DIARY
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2002年10月31日(木) 濃い名古屋デイズ。薄い仕事。

 ここ3、4日、名古屋で仕事をしてきた。
 デパートの北海道物産展の宣伝をしに、各新聞社5社からの取材とパンフ配布。
 デパートの売り出し広告に、ヤンガの写真が載った。
 これはスゴイ事なんだけど、その写真、撮った前日にコレと喧嘩して泣きはらした目で撮影した写真のもので、かなり人相が悪い。
 デパートのスタッフも、生ヤンガを見て「なんか、写真と随分イメージが違いますね」。そりゃそうだろ。誰だよ、あの写真名古屋まで持ってった奴は。殴るぞこのやろー。

 新聞社を回っている途中、昼食に、噂の味噌煮込みうどんを食した。
 すげー濃い。すげー、麺が固い。
 味付けはおいしいんだけど、あの固さが、味噌煮込みうどんの特徴なんだそうだが、ちょっと、初めての体験で動揺を隠し切れない。

 名古屋のみなさんごめんなさい。半分くらい残しました。
 みそかつは、おいしかったです。


 そんで、取材の次の日、デパートでパンフを配布してたんだけど、どうやら、今回の仕事、地元のPRというよりは、北海道全体のPRらしく、客にどんどん北海道の下の方の地域の事を聞かれる。
 中でも、「イヨマンテは、いつやってるんですか?」との質問が。
 イヨマンテって何。
 北海道全部の勉強なんてしてねぇよ!だいたい、イヨマンテって、人の名前なのか、祭りなのか、食べ物なのか、全然検討もつかねぇよ。あ〜、焦ったわ〜。
 

 そんなこんなで、今回、ヤンガともう一人、役員のオッサンと二人きりで名古屋に行ったんだけど、そのオッサン、全然役立たずなのよ。
 基本的な事をわかっていない。
 北海道の宣伝ってわかった時点で機転をきかせて、パンフを配ればいいのに、地元のパンフばっかり勧めて客に嫌がられてるし。これは、まだいい。
 デパート内で昼食をとろうって時に、まず、デパートのレストランって大抵、一番上の階にあるじゃないですか。
 彼は、まず1階まで降りたからね。
 ヤンガも、おかしいなと思いながらも、彼を立てて、彼について行くんだけど、どう考えても的外れな事ばっかりするんです。

 仕方なしに、ヤンガが「レストランって、一番上だと思うんですけど」って言って誘導。しっかりしろよ。

 名古屋の帰りに札幌経由で一泊泊まったんだけど、そこのホテルの冷蔵庫の飲み物が、引き抜いたら自動的に料金がカウントされるやつだったんです。
 そしたら彼は、次の朝「飲み物代、500円です」とのホテルマンの言葉に「飲んでないよ。引き抜いたら戻らなくなってさぁ。」とか言ってんの。しっかりしろよ。
 そんな事、子供でもわかるだろ?ふつー。バカかと。アホかと。

 飛行場でも、「お土産買うから、1時間後にここで待ち合わせな」っていって単独行動したんだけど、待ち合わせの場所にちゃんといないで、ヤンガを置いて勝手に中に入ってるし。
 
 ほんと、使えねぇよ、あんた。

 といった感じで、そのオッサンに翻弄されてすっかり疲れてしまったヤンガの名古屋デイズ。
 唯一、楽しかったのは、札幌に一泊した時に、3年ぶりくらいに、びっくりドンキー(ファミレス)でハンバーグを食べた事と、いつもの飲み屋にちょっと寄れた事。ドンキー最高。文字通りびっくりしたよ。ドンキー。
 
 帰ってきたら、ここも、何と1周年だと。すげーな。
 頑張ったなヤンガ。
 また今日も乾杯だよ。


2002年10月28日(月) さ、名古屋県へ。

 明日から仕事へ名古屋へ行ってきます。
 それより明日、飛行機飛ぶのかよ!あられとか降ってるけど。メチャ寒だけど。
 飛行機飛ばなかったら、どうすんだろ。汽車で札幌まで行くとか言うなよ?頼むから。


