ニューヨーク俳優修行日記
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2002年08月31日(土)

もしかして暇?


忙しい、忙しいと良いながら律儀にここに書いている。
実は書いた事は嘘でとんでもなく隙だったりして。
とにかくこの週末も嘘か誠かずっと働く事になりそう。
体は疲れているのに全然眠くならずに
かなりハイパーな状態にいる。

九月の舞台の詳細とキャストの詳細が届いた。
たくさんの役者が出演するので
これで少しはコネクションが増えると良いな。

明日(金曜日の夜です。いま)はいよいよ2学期の初日。
ほとんど、ぶっつけ本番で授業を迎える。
大分慣れたので、一応プランは頭にある。

今日のお値段。
二人で日本食レストランへ。
ウニとしめ鯖、ホタテの刺身。33ドル。
さんま、12ドル。
いかしんじょう。8ドル。
豚角煮。8ドル。アサリ味噌汁4ドル。
こんく貝。8ドル。
ビール。4ドル。
御飯。
総額で約95ドル。

かなり高めの夕食。
でも、美味しかった。
近所にある小さいけどしゃれたお店。
元レスラーみたいにでかい板前、しかも坊主頭。
そして、おそらく奥さんであろうちょっとロリっぽい女性。
店にはいつも小さめにジャズがかかっている。

当分外食はしない。

2002年08月30日(金)

未来日記


またまた未来日記となってしまった。
これを書いているのは木曜日の夜。
授業の準備の合間に息抜きをしている。
まだ始めたばかりだけど。

意外にも、子供達に会うのが結構楽しみだ。
忙しくなるけど、生活にリズムができるし、
体が緊張するのが良いのかも知れない。
子供はとても正直な批評家だから。

さて、今日もしこしこ翻訳の仕事。
こちらも意外と気に入っている。
これで時給が上がれば言う事なしだろう。

劇団に新しい役者が入った。
しかも、日本人。
あれ、これ前に書いたかな。
男が二人しかいないのに二人ともアジア人とはちょっと変。
是非とももう一人雇ってほしいのもだ。

同じ日本人なので妙な競争心もある。
アクセントを聞いていると自分の事を見ているみたいで
ちょっと嫌だし。でも、彼はとても良い役者のようなので
これから楽しみだ。ようなので、と書いてしまう当たりが
捻くれてるな。

この週末は労働感謝の日で3連休。
と言っても、もしかすると僕は働いているかも。
でも、少しは時間ができるので、ちょっと落ち着いて
今後の予定を考える予定。

最近、ずっとお弁当屋さんをお昼に使っている。
電話で頼むと一個からでも配達してくれる日系の会社。
一個6ドル。
ちなみに今日はサケ海苔弁当。
塩サケ、タケノコの煮物、ほうれんそうのお浸し、煮豆
等がこまごまと入っている。

最近はあまりオーディションがない。
そろそろ増えていってほしい。





2002年08月29日(木)

お仕事、お仕事


お金を稼ぐべく、せっせと仕事。

これで少しは楽になるだろうか?
来学期のレッスン代と、結婚記念日のプレゼント代。
そして、次のシーズンの観劇費。

まだまだだ。

こういう生活もたまには良い現実逃避になる。
なんにも考える時間がないから。

翻訳の仕事をする。
500語で50ドル。
かなり安めだ。

そして、ひさしぶりにケータリング。
こちらは4時間で100ドル。
かなり割がいい。

浜田省吾のように叫びたくなる。
マネ−。

ここからは次の日の朝。
木曜日の朝に書いている。
時々日にちがずれてしまうだよね。

坂本龍一がライブをする。
しかも、ボサノバ、ジョビンの曲をやるらしい。
CASAという新作のためみたいだ。
行きたい。

場所はJoe’s Pub。
以前に偶然にも矢野顕子を聞いたところだ。
チケットは35ドル。
ちょっと高いけど、まあよしといった感じだ。

しかし、彼らは9月11日の週にライブをやっている。
相方に言われて気付いた。
彼女はこの日は家にいたいらしい。

そんな訳でスケジュールの都合がつけば、12日にいく予定。

2002年08月28日(水)

