ニューヨーク俳優修行日記
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2003年06月28日(土)

またまた仕事。


知り合いから頼まれて、結局今日も朝から仕事。
昼は稽古となった。明日も仕事。
時給25ドルといわれて、ついつい尻尾を振っちまいました。

稽古の方は、あっけないほど簡単に終わる。
こんなことで本番までに大丈夫なのかな。
今回の舞台は割りとナチュラルな芝居かと思ったら
かなり動きが多い。
動きが多い舞台の場合は、これはもうしっかりと稽古を
しないととても下手くそに見える。
とにかく与えられた動きと役者の体が
ちぐはぐに見える。これが日常的な動きの場合は
それなりにごまかせるけど、化け物に襲われたり、
崖から落ちたり、すごい喧嘩をしたり(これ実際に
ぼくが舞台でやること)なんていう非日常的なこと
演劇的にやろうとすると、それなりにスタイルを揃えて
役者全員が同じ空間を共有しないことには
その場の空気が薄っぺらになってしまう。
役者の存在感が希薄になる。
だって、経験したことないことをお客さんと
幻想を共有しなければならないのだから、
結構なパワーがいるわけだ。
これを達成するにはただ稽古あるのみ。
大丈夫か?

そんなわけで、ちょっと不安だけど、来週はロンドン。
旅行中は何もかも忘れて、羽を伸ばす予定なので
これから水曜日までが大変なことになりそうだ。

貧乏暇なしでひたすら仕事の僕は、
この舞台の後はしばらくお休みして、いろいろ考えようと
そんなことばかり考えている。

とりあえずは観たい映画がずいぶん溜まっているので
そちらのほうを片付けねば。
この夏のサマームービーはいまいちだ。
ハルク、チャーリーズエンジェル、Xmen2,
どれもがーんと来るインパクトが薄いようだ。



2003年06月27日(金)

It's too damn hot.


Hot. It is really hot.
Today's temperature was up to 90 something degree.
We were wearing jackets till a few weeks ago.
My air conditioner is working really hard right now.
I am going to have to put the other one in the living room.

I couldn't do anything today.
My body is still not adjust to this weather.

Too hot.

2003年06月25日(水)

夏がいきなりやって来た


NYはいきなり暑くなった。
僕の春はどこへ行ったのか。

昨日の仕事は英語の教科書の写真。
30分ほどの撮影でおしまい。
まあ、200ドルだから、いいか。

一緒に撮影した女性は以前に
同じ舞台に出演がある女性だった。
すごくがんばっているようで感心してしまう。

明日は広告のオーディション。


2003年06月22日(日)

アニメイトリックス


昨日DVDで観た。
日本のアニメはやっぱり凄い。
しかし、あれだね。
全ての才能ある人がアニメに行っているのかね。
そして、何故、日本なのだろう。不思議だ。

今日は5時間程の稽古。
かなりに身体を使ったのでヘロヘロだ。
明日が月曜なのが信じられない。

早く週末が来ないかなあ。

2003年06月20日(金)

バイトは続く


昨日のバイトはなんと10人の懐石料理。
バトラーの人と二人だけで、しかも、お客は
日航の偉い人や会社の社長たち。
気疲れしてしまった。

仕事の後の食事は残り物の処理。
とはいえ、たん熊というレストランで働く料理人さん
の食事はとてもおいしい。
これはまさに特典です。

モデルの仕事が一つ入った。
3時間で200ドル。
安いです。学校のカタログか何からしい。

ベンツのCMの出演料が入った。
500ドルから、税金が100ドル。
エイジェントが50ドル。
マネージャーが75ドルを差し引く。
手元にはわずかに275ドル。
痛い、痛すぎる。
ちなみにエージェントは仕事を斡旋できるけど、
マネージャーは出来ない。
つまり、マネージャーはエイジェントを通してしか
仕事が取れないわけだ。理論上は。

やっと金曜日。
明日はまたまた教えに行く。
明日が最後なのでこれで土曜日が休みになる。
かれこれ2ヶ月ぐらい完全オフの日がない。


2003年06月18日(水)

仕事が


先週オーディションした、企業研修の
即興寸劇から出演の依頼。
しかし、公演の県警で今回は見送りとなった。
出来れば、次回に又声をかけてほしいものだ。

新しいマネージャとの面接。
まあ、今後もそれなりにオーディションをくれそうだ。

昼間の仕事が又移動になるかもしれない。
今度は翻訳チームに回されるかもしれない。
今の仕事はとても退屈だけど時給がいいので
かなり有難いのだけど、これで又貧乏生活が
始まってしまう。
翻訳の仕事は以後何セントで支払われる。
したがって、仕事が遅ければぜんぜん金にならない。
大体相場は一語(英単語)10から15セント。
一時間に200語すれば、時給30ドル。
でも、一時間に200語は結構きついです。
まあ、慣れればいいのだけど。
目指せ、時給50ドルか。。

