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2011年11月29日(火) Rome[Ep.5] The Ram has Touched the Wall(アティアの奸計) PART.1

私がこのエピソード感想を書く目的の一つに、こうして備忘録を丁寧に作っておけば今後fic書く時に楽だっていうのがあります。今回は2日に分けて書いた分、長くなってしまったんで二回に分けました。

いつものように、青字は裏設定です。



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Rome[Ep.5] The Ram has Touched the Wall(アティアの奸計) PART.1
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南イタリアまで逃げたポンペイウス陣営はいよいよ追い詰められている。ところで、カエサルが奴隷にヒゲを剃らせている場面は、どうもローマの防壁の外のようなので、彼はまだ一応ローマ市外で待機中なのかもしれない。

息子オクタヴィウスに母アティアが「大伯父様(カエサル)を誘惑したのね? よくやりました。あのセルウィリアは初々しいあなたと張り合うのね? 控えめな方が愛されるのですよ。あまりその気を見せちゃダメですよ、男はじらされるのが好きなの」
相変わらずアティア最強 この役をやらされていたマックス・パーキスは「スゴイ世界だなおい」と思っていたに違いないです。


閑散としたローマ市内を歩くプッロ、真っ直ぐ歩けないのは改造人間になったからではなく酔っ払っていたかららしい。朝まで飲んでる駄目男。辿り着く先はもちろん隊長のお家(´∀`)ノ
姉ヴォレナ「プッロさんがまた階段で寝てるけど……他に行くところないの?」
ヴォレヌス「もうすぐローマから出て行くさ」



プッロはもう隊長にとって空気のような存在。やっと家族水入らずの生活を始めたヴォレヌス家にたぶんちゃんと断りもなく転がり込んで、女たちは「あのやたら大きくて臭いのきつい人、なんでいるの?」と思ってるけど隊長は無頓着。

でもちゃんと毎朝説教はする。プッロは説教してもらえて幸せ。隊長がいないと坂道を転がるように自堕落な生活に戻ってしまうから。陣営に行かないのかときかれ、「やることもなくて退屈です」。自分はヴォレヌスが「もう辞める」と言った時責めたのに、ヴォレヌスが辞めちゃったら自分も一緒に辞めちゃった。ともかくプッロは隊長の傍にいたいんだねー(´∀`)ノ
プッロを見るニオベは不満/不安げ。「浮気のことバレてるかしら……というかうちの旦那にべったりひっついてばかりいて、まさかこの人の尻を狙ってるんじゃないでしょうね!? 戦場にいる間に何かいかがわしい腐り切った展開があったのかしら……そうよそうに違いないわっ!」と気が気じゃない。



「あの女は?」とエイレネのことをたずねるヴォレヌスがルキウス@赤ん坊を抱っこしてる姿が(;'Д`) この息子を十年後も二人で育てているなんて、本人たちもこの頃は想像つかなかったに違いない。あ〜理想の男夫婦。
ヴォレヌスは、プッロが奴隷娘を気に入っていることを知っていて面白そうな顔をしている。ヴォレヌスにとって、後にプッロの伴侶になるエイレネはどーでもいい(元)奴隷女という関係はずっと変わらない。立場上、エイレネは最後までヴォレヌスを主人とみなす。親友の妻だからといって殊更やさしくはしないし、エイレネもヴォレヌスを好きにはならない。ニオベがプッロを好きにならなかったように。

酔っ払ってどこかに忘れてきたエイレネを探しに行くプッロに付き合ってやるヴォレヌス。
ヴォレヌス「別に見つからなかったら他の女を見つければいいだろ」
プッロ「他の女なんて。エイレネがいい」
ヴォレヌス「時機ポンペイウスを攻めに行くんだろ。女は連れて行けないぞ」
プッロ「軍には戻らないかも。どうせもうすぐ退役です」
ヴォレヌス「第十三軍団を辞めるのか?」
プッロ「あなただって」
ヴォレヌス「おれとおまえは別だ。おまえはアホなんだから戦争以外の何ができる?」
プッロ「あいつとは離れられない。あんたとはもっと離れられないですけど」
ヴォレヌス「下半身で考えるな(you think with your penis)おまえには無理だろうけど」
プッロ「そんなんじゃありません。そりゃ、あんたとは一刻も早くヤリたいですけど〜させてくれないでしょ?」

ここでプッロは、実はエイレネのことはまだ抱いていないことを告白(「まだ手も触れてない」)。吹き替えでは「あいつとは何も……」というあいまいな言い回しになっていたので、見返すまで気づきませんでした。とっくにヤッてるんだと思ってた。エイレネには触れていないと知って「なら何が目的なんだ?」とあっけらかんとヴォレヌス。彼は逆にそんな男の純愛が理解できなさそうです。プッロ「信じないんですか? おれはあんたのことも指一本触れずに見てるだけなのにぃヽ(`Д´;)ノくわっ」という心の声が聞こえてきそうです。

やっとエイレネを発見するも、飲み代を払わなければ返さない、と主人。暴れ出すプッロを制して金を払ってやる隊長。
ニオベ「うちかつかつだってのに、またその熊っぽい人のためにお金使ってえヽ(`曲´)ノ」
プッロ「なるべく早く返します」←アテはないし身体で奉仕する気満々
ヴォレヌス「そーだな」←期待してないっぽい