日常


いつもなら公演が終わるとしばらくはぼーっとしているけれど、
今回はそんな暇が無さそうだ。
今週から、土曜学校が始まるのでまずその準備。
そして、日曜日に知り合いの演出家とその役者たちとで
創作の為の稽古。
月曜日は劇団の稽古。
9月13日には一日だけ公演が決定。
その同じ日の午後にはマネージャーとの面接。
そのために独白の練習。
そして、新しい写真の撮影。
デモテープの作成。
ウェブサイト(そうです、まだ作ってないのです。)
そして、生活の為のバイト。

ふー。

夏はどこへいってしまったのか?

夏の日のあの人。
僕にとっては中学、高校とずっと片思いだった女の子。
高校生の頃、部活の帰りの暗い夜道、彼女の家の前を通るだけで
どきどきした。夜の空気の冷たさ。静けさ。
近所の神社。人のいない商店街。

今では彼女も人妻で子持ちらしい。
それでも心のどこかには彼女を居場所が常にある。
別にどうしたいというわけではなく、その頃の自分を思い出すため
場所。今でもあったら、赤面してしまうだろうか?







2002年08月27日(火)

公演は無事終了。


日曜日が楽日だった。
満席で迎えた楽日はとてもよい出来だった。
演出家からは全員にカードと小切手が配られた。
そのカードはとても優しい言葉でつづられていて
とても嬉しかった。
さらにキャストの一人からもカード。
彼のカードもとてもよかった。
僕自身はいつもカードなどは書かない。
と言うか書けない。

終演後は皆で夕食を食べた。
来週あたりに改めて打ち上げをするらしい。



2002年08月24日(土)

満席


さすがに金曜日の8時の回。
客席はほぼ満席。
出演者もみんな良い仕事をしたし、
カーテンコールも二度あった。

残り二回。

明日は朝から引っ越しの手伝いをして、
5時に公演。
もしかすると、その後で仕事に行くはめになる。

ファイト一発が必要になりそうだ。


2002年08月23日(金)

三日目


舞台はだんだんと良くなってきた。
残すところ3回である。

ちょっと疲れぎみ。

今日、マネージャーと契約してきた。
と言っても、そんな大したものではなく
今後の僕のキャリアをできるだけサポートしてくれると言う約束。
取りあえずはエージェントと契約、組合への加入が目標。

一人でいつもの寿司屋へ言って恵比須ビールでお祝した。





2002年08月21日(水)

初日終了


初日は無事に終了した。
なんだかばたばたしている間に終わっちゃったなあって感じだ。
役が小さくて台詞も一行だけなので、あまり緊張もしなかった。
緊張はしているけど、作品が自分のペースとあっているので
体は自然と動く。つまり、安全地帯で勝負したわけだ。
と、こんなことに今気づいた。

劇団の演出家二人が観に来てくれた。
それなりに気に入ってくれたようだ。
主演の女性はかなり緊張していたけど、すごくよかったと思う。
ちょっとローラ・ダーン似の素敵な女性だ。
自分でも意外だったけど、案外こういうのがタイプなのかなあ
と思ってしまった。目がとても強い。

残り四日間で今回の舞台は幕を閉じる。
Fringeの中で他にもみたい作品があるけれど、
時間が無くて見られそうにない。
ちなみにチケットは12ドル。
参加団体は350ドルの参加費でで6日間の公演ができる。
ただし、一つの劇場を複数の団体がシェアするので
毎日の公演時間はまちまちである。
中には月曜日の3時なんてこともある。
その年の5月頃までに応募をして
その後に参加の不可について連絡がある。
去年はFringe発のブロードウェイショウが登場したりで
話題には事欠かない。今年はどうなるのか楽しみだ。
この参加費用はとても安いと思う。
日本では劇場を借りるだけでとんでもないお金が掛かるようだし。
次回、僕らが劇場は照明、音響の機材込みで一週間約2400ドル。
キャパは90人ぐらいまで。
これも結構安い方だと思う。
しかも、抜群のロケーション。Sohoのまん中にある。
又三良は以前にに一度来ている劇場。