 今回は、名古屋の皆さんには、一切ヤンガがどこで仕事をしているか教えません。なぜならヤンガの今回の仕事は、新聞社の取材がメインだからです。自分自身、どこで何をするのかわかってません。


 取材の次の日は、どこかのデパートの朝礼で挨拶をするそうです。
 もう言う事は決まってます。
 「昨日の夜、味噌うどんを食べました。やっぱり名古屋の味噌うどんは有名なだけあって美味しかったです。」だ。
 だから、名古屋の夜は是非味噌うどんを食べなければならない。
 名古屋の詳しい位置もわからないまま、明日、旅立ちます。
 今回は、前回のような怖い事件が起こりませんように。ヤンガファンの皆!一日一回は北海道の方向に向かって手を合わせて祈りなさい。


2002年10月26日(土) とてもじゃないけど喉がカラカラ。

 はい、そういうわけで、携帯のカレンダーにこれ以上スケジュールを書き込めないくらい予定が入っているヤンガです。こんばんわ。
 
 そんなこんなでね、バイトが休みの日は学校があり、学校が休みの日はバイトがあり、どっちもない日はミスの仕事が待っていて、東京から帰ってきて一度もマトモに休みを取れていません。
 
 店長は同情してくれて「休み取っていんだぞ」と言ってくれますが、意地っ張りなもので、休みは取りません。今、週休一日で頑張ってます。
 何を隠そう、ただ単に「頑張ってるね」と言われたいが為の意地なんですが。

 
 今日も、10時から学校があり、もう朝早く起きるのも限界が来ていて、更に加えて学校までのバスで本気で吐き気をもよおす始末。
 明日も10時から学科が入っていたんだが、サボって昼までゆっくり寝ていよう。さすがに疲れた。14時からの実技だけ出ようと思っていた。

 そして、一度家に戻り、14時から再び実技。
 すると、ヤンガの担当のおじいちゃん先生は、とんでも無い事を言った。
 「明日、俺、午前中時間あるから、10時の学科受けた後、11時から実技やればいいしょ?そしたら14時にわざわざ学校来る事ないし。ね?」
 思わず、「はい」と言ってしまった。
 いやだから、疲れてるんだって。
 今、言ったべや。説明したべや。
 名古屋に行くって。
 東京から帰ってきて一度も休みがないって。
 仮免の日の前後も大変だったって。
 聞いてんのか、おい。
 こら。
 こっち来いよ。
 あの標識の意味を教えろよ。
 気になって仕方ねぇよ。

 明日、多分ヤンガは死を迎えるかもしれません。



 *来月予定していた台湾へ行く仕事はなくなりました。
  ヤンガ、台湾の取材とかが来た時に、文化の違いとかで失礼な事を言わないように、
  ある程度台湾を勉強しようとガイドブックまで買ったのに。
  ガイドブック代、返せ。


2002年10月23日(水) 祝!一万ヒット。

 という事で、うちのサイトもようやく一万ヒットを迎えた。
 気分はめっきり上々だね。
 皆さん、ありがとう!

 今日はとてもいい気分なので、「冬物語」(ビール)で一人、乾杯だ。
 皆も、乾杯しなさい。いいから、しとけ。
 
 来月は、確か、1周年記念になる。
 もっと盛大なのをかましてやっからよ。
 見とけよ!見逃すなよ!このやろーがー!


 あと、今日は仕事が遅くなって11時に帰ってきて、速攻あの絵を描いた。
 なかなか若者にしては、やるもんだと褒めてくれ。


2002年10月19日(土) 奇跡の生還 最終話

 最終日。
 朝から東京は暑い。ヤンガの住む街の真夏の暑さだ。
 やるな、東京。

 結局、ロクにお土産を買う暇すら与えられなかった為、ヤンガ達は飛行機に乗るまでの1時間というこれまた短い時間の中、羽田で買い物祭り。
 彼氏に、友達に、父に、母に、叔母に、いとこに、バイト先に。
 とりあえず、買ったはいいが、何かおかしい。
 こんなに敷地面積が広い羽田空港。
 そのわりに、入っている店が少ない。
 レストランばかりである。
 でも、探している時間もない。
 あっという間にタイムリミット。ヤンガ達は泣く泣く搭乗手続き。
 
