たまに××したり。
INDEXこれまで。それから。


2004年09月30日(木) 勘違いは続くよ、どこまでも。

マネージャーが替わり、何が変わるかと言えば、やはり売り場の雰囲気が変わる。
売り場のレイアウトと言うのはやはりその担当マネージャーのセンスであるとか、こだわりであるとか、そう言うものが反映されるもので、今までのマネージャーは、A型ゆえの几帳面さから、什器のわずかなズレも許せない人だった。
出勤してきて一番にすることと言えば、什器のゆがみを直すこと、と言うくらいのこだわり様だった。
そこへ行くと今度のマネージャーは什器の並びが多少ゆがんでいてもあまり気にしないタイプだ。自然、売り場はちょっと乱雑なイメージになってしまうのは否めない。

自分ができるかできないかは別として、POPの取り付けひとつにしても微妙に曲がっていたりするのは、見た感じあまり気持ちのよいものではない。
だからと言って、常日頃から、売り場作りがヘタだとバイトの子達にまで言われているユタカ君がそれを指摘するのはどうか、と思う。

「今度のマネージャー、売り場作り汚いですよね」

そんなことはまず、自分の売り場を見てから言いなさい。




今月から、今までバイトで働いていたNちゃんが諸事情により、パートとして働くことになった。
勤務時間も増え、心強い仲間が増えた、と皆で喜んでいる。
もともとバイトの時から、きちんと発注分担も持ち、売り場作りも自分で考えてできる子だけに、安心して仕事を任せられるのだ。
人手不足の折、即戦力として役立ってくれるのは言うまでもなく、彼女がパートになってくれることにはみんな大賛成なのだ。
ユタカ君とその話になって、

「Nちゃんもこれからパートになることだし、きちんと教育して、役に立ってもらわないと」

・・・は?
教育する?誰が誰をですか?
目が点になり耳を疑いましたが、彼の中でのNちゃんの位置付けと言うのはどうなっているのでありましょう?

そんなことはまず、自分がきちんと一からやり直してから言いなさい。



そして、先日。
今月いっぱいに処理しなければならない作業があって、みんな必死になってやっている中、傍目にはのんびりと作業をしていたユタカ君、結果、期日前日にも作業は終わりそうになく、しかも期日当日は公休日でお休み。
さあどうする?

1.仕方がないので、休みを返上して作業を完了する。
2.休みは休み、同僚に作業の続きをお願いする。
3.そもそもそんなことにならないように、前日までには作業を完了する。


で、結果、彼のとった行動は2番でありました。
しかも、先輩社員であるK嬢に向かって、

「僕、今月いっぱいじゃなくて今週いっぱいだと思ってて、終わらなかったんで、明日続きをやっといてください」

これにはK嬢キレまくり。

「作業が終わらない時点で間違ってるし、人にもの頼むのに、命令口調ってどういうことなわけ?そのおかげであたしは残業してるんだよ?いったい彼は何様なの?」






↑文字が変わるエンピツ投票ボタン(PC限定)

人に使われてる立場で、出世してナンボのもん、とあたしは思ってしまうけどね。
それとも彼は会長にまでのぼりつめるつもりなのかしら???

そうなったら世も末だ、と思うのはあたしひとりではないと思ふ。


↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


2004年09月29日(水) 疑問。

介護休暇で長期の休みを取っているマネージャーに代わり、新しいマネージャーがやってきた。
30代前半で、かなり大柄、と言うか、恰幅がいい、と言うか、まあ、早い話が太ってるその人は、出勤してくるとじっとしていることがほとんどない。
売り場中を隅から隅まで歩き回り、商品整理をしたり、補充をしたり、汗を拭き拭き、とにかくよく動くのである。

