原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2003年06月30日(月) みんな、心配しないで

(昨日の記事を書き加えました;かなりたくさんですが)
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=51752&pg=20030629
2003年6月29日★1・たまくら ★2・Are You Experienced?




みんな、心配しないで。
だいじょうぶ。
イラク戦争でアメリカが「正義」なんかじゃないっていうことは、
世界のほとんどの人たちがわかっていることだから。

もしかしたら、本気で「正義の戦い」だと思っているのは、
ブッシュ一人かもしれないよ。
っていうか、そう思いたい。

旧ソ連のようになってしまった今のアメリカの官僚体制を、
それでも「信じている」合衆国民がいる、ということが
ちょっと恐ろしい。

でも、きっと、それはアメリカでも少数の人たちだけだと思う。

官僚体制を構築している当事者たちでさえ、
たぶんこんな状態が長く続くとは思っていない、それか
思いたくもないだろう。

多くの合衆国民が、真の民主主義を発揮して、
かの国の正常で健康な判断力を取り戻す日が来ることを、
心から祈っている。

そうして、合衆国民にはそれができると、
わたしは信じている。

だから、みんな、心配しないで。

-----------------------

神さま わたしに与えてください
変えられないものを 受け入れる 落ち着きを
変えられるものを 変える 勇気を
そうして
この二つを 見分ける 賢さを

(「平安の祈りSerenity Prayer」より)

2003年06月29日(日) たまくら Are You Experienced?

2003年6月22日・「家族と共に生きるGIDの会(TFN)」設立フォーラム
http://www.enpitu.ne.jp/usr5/bin/day?id=51752&pg=20030622

を書きました。

★1・たまくら
★2・EXPERIENCE



★1・たまくら

弟と一緒に、伽藍博物堂公演『たまくら』を見に行った。

うわ、うわ。

お、面白い!! 面白すぎっ!!

批評みたいなことは『原案帳#22』にも書いたので、
ダブってもしょうがないから書かない。
後から気が付いたことを一つだけ書いておこう。

どういうわけか、うちの弟のFくん、
わたしが「伽藍を見に行こう」と誘うと、必ず応じてくれるのだ。
他のことだと
「……ううーん……オレ、いいわ。やめとく」
とか言って、なかなか誘いに乗ってくれないのに。

きっと、Fくんも伽藍が気に入っているんだろうな。

ちなみに、伽藍の中心的な女優の一人である、おおいしあきよさんは、
静岡市内で開催されている「マヤ文明展」で何かお仕事をしているそうで、
それは「役者」としてのことと関係あるらしいです。
(実は今、それを確かめようとぐるぐるしてみたのですが、
マヤ文明展のサイトを見てもちょっと確認できませんでした)
わたしも行ってみようと思いますが、興味のある方、展示期間の終了も間近ですけれど、ぜひおいでくださいな

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★2・EXPERIENCE

最近、「Live Bar EXPERIENCE」に入り浸っている。
まあ、いい年して、ライブハウス通いかよ……と思う人も、実はあんがい多いだろう。

でも、でもね。
聞いて。
このライブハウスっていうかライブもやってる飲み屋さんなんだけど、
ここは、どっちかといえばわたしなんかの世代に近い人が多いお店なんだよ!

しかも、わたしもだいぶ出番が多くなってきちゃったし。

詳しくは「Are You Experienced?」とでもいうHPつくって、そこで紹介しようかな。
(……とまた、できもしないことを言うなよ>里花ちゃん)

ええっと。とりあえず。
★★会津里花がEXPERIENCEに出現する予定(7月)★★

7月8日(火)会津里花のジェンダー相談#1♥(20:00-21:30、24:30-CLOSE、相談料\1000/1回30分めど)

7月9日(水)Johnny Handsom Live(21:30-、charge¥300+drink¥500〜) 会津里花=ベーシスト「やき。」として参加

7月15日(火)会津里花のジェンダー相談#2♥(21:00-24:00、相談料\1000)

7月22日(火)会津里花のジェンダー相談#3♥(23:30-CLOSE、相談料\1000)

7月30日(水)会津里花Mild Live #3(21:30-、charge¥300+drink¥500〜) ゲストギタリスト=大塚ススムさん

以上、自分が出演するイベント。

あ、そういえば、すごく唐突に「会津里花のジェンダー相談♥」なんて出してしまったけれど、
EXPERIENCEの場所をお借りして、
人に言えないややこしい性の悩みに、
 男のことも女のことも半分ずつわかっている
 (注:あとの半分はわかってない(-_-;忘れるな>自分)
 会津里花がお答えします! ※秘密厳守※

というのを始めることにしたのです!!
……どうなることやら(^^;(^^;(^^;

でも、たぶんわたしじゃなければ答えられないようなことって、あると思う。

さて、この他に、たぶんわたしが見に行く、他の人のライブ。
まあ「同業他社(?)」ということで、ほとんど同じ「水曜300円ライブ・シリーズ」。

7月16日(水)CLAIR(クレア) Live(21:30-、charge¥300+drink¥500〜)

7月23日(水)Deb Dylan Live(21:30-、charge¥300+drink¥500〜)

こんなところでしょうか。
うう〜〜〜ん、まだまだ「先行投資」ばっかり。

ホンネの叫び:
早く投下資本が回収できるようになりたいよーーーー!!

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2003年06月28日(土) 充実の土曜日!

