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2004年02月03日(火) ファラミア受のラブリーfic発掘

明日こそ、失望回避を書きますわ。今回は特に、トレイラーには
あったが、上映版にはそのシーンはなかった、というものを中心
に書こうと思います。それが一番がっくりきますよね。私も
何点かそれで寂しい思いをしましたのよー。


ところでところで……原稿などで大忙し、SWATのDVDも
RotKのゲームもパッケージすら開けれずにおり、メールのお返事
も滞ってるというのに、スラッシュだけは読んでます…。
寝る前にベッドに印刷したのを持ってって、眠くなるまで
読むという感じで。私は本がないと寝付けないんですよ。
眠るまで眼を閉じてじっとする、ということが出来ないんです。

そしてこの三日間で読んでガッッツンやられたficが、
Twenty Years Wiser

まずこの長さにはちょっと驚くでしょう。A4用紙にプリントアウト
したら、敷き詰めて文字サイズも小さくして90枚になりました。
これを貪るように2晩で読んでしまいました。

はー…久しぶりにいい話を読んだ気がする。内容はファラミア受が中心で、
オリジナルキャラ/ファラミア、ボロミア/ファラミア、アラゴルン/ファラミア(リバもあり)、
ファラミア/エオウィン、ファラミア/アルウェン、アラゴルン/エオウィン、
そしてふたりの妻たちとアラゴルン&ファラミアの3Pです。


男男、男女、女女ともに赤裸々。とくに最後のアラゴルン/ファラミア
のエッチには恐れ入りました。男を相手にする時のファラミア
がたまりません。アラファラ、ボロファラはそれほど夢中になる
対象ではなかったんですが、このフィクに随分影響を受けました。
特にボロファラ。ええわ〜禁断の兄弟愛。無論、この話では肉体関係有です。

原作未読者の方には、ネタバレを含みます。この
作品自体はRotK公開前に発表されてるので、映画ネタバレはありません。

この作者はなかなかしっかり指輪物語の世界観などを把握している
ようで、破天荒な展開のわりに、基盤はしっかりしてる感じです。

*********************** Twenty Years Wiser(20年分賢しら)
――時代は指輪戦争後。アルウェンとアラゴルン、エオウィンとファラミア
のそれぞれの夫婦は、ミナス・ティリスとイシリエンで仲睦まじく暮らして
いる。だが、アラゴルンとアルウェンは結ばれてから3年になるという
のに、世継ぎを授かることが出来ずにいた。そのために、
すでにモルウェンという娘に恵まれたエオウィンから、二人目の出産
のために数ヶ月エドラスで過ごしますという手紙を受け取った時、アルウェンは
己の身を嘆き、涙する。彼女は、執政家一家が都を訪れた時も、
彼らの一人娘、モルウェンの世話を焼き、服を着せ、入浴させる
ことに夢中になっていたのだった。
彼女は心から子供がほしかった。エルフにとって婚姻後3年経ても
子宝に恵まれないというのは不思議なことではないが、相手は人間の
オス……いや、男。人間にとって、結婚してから3年を経て、
まだ子を授からないというのは、由々しき事態である。

アラゴルンも、妻が子供を切望していることを知っており愛ゆえに
心を痛めていた。もしも彼らが世継ぎに恵まれなければ、ゴンドールは
どうなるだろう? おそらく、執政ファラミアの息子に統治権が
譲られ、アラゴルン自身はそのことを受け入れるだろう。だが、統治権
を巡り必ずや内紛が起こり、国に安泰は訪れまい。
ある夜、アルウェンはアラゴルンに提案する。これは
私の(肉体的)問題ではなく、あなたの問題です、と彼女はいう。
けれど私たちには、忠実な執政、尊きヌネノールの血を引くファラミア
がいます。私が彼から子種をいただくというのはどうでしょうか?
アラゴルンは複雑な気持ちを多少は抱きつつも、その案を了承する。
ならば、ことは急いたほうがいい。エオウィンが娘とともに
エドラスに滞在している時が望ましい。もちろんファラミアが望めば、
あるいはそれが正しいとの判断がくだれば、彼女にも事実を打ち明ける
ことになろうが、もしもアルウェンがファラミアに頼っても子を
授からなければ、エオウィンには黙っておいた方がいいかもしれない。

ともかく、娘と妻の不在中一人寂しくイシリエンの城内で過ごして
いるファラミアは、都に呼ばれる。何も知らず、孤独から解放されて
喜んでいるファラミアがかわいい(笑)。
その夜、したたか酔いが回った彼をアルウェンは寝室に連れてゆき、
アラゴルンは彼に事情を説明する。ファラミアは戸惑いながらも、
その申し出を受け入れる。

