Title...ハッピィ*デイズ By...あみ      
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旅記19〜甘粛省・夏河編(後)〜「お坊さんやチベタンと仲良くなる」
2004年09月25日(土)
旅記19〜甘粛省・夏河編(後)〜「お坊さんやチベタンと仲良くなる」

8/5。さて、朝はのんびり起きてメインのラプラン寺へ。
ラプラン寺はお坊さんがガイドしてまとめて周るみたいで。
お坊さんが中国語で一つ一つ丁寧に説明してくれたんだけど、
宗教用語・専門用語だらけの上、早くて聞き取るのが難しすぎ!
途中で西洋人の団体・英語ガイド発見したのでそっちに乗り換える。
といっても英語も専門用語多すぎて、聞き取るの大変だったけど。
ガイドや説明があると、何も知らないで見るより面白いんだよね。

仏像や壁画あったり。ヤクバターで作ったバター塑像があったり。
綺麗にできてるんだよね。すごいバターっぽい匂いが部屋に充満してた。
西洋人の人は質問大好きなので(笑)進むのが時間かかった。
でもじっくり見れたし、今日は時間たっぷりあるんで良しとする。
見終わったあとは、自由行動だって。せっかくだからうろうろ。
で、気づいた。ここっていろんな所から普通に入れるんだよね。
横も、後ろも、何箇所も道路と繋がってるから。門も何も無いし。
入場料払わなくてもいけるじゃん!なんて一瞬思っちゃったけど、
あー、だから全員ガイドで見るようになってたのかもね。

メインの本堂以外にも沢山小さなお寺があるから、覗いてみた。
そしたらお坊さんがいて、軽く話しかけられて、そのまま雑談。
お坊さんのんびりのんびり過ごしてたけどそれでいいのかしら(笑)
「まぁ座って座って。お茶でも飲んでいってよ」っていうから。
ガラスのコップにお茶っ葉入れて、お湯を継ぎ足していくんだけど
何口か飲んで、五分の三くらい残ってるのにまた継ぎ足していくの。
こっちの礼儀なのかな、縁までいっぱいに入れてくれてた。
わんこそば状態なので、合計するとかなりの量飲んだ気がする。

三人お坊さんがいたんだけど、一人は中国語が話せた。
残りの二人はチベット語しか話せなくて、通訳してもらった。
置いてあった「パン食べなよ」って貰ったんだけど、ぱさぱさっていうか
ぼろぼろとこぼれる感じの、いかにも地元の手作りっぽい食べ物だった。
すっごいおいしいって訳ではなかったけど、嬉しかったなぁ。
お茶とパンと、自分達の文化でそのままもてなしてくれたから。
すごく良い人たちで、長い間ずーっと話し込んでしまった。楽しい!!
留学に来てるとか一人で旅してるとか言うと、ひえーって驚いてて。
写真一緒に撮ろうよって、それから現像したら送ってねって言われた。
ありがとうございます。離れがたかったなぁ。

その後、またマニマニ回って近くの黄金の塔へ行く。
本当は入場料いるんだけど、入っていく人がいたからついて行ってみる。
チケット買ってないけど、さりげなく紛れ込めるかもとか思って。
そしたら入り口でやっぱり止められた(笑)恥ずかしいー。
でもそのお坊さんと話してるうちに「入っていいよ」って言われちゃったv
やったーラッキー。塔の上からの眺めはすごく良かったのだ。

バスターミナルに明日の西寧行き切符を買いに行き、その後買い物。
地元民が被ってるチベット帽子(カウボーイハットみたいなやつ)欲しい!
そこでいろんな店で交渉して、一番安いところで買うことにした。
安さに負けて小さいの買ってしまって、ちょっとだけ後悔気味。
でも旅人っぽくていいじゃん〜ってお気に入りで、ずっと被ってた。

夕食は迷った挙句、昨日の晩・今日の朝と同じところに行った。
その方が人と知り合うきっかけにもなるしと思って。
「重い荷物を抱えてうろうろしてるか、一人で寂しそうにご飯食べてると
地元民が話しかけてくれるし、仲良くなれる」っていうあみ的方法。
そしたらやっぱりうまくいったよ。ビンゴ!
いっつもそこのご飯やさんにたむろしてる人達と仲良くなった。
運転手とかやってる人達かな、7、8人くらいに囲まれた。
せっかくなのでご飯食べながらいろいろお話しする。
旅先で出会うお兄さん&おじさん達はよくしてくれるので、有り難い。

ご飯後に「家に遊びにおいでよ」って言われたので着いて行く。
すると3人のチベタン(中国人でなかった)は近くの宿へ入っていく。
「ここに住んでるんですか?」って聞いたら「違うよ」って言うし。
ん?とか思って。突き当たりの部屋の鍵を開けてもらってるとき、
「知らない自分達について来て、心配とか恐れはないのかい?」とか
「これからちょっとした活動をしよう」とか言われた。
「全然大丈夫だよ」って答えたけど、一体何するのさ?
しかもそんな事言われるとかえって心配になってくるじゃん!!
するとドアが開いて、中の部屋はビリヤード場だった。ホッ。
ビリヤードは赤白玉の日本でなじみ薄いやつと、数字のと二種類した。
3人ともすんごい上手いんだもん。うちの下手さが際立つ・・・。

その後「今晩うちに泊まりにおいでよ!」って誘われた。
でも宿決まってたし、何より「外泊禁止令」が出てたのでお断りした。
(前回大理でおじさんの家に泊まったら後で怒られたのだ〜 ><)
めっちゃ何度も誘われて、断るの申し訳ないくらいだったんだけど。
「仕方ない、じゃあ遊びにおいで」って言われ、家に遊びに行った。
友達のチベタンも何人か集まって行ったんだけど、なかなか良い家。
ヤクミルクホットみたいなの出されたけど、マズイ(泣)
チベット語教えてもらったり、日本語教えてあげたりして盛り上がる。
一人女の人がいて、彼女は中国語全く話せなくてチベット語のみ話してた。
やっぱり中国語(漢語だからね)話せない少数民族多いんだよね。
別の人に「明日、草原に連れてってあげるよ!!」って言われたけど残念。
バス切符買ってるから明日朝もう出発しないといけないんだよね。
せっかくなのに、行かないでよってすごい引き止められた〜。

うち以外は夜ご飯まだ食べてなかったし、一緒にご飯食べに行く。
水餃子なんだけど、中身が羊肉で食べたことの無い味だった。
チベット音楽のVCD流して、みんなで歌って騒いでた。
字幕もうねうねしたチベット文字だから全く読めない!!
その後帰るって言ったら、タクシー停めてくれた。びっくり。
でもすぐそこで、歩いて1分で着くから(笑)断って。
宿の部屋まで送ってくれた。「こんな所なんだ・・・」って驚いてた。
本当に、別れが残念みたいで。もっと早く出会ってれば良かった。
今後も携帯に電話するからねって言われて。(本当にかかってきたし)
チベタンのお兄さん方と女の人。いい友達になれたって思うよ。
また会えたらいいなって思う。ありがとうございます。

次回は西寧編。やっと山越えが終わったぞー。



 
 
 
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Arranged by Ami