なんて忙しく、また充実した一日だったんだろう。

お昼過ぎ、伽藍博物堂へ行き、本番間際の駆け込みになってしまったけれど会津里花Mild Live #3のチラシを挟み込みさせてもらう。

その後いったんふじのくにNPOセンターGIDしずおかの、本当は紹介チラシとかあればよかったんだけどまだつくってないので、6/14フォーラムのプログラムを縮刷で50部ほど印刷し、

その足でアムネスティ静岡グループが開催担当になっている「アムネスティ中部交流会」に参加、↑で刷ったチラシ(の代わり)を配布し、GIDしずおかの存在をアピール。
あ、ここにはまだ書いてなかったけれど、わたしはアムネスティ静岡の会友(マグロとかじゃないよ……そりゃ『回遊魚』)になったのでした。
「人権としての性」という切り口は、21世紀の玄関口に立っているわたしたち人類が避けて通ることのできない課題だと思うのです。


更に、↑の「懇親会」にも参加。
なんか、久しぶりにすっっっげーたくさん飲んだ。ビールとワイン。ああもうダメ。ちゃんぽんにしたら、明日という日がわたしのカレンダーから消える。
今年が1日少なくなっちゃう……
でも、いいんだい! こんなに楽しいお酒、そうそうめったに飲めないんだから。
戦場になっているイラクに「人間の盾」となって赴いた志葉玲(しば・れい)さんがゲストスピーカーとして呼ばれていたのだけど、飲み会の席ではわたしがその隣に座ってしまった(^^;
かわいくてカッコイイんだもん(*^^*)

更に、更に。懇親会の後、こんどは足踏の最新CD『右クリック』完成記念パーティへ!
もう、ちゃんぽんがどうのこうのじゃない。何がなんだかわからないほど飲んでしまった。
(アンタ、薬飲んでるんだからお酒は飲んじゃいけないんじゃないの?>里花)……今日だけ、今日だけユルシテッ。

アルバムのジャケットに自分の名前がクレジットされるのは、実はこれが初めてなので(10年前まではそんな大それたことが自分にできるわけない、と思っていた)、それもすごく嬉しい。

お酒を飲んでも後悔しなくなったのが、嬉しい。
男のフリしていた頃は、お酒を飲むと必ず、何もいやなことなんかなくても翌朝には「ああ、なんて無駄なことを/なんて恥ずかしいことを言った・したんだろう」などと、ぐちぐち後悔していたものだった。


それにしても、まあ。
元気になったもんだね、わたし。
こうやって書き出すと、まるで別人みたい。
生き急ぐことのないよう、ゆったり進もう。

2003年06月26日(木) ね、ねぶい……

始めたバイト、めっちゃ面白いっ!
仕事以前にハマってしまいそう。

んで。
通勤は「チャリ」です。自転車です。
かえってそのほうが、バイトが終わった後で、お街に遊びに行くのがラク。
自動車だとパーキングがめんどくさいし、細かくうろちょろできないし、運動不足がなんだか後ろめたいし……

んで。
その他「GIDしずおか」のオンラインのほうでの活動が忙しくて、今[1:26 03/06/27]。

んで。
ミュージック@Shttp://www.at-s.com/bin/musi/musi.html」というHPに、アーティスト登録しました。
http://www.at-s.com/bin/MUSI/MUSI0110.asp?id=C3483
やったぁ♪
皆さん、応援してくださいね!

足踏http://bumi.imgm.net/とか
MIWAさんhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~yurry/とか
リッキーhttp://www.at-s.com/bin/musi/MUSI0110.asp?id=C4152とかに
実は早く追いつきたかったりするのでした。

とは言っても、たとえば足踏のリ−ダ−はもう10年も路上(〜生活じゃなくて〜ライブ!)やってるわけだし、MIWAさんだって何十曲もオリジナル持ってるんですよねー。
リッキーはお芝居とのつながりにスゴイセンスを持っていると思うし。

「(今のスタイルでの)経験が浅すぎる」というのはあるけれど、でも、なんとかしてわたしらしい自己表現ができるといいな、と思います。
同じことをやって勝負しても勝てるわけはないので、……って、それはいつでもどこでも誰とでも同じことが言えるような気がするし……わたしじゃなくちゃできないことをやって、それで勝負したいと思います。
だからといって「ヘンなことをやればウケる」とか、仲間はずれになるのを恐れる小学生みたいなところで止まっててもしょうがないんだけど。

.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆゜'・:*:.。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆゜'・:

そういえば、すごく遅くなったけど、Carol King "Tapestry"を聞いた。
「すごく遅くなった」というのは、わたしは"You've Got A Firend"なんか大好きだし、もっと早くこのアルバムを聞いていて当たり前だった、という気がするから。

あと、高校の「同窓名鑑」というのが送られてきました。
わたしの肩書きは「ジャッキー・マシューズ 代表」(^^;
そんな会社、あるの?
ま、今のところ、一人きりでやっている芸術(or「ゲイジュツ」?)関連の自営業、ということで。
まー、「自衛」もとい「自営」というより「自由業」なんだけど……
そういうことは金稼げるようになってから言え、っていうか……

(まあ、いいや。ねぶい)

(この日記をUPするのが、なんと[9:29 03/06/27]になってしまったことを付記しておきます)

2003年06月24日(火) 最近、蝶々は… ぢゃなくて

★1・忙しいよぉぉぉぉ〜〜〜〜(>o<;;;;
★2・飲みから帰ってきて



★1・忙しいよぉぉぉぉ〜〜〜〜(>o<;;;;

『最近、蝶々は…』というのは、内田春菊の漫画のタイトル。
どうやら解離症状がある(?)OLの、ミステリアスな行動を描く……1巻しか読んでない。

そ、そうじゃなくて。
「最近、」忙しくて日記が書けない!! それが言いたかったの!

