おひさまの日記
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2005年10月01日(土) アンナ、ありがとう

ダンナとケンカして泣いた。
ぢくじょぉぉぉぉぉぉーっ!と思い、
最近物入りでガマンしていた秋物の洋服を物色、
楽天で1万円分お買い物をしたあたくし。
ふふふ。
1万円にセーブするとこが小市民だよな…





ダンナとのケンカの発端は、私のアンナへの言葉がきついと言われたこと。
自分で「言い過ぎちゃった…」と反省してすごく悲しくなっているところに、
ダンナの言葉が刺さった。

「家はアンナが心穏やかに過ごす場所にしてやるべきなのに、
 お前は居心地を悪くしてるんだよ!!!」

その通りだ。
ダンナの言う通りだ。
なにひとつ間違っちゃいない。

悲しくて動揺していた私は、素直に謝れなかった。

泣きそうになりながら、
自分が悪いのはわかってるって言ったじゃん、
そんな怒鳴らなくていいじゃない、と猛反撃した。
こわいよ!って。

してはいけないケンカだった。
アンナの前で。

でも私はすでに壊れていた。
わんわん泣いた。

私がひとりひとしきり泣いた後、
アンナがママとお話したいと言ってきた。

ソファーに隣り合って座ると、アンナが切り出した。

「あのね、アンナね、
 ママがパパとケンカして泣いてるのを見た時、アンナみたいだと思ったの。
 ママが、泣いているアンナに見えたんだよ。
 ママに怒られて泣いてるアンナなんだよ」

そう言うと、ふたつのつぶらな瞳から涙がすーっと流れた。

「ママがパパにいっぱい言ったでしょ?
 ママはアンナに、泣いてる時どうすればいいか見せてくれたんだと思ったよ。
 ママ悲しくて泣いてたけど、パパに自分の気持ち言ったでしょ?
 だから、アンナも泣いてる時、ママみたいに言えばいいと思ったの。
 ママは、こわくても自分の気持ち言えばいいんだって、見せてくれたよ」

私はドキン…とした。

「ママは自分の気持ちを言ったけど、中身は間違ってたんだよ。
 アンナにきついことを言ったのはママがいけないし、パパはそれをダメだと怒ったんだ。
 アンナはそういうふうに言ってくれたけど、やっぱりママは間違ってたと思う」

「うん、それはそうだけど、そうじゃないんだ。
 自分の気持ちを言うってことを…うーんと、形を見せてくれたんだ」

私はそれを聞いて言葉を失った。

この子は…

私の目からも、さっきとは違う涙がすーっと流れた。

私はなんと大きな愛に触れているのだろう。
毎日、毎分、毎秒。

傷ついてどんなに心を閉ざそうとしても、
アンナはやわらかな春の陽ざしのように、
凍てついた私の心をやさしく溶かしてゆく。

私を膝の上で抱いて髪をなでるアンナは、
もはや子供ではなく、聖母のようだった。

愛してくれてありがとう。
ありがとう、私のアンナ。
奪うことを知らない子。
ひたすら与える子。
あなたの魂に出会えたこと、神様に何億万回お礼を言ったらいいのだろう。
アンナ、私はその神々しさと愛に、いつもただひれ伏すことしかできないのです。


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