その後、アラゴルンとアルウェン、そしてファラミアは数夜を
ともにする。ファラミアには、美しい王妃アルウェンの誘いを
断ることなどできず、また彼は執政としてなすべきことをせねば
ならなかった。

************

一ヶ月後、ファラミアはイシリエンの居城に戻り、エオウィンたちの
帰りを待っていた。彼はすでにもとの彼とは違い、一ヶ月前のおこない
による重荷を背負わされていた。
けれどそれは単に、国の安泰のためとはいえ王妃の夜の相手をした
こと、妻を裏切ったこと、また生まれてくる王子/王女が彼の子供
であるということによる心の痛みだけではなかった。

王と王妃と床を共にした夜……最初の三晩までは、王と執政を
夢中にさせていたものは、疑うべくもなく王妃だった。
けれど、四日目の夜、事態は少し変わってしまった。
アルウェンの奉仕を受けるファラミアに、王がキスをしたのである。
ファラミアはそのキスに応え、ふたりは愛撫をはじめた。
あの時の興奮、快楽が、ファラミアの過去を呼び覚まし、
あれ以来心痛となって残っていた。

…ここから入るファラミアの男性体験の回想は、私を
「このフィクと出会ってよかった」と思わせた最初のシーンでした。

ファラミアには苦い思い出があった。彼は男に愛されたことがある。
あれは20年前、彼はまだ16歳だった。
その頃、ボロミアはすでに戦地に赴きなかなか都に帰らず、
父デネソールはファラミアに一瞥も向けることがなかった。
彼は16歳の誕生日を、誰にも気づかれることなく過ごしたのだった。
彼はボロミアとほぼ1年顔をあわせておらず、早く兄が戻って
きてくれればと思っていた。この一年で、彼は随分変わった。
背が伸び、男らしくなり、剣の腕前も上がった。
今思えば若く愚かだったのだ……彼は兄に立派になった自分を見て
ほしかった。
そんな頃、新しいsword master(剣の師範)が現われる。
ファラミアは一目で、この北(おそらくローハン)の血を
引く金髪の逞しく美しい男に憧れる。彼の名はマルディルといい、
厳しいが良い師範だった。一ヶ月に1,2度褒めてくれる以外は
ファラミアを甘やかすことがなく、それゆえにファラミアは
認めてもらおうと必死になった。マルディルの男らしい逞しさと
美しさはボロミアを彷彿とさせ、父をはじめ誰も彼を評価して
くれなかったこともあり、ファラミアはマルディルの感心を
引き出すための努力を続けた。彼はマルディルのような男が
前線を離れ、なぜ子供に剣の稽古をつけているのかと疑問に
思っていたが、その理由はやがて明かされることになる。

ある時、ファラミアははじめてマルディルを打ち負かした。
マルディルは彼の上に崩れ落ち、ファラミアは呆然とその下敷き
になった。
マルディルはすぐに立ち上がり、無言のまま武器庫に戻っていって
しまった。ファラミアがその後を追うと、師範は鎧を脱ぎ、剣を
置き、彼が見ていることを知らず、ブーツを脱いだ。
マルディルの片足の爪先がほとんどなくなっている様子を
見て、ファラミアは思わず息を飲む。
彼の存在に気がつき、マルディルは静かに言う。
「鎚矛だ」
それはマルディルの戦場での勲の痕だった。
ファラミアは師範の隣に座る。
倒れた時の傷を見せなさいといわれ、上半身裸になるファラミアの
背中の傷に、優しく軟膏を塗ってくれるマルディル。
すでにブロンドのヘアに覆われてるふぁらみゃの胸v
「あなたには、新しい剣の師範が必要でしょう。すぐに報告して
おきます」
マルディルの言葉に、ファラミアは思わず悲痛な叫びをあげる。
「いやだ!」
マルディルは驚き、「私が恋しいので?」
「はい」とファラミア。
「そして?」とマルディル。応えられずにいるファラミアの
背中に胸毛で覆われた(本当にそういう描写があるんであって、
私の妄想が補完してるわけではない!)胸を押し付け、首筋を
愛撫し、キスをする。
驚いて振り向くファラミア。誰も彼にこんなに優しくしてくれた
ことなどない――ボロミアを除いては。彼が病気の時、ボロミアは
枕元でこうして優しくしてくれた……。

