泥沼

2004年06月30日(水)

汝、殺すなかれ

今日は特別講義があった。
夏休み前に…と妊娠中絶の…。
イヤだなあ、そういうつながりか…。
でも、これを聞いてうちの子達が守られてくれれ良いばいいなあと心から思うね。
うちのガッコの子だけじゃないどんな子もね。
効能がいかほどか、そういうタイプの友達は居ないので実際どうなのかわからないのは残念だ。

あ、お前偉そうだけどどうなんだと？
うん、まったく心配ないな。
夏休み中、ずっとバイトか家でひきこもりのどっちか。
行くとしたら図書館か本屋。ある意味不健全か…。
ほっといてくれ！
長崎行くのはやめた。せっかく溜めた貯金がパーになるからだ。
いつかする一人暮らしのために、お金はあったほうがいいからな。
とりあえず５０万は…。少な…。すぐなくなるな。
使わなかったらもっとたまってたんだろうなあ。
たいしたことに使ってないのが、余計むなしい。
気まぐれに買った本、ＤＶＤ、ゲームの類が無駄なんだな。
無駄遣いはやめよう。

といいつつ今日は小野不由美の『黒禛(←？)の島』かってもうた。
だって『死海のほとり』読み終わっちゃったから今日は電車で読む本が無い！って焦っちゃってな。
何でもいいから買おうとな。
そしたら、鞄の中に『遠藤周作論』入っててさ。
なんか悔しかったな。
買わなきゃ良かった。
まぁいいや、封印しとこう。

突然話題変わるけど、脱線急行走行強行続行。
…愛。
「愛」という言葉から一番先に何を連想するか。
やはり、二人の人間の間における好き合うという意味での愛のことを思人が多いのでしょうか？
それどころか何より先にセックスシーンを思い浮かべる人すらいるかもしれません。
そうだなぁ、私の脳裏にパッとひらめくのは、たぶんマザーテレサの顔、あとは十字架にかけられたイエスの像。
聖母マリアと愛とは直接的には繋がらない。
あの人は激しい愛の人じゃなくてこう、憐れみ慈しむ、優しさの人ってイメージだからな。弱いんだわ。
そして困ったことに、私は(特に日本人の)男女、あるいは恋人同士の間にある「愛」を少々軽蔑しているようなのです。
自分でもそんなことは良くないことだと思うんですけど。
ドラマとか小説とかで「愛してる…」みたいな言葉や雰囲気を、なんつうか、鼻で笑ってしまうわけで。
お前は一体、愛の何を知っているつもりだ…？と。
自分だって何も知っちゃいないくせにね。
遠藤周作の作中である人物がイエスにこう語りかけます「お前は女を抱いたことも無いのに愛を語るのか」と。
私は憤慨しました。
女を抱く行為自体には愛は無い。無くてもできる行為だ。
それ自体を間と錯覚するのは愚かであり笑止千万…と
そんな風に批判しても、お互いのプラスにはならないわけで。
イエスの愛を謳う者は男女(または恋人達)の愛を重く見る者を軽蔑し、
男女(または恋人達)の愛を至上とするものは、神の愛を信じるものを馬鹿にする。
それは悲しい図式だな。
どちらかに偏らないのが一番いいと思うんだけど。
二つは消して相反するものではないし、調和するもののはずだ。
私のなかで知らないうちに変な偏見が育ってしまっていたようだ…。
しかし、軽蔑できるのは知らないから。
理解あいしたいならまずこちらが向こうを知る事からはじめよう。
恋人達にとっての愛、これから学んでいかねばならない課題の一つ。
とりあえず、『ロミオとジュリエット』から始めるか…。
あらすじは知ってるせいかやる気でないけどな。　

さて、やっとハナシがもどるわけで。
自己中心的な説教になる予定なので、人でなしに説教されたくない人は避難してください。
さようなら。

さて、特別講義。
産婦人科のＴ先生(以後Ｔ氏とする)がいらっしゃって話をしてくださった。
「泣きながら夜を過ごす人にも～傷つけられた女性の視座から見た現代人の性～」
エート、女性の視座からというより、医師の視座から、でしたな。
それに結構私情の入った講義で、少々面食らった。(私怨じみた話アリ)
こういう講師は初めてだったのである意味面白かったけどね。
話し方はあまりうまくないし、つっかえつっかえだったけれど、実際体験に即した話だったし、とてもリアリティがあった。
うちの学校は貧乏でケチで保守的だけど、こういう講義を開くところは非常に良い学校だよなあ。
みんなちゃんと聞いてたかなあ。寝てなかったかなあ、心配だ。

というわけで、取っておいたメモを元に話を再現します。
しかも忠実な再現ではなく適当に思い出しつつ捏造しつつの話になるけど。
著作権は講義にも適用されるでしょうけど、営利目的ではないので見逃していただこう。

「私の医者としての最大の危機のことを話します。
双子のお産でした。難産で、開腹手術をすることになりました。
しかし開腹してみると、子宮破裂していたのです。
大変危険な状態です、病院中の医師が集まって手伝ってくれました。
しかし、当時は血液バンクも無く、血液が間に合わなかった。
幸い朝の通勤時間だったので、病院の前で献血を募って、ナントカ一命を取り留めました。
私はこのことで、女性がなんと大きなリスクを背負って赤ちゃんを産んでいるのか、と思い知ったのです。
そしてまた、尊敬の念を抱きました。
○○(←メモ取りはぐり)はこう言っています。『生命の本質は犠牲である』
すべての命は他の命の犠牲の上に成り立っているのです。」
そう、子供を生むために女性が背負うリスクは想像を絶するものだ。
命の本質は犠牲、というのも、とて頷ける言葉である。

「一つの事例を紹介します。１６歳の女の子で、彼女はひどい鬱状態でした。
失礼な話ですが(笑い)産婦人科の間では『女性を見たら妊娠と思え』という言葉がありまして。
やはり妊娠をしておりました。
彼を呼んでみたのですが、開口一番にこう言いました。
『おたくではいくらで堕ろしてくれるんですか。』
(ここで生徒の『ひっどーい！』『サイテー！』との声が)
そこで私は聞きました『おろす？おろすってどういうことですか？』
その彼は至って率直でしたよ『殺すことです』と答えました。
女の子は泣き出しましたね。そして殺したくない、出来ることなら生みたいと言っていました。
女性はとても、命に対して直感的なのでですね。
男性よりもずっと、生命を守りたいという気持ちが強い。
(声は出さなかったけれどこの意見にはとても納得した)
モーセの十戒には『汝殺すなかれ』と書かれていますが、(おや、この人はキリスト教の人なのか)これは、殺してはならないというのではないのです。
エジプトから脱出した彼らがナントカカントカ(うろ覚え)…だから、これは「いけない」と言っているのではなく「しない」という…(うまく説明できないらしい)
…愛のメッセージなのです。
愛とは殺さないことです。」
おそらくＴ氏が言いたいのは、神が戒めたから「殺してはいけない」のではなく、もうあなた達は「殺さない」でしょう？「殺す必要は無い」でしょう？とそういう意味なのだといいたいのでしょうか。
この話はいまいちわかりにくいし、みんな意味不明だっただろうな。

