新潟県美術館まで、現在開催中の「良寛遺墨展」を眺めに行ってきた。 音声ガイドを借りてまわったけど、けっこうこのガイド、あっさりしていてウーム、もの足りぬ。 楷書系でかいてあると読めるけど、かなのホニョロロロンのものは読めまへん。 あれを読む研究者さんはすごい。またかつて、良寛の周囲にいた何人ものサポート者たちもまたそれを読んで、楽しみ、そして良寛を崇敬していたことに当時の文化度を知ることができる。 今でこそ、寂れ果てて長岡に合併とかになっているけど、当時の寺泊近辺は北前船の寄港地として栄えていたのだ。 だからこそ、良寛もあの地で理解者に出会えたということなのだろうが。 でも、読めなくても、なんというか、ビミョーな点の打ち具合や曲がりグワイ、そして筆の勢いになんだかリズムがあって、見ていて心地いい。 とくに屏風なんて、なんだか、ジャズにのって書いたんじゃないかと思うほど前衛的な文字、軽いリズムがあって、さらには明るくて笑いたくなった。 良寛って、会ってみたい・・・って気にさせられた。 書はまさに人がでる。 以前、毛沢東の書をそれとはしらずに見て、見たとたんに「スゲー!パワー」と思ったんだけど、毛沢東と知って納得したことがあったが。 天真爛漫系なお方かと思っていたけど、なんのなんの、とにかく練習して練習して、あのリズムの境地に到達したのだということが理解できた。 晩年は、その練習の域から到達したりズムをさらに越えて、まさに「丸ごと良寛、みただけで」の境地に達しておられるような。 良寛地元だけあって、個人所蔵のものもかなりでていて、多分研究者なら、嬉しい展覧会だろうと思う。 というのがお粗末ですが感想であります。 末の弟の車椅子を押して行ったんだけど、館内はバリアフリーでなかなかよかった。ムチャクチャ冷房が効いていたし 弟はミュウジアムレストランで久しぶりに外食できて喜んでいた。 しかし、新潟にも類似美術館があるし、1つの県に2つの施設ってけっこうお金かかるね、と思ったことだった。
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