Title...ハッピィ*デイズ By...あみ      
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旅記20〜青海省・西寧編〜「山越え終了!8元の招待所に泊まる」
2004年09月26日(日)
旅記20〜青海省・西寧編〜「山越え終了!8元の招待所に泊まる」

8/6。朝5時起きの予定だったのに、目覚まし無意識に停めてたらしい。
5時半に目が覚めて、ビビる。やばっ!って思って急いで準備して出発。
6時出発のバスなんだけど、宿からバス乗り場までが遠いんだよね。
荷物重いし相乗りタクシー乗ろうと思ってたのに、タクシーの方から
声を掛けてくれなかったので、結局最後まで歩いて行ってしまった(小心者)
ばかー自分!!でもギリギリ間に合った。ふぅ。疲れたよーーー。

にもかかわらず、出発は30分以上遅れたんだよね。
というのも、チケットの無い人が大量に乗り込んできて。
指定席制なのに何食わぬ顔で人の席に座ってたり、床に座ってるから。
バスの運転手も、お金払ったら普通に床とかに乗せてるからね。
で、10人ぐらいの団体が来るのが遅れて、その人達が来ないと思ったのか
チケットない人大量に乗せたら、団体が遅れてきて揉めに揉めて。
結局チケット無い人は全員降ろされて、ごたごたしたまま出発。
しばらくしたら「ププー」ってクラクションの音が聞こえる。何だ?
タクシーに乗ってチケットない人が追いかけてきてた。そこまでするか!!
駄目って言ってたけど、結局その三人を乗せてあげて、再出発。

バスのほぼ全員が地元民で旅人なんていない・・・。
カウボーイハットのつばを伸ばしてて、まるで麦わら帽子みたいなおじいさんとか。
(意味ないじゃーんって思ったけど、これも様になっててカッコイイ!)
みつあみにカラフルな紐を巻き込んでる、民族衣装のおばあさんとか。
チベット語で何話してるか聞き取れないし。うち一人紛れ込んじゃってるよ!
途中何回も故障でバス止まる。結局ちょっと待ってろって草原で降ろされた。
バスは修理する場所に一旦行ったみたい。でもこんな所で置き去りにされても・・・。
菜の花の真っ黄色な花畑があったので、一人で遊んでた。綺麗綺麗!
そんなこんなしてるうちに、やっとバス戻ってきた。ふぃーー。

故障のため予定より遅く、10時間くらいで西寧に到着!!
成都から山越えルートで頑張ってきて、やっと辿り着いたー。長かった。
毎日10時間くらいバスに乗ってるのに、移動だけで5,6日はかかったね。
西寧というと、旅人の西寧くんの住んでる所。
「連絡くれればうちに泊めてあげるよ」って言われてたけど、
バスに乗ってなかった所をみると、うちの方が先に着いてしまった模様。
そこで早速宿探し開始。ガイドブックに乗ってた20元の宿に行ってみる。
しかし!30元とか値上げしてたし、旅人も少なそうだから泊まるの止めた。
駅前に行って客引きにでも引っかかるか、と思い歩いていく。

駅前もパッとしてなくて、客引きもいなかった。
宿は安そうな所でも50元とか80元してたし、どうしよっかなーって。
駅に着たし、ついでにゴルムド行きの切符の様子を見てみる。
宿代浮かせたいし夜に着くのは面倒なので、夜行列車を探す。
するとちょうどいいのがあった!明日の夕方出発であさっての朝到着する汽車。
しかも硬座の切符ならすぐ買えたので、即買ってしまった。よし順調!
そういえば「西寧→ラサ」の長距離バスも見かけたんだけど、
ゴルムドから入ったほうが安全ぽいので、それには乗らなかった。
重い荷物をどうにかしないといけないので、またも宿探しに戻る。

うろうろしてたら安そうな招待所発見して、とりあえず見てみる。
宿のおじさんのノリが良かったし、ここに泊まることに決めた!!
すると、なんと一泊8元というありえなさ。一瞬自分の耳を疑ったよ。
登記するので身元とか書いたんだけど、ちゃんと「日本」って書いたのね。
名前もいかにも日本人名前だし。なのに「省」の所も書いてって言われたから
一応「天津市」って書いたら、「そっかー天津の人なんだ」だって。
親戚が天津にいるとかなんとか話しだして。普通に中国語で受け答えしてた。
分かった。なんかさー、おじさんうちの事中国人だと間違えてる気がする。
絶対間違えてるって!!!名前とか出身とかちゃんと見てないでしょ!?
思うに、外国人だとこんな8元の招待所泊まれない気がするんだよね。
だから、だんだん「日本人だとばれない様にしなくちゃ」って思い始めた。
「何勉強してるの?」って聞かれても「中国語」って言えなくて
「国際経済とかー財経関係を」って言っといた。間違ってはいないよね(笑)
部屋はボロイし宿にシャワー無いのに、なぜか一人部屋でミニテレビがあった。
でも宿のトイレはドアにガラスの窓がついてて、普通に外から見えるから
すごい落ち着かなかった。近くに人いるしー。あ、もちろん溝トイレね。

適当にバスに乗って、地図を見て目的地近くで降りたら歩いて探す。
有名な市場に到着しました。物価が天津より安いから買い物楽しい〜。
といっても、見てるだけで何も買ってないんだけどね。
「真清」っていうイスラム料理屋さんをたくさん見かけた。
白い帽子被った回族(イスラム民族)も結構いるから、お店も多い。
薄皮本場ワンタンがあって、身がプリプリで美味しかった〜〜vv
あと、おわんに入ったカスタードプリンみたいなのがあって、
何かと思ったらヨーグルトだった。「これは何ですか?」って聞いたら
「ヨーグルトだよ、知らないの?」って言ってて、食べてたら後ろの方で
「この子これがヨーグルトだって分かんないなんて、地元民じゃぁないね」
とか噂されてた。0.2元ぼったくられたような気もするけど気のせいかな。
というわけで、帰ってゴロゴロして就寝。

8/7。西寧の朝。
宿のおじさんが荷物置いていってもいいよって言ってたけど、
日本人ってバレたらなんかその後が怖いので、早めに宿から逃げ去る。
駅に荷物預けて、またも適当にバスに乗り街に遊びに行く。
昨日は見つけられなかった、大量に食べ物やさんがある場所発見。
客引きもいっぱいでどれ食べるか迷う〜。「最もおいしくない料理屋」
みたいな看板のお店があって、え?と思ったけど、結構人入ってるんだよね。
でもそこでは食べず、別の普通の所で食べる。食後にゴマ団子もv
洋服もすんごい安売りしてたんだけど、デザインが駄目だ〜。
この辺はDVDよりVCDが一般的みたいで、音楽VCD買い込む。
観光地は時間無いし、控えめにしといた。
そういえば。買い物をしてるとき、子供に何回もカバンを開けられた。
中国で買ったミニリュックだったから、チャックがスムーズでなくて
開けられたことに気づいた。ムカついて、睨んで別の店に行ったらついてきてて
また2回くらい開けられた。しつこくて、いいかげんにしてよ!って感じ。
その後、おじさんが「子供がカバン開けてたから気をつけたほうがいいよ」
って注意してくれた。気をつけてないとすぐ盗まれちゃうんだよね。
というわけで夕方になり、列車に乗り込みました。
次回は列車移動とゴルムド編。



 
 
 
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Arranged by Ami