昨日、演劇学校の同級生から連絡があって、
一日だけ一緒に舞台をやらないかとの事。
公演の前日に戯曲が書かれ、当日一日だけ稽古をして
舞台にのせるというこの企画はなかなか楽しそうだ。
これから、詳細について詰める予定。




2002年08月20日(火)

初日


いよいよ、今日が初日。
昨日のテックも全然なってなくて、今日も3時間ほど稽古の予定。
公演は7時からだ。 僕が関係する唯一のセットに間違いがあり、
振り付けが大幅に変更されそう。 大して動かないからいいけど、
やっぱりこれはつらいです。

Fringe Festivalに興味のある方はこちらからどうぞ。

http://www.fringenyc.org

日本からの参加者もあります。
できれば見に行こうかと思っている。



2002年08月19日(月)

三池崇史


三池崇史のカタクリ家の幸福をみた。
沢田研二,松坂慶子,丹波哲郎,武田真治なんかが出演している
ホラー・ミュージカル・コメディ映画。
下らなくてすごくよかった。
ちょっと前に中国の鳥人を観たけど,これもまたよかった。
いろいろ見てみたいなあと思える監督だ。

NYの小さな映画館(Film Anthology)で特集が組まれるぐらいだから
すごいんじゃないだろうか?日本での人気はどうなのかな?
すごく多作な人らしいけど,ほかにいいのを知っていたら
教えてください。

この週末はオーディションのために,自分でビデオの撮った。
Sides(台本の一部)を演じて,それをテープに入れて
キャスティングへ送る。今回の撮影者はうちの奥さん。
何だか変な感じだけど,それなりに出来て,今日,提出した。

今日は公演の為のTECH(テック)がある。
これは日本で言うゲネプロかな。
照明や音響の準備,セットや立ち位置の確認をする。
今回はFringe祭の一環なので,上演15分前に全てをセットして,
上演後は15分で全てを撤去しなければならない。
これはなかなかめんどくさいです。
前回出たときはこのためだけに稽古をしたほど。

楽しみ,楽しみ。

2002年08月16日(金)

最終日


今日で稽古は最後。
まあ、火曜日にも追加の稽古があるから何とかなるんじゃないかね。
でも、僕の役の振り付けはほとんど未定。
こわいなー。

掲示板へのお答え。
マックのバーガーは99センとで買える。
ちなみにポテトとMサイズ(1リットルぐらいはあるんじゃないか?)
ビックマックとかのセットは大体6ドルぐらい。
これに一ドル加えるとスーパーサイズになる。
はっきり言ってこれは常人の食べられる量ではない。

ちなみにレストランではビール(一番小さいサイズ)が5ー6ドル。
ワインはグラスで7ー10ドル。
ボトルは普通のところなら24ドルぐらいからある。
上はきりがないです。

前菜は7ドルぐらいから、メインは13ー25ドルぐらいが普通。
二人で前菜、メイン、デザート、ドリンクで70ドル前後が、
普通のレストラン。(ちょっと良さ目かな)。
もちろん、もっとやすいところもあるけど、
日本の方が安くておいしいところが多いと思う。
僕は和食が好きなので。

安いといえば、チャイナタウンが一番。
4ー7ドルで大抵の食事は足りる。

こちらにあったらいいなあと思うのは日本のコンビニ。
ちょっとコロッケとか肉まんとかがこちらにはない。
ピザとかになるから量が多すぎ。
ちなみにピザ(チーズだけ)は1スライス1ドル7セントぐらい。
Lのパイで13ドルぐらい。

えー、今日の物価リストはこの辺で。


2002年08月15日(木)