 …そしたら、ヤンガ達が歩き回っていた反対側に、若者向けの店がたくさん見えるではないか!
 しまったぁぁぁぁっ!(号泣)
 でも、あとの祭りですわ。後夜祭ですわ。

 泣く泣く、金属チェッカー(名前わからん)をくぐる。
 ベルトの金属部に反応し、捕まる。
 綺麗なお姉さんに、腰まわりを念入りにまさぐられる。
 正直、悪い気はしない。

 離陸。
 さよなら東京!
 アディオス!東京!
 二度と、あの気持ち悪い男には会わなくてすむぞ!東京!
 そんな気持ちで陸を離れた。

 一方、我が街は雨だそうで、着陸するのが困難なため、30分ほど空の上でウロウロするけどいいか、みたいなアナウンスが入る。
 それは別にいい。
 別にいいけど、すげー揺れてる。
 別にいいけど、何だかよく知らんけど、すごい中途半端な高度を飛んでるらしく、ものすごく耳が痛い。
 誰か呼びたいくらい耳が痛いが、揺れるから、スッチーもシートベルトをしていて呼べない。
 痛すぎて、涙がでてくる。
 なぜか、飛行機の中で泣いているヤンガ。
 もう、本当に耳が潰れるんじゃないかって位、痛かった。
 なんとか着陸したが、耳の痛さはとれない。

 半泣きで、飛行機を降りる。
 母が待っていた。
 父の車で我が家へ戻る。
 猫が「誰だお前」みたいな顔で見ている。

 とにかく帰ってきた。
 時期を同じくして、例の北朝鮮から帰国した人の特別ニュースをTVでやっていて、ベッドに横になりながらそれを見ていた。
 涙がでた。
 この5日間頑張った自分と、そのTVの感動がごちゃ混ぜになって、涙が止まらない。なんなんだ、ヤンガは。
 泣きつかれて小1時間眠った。
 起きたらステーキが焼かれていた。
 肉は好きだが、胃が痛い。
 少し食べて、残して、またTVを見て泣いて、また寝た。
 起きたら、いつもの生活が待っている。

 意外と、誰もヤンガが想像していたより功績を褒めてくれないのが悔しくて、それを思ってまた泣いた。
 ヤンガ、一人っ子で甘えたがりだからさー。
 ちょっとしたことでも褒められたいのよ。
 でも、いつもはそんなに口に出す事はないけど、今回ばかりは、「褒めてくれ」と懇願した。皆、いやいや褒めてくれた。納得いかねぇ。



 …そして今日。
 5日間のブランクをものともせず、仮免の試験に合格した。
 今日は、仮祝いである。
 気持ちは赤飯である。
 家に帰ったら赤飯が用意されてたら面白いなと思っていた。
 実際、ヤンガは赤飯が嫌いなので、さすがにそこまではなかったが、母は本免と勘違いしているのか、花をプレゼントしてくれた。
 「褒めてくれ」と大げさには言ったが、花はいらねぇよ。
 それなら赤飯でいいよ。
 AT限定だから当たり前だとか言うなよ。
 こちとら何かよくわからんけど、頑張ってきたんだよ。
 そりゃ、今日のめざましTVの占い、水瓶座は最下位だったよ。それを切り抜けての合格だよ。
 合格ラインだってギリギリだったと思うよ。



