| 2011年04月07日(木) |
LC最終話感想+出張いただけない日々 |
続く続くはじまり!ロストキャンバス最終話感想。
好きだあああああ!!!! 最後の一言叫びはどんなこと叫ぼうと思って、とりあえず候補としては「耶人ユズ派の俺歓喜」とか、「気づけ耶人、それは逆プロポーズだ」とか、「牡牛座最高!」とか、「手代木絵の一軍!!」とかいろいろ、本当にいろいろ考えてたのですが、いざ書こうと思ったらやっぱり冒頭の叫びにしかなりませんでした。 好きだ! 好きだ!! 大好きだ!!! ロスキャンに出会えて、ずっと読んでこられてすごく幸せです。最終回を読んで、最後までこの物語に付き合えたというそれだけの事が嬉しくて、感極まってなんだか泣けてきてしまいました。涙腺やばいよー。年寄りだから涙もろいんよー。 不思議だなあ。朝コンビニで読んだ時は外ということもあって泣けてくることはなかったし、むしろ一日中にこにこにやにやにまにまが止まらなくて隙あらば小躍りしそうなくらいだったのに、こうして家で読んでいるとやっぱり切ない。
シオンと童虎の笑顔でお別れも、お約束の場面であっても何とも言えず込み上げてくるものがあります。 たった二人の聖域、無人の場所。人の不在がよけいに感じさせる時間と空間の広大さ。それでも、二人、見えるところ・手の届くところから出来ることを進めようとして……。 原作で過去の出来事として語られた聖戦の後始末と次代への支度が、ロスキャンの彼らにとっては現在の話なんですよね。一人きりから始めようとするシオンも、一人きりになって五老峰へ向かおうとする童虎も、まだ未来を知らない。聖域に人が満ちることも、聖戦の始まる前に命落とすことも、冥闘士として蘇った友と戦うことも。 なんかもう、こっちが分かってることを彼らは知らないっていう当然のことがすごく不思議で……。頑張ったんだよ、頑張れるんだよ、ここで二人が踏ん張ったから星矢たちが勝つことが出来るんだよって、教えてあげたくなるんだけれど出来るわけない読者の立場(苦笑)。私がカイロスだったらばー!!(笑) 「百八の魔星を封印し」って、どう見ても「百六」なんですけど! などとツッコミいれたくもなりますが、その辺りについてはまた後の方で語るとしまして。
二度と会えない覚悟とともに聖域を離れようとする童虎が目を留めた人影、このシーンを見た時の期待の高まりっぷりったら無かったです。 生き残り確定のキャラだからそもそも期待はしていたんだけれど、未来へ繋がる一人として登場するなら彼だとは思ってたんだけど、それでもテネオがシオンの前に姿を現した場面を見た時は「テネオありがとう!!」と心の中で叫んじゃいました。 もうね、もう本当にテネオ好きなんですよ。ハスガード様の弟子として頑張ってた時も、ハーデス城進攻に加わってた時も、頑張ろうとしてるこの子のことが好きで好きで。 未来のアルデバランになることは確定してる子だから、聖戦後にシオンと共に聖域再興に向けて奮闘することは分かっちゃいたようなものだけど、実際にエピローグに登場されたら思ってた以上の感動がありました。 多分、私、テネオは地上に残っていたから助かったと思ってたんだよな。だけど、実際には、ロストキャンバスの戦闘に加わっていた。このことが予想以上の感動をくれたんだと思う。開くはずがないとシオンが思っていた扉が開き、満身創痍で、だけど光を失わない瞳のテネオが現れる……かっこよすぎじゃないですか、この場面。 ハーデス城へ向かっていた時も一人生き残っていたテネオですが、今回もハーデスの攻撃をしのいでいたとは、さすが未来の黄金聖闘士。耐久性については断トツの才能の持ち主じゃないですか。 でも、テネオのいちばんの力は、何よりも「折れない心」だと思う。師を失い、兄弟弟子を失い、それでもなお前を向くことを止めない。 未熟者の教皇と、未熟者の候補生との、たった二人からのスタート。でも、テネオが聖域に帰ってきたようにきっとこの先に戻ってこれる人もいて、やがてテネオは聖闘士の資格と聖衣を授かり、シオンも教皇として聖域を束ね、未来の聖域へ繋がるのでしょう。 テネオの登場は、そんな希望を感じさせてくれるものでした。 あと、テネオ回想の横で一つ縛りにしてるハスガード様に萌え萌え。シオンと童虎以外の黄金聖闘士不在の中で登場してくれた俺のティンクルスター。大好き。
