思い出に変わるまで
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無表情のままの姉。 左右から弟と義兄が脇を固める。 さとしクンが道路を挟んだ駐車場に移動し、姉の車も義兄が運転し並べて停めた。 弟が姉を駐車場まで引っ張って行き、義兄、弟、さとしクン、タメを抱いた私が揃って姉を囲んだ。
義兄「悪いが何度も後をつけさせてもらった」 弟 「もう諦めろよ、部屋に男・・・居るんだろ?」 姉 「いないわ」 義兄「居ないわけないだろ、調べついてるんだ、会わせろよ」 姉 「・・・・」 弟 「これだけメンツ揃ってんだ、お姉、もう観念しろって」
引っ張っても動こうとしない姉。 義兄と私はアパートに向かって黙って早足で向かった。
部屋のドアの前に立ち、モニターの目の前に私が立ち何度も何度もインターフォンを押した。 何度も何度も しばらくたって 「・・・はい」 って返事 「夜分にすいません、○○(姉の名前)の妹です。今姉がこの部屋から出てくる所を押さえました。話し合いがしたいんですけど」 義兄も横から 「○○(姉の名前)のダンナです。一緒にいます。出てきてもらえませんか」
しばらくしてドアが開いた。
今まで寝てたであろう少し赤い目 肩まで伸びた茶髪 ホストっぱいまぁまぁ整った顔がいぶかしげに私たちを見た。 私「妹です。今弟も来てあちらで姉と一緒にいます。この部屋から出てきた所を義兄と一緒に全員で見てました。部屋に上がらせていただいて話をしたいんですがよろしいでしょうか?」 言葉はとても丁寧にいいながら口調は威圧的だったかもしれない。 怒りが先に走って、冷静になろうと自分で自分を抑えていたから。 後から姉の腕を取った弟が入ってきた。 さとしクンは・・・・。 いないじゃん!! もぉ〜!!何してんのよっ!! 弟「車の中の嫁を呼びに行ったから」 走って呼びに行ったさ。
全員が部屋に入ったところで 私「申し訳ないですけど今から話し合う事、ビデオに撮らせていただきますね」 断りを入れて電源を入れた。
義兄が姉の携帯を見てこの住所を知った事は内緒にしておいて、何度も何度もスナックのバイトが終わった後、姉の尾行をしてここを突き止めた。 男と話し合いがしたいから住所を教えて欲しいと姉に聞いたが教えてもらえなかった為強行手段を取らせてもらった・・・と。 一度家を出てから戻って来るまでの話。 借金の話。 慰謝料を請求させてもらうと。 子供も3人託す。 それを全て受け入れて姉とどうするつもりなのか。
兼ねてから会ったら言いたいと話してくれていた事だ。
相手の男も慰謝料の請求も覚悟していたし、逃げも隠れもしない。 と言っていた。
弟は実家の長男として 母の病状も含め今後の実家からの対応を言った。
私はと言うと 姉の今まで義兄を欺いてきた行動が結果、こういう事になる事分かってたはずなのに未だにダンマリしてる姉を非難した。
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