昨日など、セール準備を終わらせ、一息ついて新規商品の陳列と、そのための売り場替えでもしようかと思っていたところに、

「うららさん、セール準備は終わったみたいだね。イヤ、さすが!この店の人たちはみんな任せておけるから楽でいいや」

と現れ、

「じゃあさ、来週のセールに伴って、売り場替えをした方がいいと思うんだけど、僕も手伝うから今からはじめない?」

有無を言わさず、作業に取り掛かり始める。
什器を動かす大掛かりな売り場替えで、2人掛かりでえっちらおっちら運ぶ。

「力仕事よくやるんでしょ?」

「いえ・・・こう見えてもあまり力はないんで・・・」

マジで、力仕事は苦手なので、大規模な売り場換えはめったにやらないため、何とか売り場替えが終わるとへろへろになる。

「あとは任せるから。あいた什器は僕が片しますから。新規の商品も結構入ってたよね?」

今までのペースなら、新規商品はじっくり売り場換えしながら、と言うことで、納品されたその日のうちに全部出すなどと言うのはほとんどありえなかったし、そのことで特に何かを言われる、と言うこともなかったのだが、どうやらこのマネージャーはその日のうちに出すのが当然、と言う感じである。
必死になって、商品のいりくりをして、新規商品を出す準備に取り掛かる。
でかいダンボールが7箱もあるよ!ママン!
などとふざけていても誰も手伝っちゃくれないから、ひたすらがんばるしかなく。
売り場を整えて、商品を運んだりしているとその間にも実に忙しく動いている。どこにいるのか把握しかねる勢いだ。
あたしも負けじと品出しを済ませたが、重いものを運んだり、荷物を積み上げたりしたため、身体中がぼろぼろ・・・。
マネージャーは、と言えば、汗を拭き拭き、片時もじっとせず、作業を続け、どんなに動いても息が上がることもなく、そのスタミナは恐るべし、といった感じだ。





↑文字が変わるエンピツ投票ボタン(PC限定)

いや、マジで。
今までのマネージャーも良く動く人だったが、さらに輪をかけてよく動く人のようで、ぐうたらなあたしは付いていけるのだろうか、と心配になりました。

帰宅後、敬老の日にかこつけて買ったマッサージ器のお世話になったのは言うまでもありません。




↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


2004年09月25日(土) カテゴリー。

同じ部活。
同じ幼稚園に通うママ友達。
同じ職場仲間。

「同じ環境に身をおく」と言うことは仲間意識を形成し、部外者には分かりえない思いを共有することで、さらに強い仲間意識を築いていく。

その時々によって、自分が属するカテゴリーは変わっていくのは仕方ないのだけれど、それに伴って、周囲の人間関係が変わっていくのは時として、思いがけない感傷につながることもある。

教習所の研修時代、それぞれ所属する教習所は違えども、指導員になるという共通の目的意識の元、集まった仲間はライバル意識もあったが、それなりに結束も固かった。
それが、それぞれ、あたしのように指導員を辞めたり、結婚したり、環境が変わると、まるで関わったこと自体がなかったかのように、ぷっつりと縁が切れた人は多い。

娘の幼稚園時代、同じ幼稚園に通っていた子のママとは、お互いの生活について事細かに相談しあい、頻繁に行き来していたのに、小学校が別々になると、電話もせず、たまにあたしのいる店に買い物に来ている所に会ったりするくらいで、それでも簡単な挨拶程度で、ほとんど関わることもなくなった。

今の店に勤め始めて丸4年になろうとしているが、その間に何人もの人が新しく仲間入りし、異動や、就職、転職で去っていったが、結局どんなに仲が良くても、いなくなってしまえばそれっきりだ。

共有する空間がなくなってしまったことによって生じる温度差みたいなもので、それまで築いてきた人間関係は希薄になっていき、お互いに何を話していいのか分からなくなってしまう。