マルディルはファラミアの顔を両手で包んで言う。
"You have no idea how beautiful you are, do you?"
(ご自分がどれほど美しいか、あなたはお気づきでないのだ。そうですね?)
ファラミアが息をつめると、マルディルは彼の亜麻色の髪を撫で、
唇を撫で、胸の金色の茂みを撫で、そしてキスをする。

20年経った今でも、あの時のことを思い出し、ファラミアは熱くなる。
ベンチに転がり、抱き合いながら、マルディルは愛撫を始める。
行為がどんどん激しくなっていくと、マルディルはファラミアを
膝の上にのせ、彼の乳首に吸い付く。この話のファラミアはやけに
乳首が感じるらしい。息も荒くなってくると、ファラミアは
尻に敷いてる相手のアレが硬くなっているのがわかる。

だが、マルディルはファラミアを押しのけて言う。
「今晩、私に会っていただけますか。城壁の外の宿で」
ファラミアは約束する。彼はもう一度師範に触れようとするが、
マルディルはその手を冷たく払いのけ、
「触らないでくれ。さもなくば、この床の上で今すぐにあなたを
奪ってしまうだろう」

ファラミアは黙し、宿の場所――ゴンドールの兵士が時々利用する
を聞く。マルディルは服を着ると、去る間際、ファラミアを抱き寄せ、
短くも猛烈な口付けを残すのだった。

ああああ…! な、なんていいんだ!! 同じオリキャラ攻
でもフェネコール様とは全然違う……!
 ←比べるな。

なんて若く、純粋で、愚かだったのだろう……ファラミアは回想する。
彼は私を優しく扱ってくれたはじめての男だった。そして私は、それを
愛だと信じた。忠誠心(ロイヤリティ)だと、献身だと……いや、
もしかするとそうではなかったのかもしれない。
私はただ単に、がむしゃらに男性と寝たかっただけなのかもしれない。

彼は同い年の女の子や男の子といちゃいちゃしたことがある
他は、性的な接触など、キスさえも誰かと交したことがなかった。
それゆえ大人の男の肉体、唇、そして押し付けられた塊に
思いを馳せた。
夜、ファラミアは指定された宿に向った。タバコの煙と喧騒の
中を入っていくと(気分は躍る子馬亭)、マルディルを発見。
マルディルは表情を変えず、何気ない素振りで階段を上がっていく。
ファラミアは後を追い、部屋に入る。

小さなろうそくの炎だけが灯る中、ふたりはドアが閉まるやいなや、
お互いをまさぐりあい、猛烈にキスをしながら服を脱がしあい、
ベッドに倒れこむ。

愛し合いはじめてすぐ、マルディルはオイルを取り出し、ファラミアを
扱きながら背後から後孔に指を入れる。早いな。
それまで彼は、時折兵士たちが口にする噂でしか男同士のおこないを
知らなかった。丹念にほぐすと、気持ちよくて声を上げる
ファラミアを裏返し、後背位でマルディルは挿入する。
ファラミアはあんまり気持ちがよくて喘ぐというより叫び、
剣の師範も上機嫌。調子づいてバコバコ。

Mardil's hands, strong sword master hands, gripped his hips.
Faramir lifted his hips up so that Mardil could penetrate him deeper, faster. He had grown hard again.

マルディルの手、逞しい剣の師範の手は、彼の尻を掴んだ。
ファラミアは尻を持ち上げ、そのためにマドリルはより深く、
速く彼を貫くことができた。ファラミアは再び硬くなり
はじめた。

しかし! この絶頂にしめし合わせたようにドアが打ち破られる。
弟クン、せっかくの初体験を邪魔されてとってもかわいそうな。
しかも、なんと相手はボロミアなのである。

*******

ファラミアがハァハァしながら事態に気がついた時、
マルディルとボロミアは既に言い合いをはじめている。
「貴様!」とボロミアは、ファラミアではなく、マルディルに叫ぶ。
マルディルは抜くと、ファラミアの衣服で自分を拭く。
ファラミアは呆然としながら、おすわりをしてブランケットで
自分を隠す。彼は、まだ勃起している師範を見る。
マルディルは言う。
「申し訳ありません。しかし、あなたの弟君はどうしても私を
諦められなかったのです」
ボロミアは「この痴れ者めが」というも、ファラミアが予想して
いたようには怒りを爆発させず、比較的静かだった。
ボロミアはファラミアに「服を着て、来い」という。
言う通りにするファラミア。
ボロミアは弟を見ようとはせず、裸で、まだ勃起したまま
寝転がる男を睨み据えている。
マルディルはにやりと笑い、「貴方を誤解していましたよ。
確かに弟君はいじらしくも未経験でした」

