甘い煙
頭出し巻戻し早送り


2006年08月14日(月) 惑わされない

彼と週末を過ごしてひとりになった帰り
駅の階段を降りる途中、よろけて転びそうになって、咄嗟に壁に手をついた。
改札を出たあと、左手の小指が痛いとふと見たら、ざっくり切れて血がたくさん出ていた。

いや、今の心境とリンクするものがあるとかそんなんじゃないんだけどね。
なんとなく。
・・・にしても書きたくなったっていうことは、なにかしら心の中でつながっているんだろうか。んー。


会わない間、それなりに平気だったのは、次に会う約束があったからだろうか。
メールのやりとりが普段よりも多かったからだろうか。
彼が、予想外にメールをくれたからだろうか。
次にいつ会うかは決めていないから、今度会うまで自分がどう在れるか、か。
平気だといいな。
なんか、願うことが間違っている気がするけれど。

彼にもっと楽しいと感じて欲しくて
彼にもっと嬉しい顔をして欲しくて
でもそれを願うと、自分に無理を感じてしまったり緊張なんて妙なものが生まれてしまったりして
結果、自分が素直に楽しめなかったりする。
そういうことは、少し前と比べたら格段に減ったけれど、まだある。

今までの恋愛は、とてもいかにも相手に想われていたんだなと、つくづく感じる。つきあった人も、そうでない人も。
今の恋愛みたいにエンターテイナー的な要素は求められていなかった。
そういう種類の努力をしなくても、じゅうぶんに想われていた。
努力が、必要なのね。
でも彼に対応することに心を注ぐんじゃなくて、自分に必要な変化をしたい、なぁ。
そこ、見失いがち。危険。


亜子 |MAIL