お別れ


去年、一緒に舞台をやらしてもらった日本人の演出家が
日本へ帰国するので、 彼のお別れ会に出席した。
キャスト全員とスタッフをあわせた総勢9人で、 ミッドタウンで
まずい中華を食べた。 やっぱり中華は遠くてもチャイナタウンだ。

約一年ぶりに会う人もいて結構楽しかった。
帰国する彼ははビザが切れた事と今後の見通しがはっきりしない事
などがその理由だとぽつりぽつりと語っていた。
日本でもがんばってほしい。 年齢的にかなりきついとは思うけど
選択の余地が無いのだから仕方が無いだろう。

35歳を越えてから何かを始める場合はNYの方がらくだと思う。
一応、たいていの職業に年齢制限はないし、中途採用も普通だから。
ただし、手に職があればだけれど。
僕も自分が日本へ帰ったときのことを考えると気が重くなる。
更に問題なのは僕自身もいつかは帰りたいと考えている事。
そのための手段を考えないと帰りたくても帰れなくなりそうだ。

稽古は後2日を残すのみ。
うーーーーんって感じだ。
うーーーーん。


2002年08月14日(水)

猛暑


NYはまたまた暑くなってきた。
ついにクーラーを使用する。

ちなみにこちらのアパートでは水道はただで
電気代とガス代を払う。でも、冬の間の暖房はただ。
それぞれの部屋にはヒーターがある。
それから、通常は冷蔵庫とガス台も付いてくる。
電気ガス代は大体50ドルぐらい。
牛乳は一リットルパックで1ドル。
卵はIダースで1ドルから3ドルぐらいまで。
コーヒーはスタバで1ドル50セント、デリだと1ドル、
屋台だと50セント。
ビールはキリン一番の一リットルが2ドル75セント、
コロナが1ドル50セント。たばこは現在約7ドル。
吉牛は並みが3ドル95セント。
地下鉄は1ドル50セントで降りない限りはどこまででも同じ。
バスも同様。
タクシーは初乗り2ドル。
小劇場のチケットは12ドル前後。
オフブロードウェイは45ドル前後。
ブロードウェイは80ドル前後。
映画は10ドル。

とまあ、現在の物価はこんな感じ。
東京の方が安そうだ。

今日はCMのオーディションが一つ。
そして、昨日、映画のオーディションの連絡が一つあった。
こちらはビデオ撮影して送らなければならない。

稽古はまあ順調。
主演も登場し、稽古をしていた。
稽古も残り3日間。たぶん追加で稽古するような気がする。


2002年08月13日(火)

Call Back


昨日は1時から6時まで、来週初日を迎える舞台の稽古、
6時半から8時までは劇団員の2次審査(Call Back)だった。

稽古の方は何と主演のダンサーが現れなかったので、
何だからぴりぴりした雰囲気の中で行われた。
僕はほんの少ししか出番が無いけど、
まだ決まってないこともあるから少し不安だ。
それにしても、連絡無しでぶっちはまずいよね。
今日はどうなることやら。

8時からは汗臭くてゆるい格好のまま、ソーホーで友人と食事。
彼女とは数年前のワークショップで知り合い、その後も年に一度
ぐらいは会ってきた。彼女は香港レパートリ劇団の看板女優だ。
香港ではちょっとは知られた女優さんらしい。
実際、うちの相方も知っていた。
とにかく、彼女とうちの奥さん、彼女の友人の演出家、そして
別の友人の衣装デザイナーの5人でマーサーストリートにある
Bar87という場所でだべっていた。
僕にとっては珍しいなんだかニューヨーカーな夜だった。

彼女のようにワークショップで知り合って長く友人として
連絡をとる事はまれにある。
大体は3ヶ月ぐらいで終わってしまうけど、
中にはこういうケースもある。まあ、僕の場合は相方も
香港出身だったし、香港にも良く行ったけど。
彼女は小さな体にたくさんのパワーを秘めた女性で
会うととても元気になる。

えー、ほかの社員が出社してきたので、この辺で。










2002年08月12日(月)

