DIARY
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2002年08月31日(土) 砂金王国。

 今日は浜頓別の世界砂金掘り大会に仕事に行った時の話をしよう。
 (今回は、かなり長い日記です。ごめん。あまりにいろいろ多すぎて。)


昼12時に浜頓別に着き、取り合えず現場の下見の為、私服で会場へ。
「世界大会」だけあって外国人が多い。
なんか知らんが、早速黒人ソウルメンに軟派される。


着替える為、ホテルへ。
畳が抜けそうな部屋。
6畳ほどの部屋に二人づつ。
トイレも洗面所もない。
二人、がっくし。


13時、再び、制服で会場へ。
パンフレットの配布の手伝いと聞いていたが、スタッフが誰も来ていない。
暇なので、大会の様子を覗く。
土の中に混じってる金を取り除く為に、水の中に大きい、専用の皿のようなものを入れて土をとる。
金は重いので皿の中に残るんだそうだ。
「団体戦」とか言って、団体もなにも、スゲー個人戦。
地味。
今いち盛り上がれない私たち。


スタッフが来たので、仕事を与えられるのかと思ったら、なんと、18時まで仕事は無いんだそうだ。
なんの為に昼に来たのか。
黙っていても虫が寄ってくる、このテントの中、椅子に座り、時間までホゲーと過ごす。
どういう仕事だ。


もう時間をもて余しまくっていた私たちは売店が並ぶテントへ。
この目立つ制服を着ている為、皆、視線は私たち2人に注目する。
ホットドックとコーヒーを注文。
テーブルに座る間もなく、「写真を撮ってくれ」と人が殺到。
しかも外国人。
しかも通訳のおばちゃんは「あなたたちはバスガイドですか?」と聞いてくる始末。
てめー、わしらが何なのかもわからずに写真を撮りたがってたのか、と。
何でもいいのか、と。
テーブルに座ると、今度は若い男の子が声をかけてきた。
どうやら砂金大会の選手のようだ。
しきりにわしらに採ったばかりの砂金を自慢げにみせてくれる。
でも、米粒大。
試験管みたいのに、米粒が入ってる。
地味。
でも自慢げ。
そして、彼らは決勝戦に進出するんだそうだ。
でも米粒。
写真を撮られる。


ようやく18時になって、やっと仕事。
仕事内容は、さっきも言ったように、観光のパンフレットの配布。
それだけ。
30分もなかった。


その日の仕事はそれで終わり、スタッフと夕食。
何かと思ったら、着いた店はすし屋。
いや、わし、寿司嫌いなんだけど。
寿司屋で寿司以外のものを食べる。


やっとホテルでゆっくりできるかと思ったら、スタッフの男性が。
「カラオケ行かない?」と。
これも仕事だ、とカラオケへ。
そのカラオケ屋は、浜頓別唯一の店。
しかも8月31日で閉店、との張り紙が。
厳しい。
厳しすぎる。
飲み物を注文しようかと思ったら、全部自販機で勝手に買え、との事。
厳しい。
そのスタッフ2人も、かなりウルサイ。
とにかくずっと喋りっぱなし。
話の内容は自分の事ばかり。
もう酔ったイキオイでヤンガは椎名林檎を大熱唱。
話半分で大熱唱。


2時間カラオケの後、やっとホテルに戻る。
これで楽しみにしてた温泉に入れる、と思って二人でいそいそ準備してたら、またドアをノック。
さっきの男性スタッフ。
「部屋で飲まない?」
「…」
「(どうする?)」
「(風呂、入りたいよね)」
「すいません。お風呂に入ろうと思ってたんで。」
やんわり断り、数分後。
再び、ドア、ノック。
「ごめん、君たちが来ないと、俺が怒られるんだよねー」
「…」
仕方が無いので、交代制にして、片方が風呂、片方がスタッフの部屋。
風呂から上がったら、交代しよう、ということに。
何の話をするのかと思ったら、また自分の話ばっかり。

「俺は、服にはこだわらない。このシャツも1900円なんだ」
お前のシャツが例え19000円だったとしても、私はお前とはつきあわねー。
「結局、金がないと女ともつきあえない」
金があっても、私はお前とはつきあわねー。