「もう一つのパターンです。あるとき私を訪ねてきたこれまた１６歳の女の子が、おそらくよその病院で中絶したのでしょう──私は中絶の手術はしません──『今日は予定日なんです』と言って泣き出しました。
中絶は、それだけ、心に深い傷…トラウマを残すのです。」

「菊池ノボルという医師がいました。毎日たくさんの中絶希望者がやってきました。
なかには７ヶ月８ヶ月の胎児をおろしてくれと言う人もいたのです。
７ヶ月というと、もうすっかり人間のかたちになっています。
菊池医師は、そんな子供達をどうしても助けたいと思いました。
しかしネックがあります、当時はそういう子供を実子として届けられなかったのです。
菊池医師は、法律違反だとはわかっていながらも、２２０人(！)の赤ちゃんを救い、子供に恵まれない夫婦に斡旋をしました。
しかしそれは、法律違反ということで、菊池医師は裁判にかけられ、大変世間から叩かれたのです、マスコミの報道もそれに拍車をかけました。
産婦人科の中でも、菊池医師は村八分にされました。─この村八分と言うのは日本文化の弊害だと私は思いますね─(エタヒニン問題とかね…)
中絶される赤ちゃんを救う行為をした、菊池医師が社会の中で抹殺されたのです。
その後法律は改正され、実子として届けが出せるようになりました。
私が菊池医師と会った時─残念ながら晩年の話です─彼はとても満たされた顔をしていました。自分がやったことに誇りを持っていました…。
(彼がカトリック信者になったこと、奥さんの献身的な看護と信仰に支えられたことが語られる)
彼が亡くなる直前です。マザー・テレサが彼のしたことに感動し、手紙を送りました。
そこにはマタイの福音書の一節が書かれていました
"最も小さい人のひとりにしたことはわたしにしたことである"」
この菊池ノボルさん、検索してみたけど引っかからなかった。漢字がわかればな…。

「もうひとり、医師の話をします。
実名出しちゃまずいな、とりあえずここではF先生とします。
F先生はとても優秀な産婦人科医師で、１０００例異常のの中絶手術をしてきました。しかし彼はこう私に告白しました『業と思って割り切らなければと思うんだけれど、時々無性に自殺したくなるんだ…地下鉄のホームに何度身を投げようとしたか…。』彼はとても苦しんでいました。
しかし彼が中絶の手術をしたくないと、大学のナントカカントカ(メモしはぐり)に話したところ、その医師は中絶手術をしないなら、その地域で産婦人科医を出来ないようにすると、そう言ったのです。傷つき苦しんでいる彼に。
これが医師の側から見た妊娠中絶です。」
中絶は、医師の心にも傷を残す。考えてみたことの無い問題だった…。
そりゃそうだよな、人間だもの。

「私も、研修のためにそう…１０００人くらいの手術をしました。
毎日４件くらいです。毎日、機械的に手術をこなしていました。
そのように手術をしていたある日、私はしゅっけつがおおいことに気付きました。その妊婦は５ヶ月なのに３ヶ月だと、嘘をついていたのです。
当時は最終月経のナンタラカンタラ(なんか医学的でわからなかった)ですので、患者の証言を信じるしかなかったのです。
５ヶ月にもなると、かたちもはっきりして人間の形をしています。
しかしもう手術を始めてしまっていますから、後には引けない状態です。このままでは母体も危なくなってしまう。
そこで私は(喘ぐように、苦しそうな様子)胎児の頭を、クラッシュ(頭蓋骨を砕くと言うことだ)しなければなりませんでした。
胎児の頭はピンポン球くらいの大きさです…それを私は。
今でも、今でもその音を、いえ、そんな音が聞こえるはずは無いんですが。
胎児の頭をクラッシュする時に聞いた「カチッ」と言う音が、今も聞こえるんです。
その時に、確かに声が聞こえたのです「もうこんなことをしてはいけない」と…。(声が震えている)それ以来私は中絶の手術をするのをやめました…。」
この人はある意味逃げたのかもしれない。だけれど、誰がそれを攻められるだろう？

なんか膨大な長さになりそうだから中断。
なんというのかな、この医師が言うことが正しいわけじゃないけれど、すべては事実なんだよね。嘘は言ってない。(いや、神の声は置いといてな)
大切なのは何が正しくて間違っているかを定義づける(決め付ける)ことではなく、問題意識を持つことだと思うな。

2004年06月29日(火)

たまねぎ

遠藤周作のせいで「たまねぎ」という文字を見るたびあの人の事を思い出すようになってしまった。
どうしてくれるんですか先生。
今はどっぷり、あの人と遠藤周作のことばかり考えているからかもしれないけどね。

卒論、『死海のほとり』に決めた。一応。
『沈黙』以後、期間が開いて初の作品だし、「イエスの生涯」と対だと作者自身も言ってるから射程範囲が広くて大変なんだけど、それでもこれがいいなあ。
しかし、決めるのに時間かかったな…。
長編は無理だろうなって、短編にしようと決め付けてたからねえ。
前期の短編は、青年期から壮年期独特の暗さがあってねえ…。
まだ、作者自身も自分が負った傷をどうして良いかわからなかった時期なのかも。
そして、たまねぎやイエスとどう決着をつけるかも右往左往の五里霧中だったんだろうな。
それどころか、捨てようと努力している気配が感じられる。
そこが文学的には面白いのかもしれないけど。
迷っている人間に(間接的にとは言え)触れることはまだ私には出来ない。
力量不足だ。
一応の、苦しんだ末の「答え」が『死海のほとり』にはあると思った。
もちろん、「答え」とはいっても作者の人生の中ではこれもまだ、はじまりというか過渡期なのだとは思う。しかし、作者が新しく歩き出すための作品だという気がする。
その感じが好きだ。
話の内容自体は。けして明るく楽しいものではないけれど。
少なくとも私は希望を感じたし、少しだけ救われたと思う。
何より私が望んでいたかもしれない姿に最も近いイエスに出会えた。
選ぶ理由は十分かな。
『沈黙』は舞台が特殊すぎて私には受け入れがたい、理解しがたい部分が多かった気がする。
第一題名が良くないな！(笑)二字熟語の言葉ひとつだなんて、カタイ感じ。
『死海のほとり』と『深い河』はまず題名が私の好みだ。
私は題名と装丁で本を選ぶけど、大体はアタリだ。
本を選ぶ時大切なのは勘とひらめき。
読むんじゃない、感じるんだ！(ムチャいうな)