Small World


世間は狭い。この日曜日に金曜日にここに書いたある企画の
顔合わせに行って来た。男優は今のところ僕1人。
そして3人の女優。なんとその中の1人は
先日, 僕の劇団のオーディションに来た女性だった。
これからいっしょに稽古をすることになるとは何とも不思議だ。
この短い期間に2度も同じことが起きるなんてなんだろな。

土曜日は1日中映画館にいた。
朝の11時にオスティン・パワーズ3を観てそのままXXXを観て
さらにクリント・イーストウッドの新作を見た。
もちろん, 馬鹿でかい映画館なので一回分の料金で
後は全部ただで観た。
XXXはいまいちだったけど, オスティンは結構笑えた。
イーストウッドの新作も結構いい線行っていると思う。
彼は僕の大好きな監督の1人だ。
前作, スペースカウボーイズとはうってかわって, お得意の刑事物。
あの歳でのこの精力的な活動には頭が下がる。
アーティストである。

ほんとにアーティストにはどうやったらなれるのかね。
まあ, 売れる売れないを無視すれば, 自分で名乗った時点で
"アーティスト"ではあるけど, これと自慰行為とは紙一重だ。
もちろん, 売れなくたってすごいアーティストもいるけど。
今思ったけど, "アーティスト"になろうとしてアーティスト
になる人って余りいないような気もする。自分で自分の事を
そういい切れてしまう人はそんなにいないんじゃないだろうか?
多くの場合は, 本人にとってはそれ(他人の目から見た"芸術")は
無くてはならないものであり, ある意味で, 
それは本人も選択できないんじゃないだろうか。
もちろんメディアの選択はできるけど,
表現するという行為自体について。

でも,なんか違う気もするな。まあ, この辺で勘弁。
少なくても, 上に書いてあることを僕は時々自問する。
僕はこれが本当に必要なのか?
何で未だにこんなことをやっているのか?
辞めたければ辞めちまえばいい。

アンネの日記。
いよいよ後半に近づいてきた。
この本は本当に十代の頃に読んでおくべきだった。
何だか, 余りに素直なんで読んでいて恥ずかしい。

今週中にマネージャーと契約するかもしれない。
契約したからといって仕事が決まるわけではないけど,
もし, 彼が本当にいいマネージャーであれば,
その機会が増えるはずだ。
通常, 契約した場合はいわゆる専属となる。
つまり, これ以外からの仕事は引き受けられない。
でも, 今回の契約はもっとゆるい形であり,
今後もフリーでも仕事ができる。
はっきり言って, TV・映画・CM(つまりお金になる仕事)方面は
自分ではどうしていいかわからない状態だったので
この契約がいい方向に作用することを祈っている。

今, 彼に電話をして面接をアポを取った。
さて, どうなることやら。















2002年08月09日(金)

日記


アンネの日記を読んでいる。
なんだか自分が子どものころを思い出した。
もちろん、彼女とは比べようの無い環境だったわけだけど、
ある種のナイーブさや感覚は多くの人にも共通のものだと思う。
この日記も僕には自分にとっての回顧録的な意味がある。
ほとんど読み返さないけど、たまに読み返すとかなり恥ずかしい。
なんだか全然成長していないみたいだ。

映画のオーディション。
すし職人の役で台詞が一行。
ビデオにとってLAに送る。

知り合いの演出家とミーティング。
何人かのの役者と共にある企画に参加することになった。
毎週日曜日に会って、いろいろと稽古をするようだ。
ちょっと楽しみ。

夕べは友達の舞台を観に行った。
とても良かったので、元気になる。
女性四人の舞台で、しかも、僕は全員を知っていた。
世の中狭い。
こういう元気になる舞台を見ると自分でも企画しなきゃあと思う、現金な自分。

観劇の前には気に入っているカフェで食事をした。
今日みたいに一人でふらふらするのは久しぶりなので新鮮だ。
やっぱり、たまには一人の時間が必要だ。
このところの憂うつな気分が少し晴れる。