まあ、何とか現状維持をしたい。

明日は、日本の総領事でウェイターのバイト。
こちらは時給25ドル。
懐石料理のサーブなのでかなり気を使う。

しかし、この日記、俳優修行というよりは
バイト日記だね。

2003年06月15日(日)

犬夜叉


このところ、ずっと犬夜叉良というアニメを
DVDでずっと観ている。
これがなかなか面白い。
馬鹿じゃないかと思いながらも、毎日観ている。
高橋留美子すごし。

次の舞台の稽古は順調に行っている。
だんだんと楽しみになってきた。
それにしても、いまだやる気がないので
そろそろ気合を入れて、準備をせねば。






2003年06月14日(土)

知らぬ間に金曜日


舞台が終わりのんびり出来るかと思いきや、
次の舞台の稽古、久しぶりのケータリング、
などなどでばたばたしている間に金曜日になってしまった。

今日はオーディションがひとつ。
月曜日にはナショナルのコマーシャルのオーディション。
ナショナルとは全国で流れるコマーシャルのこと。
これが取れるとかなりのお金になる。

そのオーディションをくれたマネージャーから
専属の契約を交わさないかとのお誘い。
専属とはいえ、ほかのマネージャーとも仕事が出来る
かなりゆるい契約だそうだ。
でも、契約をすることで一年の間は
結構集中的にプッシュしてくれそうだ。
現在、すでに一人のマネージャーと契約をしているけれど、
新しいマネージャーとも契約をするかもしれない。
なんといっても、彼が今のところ一番オーディションを
くれている。それに彼は2月に事務所を開けたばかり
うまく行けば一緒に大きくなっていけるか?

体がとても疲れている。
稽古が始まっているのに、まったく台本を読む気にならない。
やばい。
わかってはいるけど、あまりに疲れているので
頭がまったく集中できない。
あーあ。


2003年06月09日(月)

楽日、そして、その後。


さて、楽日は無事に終了。
自分的には久しぶりにがちがちに緊張した。
舞台にいる間中、台詞が何処かに行ってしまう、
と体がとても硬かった。
それでも、何はともあれ、無事に終了。
舞台がはねた後は、近所のバーでみんなで飲んだ。
日曜日は朝から劇場で撤収作業なので
皆おとなしくのみ、問題もなく解散。
ちょっと物足りないものの、この劇団の人たちと
特に熱く語りたいこともないので、とぼとぼと帰宅。

日曜日は撤収を手伝った後、次の舞台の稽古へ。
初めての稽古は割りと順調に行った。
実は今回の舞台をやっている間、
何度も、何で演劇をしているのか考えてしまった。
お金がもらえないのなら、せめては楽しくなければ
やっていられない。今回の舞台はやっている間
かなりさめている自分がいたので結構困った。
劇団の次回作にはもしかしたら、参加しないかもしれない。
ちょっと休みをもらって、軌道修正が必要か?

今年は7月の舞台の後は、少しおとなしく、
いろいろクラスをとって修行のし直しだ。
やはり、もっと自身が持てるようにならないなあ。

今日は通常通り、仕事へ。
オーディションがひとつ。
インドの映画のちょい役を探しているとのこと。
ハリウッドでビューの前にバリウッドデビューか?

明日は広告のGOSEE。
金曜日には、企業研修用の即興劇のオーディション。
この仕事はいろいろなところに仕事でいけるらしい。

このところ仕事が良く取れているので、この調子で
がんばって行きたいですな。





2003年06月06日(金)

楽日


いよいよ、明日で舞台が終わる。
長かったような、短かったような。
今回の舞台はいろいろ考えさせられることが多かった。
もう一人の日本人がいたことも大きなファクターだ。
いずれにせよ、このカンパニーとこのままやって行くのか
どうか、本気で考えないといけない。
多分、次回はお休みするような気がする。
なんだか疲れてしまった。
芝居をする事にと言うよりは人間関係に。
どこに行ってもやはり人間関係は基本だ。
ちょっとうんざりしているから、次は自分でやるか、
新しいところをどんどん探すかだ。

演劇以外ではこのところ景気がよい。
昨日は声優の仕事が入った。
約一時間働いて7万円。
ディスカバリキッズのアニメの番組だ。
オーディションはなんと電話越しに台詞を読んで
メッセージを残しただけ。
その夜には採用の連絡があった。

こんな感じで仕事がどんどん入れば
かなり財布が楽になる。
今は仕事がどんどん取れるような気がしているから
不思議だ。

忙しいけど、村上龍の最後の家族を読んだ。
すごく良かった。
自分の気分もあるけど、とても明るい話とはいえないが
とても元気をもらった気がする。
村上龍、実はすごいか?




      

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