おひさまの日記
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2010年07月08日(木) 中途半端で成し遂げてきたこと

時々、昔の自分を思い出す時、
いつも思うのは、中途半端で未熟だった、ということ。

免税店に勤めていた頃も、
ディーラーの営業をしていた頃も、
セラピストになったばかりの頃も、
中途半端で未熟だった。
思い出すと、よくあんなんでやってたなって思う。
今の自分ならもっとよくできるのに、って。

でもね。
こうも思う。

中途半端で未熟だったけど、一生懸命やっていた。
だから、どんどんその仕事ができるようになった。
成長した。
すごいなぁって思う。

もし、その頃の私が完成されていて完璧に仕事をこなしていたら、
ひょっとしたらやっていなかったかもしれない。
私は、恐らく、中途半端で未熟だったからこそ、
続けてこられたし、成長できたのだと思う。

ディーラーにいた時、お客様によく言われた言葉を思い出した。

「大関さんはその一生懸命さがいいね」

そう言って私から車を買ってくださった方がいっぱいいらした。
商品知識もまだまだ乏しく、営業としては首を傾げる部分も多々あった私。
でも、仕事に取り組む姿勢だけはほめていただくことがよくあった。
それを見て家の次に高価な買い物だと言われる車を買ってくださった。

過去のすべての自分は常に中途半端で未熟だった。
でも、間違いなく、一生懸命だった、必死だった。
もちろん、落ち込んだり、投げ出したくなることだっていっぱいあった。
道に迷ったこともあった、数えきれないくらい。
辞めようと思ったことも。
それでも続けていた。
頑張ってた。

だからこそ、たくさんのことを成し遂げてきた。
立派だったなぁ。

そして、思うのだ。
中途半端で未熟でいいんだ。
だからこそやるんだ、って。
できてないからやっちゃダメなんじゃなく、
できてないからやっていいんだ。
もっともっと前に進むために。

過去のすべての自分を振り返ってそう思う。
そう思う時、なんだか勇気がわいてくる。
あ、できてなくていいんだ、へなちょこでいいんだ、って(笑)
こっからどう伸びていくか、なんだな、と。

今という地点から過去の自分を眺めて、
中途半端で未熟じゃん、そう吐き捨てる自分がいるとしたら、
それは、何もせずただ寝そべり、高い場所から能書きをたれているだけの、
理屈だけで人や物事をジャッジするへなちょこ人間なんだと思う。

私は、今という未来から、中途半端で未熟だった過去の自分に、
心を込めてエールを送りたい。
頑張ってるね、すごいね、よくやってるね、って。
とても真似できないよ、って。
あなたは中途半端で未熟だった。
でも、確実に前進していた。

ねぇ、それなら、中途半端で未熟な今の私もオッケー?
未来の私は今の私をほめてくれてるよね。
今の私だから成し遂げられることがあるんだよね。

お礼に、中途半端で未熟な今という過去の私から、
ひょっとしたら道に迷って不安になっているかもしれない未来という今の私に。

大丈夫だよ、何があっても。
あなたが振り返る過ぎてきた時間があなたを作ってきた。
常に今がいちばんいい。
あなたは今過去最高だよ。
うまくいく。


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