プッロにはエイレネは養えないとあって、うちの奴隷として家に置くことにするヴォレヌスだが、ニオベは気に入らない。役に立ちそうもないし、プッロ絡みだし、ゲルマン人(ガリア人?)だし。ニオベ「この娘を置いたら、もれなくプッロもついてくるだろうし、そうするとますます夫の貞操があやういわ…ったくこの人ったらなんで気づかないのかしら? いつも物欲しそうな顔で見られてるのにっ」

ニオベは「プッロは浮気を知っていて、あの女に私を見張らせる気」と友人に相談。
ニオベ「そんで私たち夫婦の関係悪化に付け込んで、夫を寝取る気なのよ、間違いないわっ!」
友人「あ、あんたずいぶんその点にこだわるわね汗」
ニオベ「だってうちの旦那は鬼みたいな怖い顔してっけど、あの熊男相手だと妙に無防備だしっ! ソッチの方は全然疎いしっ」


……ニオベの裏設定書くの楽しくなってきた

ニオベに「(プッロは)勘付いてる!」と言われ、女友達が「あの単純な野蛮人が?」……canonも私の想像と同じ程度にヒドイです。知っていたらヴォレヌスに話してるはず、と女友達。この時まだ、プッロがヴォレヌスに言えないのは、はっきりとわかってないからってだけじゃなく、隊長がプライドが高くて一途な人だってわかってるから、傷つけたくない気持ちもあるんでしょうね

カエサルとアントニウスのシーン。アントニウスはどこまでも軍人。ちなみに彼のことを、キケロは「粗野で典型的な軍人の野蛮人」と書き残しています。傍仕えの少年(たぶん奴隷)はカエサルかアントニウスにヤられてるんだろうな。

ヴォレヌスは奴隷市場にやってくるが、自分がガリアから連れ帰った奴隷たちは、血の下痢(赤痢?)で免疫があった小さな子供以外全員死んでしまったことを知らされる。当時、奴隷はいい金になったから、ヴォレヌスにとってこれは大打撃。
足を引きずる痩せ細った少年を物扱いする隊長。この少年は何の説明もなくドラマから消えていくんですが、そのへんのドライな描写がまたいい。「まあてきとうに売られたんだろう。きっと思春期には男娼にでもなって運が良ければ心ある主人に奴隷の身分から解放され、悪ければ炭鉱にでも送られたか」と見る側も想像して終わり。

子どもを連れ帰り、
ヴォレヌス「顔色が良くなったら売れる」
娘たち「この子なに? 名前は?」
ヴォレヌス「そんなもんあるかーっ!!ヽ(`Д´)ノ」

またこの子のたたずまいがいい。「蓄えなんてないのよ」とせっつかれる夫。金策に困る


その頃、書物ばかりに明け暮れている息子に男らしい振る舞いを身に着けさせようという母アティアの計らいで、オクタヴィウスは�牴板躑技姚瓩鮠匆陲気譴襦�あなたの友人、と言われ真っ先に「ヴォレヌス?」とたずねるオクタヴィウス。そりゃま、プッロだとは思わないよね(´∀`)
どうでもいいがこの青いガラスの食器、ガラス工芸はアレクサンドリアでは紀元前一世紀にはガラス吹きの製造法が開発され、中流家庭にもガラス食器が普及したらしいのですが、時を下って中世ヨーロッパの映画などには出てきません。少なくとも12,3世紀までを舞台にしたドラマや映画やficに、金属器のかわりにガラスの食器などが出てきたら間違いということになります。というのも、この技術は西ヨーロッパではローマ帝国崩壊とともに失われてしまったのです。英国では7世紀に教会のガラス窓(ステンドグラス)を作るためにフランスから職人を呼び寄せています。中国やビザンツ帝国では、ガラス工芸はどんどん発達します。面白いですよね、古代世界で花開いた製造技術が、文明の崩壊とともに失われてしまったのです。2000年前の英国人(ブリトン人)は使っていたガラスの食器、1500年前に暮らしていたその末裔は知らずに、金属や木の食器を使っていたのです。それどころか庶民は、かなり時代をくだらないと食器自体を使っていませんでした(パンを食器がわりにしていた)。

……そんなうんちくはさておき、プッロ&オクタヴィウスの友情、大好きです。少年オクタヴィウスが言うことはイチイチ的を射ている。金策に困っているヴォレヌスがプッロに「おれ坊ちゃんの家庭教師やってます〜(●´∀`●)と聞かされた時は、さぞ「なんでオレじゃないだっ」と腹を立てたことでしょう。



プッロが気安くオクタヴィウスの肩を叩き、オクタヴィウスが「二度とやるな」と命じて走る一瞬の緊張感。前にも書きましたが、身分差のある者同士の友情。その溝は絶対に埋まらない。リドリー・スコットには絶対に描けない世界です笑

プッロは名前を伏せて、ヴォレヌスの妻のことを尋ねるが、オクタヴィウス様は
オクタヴィウス「ヴォレヌスの妻ことだな」
プッロ「そんなこと言ってませんヽ(´Д`;)ノ」


オクタヴィウス様@一枚も二枚も上手「確たる証拠がないのに話せば噂が独り歩きする。大事なのは事実だ。それがわかるまで黙っていろ」という完璧なアドバイス。プッロはフムフムとメモ。「相談してよかった」
プッロ「今度から、隊長のことはなんでも相談します(´∀`)」
オクタヴィウス「それは別に構わないが、あのプライドの高い男を組み敷くのはむつかしいと思うぞ?」
プッロ「言う前にバレてんじゃねーか(;´∀`;)」


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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