 結局、お前は、どう褒められれば気が済むんだ、と。


2002年10月18日(金) 奇跡の生還 第4夜

 代々木最終日。
 もう、憂鬱で仕方ない。あの例の男のせいである。
 着替えをしながら相方と「あの人、今日も絶対いるね」と繰り返していた。

 すると、ステージスタッフが。
 「あの人、昨夜、暴行容疑で逮捕されたらしいよ。だから、釈放されてなければ今日は来ないと思うよ。」と言った。

 たい…逮捕!?
 そそそそそそそんな危険人物とヤンガは握手を交わしていたのだ。
 おっかない街だよ、東京。
 恐ろしいよ、東京。

 しかし、この一言で随分気が晴れて、ヤンガ達は笑顔で最後まで仕事を無事、勤めたのである。
 何事もなくて良かった。



 さて。
 その夜。打ち上げがあり、横浜中華街に行った。
 ヤンガはこの日、いつも行ってるチャットで仲良くさせてもらっているお友達とオフ会の予定があった。
 先日の日記で出たすえさんと、どこどん氏である。
 2人共、横浜在住という事で、こりゃあ都合がいいと思って、メールを送った。
 横浜中華街。素敵な街だ。
 「千と千尋の神隠し」に出てくる様な建物が並ぶ。ちょっと異次元の世界にいるような不思議な感覚の中、一つの中華料理屋に入った。
 建物の中も中国ムード(?)で、何だかワクワクしながら、奥へ入っていった。

 通された部屋は、何故か「会議室」のような部屋だった。
 会議室に円卓。
 何故。
 何故そこだけ会議室。
 そして、おごってもらえるわけでもなく、そんなに美味しいという感想もない料理のコースの値段が8500円。高ぇーよ!おごれよ!
 ヤンガのミスの日当以上の金額だよ!
 エビチリ、辛ぇーよ!バカ!
 アホが!アホが!

 こんなとこ、早くでてやる!
 と言わんばかりに、そそくさと会議室を出て、すえさんとどこどんの元へ向かう。
 駅で二人は待っていてくれた。
 ここで、初対面となるどこどん。
 いつもの文章だけのイメージでは、もっと強そうなイメージだったが、実際は、ほんわぁぁぁあっとしたかわいい女の子だった。
 なんか、「この子を守ってやりてぇ!」と思わざるを得ない雰囲気の、笑顔を絶やさない女の子だった。

 かくいうヤンガといえば、昨夜購入した「あゆ風サングラス」を早速装着。
 しかし、どう見ても「あゆ」でもなんでもなく、むしろ「村上てつや風サングラス」だった。
 どこでどうなってしまったのか。
 今にも「ひとり」を歌い出しそうなヤンガを二人は暖かく迎えてくれた。


 東京に行く前に盛り上がっていた「監獄風居酒屋」まで足を運んだが、満席で、あまり時間もないのでさっさと諦めて、アメリカンな(?)レストランへ。

 チャットで何度も話をしているとはいえ、実際に会うのは初めてなので、もしかしてあんまり会話が進まなかったらどうしようと、実は不安でいっぱいだった。
 しかし、そんな心配は余計だったようで、2時間も終始喋りっぱなしだった。
 話を進めて行くうちに、どうやら二人は、ヤンガが品川のホテルにいるという事で、横浜ではなく、最初、品川まで来てくれていたそうだ。
 行き違いだったにも関わらず、また横浜まで戻ってくれたらしい。
 そんな事をチクリと言われながらも、チャットで喋ってる話だとか、それぞれの彼氏や旦那さまや子供の話。とにかくたくさん喋った。
 そこのレストランのカクテルメニューの中に「なんとかボルケーノ」というカクテルがあった。
 「これはっ!!」
 勿論、注文。
 出てきたカクテルの色はやはり「ぼるけーの色(オレンジ)」だった。
 ちょっと笑った。
 ちなみに味はガラナ味だった。何故。

 さらに、途中どこどんがお手洗いへ席を立った。
 そこから帰ってきたどこどんに対してすえさんが爆笑している。
 ヤンガ側からは見えなかったんだが、どうやらどこどんはヤンガ達がいる席を一度通り過ぎて、違う通路側へ行きそうになっていたらしい。
 笑顔で戻ってくるどこどん。

 あんた、黒沢薫並みの天然だよ!
 