ボロミアはファラミアを連れ出し、ドアをばたんと閉める。

ファラミアを寝かしつけながら、暗い表情で何度も
「彼に傷つけられなかったか。体は大丈夫か」と訊くボロミア。
ファラミアは失望を押し隠すことが出来ずに尋ねる。
「あなたは彼を知ってるんですね」
「ああ」とボロミア。「私のかつての愛人だった」
愚かな弟に注がれる、優しい兄の目線から逃れたくて、
ファラミアは眼を閉じる。
「彼は私を選んだ。貴方を傷つけるために」彼は涙を堪える
ために瞬きをする。
「そういう成行きに思えるな」ボロミアに髪の毛を触られ、
マルディルの優しい愛撫を思い出し彼は震える。
「ファラミア、本当にどこも傷つけられてないんだな」
「どこも」

ここでボロミアが言うことが、一層ファラミアをみじめに
させつつ、萌えでいいです。

「もしくは彼は私を傷つけるためにこんなことを
したわけではないかもしれない。お前は美しい、わかるか」
ボロミアは悲しい笑みを浮かべ、「この一年で、お前は変わった」

一年前はそんなに不細工な子だったのか、ファラミア。

「あなたほどではありません」とファラミア。
そして彼は、自分がマルディルに兄の面影を見ていたことを
認識する。
ボロミアが嬉しそうに額にキスをしようとすると、ファラミアは
顎を持ち上げ、唇を奪う。打たれたようになるボロミアだが、すぐに、
「私の過ちだ。私はあの男に、お前のことをずいぶんよく
話した。彼はお前が私にとって何であるかを理解していた」
「貴方は男が好きなのですか」とファラミア。
「恐らくな」ボロミアは弱弱しく笑い、「最初は遊びだったが。
私がお前の年の時、マルディルに会った。彼は30で、私は彼を
崇拝していた。最初の愛人であり、彼が怪我を負い、もはや戦場で
は戦えないとわかった時、その勇敢さのためにいっそう彼を愛した」
「なぜ終ったのですか」とファラミアが尋ねると、ボロミアは言う。

「彼は愛を共有するということを理解できなかったのだ。マルディル
は私の愛の全てを欲した。そして嫉妬した…お前に対してさえ。
後になって、なぜ30の男が16の少年に興味を持ったのか疑問を抱いた。
おそらくマルディルは、私が成長したことで興味を失ったのだろう。
そして今なら、そう確信できる」

ファラミア「どうして彼は私に嫉妬できたのでしょう」
ボロミア「あんな男のことを理解する必要はない。彼は私が
お前をほしがっていると……そういう意味で……そう確信を持つ
ようになったのだろう。なぜといえば単に私はお前を愛していて、
彼にことあるごとにお前の話をしたからな」

と、ここでファラミアは、色々なことに合点がいく。
マルディルは彼を利用したのかもしれないが、それは彼も同じだ。
彼はマルディルを利用した……本心はボロミアを欲して。
その気持ちに気がつくと、ファラミアは裸の体を兄に対し晒して言う。
「たぶん、私も男が好きなんだと思います」
そして、「おやすみのキスをしてください」と誘いにかかるのだった。
すっかり聖女から娼婦に転身した弟クン。
ボロミアが戸惑いながらキスをすると、ファラミアは執拗に舌を
絡める。
ボロミアは一時は応えてしまうものの、理性を取り戻すと、
弟から身を離して言う。
「私に触るな」
だが、そのひとことは命令ではなく、むしろ嘆願に近かった。
ファラミアの心の一部は、続けられなかった空白を埋めた――
「さもなくば、今すぐにお前を奪ってしまうだろう」


現在、ファラミアは煩悶する。
私はあの時より20年賢明になったのか、それとも愚かになったのか?

あの一件以降、ボロミアとマルディルの話をすることはなかった。
他の男を探そうともしなかった。誰かと寝ることは、彼にとって
ボロミアのかわりと寝ることでしかなかったからだ。

*******

この続きはまた次回…。
あれれ、まだアラゴルンとファラミアはまともに会話すらしてない。
実は私は前半の方が好きなんですよね。後半になると、
妻たちが混じってきてそれも面白いのですが、どっちかというと
アラゴルン/ファラミア的には薄味になってきます。

それでは


コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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