回想が可愛いといえば、童虎による回想の修行時代テンマたちもすこぶる可愛いです……! テンマは今回、イメージシーンや回想でしか出番がなかったけれど、どのテンマも凄く可愛かったです。 でもって、童虎の「他にもきっと生きてる者はいる」という台詞を見た瞬間に再び高まる期待……! めくったら期待通りの耶人登場!! 生きてた……生きてたよ、耶人!! 「もう聖闘士じゃないしこれから大変だけど頑張って生きてくぞエンド」は夢見ちゃいたけど叶わないものと諦めていました。老人してました。だって自ら叶えようとして叶う夢でもないんだもん!(笑) 「生き残った聖闘士は二人だけ」は、「聖戦を生き残れた聖闘士は二人だけ」か「いま生き残っている聖闘士は二人だけ」のどちらかの意味にしかならないと思ってたけれど、この展開だとどっちも本当という感じですね。確かに18世紀の聖戦は過酷でハーデスとの戦いで生き残った聖闘士としてシオンが認識したのはシオン自身と童虎の二人だけ。だけど、実際にはこうして生き残っている聖闘士もいる。耶人たちは戦う術を失ったけれど、中には聖闘士として再び聖域に向かう人もいるのかも。それでも、一旦聖戦での死亡判定がついたことには違いないから、ハーデス編シオン様の「生き残れたのは二人だけ」という認識も間違っちゃいない……気がする……。 ああ、でもほんと、耶人&ユズリハ生存エンディングは嬉しすぎです。しかも、すっごく耶人ユズしてたのがサービスたまらんです。ユズがデレた! ていうか拗ねた!! 女心分かってやれよ耶人(笑)。 しかしこれ、どうしてまちまちの場所に飛ばされる結果になってるんでしょうね。それぞれの関係の深い場所に飛ばされたって感じで、テネオもイタリアあたりから這ってきたんじゃなく最初から金牛宮に飛んできてた可能性もあるのかな。 もし、各人の望む場所に飛んだってことなら、「耶人の行きたい場所ってユズリハの側かい!」な感じで、これまた耶人ユズサービスなんですけどね。あ、でも、それだと「だったらアテナ様の側に行くはずだろ!」と耶人が叫んで再びユズに蹴られそう(笑)。 何気に、耶人が挙げた名前の順番が「アテナ様やテンマ」じゃなく「テンマやアテナ様」だったあたり、恋愛感情としては既に割り切りついてそうな感じなんだけどなあ、耶人→サーシャ。 にしても、ユズリハだけじゃなく、アトラもサイコキネシス失ってるのかな……。でないとアトラに頼めば聖域行けるじゃんってことになっちゃうもんね。 ムウ様は耶人とユズの子孫かもしれないわけか。おー、なんかすげえ。
パンドラ様はなんでまたドイツでわざわざアテナの聖櫃置いてるんですか。 パンドラ様が持ってること自体は不思議でもなんでもないけど、場所が不思議です……。 パンドラ様の露出が下がってるのも嬉しかったけれど、チェシャがちゃっかりパンドラ様の側にいたのが嬉しい。数珠が染まってない時点でチェシャ生存は見えちゃいたけど、いるならパンドラ様の側にいてくれと思ったけど、なんで無事なんだと思わなくはないけど、なんかもう無性に嬉しい。 チェシャは本当にパンドラ様のこと好きなんだなあ。こうしてチェシャがパンドラ様の横にいるのを見ると、やっぱりロストキャンバスから地上への帰還は自らはいちばん望む場所に向かったんじゃないかと思えてきちゃうんだけどな。 