おひさまの日記
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| 2005年11月27日(日) |
オカマの集い、生首でRe-birth 2 |
acoさんのセッションでの体験のお話のつづき。
acoさんから語られた私の前世は3つ。
1:武士
彼は若く有能な武将で、先発隊として出陣する戦の前夜の姿だった。 父親が小さな国を治めており、その国取り合戦の戦、 ひとつの軍勢を率いての明日の出陣を控えていた。 国取り合戦の要になる戦だったが、 これまでの戦での体験にも自信があり、明日の自分の作戦にも自信があった。
翌日、彼は馬に乗り先頭を切って勢いよく出陣した。 彼の指揮する軍の中には、部下ではあるが無二の親友がいた。 これまで一緒に闘い抜いてきた仲間だった。 攻めて行く中、その親友の肩に敵軍勢が放った矢が刺さった。 それを見て彼は一瞬うろたえ、つかのま集中力を失い、落馬する。 統率していたリーダーが落馬することで軍勢はバラバラになり、結果、負け戦となった。
それにより、彼は人質として捕らえられ、父親の治める国は敵国に吸収される。 主であった父親とその跡継ぎの長男は打ち首にて処刑。 彼は敵国にその能力を評価され、処刑を免れたが、 自分の失態によって国を失い、家族を死に追いやり、 また多くの死者を出したことで、罪悪感にさいなまれていた。 ほんの一瞬の気のゆるみですべてを失って。 彼は長生きこそしたものの、自分だけが生き残ったことを悔い、 生きながらえながら、死んでしまいたいと感じるほど苦悶していた。 罪悪感が消えることはなかった。
2:星を読む女性
今は海に沈んで存在していない大陸で暮らしていた女性。 明るく元気な彼女は、街に住み、人々の間を行き来しながら暮らし、 星を読んだりしながら、今の私のような仕事をしていた。 私はそこでacoさんとご一緒していたようだ。 acoさんは宮殿に神官として勤め、私は人々の中で同じようなことをしていた。 国が沈むのを星で読んだその女性は、神官とその事態に向けて役割を分かち、民を国外に逃がす。
その際に、彼女は足の不自由な夫と一緒に逃げることができなかった。 歩けない夫だけ船のルートで逃げ、彼女と子供3人は陸のルートで逃げた。 そして、それが永遠の別れとなった。 子供がいて自分では夫を探しに行けず、人に頼んで夫の行方を追っていたが、 夫の消息は不明のままで、結局行き会えなかったのだ。
ある程度成長していた長女はそれを理解していたが、 小さい長男はまだそれを理解することができず、母が父を捨てたと思い込む。 またさらに小さい次女は、母親が新しい男を作って父を置いて逃げてきたという世間の噂を信じて、 母が女の性に従順で奔放であると思い込み、傷つく。 唯一の理解者だった長女が、長男と次女との橋渡しをする役目だった。
その長女が今の私の娘アンナ、長男が父、次女が母だそうだ。 3人と私の関係が、現世での関係そのままで驚いた。 つまり、そうせざるを得ず家を出た私に「お前は家族を捨てるのか!」と私に怒りを向けた父、 私が成長するごとに、私の女性性、セクシャリティ、生理からなにからなにまで、 徹底的に私の女性の象徴となるようなものを嫌悪した母、 そうして離れていった私達親子の橋渡し結びつけたのが生まれてきた娘アンナ、 彼女が生まれてから、まさにその存在が橋渡しとなり、 私達親子はやっと一緒にいられるようになった。 その構図のままだったのでびっくり!
そんな中、逃げ延びた国で、彼女は女手ひとつで3人の子供を育てながら、 同じように星を読み、人にそれを伝えながら生きた。
3:火を見つめる少女
鉄を打つ仕事をする父、刀鍛冶。 少女は、彼が鉄を打つ度に散る赤い火花をじっと見つめている。 女子禁制の鍛冶場には入ることができず、建物の外から目をこらしている。 彼女は異常なほどその仕事に焦がれ、自分もやってみたいと願うが、 鉄を打つ仕事は女人禁制、その仕事への激しい想いも許されないものだった。
彼女は長く編んでいた赤い髪をばっさりと切り落とした。 当時では、女性が髪を短くするということはあり得なかったという。 それでも髪を切った。 どうしても男になりたかったのだ。 けれど、髪を切ろうとしょせんは女、どうすることもできなかった。 そして、自分の性を悔やんだ。 女だから想いが遂げられない、女だから自由ではない、自分が男だったらよかったのに、と。 鉄を打つ仕事への情熱が激しかっただけに、 それが叶わない願いと知るとひどく人生に落胆し、希望を失ったように感じていた。 こんなにも自分の願いがどうにもならないなら、死んだ方がいい、と。
星を読む女性、少女、武士、の順で私は生まれているそうだ。
この3つの前世を紐解きパズルのように組み合わせ眺めることで、 私は今自分が直面している無意識レベルの、けれど、どこかで気づいていた、大きなテーマに出会った。 そして、acoさんの見て感じ取って伝えてくださる、かつての私の様子や想いを通して、 その輪郭が次第にはっきりとしていくのだった。
でもって、続きはまた。
お肌を気にするなら丑三つ時まで起きてちゃダメだよねー。 と、思いつつ、もういっちょ。
今日また「イノセンス」を観ました。 最初に観た時は、感動しつつも、正直チンプンカンプンな部分があったけど、 その前作の「Ghost in the shell」を観て、 攻殻をわかった上で観たら、溶け込むように入ってきました。
これまで学んだ心理学やセラピーのあらゆることや、 これまで読んだ精神世界の本にあったあらゆることや、 これまで体験によって感じてきた宇宙や神、そんなものが、 世界の哲学者や思想家の言葉を引用したりのセリフや、 ちょっと難しい言い回しのセリフによって、 随所で語られつつしみてきて、それなんだよ!と、心の中で叫ぶのでした。 そして、葛藤とともに、また、なんらかの想いと共に、 それでも生きる人間の姿が、切なくて、切なくて、美しくて、 たまらず泣いちゃったよ。
イノセンス、映像が美しい!
また観よう。 もっと深めよう。 つか、もうレンタルやめて買おう。
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