おひさまの日記
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| 2005年06月11日(土) |
神様とつながる電話ボックス |
トイレって、私にとっては、 心置きなく何かを考えたり、 はっ!とひらめきを受け取ったりする場所でもある。
誰もいないひとりきりのほどよく狭いスペースで、 もうすっかり用も済んでいるのに、 おしりを出したまま、ロダンの考える人みたいなポーズで、 ずっとボーッとしていることも多い。
今日、トイレに座ったまま、ふと上を見上げて思った。 なんか電話ボックスみたいだな、って。 ここで神様に「あのね」ってお話したら、みんな届きそうだな、って。
そう思ったら、なんだかちょっと目頭が熱くなった。 見守っていてくれるよね、って。
そういうこと考える時って、大体弱ってる時だ。
辛いことがあったり、 人からの言葉がやたら刺さって痛くて仕方なかったり、 感情が揺れて揺れてどうしようもないことばかり続いたり、 ダメな自分やみっともない自分に気付いてへこんだり、 どうしていいかわからなかったり。
そして、弱ってる時ほど、人は多くに気付き、多くを学ぶ。 本当はいちばん素敵な時なのかもしれない。
でも、どんなに素敵でも、辛いもんは辛いのだ。
今日も私はトイレにしばらく座ったまま、 天井を眺めて神様にお話していた。
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