『死海のほとり』に描かれた同伴者イエス、横切るイエス。
私の人生の上も、彼は横切っていたのだ。
この世に生まれ自分のことも世界のこともまだ何も知らない、限りなく白紙に近かった私の傍を彼は横切っていった。そっと、触れて去っていった。
たったそれだけ、それだけの接触が私の人生に大きく影響したし、これからも影響するのだろう。
これが良いことなのか、悪いことなのかはわからないけれど、それは運命の出会いだったし、ひとつの小さな大きい奇跡だった。

中学生の時、宗教研修会でのシスターの言葉を思い出す。
私も含め、洗礼を受けていた生徒は皆参加しなくてはいけなかった。
私のグループは幼児洗礼、つまり親が信者のために自分も自然と信者になったグループだ。
皆、ある程度の知識は備えていたが、信仰心は(おそらく)擦り切れていた。
私はその当時、信仰心を持とうと模索していた頃だったし、まじめに参加していたけれど、ある種のけだるさや違和感は感じていた。
そんな私達にシスターは言ったのだ。
洗礼を受けた者の額には、印がついている。
旧約で弟アベルを殺したカインに付けられたのと同じ印だ。
たとえ私達が神から離れても、逃げようとしても、忘れても、
その額の印は永遠に消えることが無い。
洗礼とはそういうもなのだ、と。
あの時は意味がわからなかったし、いつもの小言くらいにしか感じていなかったけれど。
あれは、こういうことを言っていたのかな。
色々な形で、彼は人々を横切っていく。消えない跡を残して。

あー、とか語ってみて思ったが、文学研究ではなくなってしまいそうだよな。
と言うか、確実に私情が入りこみそう。
ちゃんと客観的な視点から見なくてはなあ。

でも作品が決まってホッとした。
しかしこれからが大変なのも、紛れも無い事実。
何からはじめればいいのか…。
とりあえずは、他人が書いた論文を読むことからだ。
できることならば作者の作品はすべて読んでしまいたい。
むしろすべてを熟読しておきたい。(無理だよなあ)
ああ、もっと早く決めれば良かったなあ…。
つうが、学校では一度も近代文学の授業受けてないんだけど…、

論文をどこで入手したらいいかというとげっ、ゴキブリ。
うわー、自分の部屋では今年初ゴキブリだ。
ちょうど窓際だったので窓開けて吹き飛ばした。
夏来る　窓辺のゴキブリ　闇に消ゆ
…ゴキブリを歌った俳句は世界初かもしれないぞ。
出来はともかく、ここは今現在、俳句会の最先端だ！
あーもっと肺活量ほしいな…。

まぁ、それはともかく、日本文学の論文だったら国文学資料館。
ここの電子資料館→データベース→国文学論文目録→検索画面
で、検索できる。
貸し出しはしてないので、すべてページを指定してコピーしてもらわなくてはならない。
９時から５時までで、土日は休みなので学校の授業をサボらねばならない。
しかし善は急げ、木曜の朝一に行ってこよう。
１０時半に間に合わないかもしれないけどまだ一回しか授業休んでないし大丈夫さ。

突然関係ないけど屏風歌っていうのがあってさ。
絵を見て和歌を詠むんだって。
面白いな。
和歌とか古文とかあんまり得意じゃないけど(むしろ苦手)絵つきなら楽しいなあ。

2004年06月24日(木)

自衛隊の募集が来た。
あれ、応募したっけ？
あー、短大生積極採用だったからエントリーしたっけ、そういえば。

どうも、身体に障害があるとダメらしい。
微妙だな。片耳聞こえないってのはアウトかもな…。
それ以前の問題で、色々な機能が人並み以下なのが気になる。
筆記テストで落ちそう。
ダメもとさ、と母親には言ったけれど全然やる気ない。
今何もやるきない。
ダラダラと生きてる。
人の事いえないや。

今絵が描きたいんだけどなかなか障害が多い。
何にも囚われずに好きなだけ描けばいいと思うけど。
いろいろ気にしちゃって描けないや。
学校で頼まれたポスターもどうしてもかけない。どうしても。

ジムに通いたいとおもう。
筋肉、筋肉。
力が欲しい。持久力が欲しい。忍耐力が欲しい。生命力が欲しい。
ならばまずは筋肉。

何も無い生活をして、自分が何を求めるのか知りたい。
私は、何をいちばん欲しがるだろう。
衣食住、その次は？

ヨハネパウロ２世のビデオを見せられた。
初めて日本に来た時の。
熱狂する日本人を見てるとやーなかんじがする。
ただの爺さんありがたがっちゃってさ、なんて。
でも、彼が武道館の若者の集いで、体の不自由な人などを抱きしめて祝福を与えてるのを見て涙が出た。
ありがたくて涙が出たんじゃない。
救い(愛？)を求める人々のひたむきさと一途さに涙が出た。
彼らは教皇に触れて祝福をもらえば自分の体が健常になると、奇跡が起こると思って喜び求めているのか？
いや、ちがう。違うけれど何かを求めている。

私は、私達恵まれた者達は、なんと幸せで奢っているんだろう。
一番大切な飢え求める気持ちがなくなってしまっている。
えらそうなことを言う自分は大嫌いだ。
言葉にするのが苦手だからって、
求める心をなくしてはだめだ。
何を求めるべきか見誤ってはだめだ。
迷ってもいい、くじけてもいい。
結局捨てられやしないんだから。
立ち向かうしかない。

そういえば、私も玉ねぎとの関係にケリをつけねばならないな。
そのために遠藤周作はとても役にたつ。
いい先輩だ。彼のおかげで見えてきたものがある。
つかめないかもしれないけど、出来るだけむさぼりつくそう。

2004年06月18日(金)

更新再開。
はやいな。
さっぱりしたから、さっぱりしたまま何かやろう。
１日１枚、３６５日で３６５枚、描けたらすごいな。
たぶん無理だろう。

別に壊れ系青春サイトに転向するつもりはない。
オカルト系でんぱさいとにもするつもりはない。
でも、なるかもな。
なるようになるだろう。

2004年06月17日(木)

カウンタ回ってるのでこの日記、見ている方いらっしゃるんだな…。
なんか、ごめんなさい。
あんまり何もできないから何もかもイライラして。
今の状態に耐え切れなかったとも。
過去を清算して忘れて逃げようとしているのかもしれない。
逃げてはいけないんだろうか。

でも、ろくなことしないで一周年しちゃって閉じるってあんまりにあんまりだ…。
よく来てくれて声かけてくださった人もいたし。
何も言わずに見ていてくれた人もいるかもしれないし。
心残りなこともいくつかある。
消化してから、ちゃんと閉じるか再開するかしよう。

