◆ にゃんコラム ◆
My Liv

2004年05月10日(月) ��149…寡黙な彼女



リブが、無心に庭を見つめているようなとき、ふと思う。いったい何を考えているのだろう。そもそも猫には、人間のような思考回路があるのか? 
あまり鳴かない彼女は、いつもとにかく静かである。前にいた来夢もそれほどおしゃべりではなかったが、リブよりは鳴くことが多かった。私の顔を見ればまず、ニャ〜ンと話しかけてくる猫だった。

そもそも野生の動物というものは、無駄なおしゃべりはしないものである。無意味にしゃべるのは人間だけだろう。猫は、仔猫の頃はミーミーとよく鳴くものだが、これは母親に依存している証。親に頼るしかない仔猫は、「アタシはここにいるよ。ちゃんと面倒をみてちょうだいね」と、自分の存在を母猫に訴え、母猫もまた、それを頼りに子育てをするわけである。
仔猫時代を過ぎて独り立ちすると、普段は声を発しない無口な大人になる。これが猫本来の姿。声を出すのは、喧嘩のときと発情のときくらいで、人間のように無駄な声を発することはない。

飼い猫となって人に馴れてしまった猫は、野良や野生の猫とは当然違ってくるだろう。体は大人になっても、いつまでも面倒を見てくれる母親(飼い主)がいる。だから彼らは、人に対して鳴いて(つまり、話し掛けて)くる。それは、人に対する依存の証でもある。

でも、猫もそれぞれ。人の顔さえ見ればミャーミャー鳴くおしゃべりな猫もいるし、滅多に鳴かない無口な猫もいる。無口な猫ほど、猫本来の性質を多く残しているのかもしれない。よく鳴く猫は、それだけ人懐こくて甘え上手とも言える。

リブは、生後1ヶ月の頃、道の真ん中にすわっているところを私に拾われた。拾い上げたそのときでさえ、ひと言も発しなかった。普通、仔猫ってミーミーとよく鳴くものだが……。うちに連れて来ても、彼女は、最初の2日間全く鳴かなかった。3日目に初めて声を聞いた次第。。。仔猫の頃からすでに自己を確立しているようなところがあり、猫の孤高性を感じさせた。

以前、猫を飼っている友人が、「うちのコは甘えん坊で、四六時中人の膝に乗ってきて、抱っこ〜、抱っこ〜とうるさい。猫を抱いていると何もできないのよ〜」と言っていたことがある。それは、ある意味羨ましい(^_^メ) リブは、一度としてそんなことはない。もう少し甘えてくれたら嬉しいかも〜。


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