この辺でおしまい。


2002年08月08日(木)

無題


ABC.
毎度の事ながら緊張してもう止めてやると思った。
まあ,まあ,まあ,っま,といった感じの出来だ。

どっと疲れてしまった。

夜は中国の鳥人を見た。三池崇史いいです。
ちょっと元気が出た。

おー。

2002年08月07日(水)

ABC


今日はABC(TV局)の一般オーディション。
こちらの大手のTVは白人ばかりだしていると、黒人やらヒスパニックやら
アジア人から苦情がくる。現実を反映していない、差別だ、ってことですね。
だから、定期的にマイノリティーだけのオーディションもする。
これは逆に差別じゃないかという気もするけど、
今回のオーディションもその一つ。
今回はAsian Americanのオーディション。

僕は日本人だけど、分類上ここに入るわけです。
結果は又ここに書きます。

明日は何とAustin Powerのマイク・マイヤーの映画のオーディション。
一行だけ台詞のあるすし職人の役。
これを差別と呼ばずに何と呼ぶ。まあ、僕は気にしないけど。
多分、NY中の日本人がくるんじゃなかろうか。

では、これから仕事。

2002年08月05日(月)

月曜日再び


明けない夜が無いように,月曜日は必ずやって来る。
僕はアーティスト(これは普段恥ずかしくていえない)なんだから,
曜日なんて関係ないわ,ふん。とかいえると良いけど,
悲しいかな派遣で働いているのでしっかり影響する。
おまけに,今度はもしかしたら朝日新聞で働くことになるかも。
といっても,単なるバイト。

この週末は土曜日に義理の両親が帰り,ちょっとのんびりした。
が,とんでもなく暑い日が続き,エアコン漬けの日々だ。
そんな中,厚さにも負けず,黒沢明の酔いどれ天使を映画館で観た。
暗い現実の中に差し込む希望がさりげなく(でも無いけど)、
表現されていてよかった。三船敏郎も全然印象が違った。
赤ひげ,七人の侍も見る予定。

[映画鑑賞]
RESIDENT EVIL(映画版)をDVDで観た。
オリジナルのゲームは知らないけど,この手の映画としては
とてもよく出来ている。主演の彼女もやっぱりかわいい。

そして、AmelieをDVDで観た。
2度目だけれど,やはりとても気持ちのよい映画だと思う。
相方が観たことが無いというので借りてみた。
僕はデリカテッセンの頃からのファン。

そして,最後に韓国の映画。
タイトルはわすれたけど,恋愛物。まあまあ。
久しぶりに一日に3本も映画を観た。


[読書]
マーク・トウェインの不思議な少年を読んだ。
こちらもすごくよかった。
何とか人間のいいところを見つけたい気持ちがぐっと迫ってくる。

現在は舞台の参考としてアンネの日記を読んでいる。
実は初めて読む。何だかホロコーストの話ばかり読んでいる。
まあ,これも勉強である。

ism:村上春樹。
これは不思議と一度も思ったことが無い。
僕が鈍感なだけなのかね。
J'sBar と道頓堀のたとえはよくわかる。
強いて言うとJ'Barでオールドといった感じかな。
スタイリッシュではあるけれど,腹の中にあるどろどろしたもの
はまだスタイルまでは消化されていない感じ。
もしかすると別に消化する気も無いかもしれないけど。

続けないとね。
やれば言い訳じゃないけど,宝くじは買わないと当たらないから。







2002年08月02日(金)

暗くて長い


何だか暗くて長い昨日の日記。
やだねー。

昨日, 知り合いから9月に2週間ぐらい舞台をしないかとのお誘い。
これから細部を話し合う予定。
スケジュールが合えば,やれると思う。
題材はギリシャ神話。
こちらではギリシャ神話はびっくりするぐらいよく舞台化される。
いわゆる古典。まあ, 神話もあるし,ギリシャ悲劇なんかも。
いろいろな人が手を変え品を変え上演する。
こういうところで演劇が養われている土壌の差が出る。
やっぱり客層が広いから,こんなこともできるのだろうなあ。