捨てるのが苦手だとか思ってたけど。その先もあった。
限界まで捨てられずに溜め込んで、最後に丸ごと放り出す。
それがお決まりのパターン。
たち悪い。

ずっと落ち込んでいても、生きてる意味が無いので楽しいことも考えよう。
たとえそれが罪でも。
でも、私が生まれてから今までの毎日、おそらく人が死なない日は無かったし、泣く人がいない日も無かった。
恐ろしいことや悲しいことは絶えないのに私は平気で生きてきた。
それならこれからもそうして生きるしかないんだ。
うまい逃げ口上だね。
自分にさえ、皮肉を言わずにいられないのか。
他人への皮肉は心の中にとどめておくけれど。
表面を取り繕ってはいるけれど、私はおそらくとてつもなく皮肉屋だ。
他人を不快にさせるの大得意。
嫌な特技だな。
開き直りも得意だよね。
私に開き直られると相手はすごくむかつくらしい。
いつも大人しいのに一転してふてぶてしさ全開。
やな奴だな。
でも、親しくならなければお互い害はないと思う。

私は何で死にたくないのかな。
どれくらい死にたくないかというと、他人にも押し付けるくらい生に執着がある。
どうせいつかは来るもの。たどり着くものなのに。
じゃあ今死んでしまっても同じじゃないか。
そう思えない。意味はわかるけど感情的に納得できない。
まだ若いから？幸せだから？
この自分の命への執着はなんだろう。
別にそれが嫌なわけじゃない。
もっと執着したいと思うし、他の人にも執着してほしい。
自分の命に執着しない人は、他人の命に執着しない。
だから殺せるんだよね。
死なないでほしい理由を聞かれると困る。
一番相手が納得してくれるのは「愛しているから」とか「好きだから」とかかな。
でも、そんなロマンチックな理由ではありえない。
生きたいから生きてほしい、としか言いようがない。
けどそれじゃ、死にたい人の生きるモチベーションにならない。
もっと、私が愛があふれる人だったら良かったのにね。

SPIテストの性格判定当たりすぎで泣けた。

対人関係をあまり好まない。
神経が繊細。
周囲より自分に関心がある。
限定された世界で忍耐力とバイタリティを発揮する。
自己表現、感情表現が不得手。
周囲に容易に溶け込めず悩むこともある。

まとめると、自己中でひきこもりってことだ。
まったくね、まったく…。

そういえば今日、能楽鑑賞だったんだけど。
担当教員から解散許可を聞くや否や矢の如く一人で能楽堂を出た。
一番最初に出て行った。
何でかっていうと、たくさん人がいる中で一人で帰りたくなかったのと、
結構時間が早かったので、新宿の紀伊国屋書店に寄って行こうと思ったこと。
タロットカード買おうと思っていたから。
他にもミュシャのポストカードとナショナルジオグラフィックの写真集を購入した。
そのあと、学校のある駅のいつも混んでるドトールでパンとミルクティの昼食。
コンビニで買ったパンは飽きたからたまにはと思ったけど、あまり変わらなかった気もする。
その後茶道。
その時先生が、あの後みんなでスパゲティ食べに行ったのに…。
声かければよかったね…と。
それって教師の奢りでってことかな。
どういうことか意味わからないけど。
ここで「えー、そうだったんですがー残念ー。」とか言うのが清く正しい女子大生のあるべき姿でしょうか。
でも私はホッとしてしまった。
急いで逃げといて良かった。
奢られるのも、人と食事をするのも苦手だな。
そもそも普通の女子大生なら、一人でさっさと帰ったりしないんだろうな。
そういう性格、そういう運命なんだろう。
前に書道展見に行ったときも道に迷って遅れた挙句一人で見て廻ったな。
他の子達はお茶へ。
こうして社会不適合者へと、スクスク成長していくのか。

人間には二種類ある、人を集める人と、人を遠ざける人。
私は思いっきり後者だ。
自分のせいかもしれないけど、生まれ持っての性分でもあると思う。
無理しても辛くなるし。
でも努力はするべきなのか。
まいったな…。
でも、無理してがんばる人は無理しない人に勝てない。
無理と努力は違う。どう違うか良くわからないけどたぶん違う。
まいったな…。

私は自分の尻尾を追いかけてぐるぐる回ってる犬みたいだ。
自分のことしか考えてないせいで、他のものが見えなくなってる。
でも自分の尻尾を追い続けるのをやめることができない。

認めたくなかったけど、認めるしかない。
私は対人恐怖症なんだよね。たぶん。
生きにくいなぁ。

卒論の作品決まらない。
おそらく学科でも作品すら決まってないのは私だけだな。
何で決められないんだろう。
もっと早く遠藤周作に決めておけば…。
決断、決断か。本当にいつも、それが遅い。

遠藤周作の生い立ちには多少自分に似ている。
万年落第、出来の良い兄、望まない洗礼、信仰と棄教の葛藤。
だから、作家研究という意味ではとてもやりやすそうなんだけど。
卒論ごときで作家研究は難しい。
先人の轍を踏む(あってるかな)だけになりがち。
まず作品を決めなくてはいけないのに。
どれでもいいじゃないか。
またかっこつけてんじゃないの。
でも中途半端な気持ちで始めたら、やり遂げる自信が無い。
初めよければすべて良し。
経過は努力すればそれでいい。
初めた経過の延長線上に終わりがあるから、結果のことを心配する必要はないと思う。
遅くなったぶん良いスタートを切るしかない。

タロットカード買ったけど。
カードの名前と意味を覚えなくちゃいけなて、新品は使っちゃいけなくて。
なにより、自分のことを占ってはいけないそうだ。
それなら用は無い。
絵だけ楽しもう。

水っ洟がひどい。
風邪をひいたか、あるいはアレルギーか。
猫、ハウスダスト、何かの花粉。
花粉は思い当たらないけど、部屋は汚いし、猫触ったし。
排気ガスを吸ってしまったせいなのかもしれない。
喘息やアレルギーは、排気ガスによって悪化するんだよね、たしか。
それでも車乗るのはやめられないわけだけど。

絵が描きたい。
かける暇があると描かないのに暇がないと描きたくなるって。
ほんとはそんなに描きたくないのかな。
ただ何かがしたいという欲求で自分を奮い立たせているのか。

2004年06月15日(火)

仕方ないよ。って自分に言い訳。
私には命をどうこう言う資格は最初から無かったんだ。
黙って生きてくしかない。
もう人に口出しするのも関わるのもやめだ。
どうせ、私が関われば悪い方向にしか行かないんだから。