22日、愛知で「TFN(トランス・ファミリー・ネット)・家族と共に生きるGIDの会」に出席。

帰りがけ、駅を降りて家に帰る途中、なぜかいつものライブハウスに引き寄せられるように……
(あ、思い出した、サックスの音が聞こえたからだ)

……調子に乗って、わたしはベース、サックス、ピアノ、ギターを弾いてセッションに参加してしまった。
まあ、はっきり言ってベースとギター以外はドヘタクソだったけど。

……んで、帰ってきて。
疲れたー。
でも、よかったー。
でも、やっぱり疲れた……
(そういうわけで22日の夜の日記が書いてない、という言い訳です、コレ)

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★2・飲みから帰ってきて

飲んでる最中に、さも機嫌がいいみたいに
お話しましょ♪2http://cute.iruka.ne.jp/cgi-bin/a3/iruka.cgi?Jackie
あれこれ書いてたけど、実を言うとけっこうつまんなかった。

お店は良かったんだけど、それ以外に、ちょっと……

で、帰り道、かなりへこんでしまった。
なんてこったい。
歩きで帰らなくちゃならない羽目に陥ること自体が頭に来る。

んで……
その。
ある人に愚痴をぶちまけて。
おかげさまでだいぶすっきりして。

で。
その。
ばりゅちゃんあけて。
メール受信してみたら。

わたしには、こんなにたくさんの支えてくれる人たちがいるんだ。

実感しました。

ありがとう。
ほんとう、うれしい。

ありがとう。

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2003年06月22日(日) 「家族と共に生きるGIDの会(TFN)」設立フォーラム

詳しいことはまたいつか書くかもしれないけれど、今は「参加した」とだけ、ひとこと書いておきます。

わたしだって、男性としてでなければこの世で生きていくことはできないだろうと思うから、必死だったんだから。

結婚すれば男になれるだろう。

子どもができれば男になれるだろう。

それらの思いは、自分の心の奥底から湧き出してくる、意地悪なつぶやきによってことごとくだめにされてしまいました。
「自分が女だと思わなければセックスもできないくせに」
「本当は自分が産みたいって思ってるくせに」

でも、思い起こせば、はっきりと自分が性同一性障害であることを自覚したのが1998年だから、あれから5年。

大切な彼女と離婚してでも女に戻ることを決意したのが、一人きり真っ暗な部屋で過ごした1999年暮れ〜2000年のお正月。それから3年。

この体をどうにかしたければ、わたしのように「婚姻暦あり、子持ち」のような「中途半端な人間」はニューハーフにでもなるしかない、と考え、飲めないお酒や嫌いな煙草にまみれて働きながら、なんとかしてママの心象を良くして紹介してもらった。

自分なりに勝手に「ガイドライン」に沿ったかたちで治療を受けなくては、と、精神科・内科・産婦人科・形成外科、それぞれを受けていたおかげで、改名の申請の際にはそれぞれから「診断書」「治療証明書」をいただくことができた。

駆け抜けた5年間だった。
その間、精神的な抑鬱状態から、何かというとすぐに引きこもってしまって身動きができなくなってしまっていたけれど、それもかなり改善してきた。

そして、今、わたしは社会に向けて最後の難関、「性別の訂正」の問題を問うている。
きっと、わたしが性別訂正できるとしたら、早くても5年、遅ければ10年先のことになるだろう。
もしかしたら、死ぬまで無理かもしれない。あまりそうは思いたくないけど。

でも、わたし自身の問題であると同時に、この世……っていうとなんだか仏教みたいなので、少なくとも日本の社会の中で、わたしが小児期〜青年期までを過ごした時代のように、性同一性障害や性転換のことを「社会の裏の面、陰の部分」というような恐ろしい差別で扱うことのなくなる日が来ることを、心から祈っている。

差別は、無知と恐怖からできている。
わたしは、少なくとも、多くの人が放置している「無知」を、そのままにしておきたくはない。
知らないからといって、心に抱える問題を侮辱されてもいいことにはならないからだ。
現代において、目の不自由な人が「前世の行いが悪かったせいで罰を下されたのだ!」とか「目の見えない者のできる仕事なんて決まってるだろう」とか言われることがないのと同じ程度にはなってほしい。

わたしは忘れない。
わたしに洗礼を授けた牧師が、わたしに向かって
"Transsexual is a sin!"
と断じたことを。
このような無知を、放置してはいけない。
(これは「報復」か? いや、少なくともアメリカ人のように相手の存在そのものを否定するような卑劣なやり方は、わたしはしない。相手の心の窓が開いて、今まで暗黒のままに放置されていた新たな知識を自分のものにしてもらうだけだ)

2003年06月21日(土) ど〜るライブ

20030614に追加の記事を書きました。
(書き終わって、今[9:08 03/06/21])

★1・ど〜るライブ!!



★1・ど〜るライブ!!

(すみません、記事はまだ作成中です……けど、とにかくとっても素敵な経験だった、とだけは書いておきますね!)

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2003年06月19日(木) これからライブ! →んで終了後

★1・これからライブ!
★2・飲み過ぎたぁ



★1・これからライブ!

ライブ3時間前に、ケータイから。
やっぱり、わたしがいちばん生き生きすることができるのは、音楽だなあ、と思う。

だって、わたしが音楽なんだもん。
「男になるために」と思いながら表現してきたので、女にしてはとても男っぽいけれど、それでもいいや。

だって、それがわたしなんだもん。

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★2・飲み過ぎたぁ

台風みたいなすごい雨(って本物の台風だった?)の中、およそ15人くらいのお客さんが来てくれました。
録音したのを後から聞くと、相変わらずイタいことやったり言ったりしてるけれど、少なくとも前回よりは進歩している。
(進歩なければ即止めちゃえ! てなことになってはいなくてヨカッタヨカッタ(^^;)

んで。
なんと。
Mild Liveの予定を12月まで入れてしまいました!

いやその。
酔っ払ってた勢いもあるんだけど。
(わたしの「いつものやつ」は「薄めのモスコミュール」。
でも、毎回せいぜい多くて2杯くらいしか飲まないし、それで充分酔っ払っちゃう。
それなのに、トシヤさんにすすめられるまま、気が付いたら4杯めを半分くらい飲んでて、こりゃつぶれちゃう、と思いとどまったのでした)

※他にもページつくってちゃんと載せるけど
会津里花・Mild Live 2003 @ EXPERIENCE in 静岡 の年内スケジュール!

