昼間のど真ん中、ついつい、映画を見てしまった。 お昼を食べたあとホンのちょこっとニュースをみようとしてテレビをつけたのが運の尽き。 映画の中身は、アメリカで行われたスペシャルオリンピックスに行ったゲン君とジュン君を追ったドキュメンタリー。 ゲン君は、ダウン症で19歳。ジュン君は自閉症で17歳。英語のエの字もわからぬまま、ふつうのしかし善良なアメリカ人ホストファミリーの家に滞在する。 映画の視点は、ホストファミリーのキャサリンの視点で、あずかる不安や、言葉が通じないぎくしゃく感。みながら実に共感。言葉が通じても、とくに自閉のお子さんとのコミュニケーションはすごくむずかしい。それは教師経験でわかっている。 しかし、キャサリンは、毎晩電気を消しながら、「グッドナイト」と二人にいい続ける。 そしてある晩、ジュンがいうんだな「グッドナイト」 キャサリンは泣いていた。 わかるよ。 ただ言い続ける、ただやり続ける・・そしてある日、人はあ!?と変わるんだよね。あきらめたら終わり。 で、キャサリンの夫でマークと共に4人で旅をした時、インスタントカメラでゲンは写真をとる。キャサリンに何と英語で指示をして何枚も取る。 一言もしゃべれなかったダウン症の彼・・・が。 ジュンは、高校のクラスへ。ゲンは職業訓練センターへ。 何のてらいもなくアメリカは受け付けるんですね、言葉の通じない彼らを。 この辺がアメリカの偉大なところかなあ・・ ゲンはそこでのテストに合格してホテルでタオルたたみ仕事までするようになり、ジュンは、学校でみんなのためのドアボーイまでするようになり・・・ ・・・この辺り、まさにアメリカ的なのだがよきアメリカ的チャンス・・・・ でも、このチャンスにはにかみながらも、応えていく彼ら2人の姿がすてきなんだわ。 ゲンが初めて働きに行くに、キャサリンは、彼のために映画スタッフから教えてもらって、おにぎりをつくっていた。これ、だよね。 数ヶ月の間にすっかり変わって成長した2人、といっていだろう。 でもやがて別れが・・・自閉症のジュンは高校の門の前から立ち去れないで泣く。 ゲンは、ドアのかげで涙を流す。 ゲンはけっこう英語のコミュニケーションもできるようになっていた・・・ キャサリイとマークがよくいう台詞「機会があれば、変わる」っていう意味のこと。アメリカ的なせりふではあるけれど、この2人のようすを見るとこの言葉に説得力がある。 障害者のたくさんの可能性、か。 この点でやはり、日本はだめだなあ。 行政も、障害者の会も、身内もその機会をつぶしているのかも知れない・・とさえ思う。
とにかくすることたくさんあるでしょ、と自分と自問自答しながら、つい最後までみてしまった1時間41分。 数年前の作品のようだが、みなさんも見る機会があったら見て下さいね。 魅力的な映画でした。
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