でもそれはいい訳で。
本当は私はもっと、努力できたんじゃないのか。
でももう、頭が悪いからどうすればいいのかわからなくて。
ひたすら帰りたかった。
それが傷つけた。
帰りたい。
言わなければよかったのかな。
わからない。
私はやはり、何かが欠落しているんだ。

相手も今、すごい不安定なの、わかってたんだから。
不安定な二人がフラフラしあって、安定するわけなかったんだ。
もっと最初に逃げなけりゃいけなかったんだ。

電車の中で眼から水がタラーっと出てきて。
悔しかった。
何もかもが後悔だった。
後悔するなら最初からやっちゃいけない。
彼女もきっとそういう。なんで近づいてきたのって。
生きてほしいって思うだけでそれは相手の負担になるのかな。
負担をかけたら責任を取らなくっちゃって。
必死だったのに。
怒ってないって言ってた。悲しいって。

根っからのひきこもりなんだ。心がね。
それが相手を傷つけることがあるなんて考えてもみなかった。
いや、でもできるだけ相手に合わせてたけどそれが余計だめだったのかな。
もう何がだめだったのかわからない。

謝るのはもうしてしまった。
これからやらなきゃいけないのは償い。
どうやって犯した過ちを償えばいいんだ。
もし、相手がもういなかったら？
現実として想像できない。そんなのありえないと思ってる。
嘘だ。
本当に気になるなら連絡すればいい。
でも、連絡することができない。
何もかも怖い。

夢を見た。

人が次々と物になってしまう。
隣にいた人が、少し目を離した隙に違うモノになってしまう。
夢の中のにぶい恐怖。

私は病院に迷い込む。でも出口がわからない。
学校で怖がられてるシスターがいたけど、道を聞けなかった。
病院で走っちゃだめだと思いながら行ったり来たりしていたら、
手術中は出ることはできませんって言われた。入れたのに。

モノになった人。
それは何かが描かれた紙だった。私はそれを破く。
モノになったって言うことはどうせ死んでしまったんだ、といいながら破く。
白い鳩になってしまった人が上のほうに留まっているので、ペンを投げてそこから飛び立たせようとした。
鳩は２匹、身を寄せあって動かない。ペンは鳩には当たらなかった。
そしたら、赤ちゃんの声が聞こえる。
モノが人に戻ったんだ、と。
私は恐怖に震える。
じゃあ私が破いた紙も復活したの？
私が破壊したことによってあれは死んでしまったの？
母が私を連れてどこかに走り出す。
車に乗れと。気付かれるな、と。
「私の勘だけど、生まれ変わるのは日本人だけ…」
じゃあ、私が破いたものはどうせ生き返らなかったんだ。
私はほっとすると同時に、自分が日本人だと思いあたる。
生き返れる。蘇れる。
不気味な喜びのようなものが心にわきあがる。
ああ、だから日本人は無宗教なんだ…みたいなことを思う。
車には何かのしるしがしてあった。
何かの言葉、あるいは意味の無い文字列。
こっそり乗りこみ、駐車場から出る。
後ろの荷物用のドアが開いているのが気になった。

そこで母に起こされた。
目覚ましを５時にかけておいたけど、８時３０まで寝てしまったんだ。
その間に見た夢。

夢の中で母はどこへ行こうとしていたんだろう。
なんとなく、行く先は焼き場だと感じていた。
死んだ人や動物が燃やされる場所。

私の夢の中で、人は病んでいることが多い。

2004年06月09日(水)

あめにもまけず

授業がヒトコマ休講になったので日記。
児童文学研究。
これまた演習せなあかんのよ…うう。
ほかの人と共同研究だけど。
正直やりにくいなー。
楽そうだからという理由で猿蟹合戦しようとか言われた。
提案してなかったので何とも言えないけど…。
ソレ、大変だと思うよ？
でもまぁ、面白そうかな。
執筆者は不明(おそらく)なので口伝えに広がった昔話なのでしょうけど。
戦国時代の話でしょうねえ。
実際に何かモトになる家と家の抗争があったのかもしれません。
面白そうなのは認めますが難しいですよ。まったくー。
ケストナーか椋鳩十かシートンやりたかったのになー。
じゃあ言えばいいって？
えー…。いいよ？猿蟹でー。

遠藤周作の「狐狸庵閑話」買ってきたー。
作者がどういう人物だったか分かって大変おもしろい。
その中に居候の話があって。
居候の悲しさ。
なんかすごい分かるよその、居候の居心地悪さ…。
私は今実の親の下で生活してはいるけれど、なんとなく居候気分なんだよね。
養っていただいている感がある。
祖父と祖母と暮らすようになって、弟が物心つき始めた頃からだな。
あと、父が３年(４年？)の転勤から帰ってきて、家がますます狭く。
居場所が無い。いや、自分の部屋はあるんだけど。
ただでさえ大変なのに、私まで迷惑かけてはいけないなって。母にね。
かといって、母を支える甲斐性は今の私にはない。消耗しきってる。
これからどうなるか分からないけど。居候は早く卒業したい。

占いっておもしろいですな。
元々性格判断とかは興味ありましたが。
こないだピタリ当てられてワクワクしてきました。
神秘的なものを否定も盲信もしているつもりはないし、するつもりも無いけど。
偶然の力と、そこに加わった人間のなんかの力？
どういう仕組みか分からないけど、あたるって事もあるのかなー。
いやはや、やはり一応科学の子なので、疑い深いですね私も。

というわけで少しネットで調べてみました。便利ですねー。
カードの意味とかも少し呼んでみてほうほう、と。
トランプの起源なのね。
でも、タロットカード作ってみたいと思ったけど無理そう。
少なくともよく知ってからじゃないと描けないな。
占いたいわけじゃないのに作りたいのかよ。だって面白そう。
アールヌーボーカードほしいなあ。
ダリもいいね。(１万４千円だけど)
ロードオブザリングタロットもあるよ。何でもありだな。

で、見つけたサイトで姓名判断があったのでやってみた。
ここ

×××(本名)さんの基本性格は……

[ 表の性格 ]
あまり人に干渉される事を好まない、個人主義者です。人とは適度な距離を置いて付き合う事を好みます。ベタベタした付き合いは苦手で、つい人と距離を置きがちなので心を許した相手は少ないでしょう。
求められていると感じた時しか開きませんね。
あと、信用できそうな相手だと確信した時。

[ 裏の性格 ]
忍耐強く優しい人です。皆が笑って過ごせるように、一人縁の下の力持ちとなる事もあるでしょう。ただ自分の感情を抑え過ぎて辛い気持ちを隠してしまったり、一人で不安を抱えて悩んでしまう事もありそうです。
アメニモマケズは理想ですよ？
人に頼るということができないのは自覚してる。