#4:8/22(金)
#5:9/19(金)
#6:10/29(水)
#7:11/26(水)
#8:12/10(水)


わたしの音楽はどっちかというとフォーク系なので、もしかしたらそういう系統のお知り合いアーチストをゲストでお呼びするかも。
関係者と思い当たる人、メール送るのでヨロシクね!

ちなみに、EXPERIENCEの回し者になっちゃうけど、
8月10日(日)=アコースティックデイ
だそうです。
活動範囲を広げたいフォーク系・アコースティック系のアーティストの皆さん、ちょっと考えてみてね♪
って、余計なお世話かしら。

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2003年06月16日(月) いぞがぢぃ(-_-;

フォーラム「大成功」! 実質50名参加。

日曜日もいろんな人たちとお会いしました。

お芝居も見ました。

ライブのための練習もしています。(深夜にやったら近所迷惑だろう……と思ったら、くっついているお隣さんにも聞こえてないようで。適度に涼しかったので部屋を閉めきってやったから大丈夫かな……?)

いぞがぢぃ(;_;)
HPの表紙も更新できない。
(一昨日はGIDしずおかhttp://www.jackies.jp/gidszk/index.htmlの更新、さんざんやってたくせに)

と、走り書き。
これから楽器屋さんにギターとベースのメンテに行かなくては。
あ、バイト。
明日の陳情趣旨説明の原稿、たまにはちゃんと書かないと。
(話が冗長になってしまう!)

2003年06月14日(土) 性同一性障害を考えるフォーラムinしずおか、本日開催!! (+6/21追加記事あり)

とうとうやってきてしまいました。
いったい何人くらい来るのでしょう……?

宣伝不足。
内容まだ詰めが甘い。
あれはどうなった、これはいいのか。

……
まあ、いいや。
なんとかなるデショ。

では、準備をしてGO!
[8:46 03/06/14]



[7:24 03/06/21]←ゴメン、今ごろになってつけたし。
開催してみて思ったこと。

・参加者49名(打ち上げのみ参加の方1名も加えると、ちょうど「50名」!)

・全体的に当事者よりも支援者や全くの一般の方の参加のほうが多かった
 ↑でも、当事者「だけ」の集まりにしたら、いったい何人集まったのやら。

・↑のこととも関連して、確かに当事者どうしの自助グループ的な活動も必要だし、その場合は当事者のプライヴァシーに配慮してクローズドな集まりにしなければならないだろう。

 けれど、わたしはできる限り、当事者ではない人たちが、少しでも当事者を「見る」「知る」ことが、これからは大切なのではないか、と思う。

 わたし自身もあまり「障害者」と思われるのは嫌だけれど、考えてみたら「男に見えるのに本人は女だと思ってるし女みたいに振舞おうとしている(またはその逆)」というのは、どうしても何も知らない人から見れば「異様」だろうと思う。

 それは、ちょうど……って引き合いに出すのはその相手に失礼なのかもしれないけれど……身体障害があって体の動かし方が障害のない人とはちょっと違う、という人が、何もわかっていなければやっぱりたぶん「異様」に見えてしまうだろう、というのと似ているような気がするのだ。

 あるいは、今ではそんなことはほとんどないけれど、目の不自由な人が差別的な言葉を浴びせられた時代だってあった。

 今では「体や心に障害のある人を差別するのはとても良くないことだ」という一般的な「常識」があるから、あまり露骨な差別はないのだろう。
 でもきっと、障害者と今までに一度も接したことのない人が初めて障害者に出会ったら、一瞬「うっ」と引いてしまうに違いない。
 それを克服するには、その障害者自身をよく「知る」ことが不可欠なのだ。

 今でも、世の中には障害者に対する差別的な気持ちを克服できない、すごく皮肉な言い方をすれば「気持ちの障害」のある人は少なくないだろう。
 「だって生理的に気持ち悪いんだもん(=それは変えられない)」
 ある掲示板で、そう書いている人がいるのを見て、考え込んでしまった。
 っていうか、その言葉じたいには、わたしはすごく傷ついた。
 でも、その人がたとえばわたしをターゲットにして悪意で言ってるとか、そういうことじゃないのもわかったので、じゃあどうすればいいんだろう、と考えてしまったのだ。

 で。
 サルの子は、親から教わらなくてもヘビを見れば恐怖に駆られて泣き声をあげ、親の助けを求める。
 人間の子は、性同一性障害の当事者を見て、やっぱり気持ち悪がるのだろうか。
 ……っていうか、人間の場合、事情が違うのではないか。

 たぶん、黒人を一度も見たことのない人がはじめて目の前で黒人を見たら、その肌の色を「異様だ」「気持ち悪い」と思うだろう……かもしれない。
 気持ち悪がらない人もいるかもしれないけれど。
 それは、その人が黒人を知らないからなのではないか。

 ほんの百数十年前まで、白人種の人が日本では「毛唐」といって気味悪がられていた。
 もちろん、最初から気にしない人もいただろう。
 先天的なのか、育っていくうちに差別しないセンスが磨かれたからか、それはわからない。

 今では、白人を「気持ち悪い」と思う日本人はかなり少ないだろう。
 全くいないとも思わないけれど。

 で! (もういいから早く結論書けよ>自分)
 人間って、「生理的嫌悪感」でさえ「知性」「理性」によって変えることができるのではないか?
 性同一性障害当事者に対して「生理的嫌悪感」のある人たちがいるとしたら、その嫌悪感を取り去る努力をするべきだと思う。

 <わたしの持論>
 人間は他の動物と違って「本能に障害がある」。←わざと「障害」という言葉を使ってみた
 その障害を克服するために、大脳の機能、つまり「知性」「理性」を発達させた。
 壊れた本能が自分や他人の命や安全をむやみと脅かしてしまうことがないよう、あるいは群れの秩序を築き上げることができるよう、本能の代わりにもっぱら「頭を使って」命や安全を守ったり、「群れ」=社会の秩序を形成したりしているのだ。