でもって、もう一つ嬉しくも気になることが……。 パンドラ様を見ているこの鳥はフクロウじゃないですかい? パンドラ様はパルティータさんを慕っていたけれど、パルティータさんは旦那と息子へのフォローだけでパンドラ様に対しては「少しは気にかけてやってください」と言いたくなるような感じで、それがちょっと嫌だったんですよね。でも、なんだかんだでちゃんと向ける思いもあったのかな。このフクロウがパルティータさんだとはっきり言えるわけじゃないけど、そうだといいなとちょっと思った。そうであってほしい……というか。
今回は、どのシーンも好きで好きでたまらないのですが、やっぱり珠玉はラストの4ページだと思います。 へばりながら五老峰に辿り着いた童虎の目に飛び込んできたペガサス座。「お前はそこにいる」という童虎の言葉。 結局童虎は、「テンマ」との再会はここで諦めてしまったようなものなんですよね。生きているテンマにはもう会えないと。だけど同時に、テンマはけして死んでいないとも思っている。シオンに対しても「会えなくても心は一つ」と思っているように、童虎にとってテンマは会えなくても側にいる相手だったのかな。 童虎が夢見た未来、星矢たちのイラストで物語を閉めるってのも、過去話を描いたロスキャンの最後に相応しいものだったと思います。 ずっと星矢以外は顔出ししないでイメージ映像としてしか描かれてなかった5人だけれど、ここにきてちゃんと顔出し登場。サーシャと沙織さんとじゃ表情が全然違ってて、すごくきりっとしててかっこいいです。 ロストキャンバスは終わったけれど、終わってはいないとも言える。この物語は確かに「聖闘士星矢」に繋がろうとしている。次代の聖戦への始まりの第一歩なんですよね、この最終回は。 こういう最終回大好きなんだ。 ロストキャンバスが最後の一ページまで隙のない面白さで良かった! ……と言いたいところですが。 いやでもやっぱ、トクサのことはひどいよねと思うので、次の段落でちょっとだけごねる(苦笑)。
やっぱりトクサ出なかったよー。ちょこっとだけ期待もしてたけど、駄目でした。 水鏡についても期待してたんだけどなあ。 とはいえ、双方とも、考えてみると登場しなかったことが不満ってのとはちょっと違うんですよね。 もしLCが作り直されるとしても、水鏡とトクサを登場させてほしいと思うわけじゃない。水鏡については本名さえ出てこなければ、139話で物語は終わってるんだよ。ユニティが退場したのと同じように、これから頑張れと思って退場を惜しみながらもすっきりしてたと思う。ので、139話で「水鏡」という名を出してくれなければそれで結構。 むしろ、登場する方がおかしいと思ってたくらいなので……。これは私にしか分からないたとえだけど、水鏡の参戦・登場についてははこぶね白書のたこまの復学と同じ考え方だったんですよね。キャラとしては好き。登場してくれたら好きだから嬉しい。でも、物語やキャラのことを思うと登場させては破綻してしまうだろう……と。だから、出番がないことを悲しむよりは、「なんであそこでNDの小ネタ出しちゃったかなー」を残念がる気持ちが強いです。 トクサは、守り人としてシルエット登場してなければ良かったの一言。 前にも書いたけど、トクサの存在自体はあくまで裏設定ってことで構わなかったんですよね。ガルーダ船での登場までだったら、外伝を読んでも「あの前髪ユズの弟だったんか!」で済んでた。ユズリハとすれ違ってたのにアイアコスに殺されちゃったんだ可哀想……で済ませたと思う。 守り人として登場してたから、絶対に戦ってくれるものと期待してただけに、その期待が裏切られたのが残念なのです(汗)。 それでも、残念な気持ちと最終回面白かったの気持ちとを比較したら、断然後者の方が気持ちが強いです。 耶人とユズリハがトクサと戦って死ぬより、生きててくれる方が嬉しいです。 きっと今頃トクサは、「帰ってきたよ姉さん!」とやるつもりがお邪魔虫の存在に歯噛みしていることでしょう……。 水鏡は水鏡で、本当にNDに絡めた名前だというなら、まだ登場の可能性がゼロじゃないかもとも思えますし。
