甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2012年12月07日(金) 意に沿うか、という夕方。

それ「で」いいのか、それ「が」いいのか。その一文字で世界は変る。
ついったより。

私じゃなくてもいいんじゃないかなーと思ってしまったり、ごくごくたまーに、する。
だって、学びをぐんぐん吸収してどんどん進化する彼の知識と思考に、ついていけない。
そもそもついていく必要はないんだとも思う。私なら、自分が興味をもった専門分野について、むしろ彼は疎いくらいでいい。
なのに、あーぁ、って自分を残念に感じる気持ちが捨てられない。
あっけらかーんと割り切って、彼の話を興味深く聴ければ、それもいいと思える道のひとつなのに。
彼が深めたい分野に、私は能動的に学ぼうとするほどの興味はもっていないんだろう。

彼はものすごく勉強家で、努力家で、発信して人を巻き込む力もある。
空気を読まないところもたまにあるけれど、それはある程度必要な要素だと思う。
自分の中に詰まっているいろいろのあらわれだし。

そんな彼を優先する癖を自分につけてしまって、自分の芯がわからなくなってきちゃった。
自分はぶれない、信念や考えや対処法が自分の中にしっかりある、強く一直線に歩んでいける、って自信があったのに、いつの間にか骨抜き状態でぐねぐね。
理由はわかっていて、相手に対して自信がないから。想われて大事にしてもらえるだけの存在である自信がないからだ。
こんなおつきあいは初めてで、なんて自分に言い訳しているうちに、出会って3年弱。なんにも変わっていない。私。

いや、彼が彼なりの愛情表現をして想ってくれているのは感じるんだよ。
ただ、私がその気持ちを受けとめて実感できる表現じゃないんだと思う。
私は、自分の望むかたちの表現で気持ちをあらわしてもらわないと、わからないらしい。
それってどうなの?とも思う。
もしそこを変えられないなら、我慢するか、満たしてくれる相手を見つけるしかないよね。

どう折り合いをつけていこうかな。
とりあえず、日記とは全然関係なくここ数日首筋がなかなかに痛いので、病院に行かないと。


亜子 |MAIL