 実はねー、わたしの最近の趣味の一つに、「サルの百科」を寝ながら読む、というのがあるのよー。
 ぜんぶで75種ものサルについて、字数は限られているものの、かなり的確にその生態を説明している。
 それを読んでいると、人間ってやっぱりサルの延長上、あるいはそこから逸脱したところにいるんだなー、と思わされるのだ。

 人間ほどひどくはないけれど、サルの多くも、生息する環境に適応するために、本能の一部を変化させて独特の生態を見せている。
 類人猿なんか、なまじ人間に近いだけに、人間であるわたしにとっては「こういう生き方ができたらよかったかも」とさえ思わされることもある。

 人間のわたしがサルに対していちばん「うらやましい」と思うのは、彼らはみな、人間みたいに際限なく貪欲ではない、ということだ。
 人間以外の動物は、みんなとても「お行儀がよい」のだ。
 群れからある者を排除するときでさえ、とても慎み深く、なおかつ厳しく、本能に従って行う。

 いちいち考えて、頭を使って「知る」「理解する」ということがないと、まともな行動が一切とれない人間としては、本当にうらやましい限りだ。
 同じ群れ……今では世界全体が一つの群れになっている、といっても過言ではない……の中で、壊れた本能のせいで勝手に殖えすぎたくせに、それをどうにかしようとして殺しあう。

 人間以外に、こんなに愚かなこと……これを「戦争」と呼ぶ……をする動物、いないぞ。

 おわあ、話がまるっきり逸れてしまった!

 つまり、つまりですねー、本能が壊れた人間さまとしては、「知る」「理解する」ことによって「生理的嫌悪感=差別」を克服することができる、ということが言いたいのですよ!

 「生理的嫌悪感」は生理的なものだから変えられるはずがない、という考えを変えなければならない。
 そうしてもらわないと、性同一性障害の当事者の中には生きていくことができない人だって出てきてしまうかもしれないのだ。

 つい数十年前まで、北米やオーストラリア、あるいは南アフリカにおいて、白人は黒人に対して「生理的嫌悪感」を持っていただろう。
 それが正当化されていたからこそ、差別が容認されていたのだ。
 今は、それは許されていない。
 それでも「生理的嫌悪感」を持つ白人がいるから、黒人に対して差別的な事件は後を絶たないのだろう。
 でも、わたしに言わせれば、それは自分の「生理的嫌悪感」を野放しにしている、露骨に言うと「頭の悪い」白人が悪いと思う。
 なぜ「頭が悪い」とまで言うのか。
 それは、その気になれば克服できるのに、そうしようとしないから。

 差別を克服しようとしない者は、愚かだ。
 壊れてまともに機能していない本能に従おうとしているから。
 そんなものに頼っていたら、まともな判断はできない生き物なのだ、人間は。

 ……と、なんか滅茶苦茶恨みがましいことを言ってますけど、ちゃんと具体的なところに話を戻すと。

 性同一性障害の当事者に対して「気持ち悪い」と思う人は、当事者の一人でいいから知り合いになって、その人が自分と同じ「人間」であることを知ってほしい。理解してほしい。

 同時に、当事者に対して注意を促したい。
 「オカマはいつでも男に飢えている」というのを地で行くような態度を周囲にふりまく人がごくたまーにいるけれど、それは止めて欲しい。
 そういうステレオタイプが、非当事者の「生理的嫌悪感」を煽っていると思うから。
 (はっきり言って職業でオカマやってる人たちだって、そんな人はめったにいないぞ!)

 もちろん、「飢えている」ように振舞う人の理由もわかっている。
 そのようなステレオタイプで差別されてきたからだ。
 周囲のそういう「期待」に沿わなければ、自分の生きる居場所がない、と思うからそのように振舞うようになったのだ。
 これは、差別の姿そのものではないか。

 いわゆる「オカマ」「ニューハーフ」を含めて、性同一性障害の当事者、特にMtF(生物学的男性だけど精神的には女性)は、平均的な男よりも「性欲」に対してはかなり控えめで慎み深い。
 それなのに「飢えている」と思われるのは、男がこのように思うからではないか:
 「オレは女に対してこんなに飢えている。ということは、本当は男であるオカマは、オレを含めて男に対して飢えているんだろう。気持ち悪い!」
 見てわかるとおり、これはとんでもない誤解であり、性同一性障害に対して正しい理解を放棄しているからこんな考え方になってしまうのだ。
 男が性的に「飢えている」のは、男性ホルモンの機能のせいで仕方がないことだ。
 でも、一緒にしないでほしい。

 正しい理解を放棄しているから……というより、正しく理解する手がかりを、今の(少なくとも日本の)社会は、持とうとしてこなかったのだと思う。
 だから、わかっていない「勘違いオヤジ」が多くいても、いちがいに責めることはできない。

 これからは、法律の整備も含め、性同一性障害やその他のセクシュアル・マイノリティを正しく認知し、理解していくことに、当事者・非当事者の双方が努力していくべきだと思うし、それができる程度に社会が成熟してきているのだと思う。

 <以下余談>
 (逆にいえば、性的に不自然な抑圧をしないと成り立たない「未成熟な社会」というのもあると思う。
端的な例は「戦争状態にある社会」だ。戦争にとって、セクシュアル・マイノリティは、邪魔で目障りな存在だろうと思う;戦えないし、戦闘に向いている「男」の気をそぐから。

だからこそ、20世紀半ばまでの欧米の多くの国、特にアメリカ合衆国などでは、宗教の名を借りてセクシュアル・マイノリティを必死で排除していた。
平和な日本人にはちょっと考えにくいけれど、セクシュアル・マイノリティをそうであるからというだけの理由で殺してしまう、というような「ヘイト・クライム(差別に基づく憎しみからの犯罪)」さえある、という。

