ビリヤードしようぜ!初心者歓迎★番外編★...金の字

 

 

壬生義士伝2 - 2001年12月11日(火)

ただ・・・浅田次郎という作家が書く小説が、女性が楽しめるか、と聞かれれば「う〜ん」と考え込まざるを得ない。

映画にもなった「ラブレター」という短編。
浅田ファンの友人が奥さんに読ませたところあまりウケが良くなかったそうな。
彼女の感想。
「・・・これは男の人が読むと感動するのかもしれないけれど、女性が読むとどうかな・・・」との事。

まぁ、浅田次郎の小説の女性の感想を聞いたのは後にも先にもそれだけなので、サンプル数が少なすぎるのだが。

昔の東映ヤクザ映画みたいなもんなのかな、とも思う。
テーマは義理と人情、そして男の純情。

俺は素直にシビれちゃうんだよな。
強くて優しい男というのはやはり男として憧れてしまう。

フィクションだという事は勿論判っている。
だけど、そういうものに少しでも感化されている内は少なくとも俺は“オッサン”では無いだろう。



中身が無いのにやたらと傲慢な人間がいる。
すぐバレるような嘘を大人になってからもつく人間がいる(ただ、このタイプを観察していて思うのは、本人は嘘をついている自覚というのが無いのではないか、という事だ。故に罪悪感も無い。一種の精神的な瑕疵なのかもしれない。だとしたら責められないが)。
上の人間に対してはおとなしく、下の人間にはやたらと辛くあたる人間がいる。会社勤めの人はある程度しょうがないと思う。だがビリヤード場のような遊技場でそれをやる奴はカスだろう。幸い俺は辛くあたられた経験は無いが、そういう場面を傍で見ていると見苦しいもんだ。

一応35年生きてきたのでそういう人間とも何人か出会った。
上記の人間に共通して受ける個人的な印象は、活字とか映画とか勿論漫画でも音楽でも良いのだが、何かその手のものに触れて感動を得た事が少ないんじゃないのか、という事。
何かに触れて(勿論、人の優しさを受けたという実体験もその範疇に入る)心が震えれば、それは自分の中に入り込み生きる糧として蓄積されるもんだが、その蓄積量が少ないんだろうと思う。


矜持とか男の美学とかそんな大上段なハナシじゃなくて。
別にかっこ良くなくてもいい、かっこ悪くなければ。
その程度で良いんだと思う、男は。











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