甘い煙
頭出し|巻戻し|早送り
2004年11月29日(月) |
あのひととこのひとと。終局。 |
久しぶりに季一さんのことでも。 先月、パーマをかけなおしてもらう予定だったけれど、季一さんの都合でキャンセルになった。 それ以来、連絡はしていない。きていないし、するつもりもない。 だから、キャンセルの電話の時も、わざと次の予定を決めなかったんだ。 未練を感じるほどの深い感情は元からないから、何事もなかったかのように、思いを馳せることもなく過ごしている。 ただ、スタイリストになって欲しいと思う。 想いを遂げてください。
次に、以前書いた、ずっと二番目に心の中にいる人のこと。 会いました。今月始めに。 正直、以前と比べて、私にとっての魅力が半減していた。残念ながら。 変わった。とても変わった。いろいろなものが、無駄なものとして削ぎ落とされてしまったようなかんじ。 本人も言っていたけれど、欲しくても手に入らないものがあるんだとわかって、欲しがろうとしないことができるようになった、そういう類のストイックさというか、厳しさというか、そういうものを身につけていた。現実を直視しているかんじ。 それが見ようによっては魅力じゃないわけではないけれど、私は彼の、言ってしまえば無駄なところが好きだったのだ。 今思えば、8割の無邪気さとかがむしゃらさとかそんな無駄なところと、たまに垣間見える2割の現実的厳しさと、そのバランスが私を惹きつける大きなもののひとつだったんだ。きっと。 人間としては、成長したのかもしれない。いや、したんだろう。したと感じた。 彼の将来に思い描いていることを実現するために、必要な変化だったのかもしれない。 でも、ものすごく淋しかったんだ。 わがまま自分勝手な感情だけどさ。 彼も、私の心の中からいなくなっちゃうかな、と思った。
ズキュン。
彼氏からの直接の想いの言葉は、おつきあい延長のキーワードみたいだ。 つきあってから2回。
1回目は、無理やり言わせたようなものだ。言ってくれたからには彼に私を想ってくれている気持ちはあったんだろうけど、ちゃんと言葉で気持ちをもらえなければつきあいを続けられるかどうかというところまで私の気持ちがぎゅうぎゅうになっていたから。
2回目は、昨日だ。それも突然メールで一方的に、長い前置きの末に。前の日記のことが原因になったとかじゃなく、彼の中で言わずにいられないほどに想いが募りに募った結果らしい。 彼は情や惰性じゃなく私のことが好きなのかしら、と先月あたりぼんやりと思っていた。だから別れようかなとかそういうことではさらさらなく、ただぼんやりと。 そしたら今回の言葉だ。
彼の言葉じゃないみたいに、直接で熱をもった言葉だった。 あまりに普段と温度が違って、心に沁みこむのに時間がかかったくらい。 この日記を抹消しようかと思ったくらい、ぐらりときた。だってなんだかやましいことをしている気がして。 消さないけどね。落ち着いて考えて。 でもそれだけまっすぐでぐさりと心に刺さったんだ。
そんな彼氏。 さっき言葉を交わしたところ、恥ずかしいのか平常を装っている。いたって普通ですよ、みたいな。 かわいいやつめ。
|