でも実は、キリスト教が同性愛などのセクシュアル・マイノリティを差別するようになったのは、中世の頃にキリスト教を悪用して農民の抑圧支配をしようとしたことから始まったのだ、とも言われている。

あるいは、現在のイスラエルを見ていて思うのだけれど、あの土地がそういう面で「呪われている」からなのかもしれない。

関係ないけど、イスラエルは「憎しみの連鎖」を自分から手放すべきだと思う。
もう二度と「報復」をしないでほしい。
先住民を排除して無理やり国土を分捕ってしまったんだから、それで憎まれて殺されたりすることがいくらかあったって、仕方がないじゃないか、とさえ言いたくなる……

ああ、これはアメリカ合衆国の姿とも重なるのか。
どうもこのところ、アメリカとイスラエルがやけに似ているような気がしていたのは、そのせいだったのか。
「先住民を排除した」という事実は、征服者の心に暗い後ろめたさの影を落とす。
それが、陰に陽に、征服者に好戦的な態度をとらせたり、差別を好ませたりするのかもしれない。

でも、憎しみの連鎖を手放せないイスラエルから、ダナ・インターナショナルDana InternationalというMtFの優れた歌手が出てきたのは、「憎しみの連鎖」を後悔する潜在意識がイスラエル人の心にあることを象徴しているような気がして、面白い。

現代の世界は、もはや征服と排除を正当化しない時代にさしかかっているのだろう)

2003年06月13日(金) ……

1日中落ち込んでしまいました。
明日はフォーラムだっていうのに、なんてこったい。
バイトもコケた。
せっかく楽しみにしていた『アルタイの叙事詩・カイ』もいけなかった。
お金がない。
またお店に復活するべきか。……あうう、それは懲りたんじゃなかったの、あんた?>自分

とか思っていたら、追い討ちをかけるように、ある連絡が。
なおさら落ち込む……かと思ったら、むしろ元気が出るような気がした。

あうあう、でも、落ち着かない、眠れないっ。
お薬の力にも今日は頼って、とにかくよく寝よう。
他のことは後から考えよう。


おやすみっ!

2003年06月12日(木) ライブ!

「まともな演奏」でライブのお手伝いやるのは、ホント10年ぶり!
でも、まだまだぜんぜんだぁ……
ちょい落ち込み。

でも、楽器を弾くのはキモチイイ!!
やっぱこれだよ、コレっ!!

2003年06月11日(水) フォーラムに向けて

印刷作業をやった。
ぜんぶでわたし含めて8人も集まってくれた。

その後、まあ間際だしちょっと打合せしましょうか、ということになったら、あれもこれも足りない、あれはどうするの、これはどうなるの、と大変なことに。

わたしって細かいこと、ぜんぜんダメなんだよねー。
ちょい落ち込み。

でも、こんなにたくさんの協力者がいる、っていうことを、わたしはもっともっと喜ぶべきだろうし、感謝して、大切にわたしの心にとどめておきたい。

人が信じられるようになりそう……

2003年06月08日(日) ヴォイストレーニング(^^) & 観劇←(-_-;

大島優美子さんという人の指導でボイストレーニングを受けた。
久々の「合唱発声」だったので、めっちゃ気持ちよかった!

その後、とあるお芝居を見た。
……なんでお客さんの集中を欠いてしまうんだろう。
なんで台詞に相手との人間関係が見えないんだろう。
なんで動きがあんなに不自然なんだろう。

すっかり打ちひしがれてしまったのでした。

2003年06月07日(土) 2万カウント!

最近あちこちでURL入りの名刺を配っているせいか、アクセスが増えた。
と、思っていたら、あっという間に2万カウントを超えてしまった!
(もしもキリ番踏んだのに気付いた方、いらっしゃったら掲示板お話しましょ♪http://cute.iruka.ne.jp/cgi-bin/a3/iruka.cgi?Jackieにカキコプリーズ!)

きっといろんな人に見られているんだろうなあ、と思ったら、前まえから早く書きたいと思いながらそのままほったらかしにしていたページも、ささっとつくっちゃったし。(出来は今いちだけど)

陳情のこと、始めてしまったのはいいけど、わたしのことだからと思っていたら案の定、見込みが甘かった。
こんなにいろいろやらなくちゃならないことがあるなんて。
(ちょっと考えればそんなの当たり前!とわかることばっかりなんだけど)

ライブも、いいかげんにちゃらちゃらやるつもりはないので、準備がけっこう大変。
わたしにできることをできるだけやる、と言いながら、一つのジャンルでどのくらいのことが自分にできるのか、という「量計算」がぜんぜんできてなかった。

劇団のほうも、中途半端に関わるくらいだったら止めといたほうが迷惑かからないだろうし。
……と思いかけたけど、なんとかして関わり続けたい!
お芝居やりたい! 役者やりたい!

なので、たーいへん。

でも、大変な一方で、少しずつ人とのつながりを感じることができるようになってきて、それはすごく嬉しい。

昨日「あの人」「彼」と言っていたのは、元パと子どものこと。
でも、こちらからアクセスするのは、今はダメ。今は……

落ち込みから立ち直りたいと思ってたら、なぜか3回目のライブ(7/30)の曲選びをしていた。
あ、これはお金がない、と思ってあせったから、というのもある。

まだ、自分のライブでお金を稼ぐなんてできてない。
でも、お金が稼げるようになりたいから、という理由で音楽の練習をする、といのは、わたしにしてはなんて健全な行動なんだろう。
他のことをやって今をしのぐ、ということも考えたけれど、どうせそういう「仕事」に埋没して、またわけがわからなくなると思うので、たとえそれが「現実」だろうと、わたしはそういう貧困に飲み込まれるようなことだけはしないように気をつけよう。
どうも、こういうことについては、親や周囲からさんざん「おまえには無理だ」ということを教え込まれて生きてきたので、ついつい身構えた考え方をしてしまうみたい。