  
 とまぁ、こんな感じでどこどんは終始ナイスボケをかまし続けてくれた。
 良い夜だった。
 最高だよ、横浜!
 見せ付けてくれるよ!横浜!
 時間が過ぎるのは早いもので、もうシンデレラは品川のホテルへ帰らねばならない。
 二人と熱く握手を交わし、すえさんに誘導されながら生まれたての子馬のような足取りで電車に乗り込む。この電車で合っているのか…。
 まぁ、なんとか品川には無事辿り着き、二人に「楽しかった。有難う」のメールを打つ。
 メールを打ちながら、怒涛の5日間を振り返る。
 色んな世界があるもんだと、やけに他人事のように思う。
 そして、自分、やりたくもない仕事を、よくもまぁこんなに真面目に頑張ったもんだと、自画自賛の嵐。

 明日、実家に帰れる。
 早かったが、長かった。
 とにかく、足が痛い。


2002年10月17日(木) 奇跡の生還 第3夜

 3日目。
 朝から早速、昨日の握手男に出くわす。
 勿論、握手を無言で求められる。
 と、ここまでは、昨日と何ら変わりはなかった。

 しかし、今日は違った。
 その男、ヤンガの顔をまじまじと見つめ、こう言った。
 「口にゴミついてるよ。舐めてあげようか?


 …怖い!怖い!怖い!怖い!本当に怖い!
 これは逃げた。流石に逃げた。
 もう一人のミスの子に「ねえ、私、口にゴミついてる?」「ついてないよ。」
 ついてないのかいっ!
 怖い!怖い!怖い!絶対怖い!
 これは明らかにセクハラである。
 スタッフが一緒にいたので、その男は諦めてどこかへ行ってしまったが、その後ずっと震えが止まらない。本当に精神的にショックを受けてしまった。
 
 何故、真面目に働いているヤンガがこんな目に合わなければならないのか。
 人目を惹く制服を着ているが、中身はただの人なのに。普通の田舎モンなのに。
 午前中にも関わらず、すでに笑顔が引きつってしまう。

 そして、昨日と同じようにステージに上がって、会場に来ているお客さんをステージに上げ、○×クイズをやる。
 そこにも、その握手男がステージ上に上がってくる。
 また、握手。
 もう、笑顔どころではない。
 
 帰りたい。
 帰りたい。
 帰りたい。
 彼に会いたい。


 
 正直、泣きそうだった。
 そんな午後、足も勿論痛い。
 休憩していると、一人の女性がヤンガにおずおずと話しかける。
 「あのぅ…、ミスの背のちっちゃい方のかたですか?」
 「はい。…あっ!もしかして!」
 「ぱやぱやです。」
 昨日のすえさんに引き続き、ぱやさんまでもが遊びに来てくれた。
 彼女には本名も伝えてなかったし、代々木会場のどの辺にいるかもちゃんと言ってなかったにも関わらず、ちゃんと探して声をかけてくださったのだ。

 ぱやさんは、「都会に暮らす、大人のお姉さん」といった印象だった。
 思わず緊張してしまい、何だかわけのわからない事を言ってしまった気がする。
 手土産まで持ってきてくれた。
 彼女が帰ったあと、ドキドキしながら中を開けると。
 
 「ヤングドーナツ」と書かれたかわいいミニドーナツが入っていた。
 すごいよ!ぱやさん!あんた、すごいよ!かっこいいよ!素敵だよ!流石だよ!押えるトコ押えてるよ!大感激だった。
 
 もう、この「ヤングドーナツ」のおかげで、大分、あの気持ち悪い悪夢から逃れられた気がした。有難うございました!


 で、仕事が終り、夜。
 この日ばかりは、なんとか集団行動を切り抜け、相方と渋谷へ。
 109が9時までやっていたので、1時間だけダッシュで買い物祭り。
 東京へ来たら、絶対買おうと思っていたものがあった。

 それは、「浜崎あゆみがしてる様なサングラス」。
 早速、それっぽいものを発見。ゲット。
 その後、109のカリスマ店員達に付きまとわれながら、ニットとバッグもゲット。1時間だけでは、やはりこれくらいしか買えなかった。
 しかし、あゆ風サングラスだけでも大満足だった。
 夕食がまだだった為、二人で洋食屋へ。
 そこで食べたオムライスと、チャイナブルー(カクテル)は最高だった。
 思わす「東京最高!」と大きな声で乾杯しきりのわしら。
 
