世界お遍路 千夜一夜旅日記

2006年08月26日(土) 坂東順礼 6日目

本日の順拝

30番平野山 高蔵寺
31番大悲山 笠森寺
32番音羽山 清水寺

6時25分の久留里線に乗車。坂東順礼をしなかったらこんなJR線があったなんて知らなかったろう。
単線で木更津から上総亀山までいっている。この線の横田駅から歩くと今日最初の札所高蔵観音まで約6キロ。最寄り。6時45分から歩き出す。曇っているおかげで助かるが、やっぱり歩くと汗だらだらだ。8時20分過ぎに到着。
ここも小高い山上。古くて大きなお寺だが、お参りの人はこの時間いない。
ゆっきおまいりして、納経所に行こうとすると、お寺のお手伝いらしい初老の男性から西国はどうしてまわったか、と突如聞かれた。いろいろとなはして、まあ山と渓谷社の西国まわりの本がいいでしょうが、でも、旅行社の募集するツアーが一番楽だと思いますよとアドバイスした。見た感じ、個人で本を片手に回れそうもない雰囲気のおじいちゃんだったし。
納経所でも同じような年格好の人が筆を持っておられた。
この方、昔海上自衛隊勤務だったとかで、曰く、しかし今は自分は週一回修行のためにここに座らせてもらっている。。。。。。でこのこのあと、来る人にも修行してもらっているなどと言い始めて、お寺に名字と名前があるんだが知っているかとか、お寺は山門より入り、出る、知っているかとか・・いろいろというんだわ。いわゆるレクチュア。けっこう、上から下へ的ものいいで・・・
まあ彼が言うくらいのことは、お陰様で知っている・・・・じゃないとお寺まわりのガイドブックを書くなんてできないし・・・
それと、私はただ歩いて順礼する、できるだけ苦労することが「わたしの修行」と思っているんで、で、できたら9時1分のお寺下のバス停からバスに乗りたいんで・・・といったら、この寺にいてもう心は次の寺っていうのはいかんとかって・・・ええ加減にしてよね、あなたはお参りするときそうでないのか?と突っ込みそうになったが、まあそれは止めてすみません、でも、乗りたいんで、と走り去りましたです、納経所。
ウーン、人に「修行」してもらうなどといっている間は、あるいはまた、自分は週1回ここで修行しているなどといっている間はあのお方は「修行」していないだろうなと、木更津へ向かうバスで思ったことであった。
それとねえ・・・いやらしいことを承知でいえば、わたしは彼以上の知識あるよ、ハイハイって聞いていたけどね、納経所へ来る人が自分より当然物事を知らないと決めてかかるやり方の想像力の欠如。人になにかをお教えすることの難しさを考えさせられてしまった。

9時50分くらいの千葉行きの乗った。
次は五井から小湊鉄道乗車。
これまた、板東順礼だからこそ乗るのかな。
この線の上総牛久からやはり6、7キロほど歩いて笠森観音へ歩く。
それにしても、30分弱の乗車に680円とは高いわ。
上総牛久からはバスがでているのだが、午前に2本、午後に2本程度である。
房総半島の横断道路とはいうものの、けっこうふつうの田舎の道路風で、そんなにきつい交通量ではない。
横断歩道もまあまああるし。
まさに千葉に田園風景の中をばしばし歩く。
稲刈りが始まっていた。
12時笠森寺着。
ちょうど、茂原からおバスも着いたところで、そのバスから降りてきた人は、わたしに「四国を歩いているんですか」と声をかけてきた。
ええと答えたものの、どうしてそんなことを聞くんですか、といったところ、わたしのザックについていた「へんろみち保存協力会」のワッペンが目に入ったらしい。
ザックの後ろにこのワッペンと、以前美穂さんからもらった「ミニ健脚わらじ」がぶらさがっている。だから、四国が気になる人は目にはいるかも、だ。この男性は、6年がかりで四国を歩いていて、69番で終わっているんで、あと1回行けばお多分おわりになりますとのこと。
なるほど。
ところで、笠森寺。
いや、すごいつくりであった。
大岩のてっぺんに、四方懸造りという作り方でお寺を造って、お参りの人はそこへ登っていくのだ。
坂東のお寺は規模自体はけっこうすごいのだが、これは特にすごい。
しっかと拝んで、12時35分のバスで茂原へ。
これにのらないと次は14時50分だったかまでないのだ。
ゆっくりしたかったがしかたない。
このお寺の窓口の女性はとても気がきいていい感じの人だった。
坂東にめずらし。朝の高蔵寺の納経所のいやな感じ感が払拭された。

茂原から外房線乗車。
長者町下車。
32番までてくてくと歩く。
4キロ弱。お寺着3時すぎ。
これまた山のてっぺんのりっぱな寺でありました。
今度は「三門」(みかど)駅まで歩く。
こちらのほうがどうやら近いようだ。
夕方5時1分の電車で結願寺のある館山へ。
着6時40分。
駅をでてトイレにはいったら、何と血尿だった。
今日は、乗ったり降りたりを繰り返して、その度に体はつらい思いをしたけどそのせいかな・・・まあ、以前真夏遍路をしたときもそうだったなあ・・1週間歩いたら。
駅前の「地魚回転寿司」で夕食。
宿は、ネットでとった民宿「きらく館」。
クーラーのにおいがきになるが、それ以外は清潔であった。

歩行距離 約20キロ
費用
納経 2500円
交通費3840円
宿  4000円(素泊まり)・・・観光地館山にしてはお安い、と思った。
食・雑費2266円












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