無理でもなんでも仕方ないじゃない。
それ以外に、できることなんてないんだもん。
わたしがこれまで(人生の半分以上かけて)やってきたことの中で、まともに続いているのは音楽だけ。
他のことはぜんぶ、中途半端。
それが、(他人はなんて言うかわかんないけど)わたしの「現実」。
わたしは現実的に生きていきたい。
っていうか、いつまでも続けられもしない中途半端なこと=就職とか、にすがりついて生きようとするのが間違ってるんだよ。
「世の中はそういう仕組みになっているんだ」とかいうくだらない縛りに洗脳されて生きていた男の頃の自分が、ちょっとうらめしい。
余計な遠回りばっかりしてしまったから。

こらこら、恨み言はもうこのくらいにしなさいね>自分 みっともないでしょ。

明日はヴォイストレーニングを受けるチャンス!
こういうことがあると「明日のために早く寝る」ということもできそう。

わたしはそういう人間なんだな、と強く感じる。
自分の心に対して素直になる、ということを少しずつ思い出してきた。
からだはもう正しいかたちになってるので、そういうことで自分を迷子にさせることももうないんだし。

2003年06月05日(木) 6月4日の各新聞の記事を探してみた 他

★1・新聞記事
★2・ちょっと落ち込んだ



★1・新聞記事

各新聞の記事を探してみた。
ていうか、わたし、探し方が下手。
ようやく見つけた。ふぅ。


以下転載---------------------------------

asahi.com:MYTOWN:静岡より

性同一性障害 団体が陳情書/静岡市議会に
--------------------------------------------------------------------------------

  心と体の性が異なる性同一性障害(GID)の人や支援者によるグループ「GIDしずおか」が3日、戸籍の性別変更を認める法律制定の推進などを求め、静岡市議会に陳情書を提出した。

  陳情は、(1)20歳以上(2)独身(3)子どもがいない(4)生殖不能などの要件を満たせば性別変更できるとする与党がまとめた法案を受けたもので、この法律の制定を国に求める意見書案の可決を求めている。さらに、GIDの診断ができる医療機関の拡充、申請書類などでの不必要な性別欄の取りやめ、選挙での性別によらない本人確認、公務員や教育・医療関係者への理解促進、学校教育での理解促進が盛り込まれた。

  「戸籍の性別訂正を認めるよう求める」意見書案は、これまで東京都小金井市議会などで可決されている。

  同グループは先月22日に発足し、メンバーはGIDの当事者や支援者ら10人。自らGIDであることを表明している静岡市のミュージシャン会津里花代表(42)は「偏見を恐れ、GIDであることを隠している人も多い。職業が限られるケースも多く生きづらさを抱えている」と話している。

(6/4)

---------------------------------以上転載

あうう、しまった。もっと大きな扱いだった読売新聞や毎日新聞の記事、もう日がたっているので残っていないみたい。
地元の静岡新聞も、どうやら扱いが小さくて出てなかったかもう消えてるか、どっちかになっている。
あ〜あ。
でもまあ、一紙だけでも残っていれば。

これで喜んで踊ってだけいるわけにもいかないし。

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★2・ちょっと落ち込んだ

信号待ちで電話をかけているときだった。

なんだか聞き覚えのある声(というより口調と内容)に、わたしはふと振り向いた。

そこには、「あの人」が……

とっさに、わたしは後ろを向いて気付かれないようにした。

「彼」もいる。

……

信号が変わり、二人は渡っていった。

わたしはつい、駆け寄りたい衝動に駆られているのを感じていた。

<わかってる。わたしがそういう気持ちになるのも。
 でも、今声をかけたりしてはいけない。
 それだって、わかっていることじゃないの>

彼女が実は美人だった、ということに、初めて気が付いた。
肌はだいぶ荒れていたけど。
きっと……

だめだめ、これ以上思い出しちゃだめ!

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2003年06月04日(水) HP更新作業

昨日の記者会見などの様子も記事にしました(この行かこのページの上下の「≪前」をクリックしてね♪)

★1・HP更新作業



★1・HP更新作業

念願かなって、ようやく
張り紙」http://www.jackies.jp/notice_index.htm
のページを更新した。

きっと、昨日の記者会見とその後の報道、
それから今日の午前〜午後の「杏野坂http://www.harikatsu.com/sose/bbsboard.htm」での
「不毛な罵りあい」すれすれのやりとりなどがあって、
わたしはほんのちょっとだけ、強くなったからだろう。

強くなる、ということは、必ずしも相手を打ち負かす力を持つ、ということではない。
わたしを打ち負かそうとする人が、気持ちを変えてわたしに微笑みたくなるようになれるような、
そんな魅力を持ちたい。

わたしは勝ちたくはない。
できたら「負けることができるほど」強くなりたい。
でも、それはもしかしたら「神の領域」のことかもしれない。
せめて、勝つ必要がないほど強くなれれば。
それさえも難しいだろうけど。

他に、更新したページ:
表紙
この日記のレイアウト
リンクを少々

あとは、もと「告知板」というページに載せていた、
「会津里花の出回り先」で残っているところを、リンクの「その他」のところに入れておこう。
あっ、TSUTAYAは「音楽・演劇」関連でもいいかしら。

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2003年06月03日(火) 記者会見

ここに記者会見の様子をレポートしよう、と思うのだけど。
実は、事実を正確に描写するのはぜんぜんヘタクソなので、いろいろと食い違うことを書いてしまうかも。
でも、記者会見の様子などを書こうと思う。
だって、こんな体験、生まれて初めてだったから、面白くてしょうがないんだもん!
では、気分次第のレポート、はじめ〜。

午後1時
静岡市役所本館にある「議員控室」に集合。
初めて来てくれた人もいて、感激!
まだ正式に「会員資格」とか「入会手続き」とか決めてはいないけれど、
「臨時?」も含め、ここにいるのが今日現在の『GIDしずおか』のメンバー。
(残念だけど、人数も明かせません;
「なん人いるっていうことは、誰と誰と誰で……じゃああとは○○さん?」とか
憶測されてしまうのが嫌なので)

これからの段取りを打合せているうちに、「外にけっこうたくさんのマスコミがいるよ」と言われ、
人前に出るのにかなり慣れてるわたしとしても、さすがにキンチョーしてきた。
それで、打合せに時間がかかってしまってるのが気になってきてしまった。
(後から考えてみると、あれは同じ日に審議されていた「報酬審議会」のほうの取材陣だったのでは?)

