ニューヨーク俳優修行日記
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2005年02月26日(土)

おいおい


ついに劇団作っちゃいました。
といっても,団員は自分一人だけど。
非営利団体の組織に加入するために便宜的に
劇団という事にしておいた。
これで,寄付金の受付が出来る。
今はその手紙を書いている所だ。

旗揚げ公演は6月になりそう。
知り合いと共同プロデュースという事になるので
2本の作品を上演する。



2005年02月22日(火)

無題


3連休も終わり,相方は出勤していった。
僕はと言うと,今週は仕事がないので
一週間の非自発的休暇。
とはいえ,毎日、雑用がある。

まずはセルフプロデュース公演のため第一回ミーティング。
一緒にやってみようかという友人と
あって話をする事になっている。彼の書いた短編と
知り合いの書いた中編を一緒にプロデュースしようと言う計画だ。

税理士との面会。
今年も税金シーズンがやって来たので
今回はちょっと早めに話をしてより多くの経費を
落とす事を目的としている。

非営利団体として登録。
これをする事で公演のために人から寄付金を
集められる。こちらでは非営利団体(福祉、芸術など)への
寄付金は税金免除となるので、そのための登録。

Traceの日本公演のための下調べ。
誰かいいフェスティバル(日本での)を知っていたら教えてください。
日本で公演できる場所を探してます。
舞台芸術祭などに応募できればと思っています。

そして,久しぶりにケータリンング。
タキシード来てランチタイムに働くことになっている。
一日のみ。

そんな訳で貧乏暇無し。

先週末に”誰も知らない”を見た。
すごく良かった。
主演の男の子が注目を浴びているけど,
この作品はなんと言っても監督がすごいとおもう。
あれだけ自然な演技を子供達から引き出すのは
並大抵の事ではない。
とにかく,色々考えさせられた映画だった。




2005年02月19日(土)

恐いもの見たさ


仕事でコネチカットに行ってきた。
大手のスイス系証券会社のためのデモだ。
この仕事がとれるとかなり大口の仕事になりそう。
仕事のスケジュールは割と順調に埋まっている。

今日はポーリッシュのグロタウスキーという人が考えだした
プラスティークというテクニックのクラスに行った。
この先生は以前にもリハーサルをみてもらって散々な評価を
貰ったのでかなりビビっていた。
すると案の定、かなり厳しくしごかれた。
この先生の前だとつもりということができない。
本当に何かをやるのか、嘘っこなのかの二通りだ。


2005年02月18日(金)

Forget about it


昨日,オーディションに行って来た。
舞台のオーディションで何人かの知り合いにもあった。
オーディションに行ったあとでつらい事は
その舞台に出たければ出たいほど,
オーディション後にもその事を考えてしまう事だ。
基本はオーディションの部屋を出た瞬間に
そのオーディションについては忘れてしまうこと。

でも,今回のように準備期間が長くて,
しかも,企画自体にとても参加したい場合は
忘れるのがすごく難しい。
昨日のオーディションで今日コールバックの連絡が
ないという事は十中八九落ちている。
でも,だらだらと明日連絡があるかも,とか
考えてしまう自分が情けない。
あー、いやだいやだ。

最近,杉浦日向子にはまっている。
百日紅、百物語。
どちらも,とても面白い。
筑摩文庫から出ているので,お勧めです。

先週末は仕事でフロリダへ行った。
日曜日の昼に出て,月曜に仕事,夜の12時には
帰宅していた。せっかくのフロリダなのにビーチにもいけずだ。
仕事が忙しくなって来た。
4月には一週間シカゴに行く。
仕事以外には何も出来ないような感じ。
まあ,一応役者の仕事だけど。

自主企画の舞台。
ぐたぐた言っている場合じゃなくなってきた。
共同プロデューサーが見つかりそう。
どうなる事やら。
これについては去年から言っているので期待をせずに
お待ちください。

”Boys Don't Cry"をみた。
Hilary Swankはいい。
イーストウッドの新作にも出ているけど,
今年もまたオスカーを獲るか?


