A hundred miles - 2001年12月31日(月) 何気に、テレビをつけたら「天国までの100マイル」をやっていた。 もう既にストーリーは後半にさしかかっていて、息子が母を鴨川まで搬送するシーンだった。 だが一番好きなシーンには間に合ったみたいだ。 街道沿いのドライブイン。 心臓を患った母を気遣い「冷房を切ってくれますか」と客や店の人に懇願する。 トラックの運ちゃんやタクシーの運転手の人達の心遣い、優しさ。 多分、この人達も自らの“オフクロ”に苦労をかけた過去があり、母を背負ってきた、見るからにクスブリの息子に自分の姿を重ね合わせたのだろう。 涙腺がジワッときた。 映像で感動したわけじゃない。小説のそのシーンを思い出し、ついついウルウルしてしまったのだ。 以前、二十歳の女の子と呑んでいた。 「Kさん、お母さん好き?」と聞かれた。 何かの本で「女の子に嫌われる男のタイプNO.1はマザコン男」と書いてあったのを思い出し、少し言いよどんだ。 言いよどんでいたら、その娘に「好きって言いなさいよ!お母さん好きって素直に言えない男はだめよ!」と半ギレで怒られた(彼女は酔っ払ってたんだけどね。ただその一言で俺はその娘のトリコになった)。 まぁ・・・二十歳の女の子に説教される三十男というのもサマにならないけれど。 でも、そうだよな。確かにその通り。 男は二人の女を幸せにしなくてはならない。 母親と、そして惚れた女。 来年の抱負、という訳じゃないけれど。 少し、努力します。 ...
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