 そんな中でもやはり、話題は、あの気持ち悪い男の話に。
 「あの人、明日も絶対いるよね…」
 「やだね。もう、手袋(制服のオプションとしてついている白い手袋)洗いたいもんね」
 「明日、手袋、軍手にするか(笑)」
 そんな冗談を言っていたが、心の中ではシャレにならないくらいブルーになっていた。

 ホテルに戻り、コレにメール…していたが、これは電話した方が早いと気付き、電話。握手男が怖いという話を切々と話したが、コレは「そういう奴は、小心者だから、握手するくらいで終りだから、大丈夫だよ」とフォローされた。

 次の日、その発言を大きく揺るがす事になるとは、この時、私達はまだ気付いていなかった…。


 続く…ヒッヒッヒ…


2002年10月16日(水) 奇跡の生還 第2夜

 2日目。
 ホテルからタクシーで代々木へ。
 タクシーの運転がかなり荒い。
 運チャンよ。そんな運転では北海道の冬は一歩も前へ進まんぞ、東京のタクシーはこんなにも運転が荒いのか。
 
 勿論、ミニ酔い。

 しかも、運チャン、代々木公園までの道がわからないらしく、アタフタしている。最後にゃ、外にいる人に道を聞く始末。頼むから。
 あげく、焦りすぎたのかエンスト。頼むから。

 
 やっとの思いで会場へ。
 何を宣伝するのかと思ったら、ただただパンフレットを配るだけの仕事。
 パンプスで8時間、立ちっぱなし。アホか。
 しかも、呼び込みの仕方が皆、中途半端。「パンフレット、いかがですかぁ〜」と気の抜けた小さな声を出す。やる気あんのかお前ら。
 大声を張り上げて呼び込みしてるのは、ヤンガだけ。アホか。

 しかも、「女の子の日」と重なり、腹がものすごい痛い。
 これは、この3日間、どう生きていくべきか、薄れ行く意識の中、それだけを考えていた。

 昼過ぎからステージの上に立ち、ロシアの女の子と共に宣伝をする。
 パンフレットを配っていたテントからステージまでの短い距離の間、ちょっと様子がおかしい、変な男がわしらに握手を求めてくる。
 何を話しかけるでもなく、とにかく握手だけ。
 真顔。
 この時は、まだ「ちょっと変な感じの人」としか印象になかったが、ステージから降りて来た時もまた同じように握手を求めてくるのだ。
 メチャメチャ怖い。

 夕刻。
 立ち仕事を普段バイトでしているヤンガでもかなり足の裏が痛くなってきた。
 勿論、相方はギブ。既に座っている。
 相方に椅子を譲り、ひたすら大声で呼び込み。
 食べ物を売ってるわけじゃなかいから、客足もマバラなんだな、これが。
 で、話しかけてくる人、皆なぜか鼻毛ボーボー。勘弁してくれませんかね。
 スタッフに言うと、「東京は空気が悪いから、鼻毛も伸びる」との事。
 ちょっと違うと思うが。

 そんなこんなで、グッタリしていると、ベビーカーに子供を乗せた女性が隣りのテントに寄ってきた。そのベイビーのかわゆさに惹かれて、「あらかわいいわね」なんて笑顔をふりまくと。
 女性が話しかける。「○○さん(ヤンガの本名)ですか?」
 え!?誰だろう?
 見たことないぞ!知ってる人だったら失礼だ。これはピンチ!
 「どこかでお会い…しましたっけ…?(大汗)」
 「えぇ。星空チャットで」
 「…あっ!もしかして!!!!」
 すえさん登場!
 あまりにも仕事モードだったので、全然気が付かなかった。
 「代々木にいるから、時間があったら遊びに来て」と宣伝はしていたが、本当に来て下さるとは!感動した!