[ 統合的な性格 ]
競争心が強い人です。自分を曲げたくない為、人と衝突する事も多いでしょう。議論や論戦は得意ですが、自分の感情や気持ちを言葉で伝えるのは不得手です。素直になれず、回りくどい言い方をしたり、わざと相手を怒らせる事もあります。
言葉で伝えるの苦手だね…
一見すると饒舌に語ってるようですが、それはただのごまかしの技術。
わざと相手を怒らせる？
ええもう、他人を不快にすることに関して私の右に出る人はそうそういないですよね。(ヤケッパチ)
気を付けてるけど、時々やってしまう。悪気はないのでわかってほしい…。
嫌われるのも避難されるのもすごく苦手だ…。

心理テストもしてみた

どの動物を捨てる？

1番目に思い浮かべた「馬」は、貴方自身が理想で描いている自分を表しています。
つまり、「貴方自身が理想で描いている自分」は、「強い」です。

2番目に思い浮かべた「狼」は、周囲から見た貴方を表しています。
つまり、「周囲から見た貴方」は、「孤独」です。

3番目に思い浮かべた「猿」は、現在の貴方を表しています。
つまり、「現在の貴方」は、「滑稽」です。

自分を強いと思ってる孤独に見られている滑稽な奴ってことか…。
自分を強いと思ってるってのは我ながら若いな…みたいな。胃の中のかわず大会を知らず。
自分が滑稽であることを忘れずに。
でも、笑われることを恐れてはいけない。
この言葉はスピルバーグ監督自らを語るで言ってた言葉。刻まれてるなー。
あれはいい番組だった。

携帯買うなら何色？
狭く深くタイプ。

精神的な繋がりを大事にするタイプです。
大勢の人と広く浅くつき合うよりも、少ない人数でも本当に理解し合える友達を求めます。
その為、信頼しきった人に裏切られる事を恐れるあまり、自分を殺して相手に合わせる傾向があります。
裏切られるのを恐れるってのはピンとこないな。
いつか自分が原因で決別する日が来るだろうな。
という、諦めに似た気持ちはあるけど。

３つの数字
普段、表に出ている貴方は、暖かい笑顔の優しくて包容力がある人です。
貴方が自覚している自分は、クールな面差しのシニカルで斜に構えた人です。
意識していない無自覚の自分は、せっかちで新しい物好きの好奇心旺盛な人です。
あいたた。裏表きたー。
意識してないけど、せっかち新しい物好き好奇心旺盛は自覚しつつあるよ。

最近、私のことを賢いといってくれる人がいます。
あと、先生がまた進学しねがと。
先生がお金くれるんなら進学しますよ。
とりあえず、勉強はしたいと思えばいつだってできますから、と言っておいた。
第一センスがあるって。何のセンスだかなぁ…。
素直に有り難いとは思うんですけどね。
良くも悪くもあまり人から評価されなかった(というか評価させなかった？)ので。
褒められても何かの間違いだとしか思えない。

私は賢いというより、馬鹿なんだ。本当に。
馬鹿のふりしてるとも言われたけど。
馬鹿なことで辛いことも多いけれど、賢い人には見えないものもみられると思う。
賢い人には愚かな人間が賢いように見えるのかもしれないね。
何でもいいけど、おもしろがってくれればそれはありがたいことだ。

夢を見ました。
Ｚを急いでまとめて見たせいか、しゃあとあむろが出てきましたよ。
はじめてだなー。よっぽどビデオためてたのがストレスだったのか。

夢の中では何か病気がはやっていて？
人々は四肢が麻痺してだんだん動けなくなります。
前の日に読んだ「夏の光」の影響を感じますな。
そこでしゃあとあむろはそれぞれ女性を連れて逃げるんですねー。
あむろが連れてた人は誰だかわからん。
Ｚ見た後だからアレだな。ベルトーチカということで。
まー、アムロとベルはなんか出てきただけだったからどうでもいい。
シャアが連れてる女性はもう足が菌(？)に侵されて走れなくなる。
抱き上げて走るシャア。えらいぞシャア。
そして「がんばるんだエリス！」とかなんとか。
え？
エリスって誰ですか？
飛行機だかヘリに無事乗り込んだところあたりで目が覚めた。
目が覚めてハッとした。
シャアなんか髪黒くなかった？
えーと、エリス？
･･････
舞姫か！
森鴎外の小説ですよ。

そういえばあれ、アニメ…トヨタローの声はシャアの人(池田さん)だったんだよね。
あらまあずいぶん懐かしいこと思い出したものだ。
最近周作漬けで気分が滅入ってたから思い出したのかな。
あるいはＺを見てなにか似たものがあったのか。
夢って面白いなあ。
また見よう。

2004年06月08日(火)

おー、日記ちょっと久々。
土曜日曜と、久々に絵チャット漬けだった。
そして自分の生産性の低さを再確認。
描きたいものはあるのにな。
もっと慣れれば早く描けるようになるんだろうけど。
慣れるための練習時間が…。
もし本気でやるなら他のことを犠牲にしなくてはならない
絵の勉強をする気があるのか？したいのか？
大して犠牲にするものはないのでますます迷う。(笑)
でも、今私は何も持っていないからこそ、可能性は限りなくある。
何か一つのものに向かうことで他の可能性を、切り捨てていかなければならない。
それが惜しいんだろうな。
卒論で、遠藤周作のどの作品にするか決めかねてるんだけど。
どれも嫌なんじゃなくて、どれも良いのよ。
全部好きということ、全部良いと思えることは幸せだけど。
全部は手に入れられないから他のものを捨てなければならない。
拾うのは得意ですが捨てるのが苦手です。
なのでついつい、拾うことをためらってしまう。

っとお。
Ｚガンダムの感想書こうと思ってたけど時間切れ～。
後もう１本Ｚみて、アンナカレーニナも見なきゃ。
今日中。
やべー。
もうひとつやべー。
演習の前回で足りなかった分の補説の準備してなかったああ。
昼休みでできるかな。無理だったら謝ればいーや。
もう終わったからすげえ油断してた。ダメだなー。
でも早起きして快適。やっぱりいいねー朝は。
…なんか年寄りっぽいなぁ、おい。

うおーなんとかＺ２本見たさ！返したさ！
アンナカレーニナは見ないで返したさ！(エー)

さー、溜まったストレス(感想)吐き出しとこう。
もう、だいぶ覚えてないけどなー。(早すぎる)

各話の題名メモしてないからテキトーに。

「Ｚガンダム」９巻
やっぱり、人は自分に似た人を探して感情移入するわけですが。
私は割とファに感情移入できることに気付きました。
あんないつもイライラしてるつもりはないんだけど…。(笑)
カミーユは正しい事言ってるから共感するけど、感情移入はし辛い

2004年06月03日(木)

