| 2005年08月04日(木) |
課題図書、というもの |
本日も、昼から「夏読書」ということで3冊読んだ。 「かげまる」(毎日新聞社)・・・低学年 「犬ぞりの少年」(文研出版)・・中学年 「ぼくらはみんな生きている」(講談社)・・・高学年 この三冊は全国読書感想文コンクール用の課題図書。 まあ、「課題図書」の帯がついていれば、ふだん本を手に取らない子も親と共に触ってみるのだろうし、そうはずれもない。 ちなみに市内のある小学校では、本の注文を学校で取ったらしい。 (これは、横浜とか川崎では考えられない) 上記3冊の感想をいうと、新潟県選定の課題図書のほうがよい・・かなだ。
かげまる 子どもの影に住まう影の子(かげまる)が、旅に出て成長して戻ってきて、自分の影の本人である子どもとまた交流をするというもの。 アイディアと挿し絵はとてもいいが、ストーリー展開は実にイージーで安易。ふかみなし。 なんでこれが課題図書?? もしかして、イラストの魅力かな?
犬ぞりの少年 中学生の課題図書の「秘密の道を抜けて」も南北戦争前夜のアメリカが舞台だ。 この本も、アイダホが舞台。同じ時代に税金を払わなくて、農場を取り上げられそうになったじいさんの孫は、飼い犬と共にドッグレースにでる。税金の500ドルのために。しかしゴール直前に犬は死ぬが、その力と勇気に免じて、先住民(インデアンだよね)のストーンフォックスが勝ちをゆずって・・ッという話。 しかし、中学生も小学生もどうしてアメリカ??? ロシアとか、中国とか、韓国とか、あるいはアジアとか・・・近隣の国からの物語を選ばないのか???がわたしは疑問だ。 結局、優れた訳者や優れた訳との関係があるのだろうが・・・やはり近隣の国やアジアの物語を子どもに読んでもらうことこそ今必要ではないか? なぜ、アメリカの犬ぞりレース?って思う。
「ぼくらはみんな生きている 都市動物観察記」 これが一番、ワタシ的にはおもしろかったし、わたしがもうけた水準(独断と偏見的かも知れぬが)を超えている。 要するに今都市に住み着いている動物の生態や状況を活写しているのだ。 これを反面教師として、ニンゲンの現在(原罪・・て、はじめは変換したけど、けっこうこれって、あたっているよね。ヒトはほかの生き物の命を奪いながらしか生きていけないという意味において)が見える。 カルガモとマガモが交尾して、マルガモができてしまった経緯もなんだかウームとうなってしまうのだ。
それにしてもこの課題図書、どうやって選定されている? わたしの感覚から見れば、かなりばらつきがあるし、もしかして「談合」?なんて連想ゲームをしてしまうのだね。 課題図書の帯がつけば、確実に売れるし、出版社が回り持ちでこの帯をつけっこしているとか。あやしい。 公開討論とか、あらかじめ委託した公正な立場の人に読んでもらって選定したんだったらわかるけどねえ。 課題図書なるブランド、長き伝統、「制度疲労」していないのかしら???
もう一度、それにしても 1冊1300円のどの本3冊を、数時間で読み切ってしまうのはなんだかもったいなかった。 文庫本だったら5冊くらいは買えるな、というバカな計算をしてしまった乱読病のもへじさんでした。
新潟1週間高温注意報がでている。要注意。
神戸で熱中症を見逃して、体罰まで受けて亡くなった男子哀れ。 親の嘆きは深いだろう・・・ 新聞・ネットで読む限りは、真面目な子だったと思う。 そういう子が、練習に集中できなくて、ウダウダしているということは・・・病気か・という洞察をできなかった体育会系、気力・ど根性系の非常勤講師たちのバカ加減。 そしてまた、そういう若い経験不足の講師だけで合宿させた学校の愚かさ。 非常勤講師たちは多分年齢的に見て正式採用予備軍だったと思うがその芽はこれでなくなった。(簡単に体罰するヤツは教員になってほしくないので、これでいいと思う)
地元高校でサッカーをやっている子がおベンキョーに来ているが、練習後の蛋白質摂取、真夏練習の頻繁な水補給は、ほとんど義務みたい。 科学的だ。 ベストな体調管理をしてやった上での、根性・気力だろう。
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