2005年02月11日(金)

コーチ


来週のオーディションのために
現在、演技の授業を受けている先生にプライベートのレッスンを頼んだ。
一時間80ドル。決して安くはない金額だ。
何をしたかと言うと、椅子に座って、一行ずつ台詞を読んで
この台詞はこんな感じで、とか自分に向かってとか
体の感覚を気を配りながらなどとそれぞれに助言をもらった。
目から鱗が落ちたかと云うと、そんな事はなく
彼女の行っている事は至極まともな事ばかりだ。
ではなぜ、高い金を払ってコーチを雇うのか?
ある意味では誰かにこれで正解であると言い切って
欲しいから。全くそれだけのためではないけど、
そういった要素もある事は否めないと思う。

あるいは自分で決めたチョイスを確認してほしい。
まあ、保険みたいなものかなあ。

もちろん、もっと具体的に良い点もある。
彼女のたくさんの経験から生まれるアイデア、
もしくはあるアイデアに対する切り口はとてもためになる。
世の中に完全なオリジナルなどない訳でDJと同じでいかにそれを
ミックスしていくか、ビートを見つけるかという事に関しては
経験が占める部分は大きい。
知っている事と本当に理解する事は全く別のレベルの
話になる。ある方法を知っているけど、それを自分のレベルで
理解できていないと、実際の役には立たない訳だ。






2005年02月06日(日)

Tax


そろそろ納税の季節だ。
夕べ、ためてあるレシートを分類し、
それぞれ計算した。
あとはこれをアカウンタントに持っていって
書類を作成してもらうだけだ。
フリーでやっているので様々なものを経費で落とす。
なぜかと云うとフリーで活動している場合は
税金が給料から控除されず、あとで自分で申告するので
経費を計上しないと、約半分は税金として持っていかれる。
収入と経費を比べた所、今年は結構税金を払う事に
なりそうだ。国民でもないのにひどい話だ。

アクティングの授業に触発されて、
スタニフスラスキーのBuilding a characterを読み始める。
今度のシーンスタディーではキャラクター作りにフォーカス
する事になっているからだ。
外から作る人、中から作る人と色々あるけれど、
僕は恥ずかしながら、未だにこれと行った方法論は
持っていない。どちらかと云えば、外から中を使う事
の方が多い。あとはヴィジュアルイメージ。
今までやってきた芝居はあまり自然主義的な舞台では
なかったので、ロジックではなく、その場で浮かび上がるイメージ
を使ってある場所にたどり着こうとする。
なぜかと云うと、台本からはその役が何をしたいかが
わからないから、とりあえず、舞台の上でちゃんと存在できるように
自分なりのイメージを作る訳だ。

今回のシーンではイタリアンの弁護士、しかも50年代。
一体どうしていいのやら。まず、自分はアクセントが出来ない。
しかも、アジア人。取り合えず、当時の映画を見て勉強する事に。

映画マグノリアを見た。
やっぱりこの監督さんはすごい。
パンチ ドランク ラブのサウンドデザインも良かったけど、
マグノリアの音も負けずにいい。
映画としての遊び心もしゃれているし、
映画館で見る機会があったらお勧めです。




2005年02月04日(金)

オーディション1


水曜日には初めてのシーンをクラスでやった。
やはりパートナーは台詞がなかなか出ず、
何度か仕切り直しをした。
出来の方はまあまあ。
次回はもう少しキャラクターに的を当ててやる予定。
人前でやるのはいつだって緊張する。でも、クラスでやるのは
また違った緊張感がある。

今日は舞台のオーディションにいった。
何人かの知り合いに会う。
NYは広いようで狭いので、結構知り合いに会うのだ。
今日は演技授業のクラスメートにもあった。
出来はまあまあだったけど、どうなることか。
せめて、コールバックに呼ばれるといいけど。

再来週にはもう一つオーディションがある。
台詞をしっかり覚えて準備をする予定だ。

何でもそうだけど、結局、自信は練習した分だけ深くなる。
中田も言っていたように練習でできないことは
本番でもできない。とにかく地道に練習するしかないんだよねえ。




2005年02月02日(水)

閑話


仕事の合間にカフェで時間をつぶしている。
今日は仕事と仕事の間に4時間も時間があるので
大変困る。仕方がないので、相方と昼飯を食って
髪を切ることにした。

今日は仕事の後はすぐに演技のレッスンがあるので
その準備もしなければならない。
昨日初めてシーンパートナーとリハーサルをした。
ところが彼はなかなかせりふが出てこなくて
結局一時間台詞あわせをしていたような感じ。

基本的に、俳優はあまり他人の演技に注文をすることは
しない。もちろん、基本的なブロッキング(場当たり?)は
お互いに決めるけど、演技に関してはノーコメントを心がけている。
でも、相手が結構困っているときなどは
どうしたらいいかこちらも考えてしまう。
普通は演出家がいるからいいけど、クラスの場合は
自分たちだけで稽古をしてそれを先生に見せる。
もちろん、シーンが良くなってほしいのはお互い様だけど、
なかなかコメントはし難い。

昨日も少しずつ提案はしたものの思うように稽古は進まなかった。
今日これからクラスでやるのかと思うと、
少し気が重い。
まあ、ひどい回にはひどい回なりに学ぶことがあるのは
確かだけで、それにしてもねえ。

今から精精おさらいしよう。




      

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