そして、ようやく開放されたのは、夜中の3時。
二人、ぐったり。
もう愚痴しかでてこない。
「あいつら、絶対モテないよね」
「ほんとにね。」
「…あいつら、絶対モテないよね…」
「…ほんとにね…」

そして、もう一人のミスの子が皮膚が弱いらしく、顔が真っ赤に腫れている。
「氷とかないよねー…」
「あるよ」
ヤンガはバッグから、虫刺されを冷やすために持って来た急速冷凍する小さいアイスノンを渡す。
実は、もう、この時点でヤンガ、虫に刺されまくってて、本当はヤンガがそれを使いたかった。
しかし、優しいヤンガ。
困っている彼女を見捨てはできない。
腫れた虫刺されを見ないフリして、床についた。


翌日。
午前中、再び、昨日と同じように、パンフレットの配布。
一通り終り、いそいそ着替えて猛ダッシュで浜頓別を去る。


この1泊2日の仕事で、唯一のお土産。
それは、4箇所の虫刺され。
その前の週に刺された数もいれると、もう、なんだかわからない。
足が足と思えない。
かわいそう。


本当につらかった。
未だ、虫刺されを冷やしながらPCに向かってこれを掻いて…いや、書いています。
この仕事で学んだのは、
「あいつら、本当にモテないよね」

以上ですよ。



2002年08月28日(水) 毎年、恒例。

 「ついてねぇ!ついてるわけがねぇから勿論ノッてるわけもねぇ!」(by−電気GROOVE)という歌詞の曲がある。今日は一日、それをずっと心の中で歌っていた。

 足を虫に刺された。
 ヤンガの足、とってもおいしそうに見えるらしいよ。
 ま、別に刺されるくらいならいいんだけど、その後が問題。



 水ぶくれ。


 もう、腫れて腫れて大変。
 神田うのもビックリの美脚ヤンガなんだけども。噂では森高千里よりも高い値がついてる足だと言われてきたヤンガなんだけども。ふくらはぎが2つあるみたいに膨れ上がってる。

 歩くたびに痛いのよ。


 …ついてねぇ。ついてるわけがねぇから勿論ノってるわけもねぇ…。



 *最近「シンファ」という韓国のSMAPを応援しています。
  CDを買おうと思っています。止めてくれる人、募集。
 


2002年08月24日(土) 嗚呼、俺の意味。

 来週、ミスの仕事で浜頓別に行く。
 浜頓別に行くというのは前から決まっていたんだが、仕事内容は聞かされていなかった。
 今日、バイトから帰ってきて、その通知が来た。
 紙を見る。

 「世界砂金掘り浜頓別大会後援事業『オホーツクライン観光キャンペーン』」。


 ……砂金掘り?

 ワタクシガ、砂金ヲ彫ルンデスカィ?

 彫らないまでも、「それでは、開会の合図という事で、ミスの方にスコップで土をひと掘りして頂きます!どうぞっ!」サクッ。なぁぁんて事が考えられる。

 しかも、この仕事、1泊2日の大仕事です。
 頑張ります!


2002年08月23日(金) 扇風機とか、もう邪魔。

 はい、どーも。
 最近午前中に、ダイエットの為に散歩に出かけては、帰ってきて「暑い」とか言ってアイスを食べてるヤンガです、こんばんわ。

 今日、バイト先に迷子が現れた。
 どうやら、この広い店内でママンを見失ってしまったようだ。
 2、3才の男の子。泣いてるけども、怖い方が先にたってもうパニックにおちいっている。
 丁度、客もそんなに混んでなかったので、その子の手をとって店内を探してまわった。
 「きっとお店の中にはいるから、すぐ見つかるよ」
 などと、ちょっとお姉さん気取りで声をかける。
 男の子は泣きながら頷く。


 …か…かわええ…。

 持って帰りたいくらいかわええのぅ。
 お母さんてのは、こんなにかわええものを独り占めできるのか、と。
 この子になら、「ママ」と呼ばれたい、と。
 むしろ、「ヤンガ」と呼び捨てで呼ばれたい、と。

