甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2006年10月29日(日) 恋愛のフシギ

男友達と遊んだ。
高校時代の、気楽な友達。

相変わらずゆるゆるなような独特のペースで、でも細心の注意を払っているようでもあって、
正直で、でも不思議とちゃんと一本芯が通っているかんじ。
映画好きに磨きがかかっていた。
相変わらず、彼のジャケットのセンスが好きだ。
高校の時よりも、かっこよくなったよな。
まっとうなことを言える人。けれど時々視点や思考の角度が違っておもしろい。
優しい人だな。
けっこういろいろ抱えている。
痛みも知っているからかな、誠実さやほどよい深みも、時々感じられる。

あ。
こういう人が、彼氏だったらいいんじゃないか?
と、今思ったけれど、彼に対してそういう気が起こらないのは何故だろう。
今までも、恋愛に発展させたい熱さになったことはなかったな。
どうしてかな。


惹かれることって、不思議。
恋愛って、やっぱり理性じゃなくて、本能でしているものなんだな。





2006年10月22日(日) 霧の中。光はどこにあるだろう。

やさぐれられるほど
覇気や気力がない時は、どうしたらいいんだろう。

彼と
話をしたいけれど、したい話が言葉にできない時は
どうしたらいいんだろう。


感情が、言葉にできない。
とりあえずすぐそこに、尋ねたい疑問はある。
けれどそれだけじゃなくて、もっと深いところまで話したいの。


私は、言葉を大切にしすぎだろうか。
いくら言葉を選んでも、自分の気持ちに近い言葉をたくさんの中から選んで話しても
相手に伝わらなかったり、別の意味や意図と捉えられたり
そんなことはザラにあるだろう。
ある方が普通。

近いけれど違う言葉がたくさんあって、見つけたい言葉はなかなか見つからなくて
もどかしくてもやもやする。



彼とつきあって、いろんな人に助けてもらうことを知った。
苦しくて痛くて抱えきれなくて、彼と一緒にいられなくて、一人でもいられなくて、助けを求めること。

この恋愛。


2006年10月16日(月) 距離と気持ちと

仕事先の男の子にうっかり彼の名前を教えてしまって、時々からかわれる。普通に照れる。
からかわれて嬉しいという自覚はないのだけれど、

「すげー嬉しそうですね。いい笑顔だ」
「彼氏のこと本当に好きなんですね」

って笑われた。
そうか。私は彼氏のことを本当に好きなのか。


距離って、少し頑張れば逢えるくらいなら、私にはある意味全く悪い障害じゃないなと思う。
いちばん重要なのは、距離そのものじゃなくて、逢いたい気持ちがあるかどうか。相手を想う気持ちがあるかどうか。
そこだろう。

近距離だって遠距離だって、他に好きな人ができる時はできるし、心が離れる時は離れる。
もっと一緒に居られたら、そんなことは起こらなかっただろうに、と悔やまれても、正直そうでもないと思う、こともある。
だって近距離でずっと一緒だと、たまに息苦しくなる。だから時々別行動をしようとすると、相手に不安を与えることになる。
想われているからこそのわがままな衝動なんだろうけれど、近くに居るよりも離れたいと思うことが、いままで相手よりも私の方が多くて。
確実に受け止めてくれる場所があるとわかっているからこその、衝動。

だから、つきあうにあたって、遠距離の時期があったからこそ、続いたのではないかと、思ったこともある。
わかんないけどさ。
気持ちの熱さを長続きさせて余計な摩擦を少なくする、潤滑油。
でも確実にそう感じたこともあった。

                                                         ・・・つづく。かも。


亜子 |MAIL