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2004年07月06日(火) 酷評受けるキング・アーサー

私も楽しみにしていたキング・アーサーですが、残念ながら
悲劇的な出来栄えだそうです。本公開(国外)は7/7からですが、
すでにマスコミ用のスクリーニングに出席した方たちから、
「今年最低の映画」「衝撃を受けるほどお粗末」「ディズニー映画
じゃないんだから!」「キッズ・レーティング」などとボロクソに
言われています。その様子を見るからに、ヴァン・ヘルシングや
トロイの時点で相当言われていましたが、キング・アーサーは
どうもその比ではなさそうです。 これも、トロイなどと
同様古典的なエピックを題材にしているので、評価が厳しくなることは
当然ですが、それでもそこまで言うか、という批評が出ています。
つまりあまりにハリウッド的、低俗で、中世の精神をおろそかにしすぎ
ているようです。映像というか、オフィシャルサイトのゲームみたいな
映像を見た時は「これはダメだろう」と思いましたが、その後出てきた
トレイラーでは真面目な方に軌道修正ぎみだったので、いけるかな、と
思ったんですが……。これまで、まともなアーサー王映画はほとんど
作られていないので、楽しみにしていただけに残念。
いつか才能に溢れた誰かに、胸を焦がすような中世叙事詩として、
アーサー王映画を作って欲しいものです。と、既にまとめに入ってます。
ジェリー・ブラッカイマー映画だということばかりが取り沙汰されて
いますが、監督のアントニー・フュークワーは「トレーニング・デイ」
を撮った監督で、ハリウッドの風潮離れしたドキュメンタリー的
な持ち味のある、すごくいい監督です。少なくとも、トレーニング・デイ
は本当に洗練されたきびしさのあるいい映画です。監督自身が黒人で、
いかにも「白人寄り」のポリティカル・コレクトに左右されない、
鋭い目線で撮れる人です。「ティアーズ・オブ・ザ・サン」は
それほどいい映画ではないけど、同じ厳しさを持ってます。
その彼がキング・アーサーを撮るというのは、考えてみると不思議です。

個人的には彼のきびしいものの捉え方こそが
キング・アーサーに求められていたような気はしますが、それを
活かし切れなかったのでしょうか。「トレーニング・デイ」で見せられた
ようなきびしさのあるタフなアーサー王伝説を見たかったのですが、
うまくいかなかったみたいです。

ひとまず、実物を見るまではそれなりに楽しみにしておきます。

こういうことが起こるたびに思いますが、指輪とM&Cは偉大です。
ピータージャクソンばんざい、ピーターウィアーばんざい。
オリバー・ストーンはどちらに入るのだろう……。少なくとも、
ペーター腺やブラッカイマーのように、ハリウッド的な娯楽志向
のために史実や蓄積された「伝統」を犠牲にするような監督ではない、
ということは言えると思います。彼だということでほっとできているのは
その点で、まあそれさえクリアできていれば最初のハードルはクリアしてる
といえます。ペーター腺ならヘパイスティオンとアレクサンダーの
関係は完全に単なる友達で、ロクサネとの恋物語に仕立て上げるところ
ですが、オリバー・ストーンがそういう人間じゃないことは分かってます。

ただ彼の場合、目的主義なので主張がいきすぎるとこがありますね。
初期作品より後年の作品の方がその傾向が強いような気がします。
映像で見せず、言葉で伝えてしまいがちな人です。
たぶん彼の場合、誰もそんな彼を止めることが出来ないんだろう(笑)。
でも彼は、アレクサンダーを作る点ではベストではなくても
ベターな監督という気がします。現在出てきてる情報は、どれも
いい線いってます。
たとえば、アレクアンダーのスコアはかのヴァンゲリスが担当します。
彼は壮大な音楽というより、ニューウェーブというか、ヒーリング系
ですよね(間違ってる?)。ヴァンゲリスはギリシア出身
のコンポーザーなんだそうですが、彼への着目など、完璧だ。
オーケストラを使っての歴史大作ものに見合う壮大な音楽もいいのですが、
胸に染み入るような切なく柔らかいスコアに期待したいです。
ちなみに、前回のア大王のティーザー・トレイラーに使われていたのは
ヴァンゲリスの音楽ではないとのこと。

コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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