 そんな思いを抱きつつ、その子のおかあさん発見。と同時に、大声をあげて泣く子。
 しかし、その子の母は、なんか叱り付けてる。
 アホか、と。
 お前が目を離してるからだと。
 せめて、五分五分じゃねぇか、と。
 ついでに、ヤンガにお礼の一つもなしとは、これいかに。
 いや、別にお礼を言われたいからやったわけでないけど。ちょっとのコミュニケーションも無しか、最近のママンは、と。

 あれだな、子供から目を離してはならんよ。
 ちょっと目を離した隙に事故とかあるからさー。
 「目を離さない」って、結構大変だけど。
 なによりも、子供にしてみたら、一人きりの孤独って相当辛いからよー。頼むよママン。
 子供から目を離して、何を見てるかっていったら、毛染めの棚見てたからね。
 お前の髪の色はいいから。
 白髪には、普通のヘアカラーは色が入らないから、「白髪染めのおしゃれ染め」ってのを選べ、とかはどうでもいいから。
 「白髪染めのおしゃれ染め」って何、とかはどうでもいいから。

 お前が毛を染めてる間、ヤンガがこの子を育てます、とかはどうでもいいから。


2002年08月16日(金) 10年前のヤンガ。

 先日、一通の葉書が届いた。


 「10年前中学校の中庭に埋めたタイムカプセルを掘り起こします」


 中学2年生の時のものらしい。
 しかし、タイムカプセルを埋めたのかどうか、何を入れたのか、一切を憶えてない。
 というか、中学2年の記憶が全くない。
 本当に。
 記憶喪失なんじゃないかってくらい、憶えてない。
 このタイムカプセルの中身を見ることによって、当時の記憶が、当時考えていた事が少しは蘇るかもしれない。という期待と、この日記にのせるネタ探しのためと、ミスの仕事の時のスピーチに使えるネタができるかもしれないという思いで、友達を引き連れて、中学校へ。


 中庭で、青いビニールシートの上に水浸しになった、「それ」があった。
 作文かなにかが埋まってるかと思ったら、クラスごとの色紙に寄せ書きと、当時のクラス写真だった。

 
 クラス写真なんて、家にあるからそれには目もくれず、ひたすら自分の寄せ書きを探した。
 色紙には、他のクラスメイトの「10年後の私はお嫁さんになってるはず!」とかかわいいものばかり。
 しかし、探せど探せど、自分の書いた文字が見当たらない。


 かなりの時間、探したが、結局見つからなかった。


 …私、何してたの?
 

 そして、そのタイムカプセル、メチャメチャ臭い!
 何故か牛臭い。
 自分の書いた字を探す為に、色紙を手にとったんだが、手も臭い。
 最近、ヤンガはとことん、臭いのに祟られてる。

 とにかく、しょんぼりして、まぁ折角だから校内でも見ますか、と、スリッパに履き替えるため、ほんのちょっと廊下を土足でまたいだら、当時の同級生が、今そこで教員をやっていて、その子に怒られた。
 「先生に怒られてる」んだが、何か納得いかない。
 お前、同期やんけ。と。
 お前、何様よ。と。
 
 いや、先生なんだけど。
 知るか、と。アホか、と。
 こちとら「ミス」だ、と。
 それは関係ない、と。


 そんなこんなで、何の収穫もないままだと納得いかないので、当時好きだった男の子の実家の経営する喫茶店に、イキオイで行った。
 オムライスを食べたが、美味くなかった。


 所詮、ヤンガなんてこんなもんです。
 さぁ、笑えよ!今すぐ笑えよ!指差して笑えよ!
 俺は泣くから。


2002年08月09日(金) たまに真面目な話を言うウーマン。

 暇な時はネットサーフィンをする。
 少し前、「心理テスト」や「あなたの○○鑑定します」というページが好きで、色んなバージョンをやっていた。



 その中の一つに、

 「道に迷ったあなたは、林の中で乞食に出会います。
  しかもそれはあなたの知ってる人です。それは誰ですか?」

 という質問があった。



 そこには「今、乞食にでも何にでもなっていて欲しいくらい、嫌いな人間」の名前を入力した。勿論、その人間とは今は交流がない。
 もう、それはもう嫌いで嫌いで、憎くて憎くて堪らない、でもずっと忘れる事のできない人間だ。