香港一家と三日連続の麻雀大会。
また負けた。

今日は彼らはウッドべリーという有名なアウトレットモールへ
買い物へ行った。僕は仕事とリハーサル。
こちらには馬鹿でかいショッピングモールがたくさんある。
NYCには無いけど, New Jerseyとかには一つの町に
一つはあるのじゃないかと思う。以前, 半年ほど児童劇団に所属して
NJ中の小学校を回ったことがある。そのときはお昼は決まって
モールで食べる。大体はピザ屋とサラダ, まずい中華に
いかがわしい日本食の店が出ている。どれも高い割にはおいしくない。
僕はお弁当を作って食べていた。

このモールはとにかくでかい。すぐに迷子になる。
入っているお店はメーシーズやロード&テイラーという大きなデパート
から, 様々なブランドまで実にたくさんある。
でも, 僕ははっきり言ってモールが好きじゃない。
やっぱり買い物は町の中をふらふら歩きながらするのが楽しい。
中には町の様子を真似たモールもあったけど。
とにかくアメリカでは何でもでかい。というお話でした。

今週はオーディションも無く, 静かな週だった。
来週からはまた忙しくなりそう。というかなってほしい。











2002年08月01日(木)

躁鬱


何だか明るくなったり,落ち込んだりが激しい日々。
僕は何処へ行くのか?
村上春樹の小説じゃないけど,ふっと考えてしまうことがある。
30歳という年齢のせいか,ただ夢見るほどにはナイーブじゃなく,
でも,そうあり続けたいと思う自分もいる。能力的にも以前のように
いつかきっとうまくなるとは素直に思えない。これでも一応
8年こちらで頑張ってきた。その結果の現在位置。
と,同時に何を言っているたかだか8年,まだまだ若輩者、
といっている自分もいる。

もっと深く行けるところまで行ってみたいけど,どうしたらそこへ
行けるのか?果たしてそれは僕の望んでいることなのかすら
解らない事もある。

これは多分誰でも通り抜ける道なのだろうけど,実際にその中にいると
なかなか先が見えない。分かっていることは,僕は自分の意志で
今の場所にいること。誰も僕を押したりはしなかった。
嫌なら辞めれば良いし,いまさら辞めて恥ずかしいなんて意地も自分で
引き受ければ良い。
一体何処へ行って,何がほしいのか?
中学生のころは30歳になれば人生上がりぐらいに思っていたのに,
何だか未だにスタート地点にすら立っていないような気がする。

と,ここまで書いてすごくナルな自分に気付いたのでここでおしまい。
かっこつけはよろしくない。
リッチじゃなければ,リッチじゃないし,fuckはfuckだ。

昨夜は再び奥方一家とマージャン。
今回は妻,その妹,義理の母という面子。
僕の大敗。

夕食は気に入っている日本レストランでステーキ。
でも,メニューが変わってしまって,ちょっと残念だった。
これは結構よく起こる。良いなあと思って何回か行ってみると
オーナーが変わったのか,急に質が落ちていたりする。
今日の格言第2段。
If it ain't broken, don't fix it.

このレストランはLanというイーストビレッジにあるお店。
味は変わっていたけど,ステーキはまだまだいけます。
現在,イーストビレッジはリトル東京化している。
日本食料品店が2軒,ビデオレンタル1軒、美容院数軒,レストランは
多分,20軒近くあるような気がする。
イーストビレッジはちょっと前まで結構危ないところもあったし、
歩いている人もパンクな人が多かった。
何だか,かなり商業化している。
若い日本人もたくさん歩いている。
あ、決して,昔がよかったといっているわけではないです。
ただ,すごいなあと思うだけ。

先週から黒沢明特集が開催されている。
酔いどれ天使,天国と地獄,七人の侍あたりを観に行く予定。
三池監督の特集もやっている。
来週はコーネリアスもやってくる。

金が足りねえ。














      

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