ってことで、前回の「暫しお別れ」の真意ですが……。 3番キター!!!!!!!!!!!! 星矢LCエピソードGだったー! つってもあれだ。作者コメント見た時点で「ひょ、ひょっとして外伝?」と期待し始め、Twitterで構っていただいて「この流れなら普通に外伝連載くるっしょ!」な気持ちになり、「最終回の載る号で発表あるそうですよ」と教えていただいて外伝確定と喜び、手代木さんの「ちょっとだけお別れ」発言でますます期待が高まり……という段階を経てのこの発表なので、情報の再確認程度の気持ちしか今はなかったりします(苦笑)。 とはいえ、せいぜいOVAが終了するまでの場繋ぎのような、追加ファンディスクのようなものかと思っていたので、「巨弾連載」という触れ込みには興奮しています。 黄金聖闘士の外伝ってのは分かるのですが、実際のところエピGのような一本のストーリーものとして連載されるのか、いくつもの外伝作品として連載されるのかはよく分からないですね今回の情報だと。 前者だと、いつが舞台かが大事だなあ。テンマが聖域に来てからだとアスプー兄さんが死んじゃうし、あんまり前だとレグルスがいない。 後者なら、二年前でも五年前でももっと前でも自由に描いてくれそうですが……。 少なくとも、イリアスさんと奥さんとの馴れ初めとか、シジフォスとハスガード様の若い頃のキャッキャウフフとか、ヒーローがヒーロー視される前のデジェルとのあれこれが期待薄なのは分かったわ……。いや、外伝詰め合わせならまだ期待できるかも?? 年代自由の外伝詰め合わせなら、トクサ(というか封印されてない魔星)のフォローもひょっとして……と思えてくるし、特定の舞台のものであっても、もし水鏡がNDのように元聖闘士だったら外伝に登場するかもと思えてくるし、本編で投げっぱの部分がなんとかなるんじゃないかという期待もちょろり。でも、聖闘士どころか候補生すら覚えてそうなシジフォスがアイアコスのこと知らない風だったからNDのような設定は無理かなあとは思うのですが(汗)。 ともかく、待て5月19日! ってことですね! 予想してたより再開早いので、一ヶ月頑張って持ちこたえようと思います!!
(追記) あ、そうか、テネオはLCから帰還じゃなくてハーデス城から帰還した扱いだから、11巻からこっちずっとギリシャまで歩いてきたってことなのか。読みしくった(汗)。 童虎の休んでた時期を思うと少なくとも一月はあるんだけど、いくら聖闘士候補って言ってもあんだけぼろぼろだとそれくらい時間もかかるものなのか……。 耶人たちは戦う力を失って、テネオは残ってるのはLCに行ってないからって理屈になるんですね。でも、他にも生き残りが……って童虎の言葉の感じだとやっぱり船まで付き合ってたようにも受け取れる。謎でござる。
それと、物語の舞台がいつごろかようやく判明って感じですね。 やっぱ15歳組の中ではレグルス最年少(誕生日が一番遅い)ってことでいいのかな。
* ブログの様子がまだおかしいので、茂庭の感想は今日もここで。
エイトさんで家畜TOPというシュールな世界。 エイトは、最終回でぐんと好き度上がったキャラです。大変だろうけど、唯一のナンバーズの生き残りとして頑張れ!
クレイドル最終巻は、やっぱり延期なのですね。でも一月遅れなら思ってたより寂しくないです。
手ブロのはこぶね絵にによによしつつ、実と友だちっていうコアなとこを地道に待とうと思います。
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