 ヤンガは怒りっぽいが、友人を嫌う事はまずない。
 ヤンガ自身が嫌われてても、何とか仲良くしようと頑張る、偽善者タイプの人間だ(笑)。
 そんな天使のような心を持つヤンガがそこまで嫌う相手は、現在その人間だけだ。

 
 診断結果。
 「乞食は、あなたがどうしても超えられないと思っている人の事です」。
 −−−。
 ものすごいショックだった。
 遊びとはいえ、これは当たってる。深層心理を探られて、まんまと当てられた。

 そう。
 ヤンガは、その人間が羨ましくて仕方が無い。
 何でも上手くできる。
 失敗でさえも、おもしろいネタにできる。
 外見も、スタイルも、頭も。
 社交性もあって、友達も多い。

 彼女になりたかった。
 
 今でも、何か問題が起きたら「彼女ならこうするだろう」と想像して、それを切り抜けたりしている自分がいる。悔しいが、まだ、超えられそうに無い。


2002年08月07日(水) 例えようの無い匂いを分析。

 はい、やっと夏らしい気温になったと思ったら雨が降ってます、こんばんわ。

 ここ2、3日、例のミスの仕事が立て続けに入っていた。
 そのひとつに、オッサン達が集って世界平和を目標に集まって、酒を飲んだり、
 なんかわからんが表彰されたりする会の、プレゼンターという仕事があった。
 
 要するに、表彰式で贈呈する像やらタテやらをおぼんにのせて表彰台の上までもっていくってだけの作業なんだけどさ。
 その進行を指示してくれるオッサンの体臭が、もう日本語では形容できないほどのくささだった。この仕事をやってきて一番辛かった出来事かもしれない。

 なんかねぇ…「オジサンの匂い」ともまた違うのよねぇ…。
 むしろ、小学生の匂い、とでも言うのか。

 とにかく、そのオッサンがびっちりわしら二人についてまわるのよ。
 休憩時間、喫茶店でケーキをご馳走してくれたんだけど、ケーキどころじゃない。
 わしらは、時間さえあれば、トイレに逃げ込むことにした。
 安全地帯に入った瞬間溜まったストレスを発散させるかのようにタバコを吸い、
 「あの匂いはなんなのか」を二人で検証したが、何の匂いなのか、更に、何日おいたものなのかは判明されず、もう一人のミス、ヤンガの相方の女の子は「私、もう倒れそう…」とまで言っていた。

 彼女はストレスが体に出やすい体質なようで、クーラーの風が当たりすぎていた事もあり、あの匂いにかなりやられていたようだ。

 うら若きギャルを失神させそうになる悪しき匂い。
 もう二度とあのオッサンと会わない事を願ってならないが、仕事が一段落した後、オッサンも気が緩んだらしく、ヤンガにかなり積極的に話し掛けてくる。
 「特技はなんだ」
 「パソコンを打つのは、わりと早い方かもしれません」
 「じゃあ、簿記とかもできるだろ?」
 「え?(関係ないし。)…いや、簿記はちょっと苦手なんです」
 「いや実は今事務の女の子をうちの会社で探してたんだよなぁ。(どんどん話を進める)」



 いえ、これ以上は結構ですから。


2002年08月02日(金) 急に目が覚めた。もう戻れないと思った。

 寝る前に、携帯電話をいじってた。
 朝、目覚し時計の音で目が覚めて、そういえば昨日、携帯いじってたんだっけ、あの後きっと枕の横に置きっぱなしだったかなぁ…と、横を向き、置いてあった携帯に目をやる。

 「EZweb起動中」の表示。EZweb見ながら、途中で寝てしまったようだ。
 
 WAO!6時間分のパケット料金、請求!
 来月の請求書が楽しみでぇ〜っす!あははは!






ヤンガ