きょうは････

ま、また、ねぼうして
っさ、サボってしまったあああああ
くそーチクショー！
悔しい。情けない。むかつく。
自分が憎い。

もう今から行っても授業間に合わない。
しかしこのまま一日中家にいたらダメだ。
サボって一日中お篭りなんて･･･本当にダメ人間になってしまう！！
と思ったので、コソコソと(じじばばにガッコさぼったことチクられるからな)家を出た。
とりあえずもう昼過ぎなのになんも食べてなかったので、ファーストフードでいいから済ませようと。
ファーストフードを食べながら遠藤周作を読むのはアレなので、本屋でマンガ買う。
大して何もほしくなったが、こう、やけっぱちというか投げやりだったので普段だったらやめとくようなの買った。
食べながら読む。予想外に面白い。
食べ終わって隣町に買い物に行こうと思いつく。
でもマンガ読んでたらいっこ乗り過ごした。戻る。何やってんだ。
文具店で陶器の梅絵皿と、普通の丸い皿を二枚。あとクリアファイルを買う。
あとーなんだ本屋で、ウロウロして買うものないけど、とりあえずポストカードの本とまたマンガ買った。あははは。
そのあとＣＤを２枚。
絵皿以外は全部いらないものだ。
いや、絵皿だって本当はいらない。無くてもいいものだ。
人がむしゃくしゃしたときに買い物をしたり賭け事をしてお金を無駄遣いするのは、自分をいじめたいからなんだろうなあ。
でも私は競馬も競輪も、パチンコも宝くじも一生やらないなあ、きっと。
運と頭が悪いからな。

まぁ、まだ呆然としてるけど。
だって、今計算したけど、今期だけでもう９００分も授業サボってる。
金曜、土曜、月曜、木曜。
ありえない、ありえなーい！すっげえむかつく自分がむかつく。
完璧じゃないとイライラする。休みたくなかったのに！！
情けねえええええ。ほんとにがんばろう、マジで。
ちゃんと自己管理しなさい。はいすいません。

さーくらいハナシはおしまいだ！
お茶碗が届いた。
サークルで使おうと思っておじさんに注文しといたやつ。
おじさんは陶芸家なのだ。フリーの。すげえ貧乏でいまやばい。
誰か買ってください。備前焼に似てるけど備前焼より安くてお得です。
腕は･･･わかんないや･･･。あんまり興味ないのかな･･･。
でも届いた茶碗はみんな良かった。
土っぽいって言うか、素朴なんだけど、模様がこう･･･。
模様って言うか焼き色がどうなるかは操作できない。
釜から取り出すまでは天に運を任せるしかない。
取り出すときの興奮はそれはたまらないものがあるだろうなー。

あ、今日買ったもの。
「放蕩息子」１，２巻志村貴子
マール社出版のポストカードの本
「ぼくは、おんなのこ」志村貴子
「ＦＩＣＴＩＯＮ」梶原由記
「ハチポチ」坂本真綾

「放蕩息子」は良かった。
内容はなんともこう、ぬるくら～いようなのなんだけど。
主人公の女の子になりたい男の子と男の子になりたい女の子より、
他の子がすごい気に入っちゃったなー。
千葉さんと佐々ちゃんが大好きだ！好みにストライク。
あとお姉ちゃんが良い。ウジウジした弟をいじめる姿に惚れ惚れ。
ていうか登場人物みんないいなー。
ヤケクソのわりにいいものを選んだ。えらいえらい。
あーでも「ぼくは、おんなのこ」はちょっとな。絵がきｍォッゴホゴホ
短編集なので、他のはまぁ、珍妙なハナシばかりで面白かったかもね。
ＣＤはいいや。
どうせ買ってもきかねーし。
一応一回ずつ聞いたけどね。
あー。へー。

やるきないな。
だってほんとショックだったんだよ･･･。ねよう･･･。

2004年06月01日(火)

小学６年生の女の子が、殺人を。話題になってますね。
大人たちはどういう反応をするんでしょうね。
「まったく最近の子供は恐ろしい･･･」とか？
実際私は大人が悪いと思いますよ。
誰か一人が悪いわけじゃないけど。
自分たちの今までしてきた行為がめぐりめぐって結実した結果。
それがこれですよ。
罪がないって言ったら殺されたほうの子の親は怒るでしょうね。
でも、なにか。
どういう理由、どういう精神状態、どういう人格があって、それを行ってしまったのか。
何かがおかしかった、何かが欠けていたのか･･･。
それは、その子だけの問題じゃない。
殺された側が被害者なのはもちろんです。不幸でした。
理由があるかなしかはこの際問題じゃない。殺すのはいけない。
でも、殺した側の･･･誰がその子を責められますか？何を責められると？
そりゃあ分別はつくはずです、１２歳くらいなら十分に。
でも殺してしまった、殺せてしまったんです。
なぜ？
人を殺すことが社会的に悪いのは確かです。
殺人の悪さについては、長くなるしいまいちどう表現したらいいのかわからないけど･･･。
私たちは漠然と、人が殺せないように教育されてきた。
教育がなかったら私だってきっと殺せる人間になっていたはず。
その教育が、十分でなかったんだと思います。
教育っていうのはテストのための勉強じゃない。技術や言語学なんかでもない。
どうやって社会で生きるか、どうやって社会をつくっていくかを、家庭や学校は教えなきゃいけないんです。
社会という言い方はいやらしいので言い換えると。
自然に生きるにはどうしたらいいか。
動物たちは異常な状態にならないと共食いなんてしませんよ。殺し合いもしない。
今人間は異常な状態に追い込まれてるんですかね･･･。
でも、異常な状態でもおさめていきましょう、できるだけ仲良くしましょう。
それが教えるってことでしょう？そんな単純なところがダメなんだもんな。
そりゃ、今に始まったことじゃないさ。殺し合いなんてね。
でも、昔からそうだからってこれからもそうで良いのか？
人間がよりよくなるためにするんじゃないんですか教育は。
それがダメなんじゃないか。
ダメじゃない人も居るけどその人は運が良かった。幸福な人だ。
私も運が良くて幸福だった。人が殺せないからね。

今の何かがダメなことは私たちの世代だって、上の人も下の人もわかってるよね。
わかってるからこそ、無気力、あきらめ、興味さえ持ちたくない、知りたくない。
なんていうかなあ、経済とかお金とか政治とかそういうものじゃない。
誰もが言っているけれど、日本はおかしい。もともとおかしいけどどんどんおかしくなり続けている。
他の国だっておかしいけどね。理不尽なこと、自然でないことが多すぎる。
でも私は誰も非難する気になれない。

