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2003年09月28日(日) 穏やかな日曜日とカラスとの攻防。

●暖かい、残暑とまでいかないにしても、そう、インディアンサマーといった感じの、穏やかな日曜日だった。
 明日からはまた休みなしの仕事開始。今日くらいは家でも仕事しないぞ、と、仕事に関係のないものを、読んだり書いたり。そして、蟄居を破って、のんびり散歩へ。夏の終わりの、紅葉準備中の木々達は、あんまり色気がなかったけれど、それはそれで、楽しみ方がある。
 新しく手に入れたニコンのクールピクスを持って出たものの、まだちっとも使い切れず。前に使っていたオリンパスのキャメディアの方が、シンプルでよかったかも。でも、ずーっとニコンの一眼レフを愛してきた身としては、薄っぺらいカードみたいなカメラより、やっぱりニコンのずっしりした奴が、恋しいんだな。……まあ、ゆっくりてなずけていこう。

●本当は、明日の準備、あさっての準備、その翌日からの地方の準備、色々やることがあるのに、今日は、ほんとになんにもしなかった。でも、まあ、いいじゃないか、そんな1日があっても。

●河川公園を散歩して思ったこと。
 カラス、怖い。

 この間、恵比寿のガーデンプレイスのカフェで恋人と昼食をとっていた時のこと。穏やかな午後だったので、店外のテラスでサンドウィッチを食べていたら。
 テーブルのまわりを一匹のカラスがぐるぐると飛び始める。もう、すぐにびびったものの、弱みを見せると絶対あなどられると信じたわたしは平然と食べ続ける。恋人も一緒。
 と、突然、ばっさばっさと黒い羽音をたてながら、なんと、わたしたちの食事する円テーブルに乗っかった!
 至近距離。わたしたちをじっと見てる。確かに見てる。嘴がくにっと曲がっている。凶器だ。至近距離に凶器。
 わたしは睨み合いの中、「引いたら襲われるんだろうか?」なんて唇を極力動かさず恋人に訊ねる。
 我々が、思わずふっと体を動かした瞬間。

 やられた。
 恋人の950円也のサンドウィッチは、丸ごと持ってかれてしまった。
 あったまいいの。ちゃんと、ブツには口をつけず、下にしかれた紙をひきずっていった。その俊敏さたるや、完璧。
 私たちは白旗をあげて、すごすごと店内へ。

 ま、そういうことがあったので、カラスがものすごーく怖くなっているのに、河川公園の一角は、もう、カラスの森。歩いている前を、ゆうゆうと奴らは水平飛行をしていく。……至近距離!
 しかも、丸々太った体でぐわんぐわん木々を弛ませながら、羽を休める奴らの数たるや。時おり、粘った白っぽい雨さえふってくるのだ!

 ああ、都会のカラス。ほんとうに質が悪い。ほんとうに怖い。
 まあ、人間社会の中にも、カラスみたいな輩がいっぱいいる。
 世の中、敵も味方も、ごっちゃまぜ。その中で、時には睨みきかして、引かないで、闘っていかないと、やってけないってことだな。


※HP Etceteraに「9月の木漏れ陽」UP。
 Book Reviewに「草にすわる」をUP。


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