全ての人間関係を所有しつづけていくことは困難だ。
去っていく人を見送る潔さがあたしには足りない。
執着は依存。
変わってしまったものは再び同じ形には戻らない。

でも、願わくば、関わったそれぞれの人たちが幸せであるように。


↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


2004年09月24日(金) 雨の降る日に。

人は皆誰でも 流れる時の中で
いくつもの別れに涙する だけどあなたは一人
赤いパラソルには あなたが似合う
雨の降る日は いつでも 時はさかのぼる

あなたが好きだから 静かな夜は
電話の音に 今でもときめいてしまう

やさしさがたりない 心が見えない
季節外れの寒さが この胸にしみる

オフコース:「雨の降る日に」



雨が降るとだいたいこの曲が頭の中を流れる。
特に思い出のある曲、と言うわけではないし、オフコースはむしろあまり好きではなかった。
たまたま少しばかりピアノが弾ける、と言うことで、友達のバンドから誘われて、ライブに出ることになり、何曲か弾いたのがオフコースの曲だった。
友達のキーに合わせて転調させたり、結構大変な思いをしたこともあって、「オフコース」と言うと、ピアノに向かい苦しむ日々、と言うイメージが無きにしも非ず。
しかも22の時にあたしをこっぴどく振った男がオフコース(小田和正)の熱烈なファンであり、そのこともあたしからオフコースを遠ざける一因となっている。

それでも、市販されていた譜面は結構簡単にアレンジされていて、ぼんやりとピアノに向かうにはちょうどよい曲が多く、好んで弾いていたのが「雨の降る日に」だった。
若い頃は失恋の痛みやらなにやらを思い起こし、その切なさにばかり目を向け、涙したのだが、もう若くない今となっては、それこそ本当に恋愛に限らず、いくつもの別れを経て、改めてこの曲が頭をよぎると、若い頃とはまた違った意味での切なさで、胸がいっぱいになるのだ。


目に見えるものだけが全てではない。
見えないからといたずらに不安を抱えるのは愚かなのかもしれない。
それでも。
形にしたいと、見えないものを形にしたいと、強く、強く願ってしまう。
それはやはり、愚かなのだろう。



↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


2004年09月19日(日) 不思議な電話。

交換から

「お客様からで、婦人靴担当の方、と言うことです」

担当者はユタカ君だが、あいにく本日はお休み。電話に出てしまった時点で話は聞かなくてはならない。
厄介なクレームでなければ良いのだけど、と恐る恐る電話を換わる。

「もしもし、お電話換わりました」

「女の人はお墓参りにどんな靴を履いて行けばいいですかね?」

「黒の喪服のようなものを着ていかれるのでしたら、黒のパンプスを履いていかれるのがいいかと思いますが?」

商品の問い合わせでもなく、クレームでもないらしい。
ただ、男性からの問い合わせって言うのがちょっと気にかかった。

「パンプスって言うとヒールの高さはどれくらい?」

「そうですねぇ・・・あまり高すぎないものがよいかと・・・。5センチくらいまでなら大丈夫じゃないでしょうか?」

当り障りのないところを答えておく。

「例えば、その靴で運転することはできる?」

「ハイ?運転ですか?ええ、できると思いますけど・・・」

「おねえさんはそう言うパンプス履いて実際に運転したりするんですか?」

頭の中は、「?」でいっぱいである。

「まあ、私自身はあまりそう言った靴での運転はしないですけども、5センチくらいまでなら充分運転はできると思いますよ」

この話はいったい、どこへ行き付くのであろう?