だから、殺した子も被害者だと思う。
しかし殺された子の親に、憎むな、許せと言うことは酷すぎて。
憎んでも帰ってこないけれど、許しても帰ってこないんだから。
憎んだほうが楽なら憎んだほうが楽になれるのかもしれない。
でもそれも悲しい。
恐ろしいというよりも悲しいんだな･･･。
みんなかわいそうだ。
私は別に、殺人が増えてほしくてかばってるわけじゃないですよ。
ただ、生まれつきの殺人者、生まれつきの罪人はいないです。
これは本当ですよ。誰がなんと言おうと真実です。
生まれてくる子供には罪は無いよ。
こう言うと馬鹿にされそうだが。
子供は悪くない、大人が悪いんだ。絶対。いや、わかんないけど。
１２歳なんて、まだやわらかい時、これから成長していける子供だから。
だからこそ余計に悔しい。
もちろん周りの大人だってこんなことになるとは思ってなかっただろう。
子供たちには子供たちの世界ができてるから、その中で何が起こってるかなんてしょせん先生だって親だってまったく感知できないのはある程度仕方ない。
でも、でもね･･･。やっぱ悪いのは大人だよ？責任放棄はいけないな。
しかし、これは加害者の親や先生だけが悪いのでは決して無い。
大人全員が平等に悪い。私も少し悪い。
それって誰か一人がすごく悪いより始末に終えない。
始末に終えないから誰か一人に背負わせる。責任転嫁はいけない。

私は、自分なりに平凡に、あるものに満足して生きていければいいや、と思ってきたし。
今だって思ってる。

子供を産み育てることも世界のための大切なお仕事ですが。
ただ生きてるだけでもそれは偉いことなんです。
でも今の世界はおちおち子供も生んでられない社会ですな。
生きていられるかどうかすら危うい。
でも仮に、自分と自分の家族は幸せだとして、自分は生き延びられるとして。
自分さえ良ければ良いんですか？
究極的には、自分さえ良ければいいんでしょうね。私だってそうです。
ささやかに、自分なりに収まって平和に暮らせるのが誰だって一番の望みです。
（そうじゃないって人は･･･まだ若いんだな、子供なんだ）
でも、目を閉じて耳を塞いで、それで社会と断絶できるわけじゃない。
私は欲張りなので、自分が幸せなだけじゃ満足できないのかもしれない。
自分が恵まれて入れも、恵まれていない人がいたら気持ちが悪い。
例え自己満足のためでも、何かできることがあるなら･･･と思うことがある。
いや、正直できることは無い。
そんなことは考えずに、まず自分のことしっかりしないととダメだと思う。
でももしかしたら、いつか何かをやるときが来るかもしれない。
３０過ぎたら日本のために、４０過ぎたら世界のために、ってか？
別に大それたことがしたいわけじゃないさ。
だた、自分たちの子供のさらにその子供の世代の人たちが安心して生きられる社会を作っておきたいと。
どうしてみんなそう思わないのか？
いや、思ってはいるはず。でもあきらめてる。
私だって、もう既にあきらめてるし、どんどん若くなくなって大人になって、死に近づいて、どうせ自分がいなくなる世界なんてどうでもよくなるんだろう。
みんなどうするんだろうねえ。
とりあえずうちの弟は、命の大切さ知ってるし、犬が死んで泣くくらいやさしいから大丈夫かな。
芯のところはわからないけどね。
痛み、傷つくことを知らない人、コンプレックスを知らない人。
そういう人が人を殺傷して、いじめをし、他人の尊厳を踏みにじる。
じゃあ子供は痛めつけて育てろと？他人の弱いところに漬け込めと？
いやあ！いやいや･･･。
どうしたもんか。
敵は巨大だな。
とても一人では･･･。

中国からの留学生の方が苦労してるのもテレビで見ました。
親が切り詰めに切り詰め･･･、泣けます。
しかもみんなこう、もうガリガリなの。あご細い、体折れそう
私みたいに食っちゃ寝てそれでやせてんのと違うよ。
おおうおう、こんな若いお兄さんがこんなこんな！！
日本語勉強中なのに大学受験だって！
アルバイト見つからないし･･･。
もうねぇ。
おおうおうおう。
われわれ日本人の学生はただ生きてるだけで罪深いぞ！？
悪いといってるんじゃあないけどさあ！でも酷いよ！
もうね、お前ら留学生に謝れ！土下座して詫びろ！
私の周りにも留学生はいますが･･･手助けをするどころか個人的に言葉を交わしたことすらないよなあ･･･。
うう･･･。大変だなあ・
これもまた･･･、どうしたもんか･･･。

問題は数限りなくできることは何ひとつなく。
世界は、あー無情。
でも想像や理屈をこねただけで自分が不幸な気がしてしまうのは危険だ。
幸せなくせに不幸な顔してることほど無駄なことは無い。
私は実にそういうタイプだからな･･･。
でも忘れっぽいからな。
で、思い出して落ち込むと。
まぁいい。とりあえず生きとけ。
日本では生きるのすごい楽だぞ。感謝せねば。
いや、生きるのが楽って言うか。
死なないでいられるのが他の国より容易な環境だ。
本当の意味で生きることを知ってる人は他の国より少ない気がする。
本当の意味で生きるとは？
そこは自分で考えないけないことなわけよ。

今日はガンダムエースとｐｅｎ買ってきたー。
ペン･･･土に還るプロダクトデザインいいねえ･･･ﾊｧﾊｧ
ダムエース、乾ダムが好きですよ！サッカー部だったのか。
トモキミ･･･トールとマードックさんがかわいかったので心が揺れている。
でもこういうゲームしげぇ苦手なんだよね。幻水外伝も途中で投げたままだ。
人気ランキングつまらんなあ。なんだよ主役が１位２位ってさー。(そういうもんだろ)
こういうときは話題づくりのためにフラガさんを１位にするべきだろ？(笑)
ダメか？何でダメなんだ？
いや、ディアッカがダメなのはいい。わかる。それでいい。(酷)
ちなみに一番お気に入りは、男女共に６位か。
人気が出て寂しいような人気出たというには微妙なような。

というわけで絵描きたいムードが盛り上がってきた。
気分だけ･･･。！！日記を描く分削られてるんじゃないか！？
そ、そうだったのか･･･。やたら時間とれないと思ってたら･･･。
日記のせいかああ。
あむろー。かつれつきっかー。ディｈぐｒせｙふじこｒｗ

ああー、そう今日はビデオの日だった。
「Ｚガンダム」の９と１０
「アンナカレーニナ」
借りてきたぞーちょっとがんばってＺ２本借りた。
ちゃんと見て返すぞ、おー！

で、遠藤周作。
「コウリッジ館」読んで、今「黄色い人」読んでるんだが･･･。
暗い･･･。なんていうか、「沈黙」が初めて読んだ遠藤周作だったけど。
ことごとく暗く救い様が無いね。
一見すると。
実際は･･･？
さぁ。

いいよいいよ、やりたいこと、楽しいことはしておくのがいいよ。
生きる力を蓄えるんだ。

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