ニューヨーク俳優修行日記
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2003年07月25日(金)

ずるく勝つか、潔く負けるか


何が何でも勝つ。
たとえ、それが汚いやり口でも勝つ。
僕もこれは結構苦手だ。
でも、やはり、何が何でもという気合は大事だ。

この議論は結局、尽きることがない。
つまるところ、その、あるものを貴方はどれぐらい
ほしいのか。そして、何を持って、あきらめてよし、
と自分を納得できるのかということなのかな。

役者などをしていれば、この議論は現実として
すぐにぶつかってくる。
プロデューサーと寝てまでも、役を手に入れる女優。
ある人は何もそこまでといい、ある人にとっては
当然のこと。
いわゆる芸術を目指す役者と
いわゆる有名人を目指す役者。

いずれにせよ、貴方にとって、それはどれぐらい大事なのか。
ま、あまりイデオロギーにがちがちに縛られるのもね。
僕自身はふらふらしている。
理想は潔く勝つ、でも現実は、他人に迷惑を
かけない程度にずるく勝つといったところかな。
一番の落とし穴は潔く勝つといいつつ、
自分に甘くなって、負けていくこと。かな。
このケースの言い訳が一番多かった。

ラジオのCMの仕事が決まった。
日本語の仕事で、日本風ステーキハウスのレストランのCMらしい。
料理の鉄人風でといわれたので
半分笑いながらやっていたら、仕事が決まった。
ほんとに、どうして仕事が取れるかはわかりません。




2003年07月23日(水)

新しいジム


今日から新しいジムに行きはじめた。
25mのプールとフル装備のジム、バスケットコート
各種のクラス、を含めて、一ヶ月55ドル程度。
プールサイドにはジャグージーまであったりして、
第一印象はとてもよし。

今日から、翻訳が一語8セントでの給料システムに変わった。
なかなか、シビアだけど、仕事に張りは出る。

先週の舞台から、早くも一週間。
年内は芝居をしない予定。
予定と言うか、単に誰も声をかけてくれなかったわけ。
でも、自分から、バックステージ(役者用新聞)をみて
オーディションをする事もないと思う。
頑張ってお金をためて、10月には日本に帰りたいから。
できれば、3週間から一ヶ月ぐらい。
8月に入ったら、いろいろと夜のバイトも探さねば。

今はほとんど何もせずに、ハリーポッターの新作を
読んでいる。なかなか良い。

昨日は劇団のミーティング。
今年は新作無し、ただし、来年の4月にカリフォルニア
に公演しに行く。1日だけだけど。
まあ、プチツアーと言ったところか。
初めの一歩。

そんな訳で、今年は自由時間がたくさんありそうだ。
取りあえずは、以前にやったり−ディングの作品を
フルでやる事を考えている。
きっと、始めたらむちゃくちゃ疲れると思うけど、
僕も来年でアメリカに10年いるし、
区切りをつける事もかねて、自分でプロデュースするのも
悪くないかも。まあ、これについてはここに追って
レポートがあるでしょう。

2003年07月19日(土)

Hello Goodbye


昨日、舞台の初日で今日が楽日。
わずか2日間の公演だった。
脚本の出来自体があまり好きではなかったし、
芝居の出来もいまいちだなあと思っていたので
相方以外は誰も招待しなかった。

しかし、意外や意外、2日間ともほぼ満席で
お客の反応もまあまあだった。
僕自身の出来もまあまあ。
今回は5月と違ってとても気楽にやれた。
こういうのも楽しい。
演出家は又後日これをフルプロダクションとして
やってみたいらしい。

今回の舞台にはビデオプロジェクターが使用された。
僕はその画像の質の高さにびっくり。
ぜひ、自分でも使ってみたい。
中古で割りと安く手に入る。

一昨日、6週間ほどやっていた仕事のプロジェクトが
突然おしまいになった。時給25ドルのおいしい仕事
だったのに、とても残念。やっと、たくさん働けるように
なったのに。昨日から、別の場所で翻訳をしている。
一語6セントの世界。きつい。
僕のレベルだと、せいぜい一時間に200語前後。
もっとスピードを上げないと、お話にならない。

明日は、T3を観に行く。
きっとひどい出来だろうなあ。

来週からはかなり時間に余裕が出来るので
せいぜい体を鍛える予定だ。

2003年07月12日(土)

祝50万!


ちょっと遅いけど、
50万という数字はうまく想像出来ないけど、
すごいすごい。
お疲れ様です。

この日記も割りと淡々とやってきたけど、
すでに一年以上続いている。
自分でも驚きです。

さて、旅行から帰って来ての生活は
ただただ仕事と稽古。オーディションも特になく、
静かな日々を送っている。
昨日はスペインからNYへ一時的に帰国している
友人と食事。彼は、俳優、ダンサーとして
国際的に活動している。
彼の話を聞いていると、自分は何をしているのかなあ
と自己嫌悪そして嫉妬ムードへと突入する。
人は人だけど、羨ましいものは羨ましい。
もっとも彼はドイツ語、スペイン語、英語を自由に
話すし、まあ、比べることにちょっと無理があるけど。

村上春樹の訳した、心臓を貫かれて、を読んでいる。
すごい本だ。
一度読んでみてください。


2003年07月09日(水)

Fxxking Hot


今日もとても暑い。

コマーシャルのオーディションがひとつ。
そして、ミュージックビデオのオーディション。
なんと男ストリッパー。
オーディションではなんと踊らなければいけなかった。
まったく、恥ずかしかった。
実は、ちょっと楽しかったけど。





2003年07月07日(月)

帰宅


今、ロンドンから帰ってきた。
疲れた。
休暇のはずなのに、帰って疲れた。
僕は相方と旅行に行くたびに喧嘩をするので
とても疲れる。
お互いさまなのだろうけど、
僕にしてみれば彼女の石頭加減に耐え切れず
結構へとへとになる。
普段は平気だけど、旅行のように
24時間一緒にいると、限界を感じるね。

旅行自体は買い物旅行だった。
シャツとパンツを何枚かずつ。
無印にも行って買い物をした。
ロンドンは今ちょうどセールシーズン。
ひたすら町を歩きながら、買い物をした。

もちろん、舞台”象消滅”も観にいった。
吹越満がとてもよかった。
久々に舞台を見て元気になった。
もちろん、すべてが良かったわけではないけど、
とてもインスパイアされたことは確かだ。
やっぱり、自分の本当にやりたいものは
自分で四苦八苦しながら作るしかないのか。

舞台そのものよりも、日本人の役者がロンドンの劇場で
頑張っているという事の方に感動した。
全然やれるじゃないか。



2003年07月01日(火)




NYはすっかり夏。

今日は突然稽古が休みとなり、部屋の鍵を
メールボックス(私書箱)に忘れて、
家に入れず、スタバで2時間ほど相方を待っていた。
無駄なことをしてしまった。

僕はずっと私書箱を使っている。
なぜかというとあまりにも引越しの数が多いので
住所の変更が面倒になってしまったから。
月々17ドルで自分専用のメールボックスが借りられるので
これはなかなか便利です。
ただし、郵便物を取りに行くのは面倒だけど。

ただただ、仕事。

キザイア ジョーンズとTahiti80の新譜を買った。
今日は朝からレッチリを聞く。
良いなあ。
スガシカオの新作も出たらしいのでぜひ買いたい。



      

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