午後1時??分
みんなで陳情書を渡しに、議会事務局へ。
にこやかな雰囲気の中、陳情書の提出。
事務局長の方がわたしの手から陳情書を受け取ってくださった。

午後1時45分ごろ〜2時
そのまま新館の8階(えーっと、確かそれでよかったはずだけど……)にある「記者クラブ」へ行き、
記者会見の開始を待つ。
でも、なんだか段取りが早く進んでしまったようで、
しばらく待たされることに。

ううう、こういう時、困る。
わたしは鬱状態になって以来、人を「待たせる」ことはあっても、
自分が人や時間を待つ、ということをほとんどしたことがないのだ。
(つまり慢性的な「遅刻魔」なんです、わたし!!(号泣)

午後2時〜
記者会見、スタート。
なんとか「陳情の趣旨」を説明……して……あららら??
なんだか、言ってることがその先の「陳情事項」に移り変わってしまった?
実はこのあたりから、本人としては事実上「しどろもどろ」になってきちゃったのです(-_-;

でも。

わたしの脳裏を、「顔も名前も出せないし、参加できない」と言った当事者の顔や言葉がよぎった。
わたしは、そのことを言い出した。
はっきり言って、そればっかりしゃべりすぎたかもしれない。
でも、そういう人たちがまず生活しやすくなるようにしたい、というのが、
実はわたしの本音なのだ。

わたしは、(はっきり言って)自分の果たすべき責任さえも中途半端にして、
お気楽にしてしまっている。
なかばあつかましく、自分の顔も名前も人前にさらけ出して平気な(^^)をしている。
あら、「顔」と打ったら変換が「(^^)ニコリ」になっちゃった。
まあ、お気楽にしてるからそれでもいいや。

でも、余計なお世話なんだろうけれど、
わたしは「世の中には完全に隠しとおして生きたい」と言っている当事者の気持ち、
少ししかわからないのかもしれないけれど、不憫で仕方ないのだ。

もしもわたしだったら。
わたしは自分の性のことを、心の奥底に、かなり厳重な梱包をし、しまってから鍵をかけて
その鍵を飲み込んでしまった、みたいに生きてきた。
「これは自分の心の中のことだから、自分からばらしさえしなければ誰にもゼッタイにわかりはしない。
神さまだってだましとおせる」
とまで思って生きてきたのだ。
……でも。
けっきょく、わたしは隠しきれなかった。
とうとう、自分の本来の性で生きるしかないところまで、追い込まれてしまった。
(無理してお給料のためにやったこともない高度な内容の仕事に手を出したりするんじゃなかった。
いくら「家族のため」だからといって、自分の人格が壊れてしまうまで自分に負担をかけてはいけなかったのだ)

まして、トランジット(生物学的性から望みの性への移行)、という「行為」を「事実」として実行していて、
その「事実」を他人にひた隠しにして生きるなんて。
もしもわたしだったら。
決して夜眠れないだろう。
いつまでもつだろう。

わたしほど臆病でなくても、似たような不安に怯える当事者は多いのではないか。
わたしが表立って行動することにしたのは、こういう人たちが安心して生活できるための道を
なんとかして切り開きたいと思ったからだった。

でも、きっとそういう人が「カムアウト」するのなんて、
ほとんど誰も当事者のことを指差して「おかしい」などと言わないような世の中になって初めて、
なんだろうな……

はっ。
思わず独白モードになっちゃった。
でも、今↑に書いたようなことを、わたしはちょっとばかり「顔も名前も出せない当事者」のことを話しながら
思っていたのだった。
「走馬灯のように思いは巡る」ってか。

時間不明(午後3時前くらい?)
すごく長いような、それでいてあっという間だったような、記者会見終了。
それからもう一度本館の議員控室に戻り、フォーラムの打合せ。
で、(たぶん)4時頃にお開き。

市議会議員の前田さんをはじめ、陳情書提出〜記者会見にお付き合いいただいた皆さま、
本当にお疲れさま+ありがとうございました!

午後4時〜
呉服町のスターバックスでお茶。(前田議員はまだお仕事があったので市議会に残った)
あれこれおしゃべりして、「二次会」もお開き。

午後6時
家に帰ってテレビを見る。
けっきょく、NHK+地元の民放局全部、合計5社・8回にわたって、わたしたちのことが報道されていた。

なんか、やってるのは自分たちなのに、ああやって電波と画面を通してくると、
実は後へは引けないことをしているじゃないの、と思い知らされるのが不思議。
テレビを見て、またビビってしまった。

感想……っていうか総括
わたし、まだまだ覚悟が足りないなあ。

明日からが大変。
議会で説明しなくちゃならない。
お勉強しておかないと。
勝手なことを言ってもしも他の当事者に迷惑がかかってはいけないもの。

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2003年06月02日(月) 記者会見

明日、静岡市議会に陳情書提出、その後記者会見。

「売名行為」と謗る者は謗れ。
それによって「性同一性障害」への適切な理解に近づく人が一人でも増えれば、それは喜ぶべきことなのだ。


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