七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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さっき、積み上がったものの中から探し物をしていたら、文のような紙が出てきた。しかも達筆な。 私の知っている達筆は、小学校の担任の先生と父とおばくらい。 でもこの薄紙は・・・そう思って引っ張り出してみると・・・
なんで今更・・・
父は遺言の下書きをしていたのだが、その一部の2枚だけが出てきたのだ。 そこには、父の祖母(継母)への恨みつらみが書き連ねてあった。
そして思った。私は私で、この恨みつらみの渦の中、赤ちゃんの頃から育ってきたのだ! 何ハラと呼べばいいのか?が、こんな中で育ったのだから、そこらのゆるーく育った奴らとは同じにしないでいただきたい!
なぜここで、父のこの文章を目にすることになったのか・・・。
なめんなよ?!鬱だが、最強なメンタルの芯も持ち合わせてるんだ!! ってことを思い出せ!っていうことだったのかもしれない。でもびっくりしたわー。ありえない場所から出てきたから。
同時に、先日実家に行った時、隣家のおばさまといろいろ話をしたけれど、このことは言わなかったなということも 思い出した。
母が他界する二ヶ月弱前、実家に泊まった時、しんどい内容の話をしたんだった。 もう旦那とは別れたいというところまで来ているということ、別れて実家に息子と二人で戻って来たいということを 母に伝えたのだった。 母は重いため息をついていた。そして息子を含めた3人で泣いた。
結局それ以後一度も連絡を取らないまま、母は二ヶ月弱後他界してしまった。
今は思い出して号泣することもなくなったけど、母は私に、ここに戻ってきちゃいけない、自分の家庭は自分で守りなさい、 そう伝えて逝きたかったのではないだろうか。
父の文字と文章を読んで、なんとなくそう思ったのだった。
追記。
こんな時間になってしまうのをわかっていながら、この後1年ぶりに話を書いた。 私の話は小説ではなく、脚本のようだと人からよく言われていたから、小説のリンクもショートストーリーに変えた。
本当の小説にもならない駄文のストーリー、会話。それでも私にとって書けるということは幸せなことなのだ。
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