「じゃあ、車をとめるとき、サイドミラーはどうしてる?」

・・・ハイ??????
ここまで来るともう通常の会話ではないことに気が付く。これがもし、自宅の電話であれば、

「何のことでしょう?ガチャン」

で済むのだけど、一応仕事の範疇にあって、対応しなければならないと思い、話を続ける。

「サイドミラーは停めたら倒しますが?」

「どんなときでも?必ず?すぐに戻るときでも?」

「すぐに運転する状況であればそのままかもしれませんけども、通常はきちんと倒しますよ」

「倒し忘れたら?どうするの?」

「倒し忘れることはほとんどないので、分かりませんが?」

「バックで停める時は?どうするの?自分の駐車場停めるときは?」

「車を動かす限りは起こしておきますよ?」

そのあと、なにやらもごもごと話し、いい加減めんどくさくなったのと、本当に聞き取り辛かったのとで、

「申し訳ありません、お電話遠いんですが?」

と強めの口調で言うと、電話は切れてしまった。

そばで聞いていたK嬢が

「何?セクハラ電話?」

と聞くので、

「さあ・・・?セクハラとは微妙に違うと思うのですけど・・・」

と話の内容をかいつまんで話す。

よく、お客を装って、

「ナプキン何使ってるの?」

というような電話がかかることがあるらしい。
むしろそう言ったはっきりと意図を持った質問があるのであれば、あたしとしても対処のしようもあったであろうが、この電話は、あたしの過去の職歴を知っているかのような、終始車の運転にこだわった質問が続き、そのことの方がかえって気持ち悪かったくらいで、いったい彼は何をしたかったのか、謎のまま、あたしの頭の中は「?」でいっぱいになった。



↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


2004年09月08日(水) やっぱ、話題の中心は彼しかないでしょう。

ここ連日の日記はユタカ君ネタでしかないのが、なんとも虚しかったりするのですが。

人と比べてどうこうって言うのはあんまり良くないことだとは思うのだが、同じ商品を担当しているからどうしても以前いたゆーじ君と比べてしまう。
そりゃ、ゆーじ君は無神経この上なくて、こんなことこんなことをしたこともありましたけど、売り場の管理はきちんとやっていました。新規商品を出すときにはきちんと陳列のガラスを拭き、埃がたまってることなんてほとんどなかったし、セールに合わせて売り場替えもこまめにやっていたし、仕事の面ではやはり10年選手、きちんとやるなあ、と言う印象だった。

それが、ユタカ君に限っては、必要最低限しか売り場変更はしないし、掃除なんてほとんどしてる所みたことがない。商品整理に至ってもろくにやってないから、陳列された靴の左右サイズ違いの多いこと。
広告の商品もほとんど拡大せずに、店長じきじきに、指摘されるくらいの在庫薄状態。セール初日に1足ずつしかないのってどうなのよ、って言う話がある。

そのくせ、

「自分らは一応幹部候補として入社してるんで」

と言うのが念頭にあるから、人からのアドバイスも素直に受け入れない。
それにもまして、人の神経を逆なでする発言ばかりが続くのだ。

先日、あたしが夜9時までの勤務のときに、お店はえらくすいていて、売り場の整備も、商品整理もやり尽くしてしまったし、と思っていたところ、

「ヒマですよね。やることなくて困っちゃいますね」

と話し掛けてきた。

「そうですね〜、これじゃ人件費のムダになっちゃいますよね〜」

と冗談ぽく返したら、

「そうですよね。いても仕方ないって感じですよね」

と即答。
この時点でカチン、と来たが、まあ、事実は事実なので仕方ないし、とその場は何も言わなかったのだが、後からバイトのS野君に、

「ちょっと、聞いて!さっき人件費のムダって言われちゃったよ!」

と言うと、S野君が

「俺もこの前言われたんですよ。ラストまでユタカさんひとりじゃ大変だろうと思って、シフトでは俺、ラストじゃなかったんですけど、残ることにしたんですよ。そしたら、人件費のムダだって言われて、頭来たから即効で帰りましたよ」

人の厚意にそんな失礼な仕打ちって許されないべ。
と思ったら、同じことをバイトのNちゃんにも言っていたらしく。
早速K嬢に報告する(チクル)。

「全く・・・ほんっとに失礼なヤツだよね・・・一番のムダはおまえだろう、おまえが帰れって感じだよね」

彼の野望は3年でマネージャーになる、ってことだったんですけど、その野望達成まで、1年半を切りました。今のままじゃ、どう考えても無理だと思うのだけど。
まあ、なるならなってもいいんです。
早くどっか行ってくれれば。

↑エンピツ投票ボタン。ないよりはあったほうが励みになります。何回押しても1日1票。
My追加

あたしのマイは非通知です。


INDEXこれまで。それから。

うらら |あばら家足跡恋文

My追加