 ヤンガがチャットで想像していたすえさんは、髪が長いと勝手に思い込んでいたので、短い髪のリアルすえさんに、ただただビックリしきり。

 そして、ベイビー、メチャかわ。
 笑ったと思ったら、急に拒否ったり(笑)。
 表情のクルクル変わる、大変「萌え」ベイビーでした。
 ここで一気に元気がでたヤンガ。
 ラストスパートをかけて、呼び込みをしたのは言うまでもない。


 その夜。
 仕事が終わってからは自由行動と聞いていたんだが。
 なぜか「つぼ八」風の居酒屋で、再びスタッフと打ち上げ。
 今後が思いやられる。
 なんで東京まで来て「つぼ八」やねんと。バカにするのもいい加減にしてくれないか。
 このままじゃ、地元にいるのと何にも変わらないじゃないか。
 かといって、この時間では、空いているお店は呑み屋しかない。
 疲れすぎて、呑む気分でもない。
 でも、何か他の事をしなければ。
 アタシ!一生後悔するわっ!
 
 相方を引きつれ、カラオケへ。
 …カラオケも、いつでも行けるんだけどさ…。とにかく、スタッフ抜きで、どこかで落ち着きたかった。
 
 歌いながら、あぐらをかき、痛む足裏を揉みながら、枯れた声で歌う。

 ホテルに戻り、勉強不足の観光スポットを勉強し直し、寝たのは2時。
 本来であれば、まだ寝付けない時間だが、疲れまくって、爆睡。
 
 こうして、東京第2夜は終了した。
 ちょっとづつ、ちょっとづつ、東京での楽しみを諦め始めたこの日の夜だった。


2002年10月15日(火) 奇跡の生還 第1夜

 10月11日、ヤンガは生まれて2度目の東京へ向かった。
 羽田からホテルに行くまでの電車に乗るなり、雑誌で見るようなギャルの集団に囲まれ、これが東京のオナゴか、こえーなーと早速ビビった。

 疲れているにも関わらず、スタッフが、降りる駅を一本間違え、うんざりしながらタクシーでホテルへ。

 その後、市の職員スタッフと合流し、居酒屋へ。
 早くホテルへ帰って休みたいのに何故か長々オッサン達が喋ってる。

 この日、わしらともう一人、ロシアから来た同い年の女の子も一緒にいたんだが、彼女はわしらよりも早く起きて、今朝ロシアからフェリーで乗り継いできたから、疲れも人一倍。
 見るからにグッタリ。本人も「モウ、疲レマシタ」と言ってるが、オッサンは乾杯しきり。

 できればこの短い東京Days。
 なるべく繁華街に行って買い物などをしたかったんだが。
 これから先を期待して、まずは第一夜、就寝につく。


2002年10月07日(月) 寒い。

 こんばんわ。ヤンガ×今井翼です。
 めっきり冷え込んでまいりました。
 ヤンガの疲労もピークでして、ここ2日ほどPCにすら向かってませんでした。
 オマケに鼻水がたらり。
 

 今、凍えそうな寒空の下、寒さに震えながらPCに向かってます。
 鼻水はタラタラです。

 どうか、神様。
 風邪をひくのは、12月になってからにしてもらえませんかね。
 もうね、風邪薬飲んでるせいで、いつもより頭がまわらないんです。
 そんな状況の中、バイト先の有線でゴスの新曲が流れます。
 勿論、歌います。心の中で。
 客が来ます。歌ってる最中に。
 「ポイントカード、お預かり〜ぃじょ〜ぶ〜♪」って途中から歌いそうになります。
 もうそろそろ許してくれませんかね。
 限界なんです。
 頭がまわらないんです。
 ポイントカードをお預かりするのか、「大丈夫〜♪」なのか、どっちかにさせてくれませんかね。


2002年10月02日(水) またジーマを呑むヤンガ。

 自動車学校にて。
 今日は初めて実技の授業を受けた。

 「とりあえず、ビデオ見せるから。見ててちょうだい。最後にまとめるからね」

 信号機の意味についてのビデオが20分ほど流れた。
 ビデオでは、わかりやすく、運転席から信号を見るようなカメラ位置で撮影されていて、自分が実際に運転してるような感覚になるものだった。


 
 また酔った。


 この辺で勘弁してくれませんかね。
 ヤンガ、車の免許取らない方がいいんじゃないか?
 こんなに苦労して免許をとったところで、自分で運転してても酔うようじゃ、誰も助手席に乗せられねぇよ。

 助手席にはエチケット袋を置く事にしたよ。


ヤンガ