泣いた王子ではない」 とか思いつつ、その頼もしさに「死ぬまでついていこう」と思ったり。 今回は妄想が過ぎました。 さっき冷麺を食べてきたんですが、おいしかった。
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